「 土曜日の過ごし方 」 銀座教室の一日
2011年 06月 19日
寝坊助の私でも 山に入る朝は目覚めがはやい。仕事と山歩きは同じくらいに好きだ。
土曜の夜の銀座教室のために 4時起きで準備。出かけるのも午後の4時だから半日かけて用意する。なぜ? いま、この時期の草花をしってもらいたいから。ただそれだけ。
落ちた梅に止まっている蝶
オレンジ色の梅はまるでプラムのようだ。
甘くせつない香りがする。
この蝶も香りに、色に魅かれたにちがいない。
庭のアップルミントのそばにも 別の蝶がいた
早起きは三文の徳 こんなとき そう思う
雨の銀座、抱えきれないほどの草花を背負い、傘も持てない状態。荷物はリュックにいれ、並木通りのバーへ。到底普段ならそんな格好で歩く街ではないけれど、この仕事が好きだからそれも気にならない。荷物を一旦お店に置き、伊東屋へラッピング用紙を買いに走る。草花を優先して 他の荷物は持てなかったからだ。
銀座は裏通りが面白い。小さなシガーバーがあったり、お香の店や贔屓のかりんとうの老舗もこのあたり。。。
年をとるということは そんな自分好みの店がひとつ、またひとつと増えてゆくことかもしれない。いや、増えるというより、その店の良さを再認識して より贔屓になるということか。。。
銀座教室のバーle septも そんな店かもしれない。
店中花でいっぱいになる。今日は「6月のブーケ』のレッスン。オオムラサキシキブ、八重のドクダミ、アップルミントに紫陽花のオタフク、レモンリーフも加えた。もちろん白い花はシャクナゲもバラも紫陽花も。。。 どれひとつとしていらないものはない。背負って抱えて、の意味がおわかりだろう。グリーン車のはじっこにすわったのは ドクダミの香りが迷惑にならないため。私にはそれほどきにならずとも、この季節の狭い空間では不快に思い人がいないわけでもない。八重のドクダミは 一りんでも存在感がある。
ブーケは包まずに手にして欲しい。束ねるのはラフィアか麻の紐だけ。それがなぜ過剰なスタイルになったのだろう。ギラギラしたラメの入った紙やピカピカした透明のあの包みは花束を下品にする。季節の花を胸にしたときのその人の笑顔を思えば 大げさな包みなどいらないのに。
伊東屋に走ったのは アイボリーのパラフィン紙を買うため。残念ながらラフィアはなかったけどね。今日は麻の紐にした。持ち帰るまでの借りの包み。ブーケにシンプルな洋服を一枚着せてあげるだけの薄くてたおやかなデコルテができるのは このパラフィンが一番。
11人の生徒が、それぞれの思いを混めて花束を作る。
どれ一つ同じものはない。
でも 同じなのは 胸に抱えた時の満面の笑顔だろう
それがブーケの醍醐味かもしれない
みんなお疲れさま。
しゅうちゃん、のりこさん、いつもありがとう。
朝の清々しい気持ちのまま 終日この仕事ができたのも
こんな笑顔に会えるから
次回は夏のリース
またお会いましょう、
ブーケ作り、すごく楽しかったです!!!
楽しすぎて、今日も庭の紫陽花で小さなブーケを作っちゃいました。
↑、分ける前のお花達、圧巻ですね~。毎回、カウンターがお花畑ですよね。
次は夏のリースなんですね~。次回も参加したいなぁ。でも出張が入りそう~。(涙)
風邪の具合はいかがですか?
今年は梅雨寒の日が多いので、どうぞお身体ご自愛ください!!
本当にmikiさまの草花への熱い想いが伝わります。
なんだか、感動的であり、mikiさまが神々しくさえ感じます。
なのに・・・あ~~~、もうっ・・・どうしてこの頃スケジュールが合わないのでしょう!
再来週の土曜日なら・・・絶対に行ったのに!!
庭の草花で作るブーケこそ贅沢ですよね。でも特別なものではなく、さりげなさと季節感のある花材ならば きっと出来上がりもよりナチュラルではないかしら。 いただいたバラ、花びらの色と質感が私好みでした。ありがとう、本当に嬉しかったです。ちゃんと水揚げを気に留めたラッピングもいいですね。
喉風邪はやっているようですから、あなたも気をつけてくださいね。 私は咳が止まらず困っています。
なかなかご状況の際のスケジュールと会わなくて残念です。
山といってもすぐ裏なの。森と言った方がいいかもしれない。朝靄の中、森を分け入ると うっすらライムグリーンの葉っぱに水敵がこぼれたりしてね。 上をみたり下をさがしたり。。。どうぞ持っていってと 山野草や枝の葉が手招きしているように見えるんです。 でもいただくのはその日の分だけ。次に来る人もいるのですから、花も腹八分?ってところでしょうか。
再来週の土曜日ね。。。。調べてみます。
le sept のドアをそおっとあけた時の、山盛りの花の驚き!
こんなかくれたスペシャルな場所に連れてきてくださって、ありがとうございました。
森や庭がそのままつまってるブーケ♪
白いドレスも素敵で ちゃぁんと練習いたしました。
7月は、また北鎌倉の山におじゃまさせてくださいませ。
楽しみです。
土曜日はありがとうございました。お近いんですってね。ぜひご贔屓にお願いします。 女性だけで訪れても 安心しておいしいお酒とお料理がいただけて、リーズナブルな銀座のバーなんて、私は他に知りません(お高いところも知らないけどね)。
花束は特別飾り立てなくても、季節の草花の組み合わせ次第で、素敵なブーケになります。まずは小さなブーケで練習してみてくださいね。 7月は夏のリースです。お楽しみに!