色のない世界
2012年 11月 26日
先日駆け足で訪れた京都も私の住む北鎌倉も、いまが紅葉のピーク、野山はどこも見事な色彩の饗宴を目にすることができます。ナンキンハゼやモミジバフウが赤や黄色、黄緑に茶色、微妙に違う秋色に染まった葉が、風をうけて青空にはためく様は、あらためて四季のある国に生まれた喜びを実感させてくれます。
写真はロイヤルブルーの絵皿。青色だけでも数十種類あるそうですが、もしモノクロで撮ったとしても、あるべき本来の色は脳裏に刻まれていて想像は容易なはずです。
煩悩を捨てた修行僧の脳裏には色のない世界だけが存在するという話を聞いたことがあります。
それはあえて色を付けなくとも、ゆるぎない本質を捉えるという力を持つという意味なのかもしれません。
写真は一昨日飾り付けた我が家のクリスマスツリーです。毎年少しずつ買い足されたオーナメントにも色はついていますが、モノクロ写真にすることで、そこには静寂な世界がひろがるような気がします。そしてもうひとつ、温度も感じません。色は呼吸やそれが持つ体温まで表すのだとあらためて気づかされます。どうでしょう、ご覧になって、あなたならどんな色を想像しますか?
ウメモドキの枝です。赤い実はすでにしおれて小さくなり、華奢で複雑な枝はいっそう細くやせています。厳しい寒さと短くなった日照時間、冬枯れの野山は徐々に色のない世界へといざなわれてゆきます。
先生っ 来年もまたよろしくお願いいたしますっ♪
リース、大変気に入っておりますっ
やっぱり、先生の言うとおりにつくるのが一番です♪てへへ
お気に召していただけて何より、素敵なリースとレッスンが無事終わったのも、ひとえに盛り上げ隊長ゆりこ姫のお蔭です。ぜひ来年もいらしてください。お待ちしております。m(_ _)m
先日はありがとうございました。あの坂をのぼっていらしただけでもお疲れさまでしたね。みなさんとお話できて私も楽しい時間を過ごすことができました。どうぞまた遊びにいらしてください。
今朝は冷え込みましたが、そんな日こそ丹沢がくっきり山の稜線まできれいに見えます。リース作り、あともうひと頑張りです。今夜ももちろんひたすら作ることになりそうです。 では。