デッサンを習う


  
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   先日訪れた工藝サロン「梓」さんでは、月に一度金継ぎ教室と鉛筆デッサンの教室が開かれていて、どちらかの教室を取材させていただきたいと申し出たところ、翌々日がちょうど鉛筆デッサンのレッスン日とお聞きし伺うことに。ギャラリーがお休みの午前中にみなさんお集まりになり、先生がテーマを決めて設え、それぞれのポジションでデッサンしていきます。見学より一緒に描きましょうと鉛筆とスケッチブックを渡され、わたくしも加えていただくことに。ひたすら手を動かすのですが、どこからどう描けばいいのか、全く経験がないものですから戸惑うばかりでした。それでもなんとか眼に映るままに鉛筆を走らせましたが、見えているものと対象物とがバラバラ、どう見ても小学生のお絵描き程度の出来でした。3時間ぶっ通しで会話もせず、ひたすら描くのです。静まり返ったリビングに聞こえてくるのは鉛筆の滑る音だけ。長時間ひとつのことに没頭するのは修行のようで、集中力を試されているようでした。


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  お一人ずつ先生からのアドバイスをいただきながら完成となり、その後みなさんとご一緒にお茶の時間。先生自らクコの実入りの中国茶を煎れてくださり、和やかに歓談。修行の後ですから(笑)、格別に美味しいお茶でした。10名近い生徒さんの中にはもう20年も通われている方も…誰もおやめにならないのだそうです。画家として素晴らしいだけではなく、優しい眼差しで言葉少なにご指導される先生の魅力に惹かれてのことなのだと感じました。

 デッサンとは、ものの本質を捉えること、より近づいて観察することでその背景となる部分も見えてくるものがあるような気がします。知識よりもまずは実践が大切。素養も経験もないので、基礎から教えていただくことにしました。
 月に一度ですが、北欧の工芸品や家具や織物などが設われた「梓」さんにお邪魔できる楽しみも加わりますし、習われているみなさんが魅力的な方ばかりなのも入会を決めた理由でした。62歳を目前に月に一度の習い事、きっと草花の世界にも生かされるのではと期待して、根気よく通うつもりです。


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Commented by pikorin77jp at 2017-09-14 15:03
デッサンですか、、、素敵ですね。来ていらっしゃる方
が 先生をはじめ 他の方も素敵な方って、すごく魅力を感じます。mikiさんのこれからの生活やお仕事に きっとプラスに織り込めていけそうですね。
Commented by miki3998 at 2017-09-14 15:10
50の手習いならぬ、62歳の手習いですが、のんびりやります。85歳のとってもおしゃれで楽しい方がいらしてね、通うのが待ち遠しいくらいです。新しい何かを感じ取れたらいいなあと思ってます。
Commented by hanamomo08 at 2017-09-14 21:49
おばんです。
新しいことを始められましたね。
居心地のいい空間で過ごす3時間、無心になる時間はいいでしょうね。

真剣にかいた後のお茶は格別でしょう。
昨日母が出かける日だったので、日曜美術館を見ました。
アンドリュウー・ワイエスはクリスティーナの手のデッザンをかなり一生懸命描いたようです。
月に一度の時間、どうぞお楽しみください。
Commented by miki3998 at 2017-09-14 22:02
momoさん、おばんです。
日美、私も見ました。クリスティーヌの手が不自由さの中にも強い意志を表していたんでしたね。バックグランドにあるものを読み取る力は、よく観察することから始まるのでしょう。若い五島さんの感想も興味深かったです。
〈習う〉ということも、お仲間と過ごす時間も楽しんできます。
by miki3998 | 2017-09-14 12:02 | 美術・芸術 | Trackback | Comments(4)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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