かあさんの梅仕事
2010年 06月 26日
母が来ている。
退院してから3カ月、やっと元気になったからと 一人で上京した。
たぶん自分のためにではなく、私のため、そして孫たちのために来たかったのだろう。
2~3日前、お隣のおばさまから大量な梅をいただく。はて、どうしたものだろう。
おばさまは「お母様がいらしている間に 梅仕事をしてもらったら?」とおっしゃって、5キロ近い梅をもってきてくださった。
さて今年は何を作ろうか・・・お酒は飲まないし、梅シロップでも作ろうか・・・。そこで始まった「かあさんの梅仕事」。
梅シロップに梅ジャム、梅酢に梅味噌・・・。梅を煮たり、皮をむいたり種を取ったり、つぶして濾して・・・。ひと手間が愛情のしるしなんだなあ。どうやったって 母にかなうわけがない。味噌もジャムも キッチンに立ちっぱなしで ひたすら手を動かす母。 食いしん坊の母、好きなんだね、本当に料理が。
教室のお昼は パンに梅ジャムをぬって食べた。 ほどよい酸味と甘み、香りが何よりも豊かで優しい。
教室のお昼は パンにこの梅ジャムをぬって食べた。 程よい酸味と甘み、香りが豊かで優しい舌触りのジャムだ。こっくりとした甘さは ザラメを使ったからだろうか。どこにもない かあさんのジャム。
「 かあさんもいっしょにたべねっか? 」
「 あいやぁ、おらは さっき いっぺごはんいだだいだがらっす。 きにしねんでけでや。 いがったら みなさんで たべでもらってけで。 ここでほんこば みせでもらうがらなはん。 」
そう言って 母はソファーで花の本を読んでいる。
一緒にいられる時間、大切にしなければなあ。
「焼きおにぎりさ ぬってっす。 まんつ たべでみでぇ。 うめべ? 」
「 うん、うん、 うんめぇなはん。 つぐりがだ おせでやぁ。 」
「 みで おぼえるのっす。 おら おんばさんがら なんにも おそわらねども みでおべだもんだ。 やるきがねば 何やっても だめなのっす。 ははは~。 」
けっきょくいつもこうなんだ。(笑)
梅からすぐジャムを作ってしまうこと自体が
とても凄いことに思えますが・・・!
都会(笑)の方々には、そういった手作りの
発想すらないかもしれません。
我が家も昔は山菜などをよく頂きましたが、
それらを母や祖母が職人っぽい手仕事で
皮を剥いたりなんだかんだとやっていましたが、
その光景を思いだしました。
今回も素晴らしい時間を過ごされてくださいね。
良かった~♪
お母さん、こうやってmikiさんの所に来れるようになって^^
記事を読み進んでジンワリ^^;
かあさんをご飯に誘うmikiさんと、かあさんの返答。
何とも素敵。
「こごでほんこば みせでもらうがらなはん」
かあさんの声が聞こえた^^
>やるきがねば 何やっても だめなのっす。 ははは~。
最後にちゃんとおちまで^^
大切で素敵な時間を過ごして下さいね♪
真っ白なおぐし綺麗ですね。 私の母もそうでした。
そしてじっとしていませんでした。
懐かしく母のことも思い出してしまいました。
梅仕事 大変でしたでしょうに 嬉しいことですね。
>>一緒にいられる時間、大切にしなければなあ・・・そうですね。
大切に 大切に・・・。
暫くご滞在ですか?
タイミング良く梅の時期。お母様は凄いですね。梅ジャムなんて
聞いただけで美味しそう。多分食べた事ないな〜〜
ごくりと喉がなりそうです。それにしても色々流石だな〜。
いいですね。お母様との優しい時間が貴重です。
それにしても、相変わらず素敵な髪。僕の母もそうでした。
うらやましいなあ・・・。お元気で言葉のキャッチボールができるうちに、うんと大切にしてあげてくださいね。赤がとってもお似合いです!!
何百年と続いてきた。この時期ならではの仕事風景
愛情とともに手間をかけ、梅仕事をする。
家族のために・・・梅干・梅肉エキス・梅酒・ジュース・・・
お母様もお元気になって良かったですね~~~。
自分も母を思い出しました。
お母様、お元気になられて何よりです♪
梅って今が季節なんですか?
僕、無知なんで(笑)
うちの奥さんも、何やら梅で作っていますねー
今は、ジメジメしてますけど
これからあっつくなって、良い季節になりますねぇ
梅をせっせと漬けられてるお姿に、亡き祖母や伯母の姿を思い出しました。
私も梅酒を漬けたばかりです。
お母様の焼きおにぎりは、もしかしたらお味噌のですか?
花巻育ちの祖母の焼きおにぎりは、しょうゆのではなく、味噌を塗って焼くものでした。
母も祖母から教わって、味噌の焼きおにぎりを作ってくれたっけ。
もう20年以上食べてない気がしますけど、忘れられない味です。
かあさん!元気さなってえがった!ほんとにえがったなはん!(^^)
おら方の、おっかぁ~つぐった梅干まだあるじゃ~!
あど2年位かわねくて梅中ハイ飲めるべな?笑
おんばさんのつぐった味噌ど米ど野菜!
小学校四年がら?川尻がら花巻まで運ばせで(10K位?)
おっかぁ!つぐったままっこ!美味かったな~!(懐)
先生もはやぐおべで!よめっこさおしえんだじゃ~!笑
(大きなお世話か???)笑
元気になってほんとにえがった!(喜び)
ご一緒に至福の時間を過ごされていらっしゃることでしょう。
せっせとお台所に立たれていらっしゃるお母様のお姿が見えるようですよ。
何故か、お写真が見られないのが残念です。
どうぞ、お母様とのお時間、存分に甘えて、心置きなくお過ごしくださいね。
いつもながら素敵なお母様ですね。
ブログを読ませていただいているだけ、mikiさんとのお母様との会話がどこからか聞こえてきそうな気がします。
うちの母は梅干専門ですが、この梅干が昔ながらのすっぱ~い味で、我が家や兄の一家の定番になっています。
お店で売られているものは甘くて嫌らしく、兄のところの姪や甥は母の梅干しか食べないとか・・・・。
この母の味、いつか教えてもらいたいなあと思いつつ、そのままになっています・・・(^^)
お母様がいらしている時のみきさんはすっかり子供になっているのね いいなあ
私はもう両親いないし いつのまにかおばあちゃんになって教わるほうではなく伝えるほうになっていますね
でも特に教えていないけど同じような味の卵焼きもちゃんとできるようになってるみたい
梅干しを漬ける気になるのはまだまだ先だと思うけど~
素敵な白髪に赤の洋服がお似合い。
お母さんの手作りの梅料理、mikiさん幸せですね。
いつも交わされる母、娘の会話、お母さんの最後の・・・はははがいいなあ~おおらかで。
私は母の代わりに最小限の梅仕事をするようになって3年、今年は梅漬け、シロップ、梅酒は在庫ありだからなし。
指導者はまだ病院だけど、教えてくれるから嬉しい!
お互いお母さんとのいい時間大切にしましょうね。
素敵なお母様にお会いでき(?)嬉しいです。
白髪に赤いシャツ、お似合いです。
私も今年は梅酒を漬けました。同じような瓶に!同じだと!なにか嬉しいような安心したような?
生徒さんとのランチ素敵ですね。
テーブルセッティングといい、お食事といい、お花といい。
私がここにもしお邪魔していたら、ドキドキして上がってしまいそうです。
ブログはとても楽しみしています。
私の母は風邪で体調を崩しております。今日はパートを休み、看病をしながらのんびりしております。
いつまでも親は元気にいてほしいですね。
その後、お体の具合も良さそうで何よりです。
お母様の丁寧な梅仕事、頭が下がる思いで拝見させていただきました。梅からこれほど沢山の美味しいものが出来あがるなんて、本当に素晴らしいですね。
手間をかけることの大切さを再確認させていただきました
私の母も梅干し、梅ジュース、梅酒、梅ジャムとせっせと作っている姿を見ては、『私も!!』と思うのですが、梅酒と梅ジュースくらいしか漬けれず。。。まだまだ、まだまだ、まだまだ・・・ですね(笑)
それにしても相変わらずの素敵なお母様のお姿は、絵になりますね!
最後に、ツイッターフォローさせていただきました。
まだ使い方が良く分からないのですが、楽しみに拝見させていただいてます
たぶん母と同じ年代の女性は 物を大切にしたり、ない時こそ 工夫をして食べさせたり、家族のために自分はないものと考えているのではないでしょうか? 子育てをする私は一体何?とか、自分の時間は? なんてこと、絶対につぶやきませんから。 いずれ 時が来れば自分の時間も 自分自身も取り戻せるわけだし、何よりも 自分で選んだ道を プライドを持って進んでいると思います。 ジャムも味噌も 生活の工夫であり、それが美しいくらしにつながるのだと思います。
その母の娘なのに・・・ですが。 偉そうなこと言って ごめんなさい。
いまね、母はひっつみを作っています。 ご飯が少し足りないにだけど、今夜は野菜たっぷり 鶏の出汁でボリュームたっぷりのすいとんです。 ひっつみ、すいとん 青森だとなんて言いますか?
私も母も つい無理をするタイプですが、入院以来、周りのことも考えて ほどほどということを覚えました。 ご心配をおかけしてごめんなさいね。
夕方になって 少し湿気を含んだ風が吹いています。 雨かな・・・庭の水まき 今日もいらないみたい。
先生のお母様も おぐしが白かったのですね。
実は私もそろそろ・・・です。 内緒ですが、染めています。(笑)
たぶん 私もこんな風に 真っ白い頭で いつか孫の世話をするんだなあ・・・なんて 想像しています。
私も小さい頃 ほっとかれました。 弟が喘息で 母はしょっちゅう弟を抱えては 病院に駆け込んでいましたので、私は 一人でなんでもできる子だと思われてきました。
母はそんな私に 子供の頃は苦労をさせたと いつも手紙で申し訳なかったと謝ります。 でも 私は家族みんなに愛されていると感じて育ったので、苦労だと思ったことはありません。 父も母も いつも子供のことを一番に考えてくれるので、私もそうなりたいと思っています。お母様、何かご事情があったのではないでしょうか。きっとお母様、安心して見守っていらしたのかもしれませんね。
息子たちも 病後のことを考えて 母には動かないでと 口を酸っぱくして言ってるのですが、動いてしまうんですよね。 大丈夫大丈夫と言ってね。 でも 以前よりはずっと大人しくなりました。 早起きして働いた後、ちょっと昼寝をすることを覚えたようです。
いま 一緒にすいとんを作っています。ほとんど母が・・・ですが。(笑) しっかり母の流儀の調理法、覚えておこうと思います。
母の梅ジャム、おいしいんです。おススメは梅酢と梅味噌。これは絶品かな。これがほんとうの 手前味噌。(笑)
昔の人は 素材を無駄なく使い切りますね。 そのために 時間をたっぷりと作業に使い、自分のために使う時間なんて ほぼないのです。でも不満も持たない。 家庭を持つということ、子供を育てるということを誇りを持ちながら 母親をやっているんだと思います。 それにくらべて 私は怠け者です。
rioさんのお母様も白髪だったのですね。私も白髪が目立ってきましたが、そろそろ染めるのをやめようと思っています。 素敵になれるかどうかは別ですが・・・。(笑)
当たり前のように思っていましたが、母とこうして過ごす時間が貴重だということ、肝に銘じないと、ですね。私も甘えてばかりでお恥ずかしいのですが、今のうちに教わっておくべきことを鎌倉で・・・。 昨日はすいとんを一緒に作りました。料理上手な母に見習うべきこと、たくさんありますから。
どんな料理本にも載っていないのは 母の愛という最高の調味料でしたね。
昔の人の生活の知恵、工夫、そして家族を思う気持ちにかなうものが見つかりません。 残しておこうという強い気持ちと 日々のつみ重ねが大切なのかもしれませんね。 母がいるうちに いろんなことを教わろうと思っています。
個展開催されるのですね。 おめでとうございます。
梅の季節、そうなんです。 お店に並んでいると思いますが、気をつけないと 季節のない国になってしまいそうですね。
梅は体にいいので、夏バテしそうな時には 梅を使ったお料理、azureさんも奥様と一緒に腕をふるってみてください。
個展の成功、お祈りしております。
髪の毛が白くなると、暗い色よりも明るい色のほうがいいみたいですね。 このポロシャツは 私の弟のお下がりだそうです。 褒めていただき、母も嬉しく思うでしょう。 年をとっても おしゃれに気を使う気持ちは持っていて欲しいですね。 気持ちも体も 元に戻って元気です。 ずっと元気でいて欲しいです。
お父様が梅干しを漬けるんですか? 凄いですね。 恥ずかしながら 梅干しは毎年送られてくる母のものや 親戚の叔母が作る美味しい小梅しか食べません。 それが無くなったら いよいよもって自分でつけることを覚えないと・・・ですね。
母とおしゃべりしながら台所に立てることに感謝ですね。
はい、うちの焼きおにぎりは味噌味です。 カリカリに味噌が焼かれると 香ばしさも加わって美味しいですよね。
ましてこの梅味噌は ほどよい酸味が加わって 夏にぴったりのおにぎりになります。
梅仕事は その家の流儀があると思いますが、母から娘に受け継がれることで その味も変わりなく伝えられるのでしょうね。
息子たちは 私よりも母のファンですから、お料理も任せています。 一番楽している私です。
おめはんごそ げんきにしてらったっか? たまに かおださねば しんぺするよ。
おらえのかあさん ひまさへあれば まんまつぐるひとだがら いまだげ 食卓のうえ まんつ ごっつぉばり ならぶのっす。 チュウハイのむのっか? のみすぎねんでやぁ。
よめさんのしんぺよりも はやぐ おやばなれして ででいってもらいでもんだ。(笑)
いつも拝見していますが、ご夫婦仲がよろしくて何よりです。(私が言うのもなんですが・・・・) 梅酒は 3年ものがまだあるんです。車を運転しますから、今年は梅酒ではなくて、梅ジュースにしました。もうそろそろ飲めますよ~。 ちなみに梅酢、美容のためにも奥様におススメします。簡単でしかも めちゃうまいです!
紫陽花はそろそろ終わりになるので、よかったら7月前半にいらしてください。お待ちしています。 ご都合をコメント欄に、またはお電話でお知らせください。
今月のレッスンは 夏のリースです! 遠いところ恐縮ですが、ぜひ お出かけください。
はい、母はしばらくこちらでのんびり過ごしてもらっています。 孫も大きくなり、父もひとりで大丈夫な人なので、気分転換です。
写真、まだみれませんか? どうしてなんだろう???
梅干し、お母様独特の塩加減なんでしょうね。 家庭の味は その家独特ですから、お母様の流儀があるのでしょう。 ご家族はきっとその味に慣れていらっしゃる。
母と私の会話は すべて花巻弁です。おかげで 息子たちも私たちにつられて 花巻の子供のように言葉を使いこなしています。 標準語は便利ですが、方言がすたれることはないと思います。 心が通い その地方の風土の元で育った言葉ですものね。
フワフワの白髪、私もそろそろきそうです。(笑)
そうかもしれません、 いくつになっても 娘は娘、母の前では子供なんですね。 いつか孫ができて 私も孫たちの面倒を見るようになっても 母のようにはなれないと思います。って、まずはお嫁さんの心配ですね。 来てくれる人がいるかどうか・・・です。
お嬢さんのように ママになって卵焼きをつくれるようなお嫁さん、・・・いいなあ。
一時はどうなる事かと思いました。弟も覚悟を決めていましたし、退院できるのもいつになるのだろうと・・・。 元気になってくれて みんなホッとしています。
梅仕事は梅酒くらいしかできません。 梅干しは一番手間がかかりますね。momoさん、偉いなあ。
あれこれ教えてもらえるうちに 私もいろいろ教わっておこうと思います。 やっとそれができるようになったのですから。
年々、鎌倉が遠くなると言っていた母ですが、こうして一人で来れるまでに回復しました。ご心配かけてすみません。
母にしかできないこと、かぞくのために作ってきた料理など、今のうちに貪欲に教わっておこうと思います。 やること、いっぱいあるなあ。
普段何気なく話していますが、電話だと顔が見えませんものね。 こうして逢いにきてくれて 私も息子たちも安心できました。 無理せず 一日でも長く元気でいて欲しいです。
親の存在の大きさ、改めて実感しています。
その後、お母様のお具合はいかがでしょう?
この春から、私も長い間、風邪に悩まされ、ひときわ咳には苦しみました。 どうぞお大事になさってくださいね。
母親と娘の関係は 子供の頃よりも 今のほうが柔軟になったような気がします。 母も私も お互いが自分を見ているようだと・・・親子だから 当たり前ですが。
梅仕事、これからは楽しみながら 母の味を伝えていこうと思います。
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上手にできるかどうかわかりませんが、梅仕事は何度も繰り返すことにも意味があるような気がします。 6月のこの時期、梅仕事をしながら 母の思いを振り返ったり、思い出に浸ったり・・・女性の感性は こんな仕事にも生きていると思います。