里帰り 2007 晩夏 その4 森の門番
2007年 09月 14日
お約束のイーハトーブ館(こちらは資料館や展示スぺース、シアターなどがあります)をご紹介します。 高台の記念館から南斜花壇がある山を転がるようにして下り、松やクヌギの林を抜けると水と緑に縁取られたイーハトーブ館が見えてきます。
ここはイーハトーブの心の旅をするための旅行案内所。『 猫の事務所 』 かな?(笑)
遠慮はいりません、さあさ、どうぞ中へお入りください。
ね、懐かしいでしょ。昔使われていた机と椅子です。 大きなパネルのなかの賢治さんが生徒に語りかけてくるようですね。 稲を刈った後の田んぼでしょうか・・・実りの秋、稲刈りをする親のそばで、子供たちが無邪気に駆け回っている光景を想像してみたりして・・・。しばしあの頃の自分に戻って、ゆっくり展示作品を拝見いたしましょう。 (作品に関しての撮影は禁止です)
この日は装丁家・間村俊一氏の個展が開催されていました。 ご存知の方も多いと思いますが、繊細なタッチと独特の世界観で、魅力的な絵を描いていらっしゃる方です。不思議な空間とイラストの世界に魅了され、氏が装丁した本数冊を購入。
近隣の美術館、博物館の催事のポスターです。花巻にはほかに市立博物館や新渡戸稲造記念館、高村光太郎が疎開していた時住んでいた山荘や萬鉄五郎美術館などがあります。 時間があればそちらにも足を延ばされることをお勧めします。
さて、そろそろ帰りますか。 夜になるとこんなフクロウの外灯に明かりがともります。森の門番でしょうか? 今度来るときはちょっと暗くなってからでもいいかなあ。
見上げると高い空に気持ち良さそうな夏雲がふわり。 南斜花壇の山道をまたゆっくりもどりましょう。 登りながら振り返った時の景色を見るのもまた格別です。賢治さん、 また来るなはん。