花巻教室のこと その1

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 ポカポカと陽のあたるテラス側の壁には髙橋静子さんのストールやショール、そして柿渋をつかって染めたバッグなどが展示されています。
 私の花巻での教室としてお借りしているB&Bレストラン「無ら里」さんです。
 鎌倉を夜にたって、着いた翌日には打ち合わせでお邪魔してオーナーの滝さんと近況報告やらサロンのお客様の状況を把握します。
 無ら里さんの店内の壁には季節に合わせて絵がかけられているのですが、時折こうして県内の作家さんの作品が展示されることもあり、私はもちろん、いらしてくださるお客様も楽しみにお食事をされています。偶然ですが、髙橋静子さんとは高校の先輩後輩の関係であることが判明、ご自宅で機を織りながら、県内のショップやイベントに出品されているそうです。そして嬉しいことに、その静子さんも花巻教室に参加してくださいました。 

  
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 サロンの日、実はボタ雪に始まり、粉雪、そして時折吹雪いたりの変りやすい天候でしたが、丁度レッスンの始まる午後2時には陽も差してテラス席はこんな感じで外の寒さが想像できないほど暖かい時間を過ごせました。テーブルには折形用の奉書と紅柾という赤い紙、そしてお持ち帰り用の懐紙が用意されています。予告通り、懐紙でポチ袋と箸袋を作り、奉書と紅柾で花包みの折形体験をしていただきました。案外水引きの結び方で戸惑う方や、懐紙の使い道が広がったと喜んでいただいたり、みなさまの反応もいろいろで、私自身気づきの多い時間でした。

 
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 こちらはお母様とご一緒にお二人で毎回参加されるお嬢さんの花包みです。
 1月はまだまだ花のない季節。東北の春はちょうどゴールデンウィークあたりに、木の花が一斉に咲きます。それまでは庭も畑、道も公園もすべて真っ白な世界で土さえ目にすることができません。1月と言う新しい年の始めに、ちょっとだけでも華やいだ空気を感じたいものです。そこで選んだのがシンビジウム。花巻の農協にお一人だけこの花を育てて出荷をしている方がいるとお聞きし。サロンのために特別にご用意していただきました。どの花も活き活きして蕾もたくさん付いています。こうして包んで差し上げたら、いただいた方も喜んでくださるでしょうし、しばらくこのままテーブルに置いても、待ちわびる春を目で楽しむことができます。今月のテーマ「テーブルに春を」は、陶器の菓子鉢やガラスのサラダボウルなどに低く生けるアレンジをご紹介し、皆様お一人お一人にこの花包みでシンビジウムをお持ち帰りいただきました。 

 
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 レッスンが終了し、オリジナルスイーツのプレートが運ばれる頃には、外はまた雪が降り始め、時折ゴーッという風の音も聞こえます。遠くお隣の秋田県に近い所からいらした方は無事帰宅されたかなあと心配になるほど、吹雪いてきました。除雪された路肩の雪は腰ほどまで積もり、轍も吹き付ける雪ですぐに覆い尽くされます。蝋梅や椿の咲く北鎌倉ですと、梅春の一月は香りも付いて来る季節ですが、ここ岩手の花巻は、まだまだ春は遠いのだと改めて雪国の暮らしの大変さを感じた一日でした。

 ※次回の無ら里サロンは、3月は13、14日の両日です。テーマは「春の模様替え」として、季節の草花と色彩や素材にこだわったファブリックのご紹介、ちょっとだけチクチク(縫い物かな?それは当日のお楽しみ)?です。


 


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by miki3998 | 2015-01-19 22:56 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(0)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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