志功と宗悦
2006年 05月 21日
先週横浜のそごう美術館で開催されている、『棟方志功と柳宗悦』展に行ってまいりました。
青森生まれの天才画家で、孤高の版画家としても有名な志功は、私が同じ東北出身という
こともあり、どこか親近感を感じておりました。
志功のアトリエは鎌倉山にございましたので、今はその跡に「棟方志功板画美術館」
として残っております。
作品はエネルギッシュで躍動感に溢れたもの、仏教的要素の含まれた作品や、聖書の
12使徒を題材にした版画など、世界のムナカタと呼ばれるにふさわしい作品150点あまりが 出展されております。しかし彼の作品を一層魅力ある作品に仕上げたのは、宗悦の監修の もどで表装された陶軸だったのです。その繊細な出来栄えをぜひご覧になってみて下さい。
日本民藝館の初代館長として、また日本の手仕事を追求し、保存に力を注いだ宗悦の
情熱を垣間見ることができると思います。
今各界で活躍されている柳三兄弟は、宗悦のご子息たちですが、宗理、宗玄、宗民
の三氏、さていずれの先生をご存知でしょう。
柳 宗理 工業デザイナー イスやキッチンバスケットでおなじみ
柳 宗玄 美術史家
柳 宗民 園芸家 大好きな先生です。NHK趣味の園芸でもおなじみです。
横浜そごう美術館は6月11日まで、会期中無休です。
ミュージアムショップで購入した本
「 茶と美 」 柳 宗悦 講談社学術文庫
「 手仕事の日本 」 柳 宗悦 岩波文庫
ちょっと堅くなりましたが、志功のユーモラスな作風を楽しみ、宗悦については器や道具好きの方に、ぜひ駒場民芸館にお足を運ぶきっかけになればと思います。
何時もよみがえります
予定が合えば是非そごうに行って、すてきな作品の数々を見てみたいです♪鎌倉にも年に数回行きますが、美術館があることは知りませんでした。そちらも次の機会には覗いてみますね♪
今回の作品は大きな屏風絵から、小さな壁画までございましたが、
キリストの姿を想像して描いた掛け軸はちょっと違和感がございました。
使徒12人の版画は、マタイがかわいかったかな?表情もおもしろかったですよ。
aamuiさんも絵をかかれるとき、一心に取り組まれるのでしょうか?
絵手紙、わたしも描いてみたいのですが、まずはよく観察することからでしょうか。
棟方志功板画美術館は、鎌倉山ボンジュールの先、ホルトハウス房子さんのティールームの近くです。どちらもオススメです。
今度の訪鎌時にもよれればいいなと思っています。
宗柳悦氏については、白磁を見出だしたということで、李朝のことに興味のある私には、いずれじっくり勉強したい対象でもあります。
日本民藝館には、行ったことがあります。しかし、初代館長がお父様だったなんて知りませんでした!!棟方志功さんの版画は、母が大事に持っていたのですが、偽者だったという苦い思い出もあったりして。笑
行っていただいてうれしい♪
夫が先日買ってきた、バラ大特集の「趣味の園芸」を見ていましたら、
柳宗民さんが今年の2月にお亡くなりになったという記事が・・・。
お写真から、優しさ、温かいお人柄が偲ばれます。残念ですね。
私も宗悦の生涯に関してはまだまだ勉強不足ですが、お茶を習っておりましたので、器や道具に興味があり、何度か駒場まで通ったものです。温かみのある民芸館で、何が正しい美しさなのかを私たちに知らしめるべく集められた品物の数々、時間がたつのを忘れて見入ってしまったものです。
そごうは昨日も行ってきました。お菓子道具は富沢商店を利用しますし、LOFTものぞきます。食器売場も大好きですから。ご親類の方によろしくお伝えください。いつもお世話になっておりますので。
三兄弟のなかで、もっとも庶民的な方という印象でした。ひとなっつこい笑顔と分かりやすいご説明で、園芸家の中でも一番に尊敬しておりました。遅ればせながら、ご冥福をおいのりします。
ありがとうございます、教えてくださって。
だから ゴッホを崇拝していた棟方志功の作品にも 熱いものを感じます。
京都に棟方志功の作品を飾った 十二段屋という店があって お茶漬けやすき焼きを楽しめる店なんですが、その絵が好きで何度か行きました。
「俺は日本のゴッホになる」と言ってた棟方志功が 昔どんな風にこの絵を見てたのかな? ってふと思ったりしながら 月に1度はオルセー美術館にゴッホを見に行ってます。
わー、羨ましいです。ゴッホに会いに毎月オルセーに行かれるなんて。
そうですね、鍛冶屋の息子として生まれた志功は日本のゴッホを目指し、宗悦たち民芸の人との親交により刺激を受け、世界のムナカタになったのです。貪欲なまでに作品を観察し、彼なりの解釈で自己の世界を切り拓いていったのでしょう。
京都のお店、ご紹介ありがとうございます。1月にまいりましたが、花バサミを買いに行き、1泊しただけでしたので、行き着けしか立ち寄りませんでした。次回ぜひ行って見ますね。こんな情報をいただけるなんて、ブログのもうひとつの楽しみでもありますね。感謝です、ほんとうにありがとうございます。
おはようございます。棟方志功は実物を見て惚れました。
矢張り、印刷物では志功の良さの1/100も伝わりませんね。
一枚一枚の柵から発せられる強烈な力……あぁ、一枚欲しい(笑)
一度、棟方志功板画美術館に行こうと思ったんですが、生憎の休館日、ホルトハウス房子さんのティールームの先ですか……あそこで友人3人にお茶とケーキを奢って大変な目にあった事があります(笑)お札って羽根が生える事もあるんですねぇ……。
ブノワ。
嬉しいです、志功のファンがここにもまた一人いらして。
私も一枚欲しいお軸がございました。うちのリビングに欲しい!!!と思い、しばしその前で家計の算段(お値段はありませんでしたが)、もちろん無理無理。時々こうして会いに来るのが私のスタイルだと納得です。
ホルトハウスさんのケーキでお財布がいたい思いをなさった?ブノワさまでもやはり・・・。私もです、正直言いますとね。その後、お友達に教えていただいたホルトハウスのチーズケーキ。我が家のささやかなベランダで同じレシピで作ったマイケーキとしていただいております。
ブログへのコメント、ありがとうございます☆
僕は、食べるもの以外の植物には興味がないという、とんでもないやつですが、これを機に勉強していきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
昨晩ブログ散歩中、偶然お邪魔いたしましたが、お写真の素晴らしさとインパクトの強さで思わずコメントを入れさせていただきました。
私も食べられる植物大好きです。そちらを中心に頭の中は回っておりますので、どうぞまたいらしてみてください。もちろん私もカメラのこと、写真のことを勉強させていただきます。
ホームページ、別ブログも楽しみに拝見させていただきます。
お祝いコメント ありがとうございました!
私ね、みきさんを 見習って、また少しづつ お花を いけています。
土いじりは苦手なんですが ありがたいことにチャント咲いてくれるんです。
だから ホントにチョットづつ家の中にとり込んでいるんですよ。虫が 一緒に入り込まないように ・・・ 。
mikiさん、家はふたりとも遅まきの結婚なの ・・・ だから 若くないんですよ。 うふふ
これからも どうぞよろしくお願いします。
そうそう 最近は行っていませんが 鎌倉歩きは 北鎌倉から歩くのが好きでした。いい所に お住まいでいいですね!
鎌倉はムカデも、ゲジゲジも大き蜘蛛も出ます。それからカナヘビと言ってトカゲのようなへびのような・・・?いずれ私も苦手です。でも、草花に来る虫は仕方ないかなあと思ってます。共存共栄といいましょうか、うまく付き合うしかありませんね。鎌倉に住むということはそういうことかなあと諦めました。
うちもそうです。遅いほうの結婚だと思います。でもまだ銀婚式には年数が足りません。チェイルさんのお宅の様に、二人で一緒に出かけて、アニバーサリーを祝うような夫婦になりたいものです。
鎌倉に住んでいながら、きっと皆さんのほうがよくご存知かもしれないくらい、表通りには縁がありません。私の情報でお役に立てれば幸いです。
浅草で育った私には 刺激的すぎてね。
家は喧嘩ばかりしているんですよ ・・・ そろそろ、穏やかに暮したいなぁ・・・って、思っています。
mikiさんのところは 良いご夫婦なんでしょう。。。
わざわざこちらからコメントを入れていただき、またまた恐縮です。ほんとうにありがとう。新参者ですが、頑張ります。
浅草にはいませんものね、へびやムカデ。鎌倉でも冬は大丈夫、でも春から、特に雨上がりには注意です。鉢物の下とかね、ムカデの住処になっていることがありますから。
コメント最後の、「 よいご夫婦なんでしょう。。。」は辛い質問ですね(笑) いろんな方たちが見ているブログなので、嘘もかけないし。ご想像に任せます。(逃)
個人の方の棟方志功コレクションをたくさん展示している美術館でした。
生い立ちや作品を作っているところなどが写真とともに紹介されていて
なかなか面白かったです。力強い作品群に圧倒されました。
たくさん入りません、一つ力強い作品を自宅に飾れたら、きっとこちらにもそのパワーをいただけそうですね。欲しい~!
ブログを経由してきました。
北鎌倉は、緑豊かで本当に良いところですね。
昔よく散歩に行って、農協さんの市場でも買い物していました。
また、お邪魔します!!
イタリアにご興味がおありなのですね。やまちゅうさんのブログ、面白くてダイナミックですよね。あんな風な男性に生まれてきたかったです。私のゴルゴ13ですもの。いつも楽しみにいしていますよ。
始めたばかりでブログのイロハから分からないことばかり、つたない内容ですが、よろしくお願いします。北鎌倉にもおいだくださいね。
先ほど、日本民藝館のサイトを覗いてきました。宗悦さんの論説などを
少し見てきましたが、なかなか、興味深く、勉強になりそうな気がしました。
柳 宗理さん、ご子息だったのですね。
椅子も欲しいし、グリルパンにも興味があります。
ああ、世の中、素敵なものも多すぎる。(笑)
タイムリーな情報をありがとうございました。
つゆの
いい夫婦と言い切れるまであと何年かかるのでしょう、先は長いなあ・・・。ボチボチ行きますか。
民藝館は創設70周年記念特別展を開催しています。宗悦の蒐集と題しておりますので、よろしければまたお出かけになってみてはいかがでしょう。彼の言う、美しいものを求めるとは何人の心にもあるはずなので、自分の蒐集は人間の心のふるさとに帰る事だ・・・・その通りだと思います。ものに歴史在り、作り手の思いあり在りですから、それが伝わる美しいものに、人の心は帰って行きますよね。
3兄弟のうち宗理と宗民氏は私も存じ上げておりました。宗理のデザインしたバタフライチェアや、ステンレスボウルは百貨店などで求めることが出来ます。たぶんご覧になっていると思いますよ。
そうなのです、皆優秀なご子息ですね。
宗理の作品はもう生活に密着していて、なくてはならないものとなっております。バタフライチェアもいいですね。オブジェのような流れるデザイン、もちろん機能にも優れています。そう、世の中素敵なものが多すぎます夜、ほんとうに。タイムリーな情報とおっしゃっていただけて、嬉しいです。よかった、よかった。