秋のバラ 「 盛るように生ける 」
2011年 10月 22日
おっと。。。サンゴのような赤い実、ハナミズキです。
気をつけて歩かなければ うっかり踏んでしまうところでした。
今朝のように 強風と大粒の雨が降った後には イチョウやドングリ、栗の実やヤシャブシが落ちていることがあります。そろそろリースの素材を集め始めているので上を見上げたり、下を探したり。。。歩きながらキョロキョロ挙動不審のおばさんがいたら それは私です。(笑)
このまま額に入れておきたい。。。。アスファアルトにへばりつく落ち葉もアートに見える瞬間です。
歩きながら何を考えているかというと こんな時はたぶん無心。何も考えていません。ただそこにあるものに目がいって 色も形もひとつひとつ違うことに小さな驚きや感動を覚える。ぐんぐん歩き 風の匂いをかいで 川の流れる音に耳を澄ませる。橋のたもとに槙の木をみつけ、紅い実と緑の丸い実が団子のように繋がっている様をみながら 後もう少しで食べられるなあ。。。なんて考えながらその先の空を見上げます。
ヘデラアイビーの花、まだつぼみです。花火のようにも見えるし 金平糖のようにも見える。色濃くなった葉とうぐいす色の花、よく使う花材です。山も里も庭先も 探さずとも季節を教えてくれる素材はたくさんあります。一年中花屋さんの店先を飾るバラをどう飾るか。。。秋はしっとりたたずむような、うつむきがちに咲く華奢なバラを盛るように生けるのが好きです。
バラ(ジュリア、 ブラックティ) 枇杷の葉 ブラックダリア ヘデラアイビー 器 コンランショップ
花は小振りですがその色は格別です。
ジュリア、大好きな薔薇です。
うちの庭は台風でほぼ全滅でした。バラの苗も数本だけのこり、大きなバラほど枝が根元から折れてしまっています。
ジュリアもブラックティも 香りをお伝え出来ないのが残念です。