母の庭
2009年 06月 06日
庭のシャクナゲが終わりの時を迎えていました。 花後の摘み取りを丁寧に、そしてそばにはイカリ草やギボウシ、こぼれ種で増えたクロタネ草(ニゲラ)など、地味ですが大切に育てられた庭木とともに、母なりの思いが込められた植物が育てられています。
「としとったがら めんどう みきれなぐなってっす。 すこしづつ ひとさ けでらのっす。もは ふやすの やめだぁ。」
あんなに庭仕事が好きだった母ですが、家事は勿論 孫の世話や犬の面倒をみているので、体力的にも無理を感じるようになったのでしょう。 そばにいてやれたら、こんな私でも役にたてるのにと思ってしまいます。
( ギボウシ イカリ草 )
( こぼれ種で増えた ニゲラ )
母は早朝5時には目が覚めるらしく、まずは神棚や仏壇に手をあわせてから、庭の仕事を始めます。
この日も ごそごそ着替える音がしたかと思うと、いつものように仕事を始めていました。私も一緒に起きて、庭の仕事を手伝います。 二リン草、オダマキ、タツナミ草・・・山野草好きな母らしい そそとした草花が並ぶ庭です。
( 二リンソウ )
( オダマキ )
( タツナミソウ )
どれもけして華やかな花ではありませんが、季節を告げる色と形が愛らしい花ばかり。リースの素材になるからと、山吹の実も大切に育ててくれています。 この実は薬効作用もあり、知り合いのご主人のために 実が黒くなるのを待って、届けているようです。
( ヤマブキ )
庭仕事は 草花を育てる楽しみはもちろんですが、増やす楽しみもあります。 庭をもつ人なら よその庭も気になって、自分の庭にない花を見かけると つい声をかけて 話しこんでしまいます。見事に咲かせていると立ち止まってしまい、それをきっかけに花友達になり会話も弾むのです。
母の庭にも どれだけよそからいただいた草花があるのでしょう。 みなひっそりと佇むように咲く花ばかり。 ひと株からふた株、こぼれ種で数本から数十本・・・と、けして広くない庭も いつしか草花で覆われるようになったのだと言います。
家の玄関先の土手の除虫菊も 夏草のおい茂るツルウメモドキも 母にとっては庭の草花同様、季節を告げる大切な花達。目をかけ 手をかけることでちゃんと応えてくれて 花をつけるのでしょう。 老いてまめに手入れができないとは言いながら、早起きを苦ともせずに 庭に水をまく母。 根気も年気もかなわないのは 言うまでもありません。
( 茹でたワラビを水にさらす 母の手 )
( ワラビは鰹節と山葵醤油でいただきます。)
家の周りは母のテリトリー、ワラビを見つけてきて、早速料理をしてくれました。 家の周りの草花を観察しながら、こんなものまで見つけてくる母。
「 うめものが 目さはいってくるのっす。 ははは、どんぞ たべでくなんせ って むこうから やってくるんだなはん。」
どうやら食いしん坊は おいしいものを見つけるのも上手なんですね。(笑)
いい時間を過ごされましたね♪
花巻の言葉って、こちらの言葉に似てるの^^
「」を「こんな感じだべな~?」って読んでます。
帰れるときに帰ってあげて下さいね!
mikiさんにもご両親にも、とても大切な宝物の時間ですもんね♪
里帰りの様子なんて つまらない話にお付き合いくださって 本当にありがとうございます。、いまだに家族に甘えっぱなしで親不孝をしております。
私自身がそうですが、誰かの役に立っているという実感、大切ですよね。 父も母もいなければ うちの家族もあり得ないくらい、実家には世話になりっぱなし。 いつになったら孝行できるんでしょう。
あいやぁ、ほだってっか? しゃべってらの わがるべが?
おしょすなはん。 おもしぇぐねがもしれねども もうべっこ おらほのはなしっこさ つぎあってけでねぇ。
お母様のご様子手に取るように分かります。
そして故郷の母に思いを重ねました。
私が帰るとmikiさんのお母様のようにしてくれる母を思い出しました。
「むこうから やってくる」と云うお母様の言葉、すご~く納得です。
私も山菜取り名人ですよ。目が悪いのに本当にむこうから飛び込んで来るんですもの。
お母様から沢山、沢山のパワー頂いてらしたことでしょう。
又、明日から頑張ってくださいね。
お母様のお庭、mikiさんの原点なんだな~と感じます。
もちろん、働きもののところと、人の面倒見が良い点も・・・ね。
年老いていく親を見るのは、つらいですよね。
でも一生懸命働いてるmikiさんを、とっても誇らしく感じてらっしゃると思います。あったかい家族kの絆が、息子さんたちにもしっかり受け継がれてますね。
ワラビ、美味しそ~!
ラジオの仕事も新たに始められて、
パワフルな方だーー!!と思っておりましたが
季節の変わり目でもあり、お疲れが出られたのですね
ポイントで充電することも必要ですよね!
ブログは凄く楽しみなのですが、どうぞムリをなさらないように・・・
お父様の話、母も同じような状態で(半身不随で車椅子生活)
涙が出ました。
離れていてもmikiさんの活躍を心から応援されてると思います♪
旅の日記楽しみにしておりました^^
毎回思うのですが、本当に素晴らしいお父様とお母様ですね。頭が下がります。とっても温かくて涙が出そうになります。
そして、いつも「丁寧に生活しよう」と思わせていただいてます。
ありがとうございますm(__)m
そして、「オダマキ」は、人の名前のようですね。小田真紀。
お庭の手入れって、ほんと大変ですよね~
ベランダの数鉢の雑草取るのも、おっくうになりますもん
一緒に、うめもの探しに行きたいですっ!!
歳を重ねると、ますます大事な場所になるような気がします。
お庭には、素朴な草花がいっぱいですね。
手をかけなくても、毎年忘れずに咲いてくれる草花・・・
それが一番ですね。
mikiさん。故郷でご家族と過ごした時間。
何よりの栄養補給だと思います。(*^_^*)
お庭の草花、キレイですね~。草花って見ているだけで落ち着くけれど ホントお手入れ大変そうで、、、
私は増え続けるパンジーだけで四苦八苦しているのに~**;
いつもの方言も ほっとします。 田舎はいいですね。
リフレッシュできましたか?
↓の”必要とされている自分”、”傍らにいられるときぐらい一緒にいようと決めた”という気持ち 歳を重ねるたびに私も感じますね。
うちのママさんも庭でかわいい草花を育てています。
一見地味!!というような、草花を大事に大事に・・・
私なら雑草?!と思ってぬいちゃいそうです(汗)。
でも庭の仕事も手間がかかりますよね。
私も手伝わないと・・・
庭といっても 花っこがすぎで たんだ うえでるだげなのっす。
よそみでに はいからな 花っこがあるわげでもねども なんだが ほっとするなはん。
としとったっけ 世話もたいへんだがら べっこづず へらしてるみでだっけ。 そばにいだら みずまぎも くさとりも てづだえるのになはん。
愛は地球を救う? 違った 愛は県外へも届くだなぁ。(笑)
年老いた父も母も、私を支えてくれているのに、私は何もできなくて、せめて 一緒にいる間は 何でも手伝えるようにと思ってしまいます。
山菜って、特別に見える目をもっていないと 見つけられませんね。yokowattさんもお持ちなのですね。 季節に合った山菜のお料理、 私も母から教わって しっかり伝えたいと思っています。後は お嫁さんを待つばかり、かな。(笑)
おらほさも 縁側あるよ~。 ご近所さんが きがるにきてけるように いっつも あげっぱなしだぁ。 花っこのおがげで 助け合ったり 助けだり・・・。
学校の花っこも 大事に育てでやってけでねぇ。
ひがえりもでぎるくれ ちけもんだ、はなまぎなんて。 これがらも いげるどぎ ささっといぐのっす。 いながのめしっこ たべるど なしてだべ げんきになるのっす。 なにしろ くろばしだましい だもね。 不撓不屈だよぉ。(笑)
この母にして この娘、といいたいところですが、母にはかないません。 どこからあのパワーが生まれるか・・・ 一重に 子供や孫への愛情からなせる技でしょうか。 深い愛情が テキパキとした家事と、マメな世話をした草花につながっているのでしょうね。
怠けものの私には 到底まねもできず、いつまでたっても 追いつきそうもありません。
仕事の合間にちょっとだけ、リフレッシュするために里帰りしました。 息子たちも もう私がいなくても大丈夫だと言ってくれましたから。
6月の花巻に帰ったのも久しぶり。 いつもの里帰りとは違った景色や草花が見られて、帰ってよかったです。
どこにいても どこで暮らしていても 結局私の原点は 花巻の田園風景にあるのだと思います。 時間の流れも 人の温かさも ここからすべて始まったのですから、帰るのもきっとここなのだと思います。
実家の庭も 弟の車のガレージにするために 最近花壇をつぶしてしまいました。 母が育てていた オクラやミニトマトはもうつくれませんが、山野草だけは ひっそりそのまま残してありました。
こぼれ種から咲いた ニゲラやタツナミ草がいいなあと思いました。 草花の力って凄いですね。
花の名前、 私も覚えた先から 忘れちゃってます。(笑)
ファックスも、本当に 本当にありがとうございます。
運転、気をつけてくださいね。
そうそう、 奥様と仲直りしましたか? まだなら 早めに降参したほうがいいですよ。(笑)
ご心配をおかけしてすみませんでした。
実家の弟にも叱られました。
自分のこともできないのに、ラジオの仕事なんて・・・とね。それも ボランティアでしていると言ったら、 バガだねが~、と 呆れられました。 ハハハ、貧乏暇なしの生活をしていますから、弟から見えれば 確かにバカな姉です。
ブログもね、以前に比べれば コメントも少なくなっていますし、ペースもゆっくりの更新になりました。 みなさんに気を遣わせて、本当に申し訳ないです。 ブロガー失格かな。
帰ろうと思えば何時だって帰れるのに、なかなか帰れないでおりました。 父は毎日のように 電話で「 いづだって けってこ。」と言います。 行きはよいよい、帰りは怖い・・・。 鎌倉に帰るとき、いつも寂しさが伴ってしまって。 年だなあ・・・。
アリとキリギリスのお話がありますね。 父も母も アリだと思います。 そして 私もアリでいたいと思っています。
庭の夏草は 梅雨明けに取ります。 本当は まめに毎日とるのがいいに 決まってますが、 最近は体力も落ちて、気力も半減。 母のバイタリティには負けちゃってます。
うめものばりたべでるがら そんたなからだになったんだべ、 と弟に説教されました。 リバウンドもいいとこです。(笑)
親になって親の気持ちが初めて分かる・・・といいますが、今頃になって、親の寂しさがわかります、痛いほどにね。
私が私であるために 親はどれだけ支えてくれているか・・・これからは 両親のために生きてゆきたいと思っています。 息子たちはもう大丈夫ですからね。
母の庭の草花は 毎年季節に合わせて、ちゃんと咲いてくれます。なかには こぼれ種で砂利の間から芽をだしたりしてね。 たくましいです。 そんな母の庭が好きです。
ひとつの花を長く楽しめるのも 草花の力ですね。 お手入れもきっとお上手だったのでしょう。
草花を育てながら、実は私は草花に育てられているのかもしれません。
見せるための庭よりも 草花と一緒に過ごすことを楽しむ庭が好きです。 本当は 世話が大変なわけではなく、世話ができない時もあるのだと思います。 母も私も そんな時がありました。体調が悪い時は 草花の世話までおっくうになるんですよね。 それを越えて、草花と本当に仲良くなれるのかもしれません。
お母様のお庭!お花を愛されている優しさが伝わりますね^^
さすが!miki先生のお母様!母親の影響は大!ですね!
温かいお袋の味!お料理もmikiちゃん!そっくり♪
花巻って本当にいい所なんですねえ~♪
↑マウイちゃんの目を見張る!ご成長ぶりも、
いつも楽しみに拝見しています♪
焼肉も!冷麺も美味しそうですう~~~!食べてみたいです^^v
mikiちゃん主催花巻ツアーを夢見てるからねえ~~~♪
どこに行くでもなく、私の行く先はここしかありません。
庭の草花も 母の手料理も 私にとっては何よりの栄養剤になるのです。 世界が狭いって? ごもっとも!(笑)
久々に見るマウイの成長ぶりには 毎回目を見張るものがあります。心身ともに今が一番の成長期なのかもしれませんね。 あの食べっぷり、お相撲さんも顔負けです。 何もないけれど、花巻なら隅から隅まで案内できるからね。 いつかきっと!