蕎麦屋で花見
2011年 04月 12日
先週末から一気に桜が開花して、鎌倉八幡宮につづく段葛もうす桃色の桜が今を盛りと咲き誇っています。正直言って私は あらたまってお花見というものをしたのがほぼ10年前、生徒さんと一緒にお弁当を作って新宿御苑に行ったのが最後だと記憶しています。
その後は家の周りのソメイヨシノやオオシマザクラ、八重桜が見事に咲く女学校の庭を見て満足しておりました。息子たちともお花見をしたことなどなく、テラスからの眺めが唯一の楽しみ、それでも十分満足しておりました。
この日(先週の水曜日)は代打でラジオの仕事を終え、一度帰宅してからの午後3時、鎌倉の蕎麦屋『こ寿ず』さんでいつものわび助仲間と桜を観る会なるものを決行。久しぶりにそば懐石と美味しい冷酒をいただきました。
どれほど食べたのでしょう、そしてどれほど飲んだのでしょう(私はお猪口で4〜5杯ですよ)。仲間たちの楽しいおしゃべりに加え、お店のご主人の芸達者なこと、運ばれて口に入るそのタイミングを見計らって小咄をしてくださったり、それぞれのお酒をついでまわったり。。。よく動いていらっしゃいました。お料理ももちろん昔ながらの蕎麦屋のつまみです。ふっくらおいしい出汁巻玉子や蕎麦寿司、鴨もおいしかったあ。 小さな木箱は、海苔を温めるために箱のなかに小さな固形燃料が入っていますから、いつも温かく程よいパリパリ感がたまりません。
ときどき風にあたりながら 外の桜としだれ柳を観ることもできます。ご主人がここにもお酒を持って来て下さいました。いいなあ、ほろ酔い気分で頬が赤く火照ってくるもがわかります。
昼間のお酒は特にまわるのがはやい気がします。早朝からラジオの仕事だったので、この日は特に酔いが早かった。。。締めのわらび餅までたどり着けないくらい、お腹も気持ちも満腹でした。
桜の木の下で御座を広げ、へべれけに酔っぱらって周囲に迷惑をかけるようなお花見はごめんですが、ほのぼのとしたお店の心遣いと、美味しい料理と香り高い蕎麦、冷酒をちょっといただいてほんのり桜顔になれました。
今年は山の桜を特別な思いで眺めています。目の前にある景色が当たり前の景色ではない、一瞬にして家が、街が跡形も無く消えるかもしれない。消えてしまったのですから、被災地は。
不謹慎かもしれませんが、この日は宴会というより、仲間と一緒にこの瞬間を楽しめることに感謝する集まりだったと思います。総勢12名、それぞれが故郷を持ち、家族がいて帰る場所を持っています。家とは、家族とは。。。無くしたものでなくては分からない辛さに思いを寄せることしかできませんが、だからこそ、今年の桜は特別な目と心でしっかり観ておくべきかと思いました。
4月17日は 被災地岩手の陸前高田でお花見をするそうです。県内各地からお神楽や獅子舞が復興への思いを桜の開花とともに願い、祈る会にするのだと思います。全国同時に『乾杯をしよう』という大花見大会です。その頃関東ではもう葉桜かもしれませんが、Ustream中継されるお花見をにぜひ私も参加するつもりです。 繋がろう日本、繋がろうお花見! です。
私も、本当に今年の桜は、特別な感じがしています。
我が家の庭に植えている枝垂れ桜も「仙台枝垂れ桜」という種類で、花を眺める度にいろんな想いが沸きあがってきます。
家族とか故郷とか、改めて振り返ってみる春になりました。
うわ、ここの店いいですね!
これは覚えておかないと。^^
桜、蕎麦、酒、仲間、趣旨・・・・・いつもの年とは違う
重みが、読んでいた私にも伝わってきました。
東北を、日本を愛する思いは、いつも胸に抱いています。
そして、やれることがあればすべてやる。
簡単ですが、そんなことを忘れずに生きたいです。
3月11日から1ヶ月が経ちましたが、
故郷のお母様やご親戚の方々、お元気ですか・・。
東北の人は辛抱強いけれど、大変なのはこれからですね。
私も親戚知人が東北にはたくさんいるので、
出来る限りのことはさせていただきたいと思っています。
ところで、↓の清志郎さんの歌、私初めて聴きました~(@@;)
こんな歌あったんですね。清志郎さん、かなりお若そうに見えますけど
どれくらい前に歌ってたんでしょう。すごい。。
自分の無知が恥ずかしいです。
仙台枝垂れ桜ですか、調べてみます。お庭に桜の木があるっていいですね。 うちはお隣のオオシマザクラをテラスからみせていただいています。今日は風がつよくて、花吹雪が舞っていました。 次は葉桜の季節がやってきます。
もうひと月経つのですね。今朝もおおきな地震が。。。
これからは地震国日本として 自然と共存し、資源には限りあることを考えながらの生活を心掛けないと。東北の人は粘り強く我慢強い。きっと蘇ってくれると信じましょう。
わびすけ仲間との花見酒、美味しかったです。ちょっと飲み過ぎましたけどね。(笑) 鎌倉のこすずさんというお店です。ご亭主も素晴らしい方ですから、ぜひお出かけになってみて下さい。happyさんのお好みのお店だと思いますから。
そうですよね。頑張るのはこれからです。精神的にタフであっても、不安はまだ解消されたわけではないですし、今日も大きな揺れがありました。想像を超えた絶望感から、復興への希望を持てる日がくるように、支援は長いスパンで続けていくべきですね。
無知だなんてとんでもない。お若いのでしょ?
彼のよさって、ジワジワくるのかもしれません。生きていて欲しかったなあ。