椿からはじめましょうか。。。
2015年 03月 01日
草花教室を知っていただくために、すこしお話しさせていただきます。
この5月で10年目に入るブログですが、きっかけはレッスンを欠席した生徒が、その雰囲気だけでも知りたいので写真を載せては、ということでした。軽い気持ちでそれもいいかなあと、ブログの仕組みや意味も知らずに始めました。そのうち遠くからいらっしゃる方のために、レッスンが終わったあと、軽い食事をしながら草花の話や見たもの行った場所などの話題をご紹介するようになりました。
教室は自由花と名付け、家の周りや庭の草花、木の花、野菜の花など、今そこにあるものをよく見て、花に聞きながら生き生きと生けるを心にとめたあしらい方を伝える教室になりました。路傍の野草にも目が留るような気持ちでこの坂道を上って来て欲しいとの願いもありました。美しい暮らしとは、そんなささやかな気付きが積み重なっていくものではないかと思うのです。
2年前のお正月過ぎに訪れた根津美術館の「百椿図展」の図録です。
椿は国内だけでも約1000種類以上もあるのだそうです。展示されていたのは江戸時代の文化人が愛した椿が紹介され、珍しい椿だけではなく飾り方、活かし方が見事で目を見はるものばかりでした。古の人々が魅了された椿に、改めて椿の持つ清らかさ、初々しさ、華やかさや艶やかさを感じたのです。
鑑みますと、日本人に愛された花は椿だけに留まりませんが、その由来や古の人がどのように愛したのか、同じ椿が西洋ではどんな風に紹介されたのかを知ることで花の世界も広がります。初めの花、盛りの花、終わりの花まで向き合う暮らし、共にある暮らしから見えてくるものもあります。教室では育ててみてわかることもご紹介していますが、この百椿図のように、草花にまつわるエピソードや暮らしの中に活かされる室礼についても触れ、ひとつの花をテーマに掘り下げたレッスンにしたいと思っています。
3月から始める北鎌倉草花教室、1週目から4週目と多少花の咲き具合に違いはあると思いますが、出来るだけ集めてご紹介します。まずは椿からはじめましょうか。。。 草花がお好きな方ならどなたでも。北鎌倉の山の家でお待ちしています。
今日、録画しておいたスイッチインタビューを見ました。
辰巳芳子さんと川瀬敏郎さん。
mikiさんも見ていらっしゃるかな?と思いながら見ていました。
広大なお庭には色とりどりの椿、あ~鎌倉に行きたいと思いました。
椿・・・・・いい花ですね。
自由にいけられる我が家の椿が咲く季節が待ち遠しいです。
本当に美しい花です。
その番組は予告からチェックしていたのですが、仕事の打ち合わせで遅くなり、残念ながら見れませんでした。辰巳さんのお庭には、椿はもちろん季節ごとに花を咲かせる木の花があって、エントランスから玄関までの道沿いにお客様を迎えるための香る木も植えられているそうです。
一輪でこれほどドラマを感じる花、椿。八重もいいですが、私はやっぱり一重の椿に魅かれますね。昨夜の雨が止んで、青空の広がる北鎌倉、梅の香りでむせるような一日でした。
花の世界はuransuzuさんのほうがお詳しいと思いますが、お忙しい日々を送られているご様子。くれぐれもご自愛ください。
手袋にまるわるポスト、拝見しております。さすが目の付け所が違いますね。いつかお時間ができましたら、ゆっくり鎌倉へも。華やぎの春はこれからですから。