息子の新婚旅行
2011年 08月 24日
お盆に墓参りした時、花巻に帰ろうかなあと息子(長男)が言い出しました。私もこのぶんでは夏の里帰りは出来そうもなく、父は寂しい思いをしているだろうと思っていましたから、そんな申し出が嬉しく思っていました。「無理じゃなければ新婚旅行だと思って行っておいで。」と。嫁さんも二つ返事で「行ってきます。」と承知してくれて、あとは仕事の都合次第ということでした。
それが先ほど「 きてけだよ、二人で。いまついだのっす。いがったいがったあ。お嫁さんもいいひとで Dちゃんさ もったいねくれだよぉ。」と、母からの電話が。
声が弾んでいます。そうか、今日行ったのか。。。行ってくれたんだなあと、嬉しさでいっぱいの母につられ、「よかったね、おじいちゃんも喜んだでしょ。」と、なんだかじんわりとこみ上げてきて、その後は母の話にただ頷くだけでした。電話に出た息子にも「ありがとう、行ってくれて。」のひとことだけ。電話の後ろでは嫁さんが、「これ、つまらないものですが。。。」とお土産を出している様子。まさに今着いたばかりというやりとりが聴こえてきました。よほど嬉しかったのでしょうね、母も。そしてその向こうには父の声も聴こえます。「よぐきたなあ。すわれだったか?」と新幹線の混み具合を確かめたりする父。照れてるんだろうなあ。何を話せばいいのかわからないと、きまってその日の天気の心配や新幹線の座席の話題になる父です。
「何も特別なことはしなくていいから、母さんも無理しねんでや。若い人さ なんでもたのんでやってもらうんだよ、なは、かあさん?」
「わがってらもや、なんにもねのっす。買い物しておげばいがったなあ、、、。」
きっと母のことですから、ない中でもあれこれ工夫して用意するに違いありません。弟夫婦も甥っ子の結婚を喜び、父親代わりとしていろいろアドバイスをしてくれるでしょう。何よりもすっかり気弱になった父にとって、孫が結婚をして嫁さんを連れてきてくれただけで最高の喜びなのです。なぜなら父は初孫として息子が生まれた時、「Dの結婚式さでれるよに、おれはながいぎするじゃ。」と宣言していましたから、それが叶ってさぞかし嬉しいに違いありません。もちろん今度はひ孫が生まれるまで長生きして欲しいと思います。
たとえ数日だとしても、息子は自分の故郷である花巻に嫁さんを連れて行きたかったようです。3歳で独り預けられ、父と母から無限の愛情を受けながら育った息子。鎌倉よりも花巻が自分の家のように思っているかもしれません。それほど山や川、田んぼが目の前にある田舎が好きだという息子です。式もあげず新婚旅行もまだでしたが、花巻への里帰りがその代わりとなりました。自分たちの旅行が、祖父母孝行になり、みんなに受け入れられ喜んでもらえて、きっと本人たちもほっとしているのではないでしょうか。
来月は次男が帰ると言ってます。しばらくは花巻もにぎやかです。秋の花巻祭りは9月。年寄りが楽しみに待つ祭事が、多ければ多いほど淋しい思いも少なくてすむでしょう。そして私もどこか安心していられるのです。
息子さんご夫婦、おじいちゃまおばあちゃまに会いに行かれて
きっと思い出の夏になったでしょうね。
お父様の情景が目に浮かびます^^
ホント嬉しかったでしょうね。
私の祖父祖母も、顔を見せに行くだけで本当に嬉しそうで、
帰省の度に、その笑顔を楽しみに会いに行きます。
夏の帰省の際も会いに行きましたが、今、祖父は体調を崩して
入院中です。
体調が落ち着いてくれるといいのですが。
お父様とお母様、きっとお喜びでしょうね。
温かい皆さんの様子がこちらにも伝わってきて、なんだかじ~んときて胸が熱くなりました。
実家とは別に帰れる場所があるというのは、きっと息子さんにとっても幸せなことですね(^^)v
息子さん、ご結婚おめでとうございます。
どんな気分なんでしょう~息子の結婚(笑)
遠く離れたおじいちゃん・おばあちゃん・おじさん達も
それはそれは喜ばれているでしょう・・・
息子が幸せならば・・・母も幸せですね!!
いいお話ですね!どんなに喜ばれたでしょう!!
こころのこもったおもてなしに、お嫁さんも感激されたことでしょう
今後の結婚生活に絶対プラスになる新婚旅行だったと思います
mikiさん、その後いかがですか
残暑厳しいですね、ご自愛ください
早くお伺いしようと思っていましたのにこんなに遅くなりました。
もう新婚旅行からはお帰りですね。
ご両親様のお喜び 想像しました。
嬉しい 嬉しいで 皆様の笑顔 はちきれんばかりだったことでしょう。
本当によかったですね。
mikiさんはお体 その後いかがですか?
痛みはまだありますか? ご自愛下さいね。
お返事が遅れました。申し訳ありません。ご心配をおかけしましたが、みんな元気でおります。
同じようなことがあったのですね。きっとお母様もお喜びになられたでしょう。孫の成長を喜ぶ父の顔が目に浮かびます。そしてこの私もほっとしています。
一緒によろこんでくださるコメントさんの優しい言葉が 今の私の心にしみてきます。ありがとうございました。
こんな新婚旅行もいいものですね。
息子にはもったいない嫁だ。。。と母も褒めておりました。(笑)
大切な人は誰か、誰が自分を愛してくれているか。。。息子はわかっていたようです。 いがったよ、ほんどに。
御祖父さま、体調はもどられましたか? 夏場の暑さは体力を消耗しますものね。ましてご高齢の方には熱中症も心配されますし、気をつけて差し上げたいですね。 早くの回復をお祈りしております。
花巻の父も、おかげさまで気持ちは元気、前向きな人です。足腰はすっかり弱くなったので、もう鎌倉に来ることはないと思います。息子が来てくれたことは、娘の私が行くよりも何倍も嬉しかったに違いありません。 おまけに息子が熱を出したようで、こちらに戻る予定の日が延期になりました。父や母は心配しながらも、ちょっと嬉しいようです。(笑)
拙い文章でしたのに、嬉しい感想をいただき、ありがとうございます。電話をしながら、そばにいるみんなの声が聴こえてきて、私もなんだかほっとしました。みんなに祝福してもらい、息子夫婦はしあわせだと思います。 コメント、ありがとうございました。
おっしゃるとおりです。 息子がしあわせならば 私も言うことありません。 母親のしあわせはこうゆうことなのでしょうね。 息子の世話を嫁さんにバトンタッチできてほっとしています。(あまり世話していませんでしたが、、、笑)
私もこんな展開になるとは つい先日まで想像もしておりませんでした。おじいちゃんこの息子でしたから、やはり実家のみんなにも認めてもらいたかったのでしょう。 子供の成長ってあっという間ですね。 これから二人にどんなことが待っているのかは誰にもわかりませんが、二人で支え合ってどんな困難も乗り越えて欲しいです。 という私は結婚について偉そうなことは言えないので、見守るだけですが。(笑)
私の体のこともお気遣いいただき、申し訳ありません。気長につきあっていきます。ありがとうございました。
田舎大好き人間で、花巻のほうが彼には実家のようなものです。父も母も初孫でしたから 本当に無限の愛情を注いだ、という感じでしょうか。大事にしてくれた人たちに、今度は自分の大切な人を見せにいったのだと思います。 いい新婚旅行になってよかったです。
実は週末にはこちらに帰ってくる予定でしたが、夏風邪をひいたようで、40度の熱がでたのだそうです。ですから、戻るのは明日の予定です。 嫁さんも旅行前にお腹にくる風邪をひいていましたから、うつったのでしょう。 父と母は心配ながらも、3日も帰る日が先に伸びて ちょっと嬉しいと思います。(笑)
おかげさまで痛みの頻度は以前より少なくなっています。お気遣い、ありがとうございます。
私は子供の頃 「しっかりしなさい」と厳しい母に育てられたので、甘え方が下手でした。そのぶん、今頃になって親に甘え、弟を頼り、息子達に支えられて生きているのでしょう。でもそれは私が特別なのではなく、こうして文章にするかどうかの違いだけ。。。みなさんが日頃抱いている家族にたいする気持ちとさほど変わらないと思います。 いまの私があるのは、親、息子、そして兄弟のおかげ、わたしにとってかけがえのない存在なのです。