もう9月 小淵沢教室 その3
2012年 09月 03日
もうひとつ、あのパン屋さんの魅力。お店の脇にこんな小川が流れているのです。
幼い頃、と言ってもたぶん小学生の低学年くらいだったと思います。母の実家のそばにもこんなせせらぎがあって、ちょっとした洗い物を手伝いました。漬け物用の白菜や泥のついたゴボウに里芋を、まるでもうひとつの台所のような役目をしていた,そんな思い出があります。それはうちだけではなくて、その小川がのそばの家はみんなそうで、夕方になると母親や娘が裏木戸からでてきて小川で洗い物。。。相当昔の話ですが。。。(笑) そうそう、もうひとつ懐かしかったのは、この小川の真上にクルミの木があったこと。岩手や秋田に行くとめずらしくはないのですが、家の庭や雑木林にクルミの木があります。まるで葡萄のように丸くて大きな実が房のように垂れ下がるクルミの木です。その実が落ちる頃にまた来ようと思いました。
さて,リースも完成し夜の食事です。主婦が5人もいるのですから手際のいいこと。あっという間に準備完了。地物の野菜や果物を大げさに飾ることなく、食べやすく美味しく,何よりのごちそうは一緒に楽しくいただくこと、山の家の宴はシンプルなほうが格別に旨いのです。(笑)
初秋の夜空には、星の瞬きと雲間を泳ぐ月がこちらを照らしてくれます。灯りは薄くぼんやりでいい。膝を突き合わせるという言葉があるように、丸いテーブルを囲んでの食事はより親しみやすくそして和やかになります。明日は馬に乗る予定。今日は早めに休みましょうか。。。なんてつきない話をおしみながら二晩目の夜を過ごしました。
<続きます。次がラスト>