祭りの頃   花巻祭りは明日からです。

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 9月7日は白露、これから秋分の日までは暑さも落ち着き、早朝の散歩の際、草花の上からコロンとしたガラス玉のような朝露がこぼれ落ちる様を見かけるようになります。夕暮れ時には虫の声も聞くようになり、秋の草花もようやく日差しの長さと強さに追いつくような色合いを見せます。秋こそ、日本の野草が凛とした美しさを発揮する季節はないと思うのは私だけでしょうか。それは鬱蒼とした草むらの中のゲンノショウコだったり、風にそよぐオミナエシだったり、大好きなあずき色のホトトギスだったり、この国の風土に合った形と色とを見せてくれる季節のように感じるのです。



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 故郷花巻では、明日9日から11日まで、花巻祭りが始まります。城下町花巻の城跡に建つ鳥谷ヶ崎神社を中心に、町中を風流山車が練り歩き、100基を越す神輿や、近郷近在から集まる鹿踊の団体など、年に一度の祭りは壮大なスケールで行われ、町の人々も楽しみにしている祭事です。昨年はこの祭りに合わせて無ら里での教室を開催しましたが、生徒の半数以上が祭りに携わる商店街のご家族が多かったため、忙しい思いをさせてしまいました。今年は一週遅れで祭りの後16日、17日の無ら里サロンを開催します。今からでも遅くありませんので、お友達をお誘いの上、どうぞお気軽にお出かけください。 



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 一枚目の写真は、無ら里さんのエントランス前のハトムギ畑で撮った一枚です。秋になると黄金色の稲穂も美しいのですが、重く垂れるハトムギの姿もどこか愛らしいと感じるのです。雑穀シェア日本一の花巻では、稗や粟、アマランサスなどはもちろんですが、ハトムギを生産している農家もあちこちで見かけます。子供の頃に遊んだ数珠玉に似ていますし、仲間なのですが、見分け方は穂先がうなだれているのがハトムギ、そしてその実にうっすらとですが、縦に細い線が入っています。ハトムギには美肌効果があり、イボ取り効果やむくみにも効きます。何よりハトムギ茶は香ばしく、冷たく冷やしても温かくして飲んでも美味しい。北東北の女性の肌がきれいなのはハトムギ茶のおかげではないかと思います。


 初秋の草花を集めて、竹籠に。。。まるで今庭先から、あるいは散歩の途中で見つけた野草を自由に生けるのは、決して形にこだわるのではななく、秋こそ自由奔放な野草の魅力を集めるようなイメージでご紹介したいと思っています。
 暮らしの草花はそこに季節があり、色や祭事、しきたりとのバランス、調和があってこそ生き生きとしてくるのだと思っています。身近な草花をよく観察してみると、初めの花から盛りの花、終わりの花へと変化する過程で、ハッとさせられる場面が必ずあります。花弁が薄くなり、反るように崩れ、やがて地面に帰って行く様、たとえ1日花でも一瞬輝く時があるのです。
 朝露の溢れる時間に一輪の芙蓉をひと枝折って水に戻し、素朴でも温かみのある花入に挿す時、不思議と心が落ち着きます。
 来週ラジオの仕事を終えましたら、花巻に向かいます。サロンのその日まで、周囲の山歩きや、公園の草木の成長ぶり、、、そろそろ山法師の赤い実が熟す頃でしょうか。皆様にお目にかかる日を楽しみにしております。



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by miki3998 | 2016-09-08 22:51 | 花巻  宮沢賢治 | Comments(0)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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