小正月に…

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里帰りから戻ったのが松も開けた8日でしたので、年賀状やらお届け物がテーブルの上に溜まっておりました。その中に、年末にお世話になった庭師の植徳さんから、お年賀として浅草「小桜」さんのかりんとうがございました。ご覧の通り、紫紺の和紙に桜の花びらが散らされた包装紙に桃色の紙紐、さり気ないのですが、こうゆうものにわたくしはグッときます。もともとは老舗料亭「福し満」さんのお土産用として生まれたお店らしいのですが、東京の〈三大かりんとう〉のひとつだそうでお味もよく、細めの塩かりんとうとメープル味の2種類が入っておりました。いつもながら植徳さんのセンスの良さ、気取らぬもの選びにも彼なりのこだわりが感じられます。まだ30代かと思いますが、細かいところにも気遣いを怠らないいい職人さんです。


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一月十五日、今日は小正月、女正月とも呼ばれるように、忙しかった大正月の家事から解放され、手添えなしで簡単な食事をいただきます。大正月では白い角餅を小正月はクルミや黒豆が練りこまれたかき餅をつき、ただ焼くだけでいいように用意するのです。毎年母が作って送ってくれていましたが、最近は体力も落ちましたので、餅をくるむ練りクルミや練りゴマ、ずんだなどを里から戻る際持たせてくれました。今夜はくるみ餅をいただきます。たぶん胡麻も。

我が家では最近〈もち麦〉を使って、一日一度はお粥をいただいてます。あごだしと卵をとじて和風に、コンソメで炊き蒸し鶏を混ぜ洋風に…オートミールのような感じと言えばお分かりになるでしょうか。もち麦(大麦)は食物繊維も豊富で腸内環境も整えるのだとか…またお粥にしますとツルッとして舌触りもよく、美味しくてつい食べ過ぎてしまうのですが、お粥ですからカロリーも抑えられダイエットにも役立つのです。
今朝もいつも通りに粥を炊きましたが、小正月と言えば小豆粥。赤い小豆は邪気を祓うそうですから無病息災、今年もまた家族みんな健康でいられるよう祈りながらいただきました。

漆黒の器と皿は、昨年京都の「昴kyoto」さんで手に入れたもので、いつ使おうかと考えてはそのままにしておりましたが、こんな風にお粥を入れますと、雲水の自鉢のようにも見えます。シンプルだからこそよく噛んで味わい、静かな気持ちで器の中を覗き、またひと匙口に運びます。粥はお腹に優しいだけではなく、心にも優しい豊かな食べ物かもしれません。たまにはコトコトお粥を炊いて、美味しい梅干しやお漬け物だけで簡素な食事をゆっくり味わっていただくのもまたいいものです。


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by miki3998 | 2017-01-15 12:43 | お気に入り | Comments(0)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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