カテゴリ:花巻  宮沢賢治( 51 )

テーマは「見つける春」


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暮らしのエッセンスサロン in 無ら里 2017
今年最初のサロンは、『見つける春』と題して、スレート板をステージに、春を感じる素材探しとその飾り方をご紹介します。草花はもちろん季節感あふれる和菓子、季節の室礼をどう提案するか、お一人お一人にご用意したスレート板に春を演出する実践です。暮らしに欠かせぬ道具の一つとしてきっとご活用いただけると思いますので、お気軽にご参加ください。

日時 3月10日(金)、11日(土)午後2時〜5時
場所 B&Bレストラン「無ら里」
会費 5500円 (ドリンク&スイーツ付き)
お持ちいただくもの 花鋏、お持ち帰り用バッグ 筆記用具

講師 高瀬美紀
野草家、北鎌倉草花教室主宰、
鎌倉FMパーソナリティー、
Studio Plants代表
申込先 無ら里 ☎︎0198-24-2026まで

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今回のサロンでは、伊勢神宮で買い求めた三宝や八寸、縁起物の土鈴など、歳時記に活かせる暮らしの道具のご紹介や、フィンランドのアンティークショップで見つけたイッタラやアラビアのビンテージものなど、春のインテリアのヒントとなるグッズもご覧いただきたいと思います。

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by miki3998 | 2017-03-01 22:16 | 花巻  宮沢賢治 | Comments(0)

大寒を前に

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一月は行く、二月逃げる、三月去ると言いますが、あっという間に一月ももう中旬、お正月気分も抜けて平常通りの暮らしが戻ってきました。買い物に出かけましたら、店頭には節分でいただく恵方巻きの予約のポスターが貼ってあったり、鬼の面付きの豆が売っていたりで、暦を先取りする過激な商戦に惑わされることなく、余裕を持って自分の暮らしに合った歳時記を綴っていければと思います。




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実家での毎日は起きてすぐの犬の散歩に始まります。幸い雪のない暖かい新年で、雪かきをすることもなく、穏やかなお天気が続きましたが、朝晩は冷え込みますので、家の周りに降りた霜を眺めながら約30分運動がてら犬と歩きます。その風景の美しさにしばしば足がとまり、携帯に収めました。寒さは苦手ですが、どの写真も田んぼに張り付くようにして写したもので、凍てついた地面の冷たさも忘れて、夢中でシャッターを切りました。なにしろ刻々と日差しが強くなり、ボヤボヤしておりますと溶けてしまうのです。



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まるでエメラルドカットのダイヤモンドのような霜柱。踏むとサクサク音がします。




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溶けた雫がそのまま丸く凍って...



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散歩も終わりに差し掛かる頃、昇ったお日様が背中を温めてくれます。そしてさっきまで凍っていた丸い霜の幼子たちは、溶けてまた土に沁み込んでいきます。その一滴一滴がキラキラ輝いて、それがまた美しい故郷の朝の風景として瞼の奥に刻みました。


老いた両親は、そんな毎日を日の当たる台所で迎え、食事を共にしながら外の風景を眺めて過ごします。犬を連れた老人、ベビーカーを押す母娘、郵便屋さんに宅配便のトラック...そのどれもが話題になるのです。私が北鎌倉に戻るまでは、母の手料理を食べながらたわいない会話で笑い合いました。90歳を前にした父には、日々生きていることが奇跡に近いことかもしれません。何かしてあげる度に「ありがど、ありがど。」と二回繰り返す父は、もう自分一人では何もできないものですから、すべてがありがとうなのでしょう。当たり前のことをしているのだからいいのいいのと言っても、半分ベソをかきながらの「ありがど、ありがど。」と感謝の言葉を口にします。そして寂しさから次にいつ来るのかと何度も聞いてきては、せめて仙台なら近いのにとため息をつくのです。




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花巻を立つ日、父の好きな相撲が始まったのがせめてもの救いです。しばらくは母と相撲談義に花を咲かせてくれたらいいなあと思っています。もちろん私も電話を入れますけれどね。

大寒を前に明日は全国的に寒波が襲うようです。東北もさぞ荒れた天気になるでしょう。穏やかな鎌倉で過ごしながら気温差10度もある故郷岩手に思いを馳せます。大雪にならなければいいのですが、気にかかります。インフルエンザも流行っているようですし、どなた様もくれぐれもご自愛くださいますように。











by miki3998 | 2017-01-12 01:32 | 花巻  宮沢賢治 | Comments(4)

 実は。。。お席に余裕がございます。

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   実は私の勘違いで、花巻教室のご予約が16日金曜日はあと1名、17日土曜日の方があと4名分お席に余裕があることがわかりました。申し訳ありません。
 今回は初秋の草花を竹籠に生けるがテーマなので、花籠は充分ご用意しておりますが、もし来週の土曜日、たまたまスケジュールが空いてしまったという方は、いかがでしょう?ご一緒に無ら里でお過ごしになりませんか。お友達との週末を無ら里でのお食事がてらご参加ください。


 今週末は毎年恒例の花巻祭りが盛大に行われていて、商店街の皆さんやお子さんを神輿や風流山車に送り込んでいらっしゃる親御さんはさぞお忙しい時間を過ごされていると思います。よろしかったら無ら里さんで、ゆったりお茶でも召し上がりながら、暮らしと草花と食を繋ぐ会Studio Plantsのご提案をお聞きいただければ幸いです。当日は秋ならではの植物の姿や面白いエピソードのご紹介はもちろんですが、秋の布使い、中秋の名月を迎える9月の室礼、そして日本の伝統文化でもある「包む」美しさをご覧いただき、ご一緒に風呂敷の利用法を見直してみようと思っています。 よろしくお願いします。


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 上の写真は、8月に訪れた西陣で訪れた工房の床の間の花飾りです。天井から吊るされた金網にゴーヤの蔓が無造作に巻かれていました。よく見ると実も花も付いています。花入を使わずとも、このようなあしらいができるのだと目からウロコの発見でした。草花の特徴はもとより、涼しげな緑と、夏らしい黄色の小花が、床の間に通された緊張感を和らげてくれます。 


 花巻での教室は、9月16日ですから、今年の中秋の名月である15日から1日経ってはおりますが、月を愛でる日はまだまだ続きます。今回お持ちする黒色の竹籠に、庭周りの草花や野原の陰の野草をたっぷりと抱えるように盛ってみてはいかがでしょう。成熟の秋にふさわしい草花の表情をきっと見つけることができると思います。 



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 同じく工房の床の間です。夏仕様の竹の茣蓙に懐かしい団扇たて。最近は団扇を使うことなど滅多になくなってしまいましたね。襖も欄間も風通しのよい素材でできていて、涼を呼びます。玄関と中庭には打ち水がまかれ、暑い京都の夏を乗り切る工夫があちこちに見られるのです。今や暑いとエアコンをつけ、寒いとまたヒーターにスイッチを入れる。部屋は常に快適温度に保たれている建物に住んでおりますと、それが当たり前になって体まで季節の変化に鈍感になっているのかもしれません。果たしてそれが正解なのか、京都を訪れるたびに感じることであり、毎月通っていてもまだまだ知らないこと、気づかされることがたくさんあることを知ります。 


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 家づくりは何度もできるものではありません。日本は縦に長い国、地方によっては風土も違えばしきたりや習慣も違いますが、花巻は京都と同じ盆地です。訪れるたびに暮らしの中で大事にしたいことは何か、気づいたことをご紹介しながら、贈る文化、包む文化についてレクチャーさせていただきます。 
17日土曜日はレストランもお客様が多く、おついでに教室無ら里サロンに参加される方もいるかもしれません。よろしければお早目にご予約いただけると幸いです。 どうぞよろしくお願いします。
 なお私からは、サロンのお茶請けに祇園の老舗『鍵善良房』さんの「菊寿糖」をお持ちします。お楽しみに。 


 
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by miki3998 | 2016-09-11 03:10 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(4)

祭りの頃   花巻祭りは明日からです。

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 9月7日は白露、これから秋分の日までは暑さも落ち着き、早朝の散歩の際、草花の上からコロンとしたガラス玉のような朝露がこぼれ落ちる様を見かけるようになります。夕暮れ時には虫の声も聞くようになり、秋の草花もようやく日差しの長さと強さに追いつくような色合いを見せます。秋こそ、日本の野草が凛とした美しさを発揮する季節はないと思うのは私だけでしょうか。それは鬱蒼とした草むらの中のゲンノショウコだったり、風にそよぐオミナエシだったり、大好きなあずき色のホトトギスだったり、この国の風土に合った形と色とを見せてくれる季節のように感じるのです。



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 故郷花巻では、明日9日から11日まで、花巻祭りが始まります。城下町花巻の城跡に建つ鳥谷ヶ崎神社を中心に、町中を風流山車が練り歩き、100基を越す神輿や、近郷近在から集まる鹿踊の団体など、年に一度の祭りは壮大なスケールで行われ、町の人々も楽しみにしている祭事です。昨年はこの祭りに合わせて無ら里での教室を開催しましたが、生徒の半数以上が祭りに携わる商店街のご家族が多かったため、忙しい思いをさせてしまいました。今年は一週遅れで祭りの後16日、17日の無ら里サロンを開催します。今からでも遅くありませんので、お友達をお誘いの上、どうぞお気軽にお出かけください。 



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 一枚目の写真は、無ら里さんのエントランス前のハトムギ畑で撮った一枚です。秋になると黄金色の稲穂も美しいのですが、重く垂れるハトムギの姿もどこか愛らしいと感じるのです。雑穀シェア日本一の花巻では、稗や粟、アマランサスなどはもちろんですが、ハトムギを生産している農家もあちこちで見かけます。子供の頃に遊んだ数珠玉に似ていますし、仲間なのですが、見分け方は穂先がうなだれているのがハトムギ、そしてその実にうっすらとですが、縦に細い線が入っています。ハトムギには美肌効果があり、イボ取り効果やむくみにも効きます。何よりハトムギ茶は香ばしく、冷たく冷やしても温かくして飲んでも美味しい。北東北の女性の肌がきれいなのはハトムギ茶のおかげではないかと思います。


 初秋の草花を集めて、竹籠に。。。まるで今庭先から、あるいは散歩の途中で見つけた野草を自由に生けるのは、決して形にこだわるのではななく、秋こそ自由奔放な野草の魅力を集めるようなイメージでご紹介したいと思っています。
 暮らしの草花はそこに季節があり、色や祭事、しきたりとのバランス、調和があってこそ生き生きとしてくるのだと思っています。身近な草花をよく観察してみると、初めの花から盛りの花、終わりの花へと変化する過程で、ハッとさせられる場面が必ずあります。花弁が薄くなり、反るように崩れ、やがて地面に帰って行く様、たとえ1日花でも一瞬輝く時があるのです。
 朝露の溢れる時間に一輪の芙蓉をひと枝折って水に戻し、素朴でも温かみのある花入に挿す時、不思議と心が落ち着きます。
 来週ラジオの仕事を終えましたら、花巻に向かいます。サロンのその日まで、周囲の山歩きや、公園の草木の成長ぶり、、、そろそろ山法師の赤い実が熟す頃でしょうか。皆様にお目にかかる日を楽しみにしております。



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by miki3998 | 2016-09-08 22:51 | 花巻  宮沢賢治 | Comments(0)

岩手の皆さ〜ん、みちくさ学校ですよ〜。

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 北鎌倉の友人佐々木知幸さんが素晴らしい本を出版されました。
『 散歩で出会うみちくさ散歩 』、発刊当初より大人気で、書店でも売り切れ続出ということでしたが、なんとか手に入るようになったようです。(私もリースのコーナーで数ページですが、載せていただいております)それに関連して、この度岩手県紫波町図書館からのご招待で、以下のイベントを開催されるそうです。題して「みちくさ学校 摘んで、飾って、秋のおさんぽ」。 故郷岩手での開催とのことですから、これは喜んで私にできることならと、告知の協力をさせていただきました。みちくさ部長として北鎌倉でも有名なネーチャーガイドをしてらっしゃいますが、造園家、樹木医でもある佐々木さんのみちくさ入門、お人柄もよく楽しい道草になるに違いありません。スワッグやリース作り、ぜひお気軽にご参加ください。よろしくお願いします。 あ、こちらの本もよろしくです。


                      
   日時  2016年9月3日  10:00〜12:00
   場所  紫波町図書館 周辺 
  持ち物  軍手 大きめの紙袋
  申し込み方法  図書館カウンターまたは電話(019-671-3746)でお申込みください。
   ※当日は解散後にこの本のサイン会もあるそうです。ぜひ!
  



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by miki3998 | 2016-08-29 12:26 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(0)

9月は無ら里でお待ちしております。

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      < 伊藤若冲  玄圃瑶華から 『ブドウ』   >


   残暑お見舞い申し上げます。

 花巻から戻りまして、ラジオの仕事を終え、その翌日京都に参りました。
まだまだ暑いだろうと覚悟してまいりましたが、今回は西陣は「織成館」を訪ね、工房見学という機会に恵まれ、糸から紡がれる素晴らしい作品とそれが出来るまでの工程、実際に機を織る様子を目のまえで拝見しました。(詳細は次のブログで)
 9月の花巻教室「暮らしのエッセンス無ら里サロン」では、初秋の草花を竹籠に生けながら、布、織物のお話もさせていただこうと思っています。 


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 秋の草花には色も姿も独特の雰囲気があります。しっとりと落ち着いた色合い、風に揺れる穂、鈴なりの実、、、空は高く、野山は色濃く染まり、草花が凛とした力強さを感じる季節です。
 サロンでは北東北の9月の草花を集め、ご用意した花籠に生けていただきます。また西陣で買い求めた「山羊紋」の風呂敷の使い方もご紹介します。最近はいたるところでエコバッグを見かけますが、風呂敷こそ最高のエコバッグだとその使い勝手の良さを見直す毎日。他にもこぎん刺しの風呂敷を見つけましたので、そちらもご紹介します。


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            < 西陣織   山羊紋の風呂敷 >
 


       『暮らしのエッセンスサロンのご案内   at 無ら里 』

  日時    9月16日(金)、17日(土)    14:00〜17:00
  場所    B&Bレストラン 無ら里 
  会費    5000円   (お飲み物とスイーツプレートが付きます) 
  お持ちいただくもの     花ばさみ お持ち帰り用袋(大きめの紙袋)
  予約先   無ら里  0198−24−2026

 3ヶ月ぶりのサロンです。初めての方もどうぞお気軽にお出かけください。よろしくお願いします。 



  
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      < こちらの花籠をお持ち帰りいただきます >
by miki3998 | 2016-08-26 00:20 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(6)

生み出すことと見つめること

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里帰りも5日目に入った。年寄りと一緒に早寝早起き、朝から食欲がわいて困るほど…実に健康的な毎日を送っている。
北東北岩手は、さぞや涼しかろうと思われるかもしれないが、花巻は盆地、実は京都並みに暑いのだ。今日も最高気温34度、外を歩くと体感温度はそれ以上の37.8度だろう。散歩は早朝か夕暮れ時に限る。

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実家の犬ももう8歳、無闇矢鱈に吠える子犬だったけれど、最近は帰るたびに私になついて甘えてくる。家族の一員として認めてくれているのか、それとも寂しくてこんな私でも寄り添ってくれるのか、いずれにしてもかわいいものだ。年寄り二人に取っても、鳴いたりわめいたりする生き物がいるのは癒しになるに違いない。


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毎朝父のシーツを洗う。着替えも含めて、日に何度も洗濯機を回す。愚図ついた天気が続いていたが、今日は朝から青空が広がり、布団を干したり大きなものを洗うにはもってこいだった。夏空に白いシーツが眩しい気持ちのいい朝だ。布団もふっくら心なしか軽く感じる。なんでもテキパキこなす母だったが、布団を干す作業は83歳の婆さんにはもう難しくなっている。里帰りの日がいつもこうした天気なら、喜んで干してあげよう。洗濯だって草取りだってなんてことない。不思議と北鎌倉にいるときよりも働き者になる自分。笑ってしまう。


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お昼過ぎ、父の親戚から野菜が届いた。すでに引退をして自分たちの食べる分だけ育てている叔父からの宅配便。ダンボール箱いっぱいに夏野菜が入っていた。母と二人何を作ろうなあれこれおしゃべりが始まる。背中が丸くなってしまった母だが、料理の腕前は衰えていない。特別ハイカラなものを作るわけではないけれど、家族の好みの味付けでチャチャっと仕度が始まる。白ナスがことのほか柔らかく美味しかったなあ。


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北鎌倉での毎日は、仕事も家事も何か生み出すことばかり考えていたかもしれない。常に新鮮な話題や情報を集め、模索していた。花巻ではどうだろう。流れる時間はゆっくりで、必要なことを必要な分だけすればいいし、目に入るものが新鮮でピュアだ。忘れていたものを蘇らせる何かがある。生み出すより今は見つめる時かもしれない。



by miki3998 | 2016-08-05 20:36 | 花巻  宮沢賢治 | Comments(2)

里帰り

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2週間も休みを取るなんて何年ぶりだろう。ラジオの仕事があるので、1週間以上はいたことがなかったが、8年やってきて、初めて自己都合で休みをもらった。
里帰り、行きは良い良い帰りは怖い…なのだけれど、先のことを考えて案じることはない。一日一日やれることをやれば良い。父も母も何かして欲しくて待っているわけではないのだ。こんな親不孝娘でも、顔をみせるとそれで満足らしいし、私も親は生きていてくれさえすれば、それだけでありがたい。
ホームいっぱいの帰省客だろうか、故郷に向かう人の表情は明るい。一緒に私も晴れやかな顔をして帰ろうと思う。


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(新花巻駅の愛の泉像 なんだか寂しげに見えるのは気のせいか…)
by miki3998 | 2016-08-02 23:46 | 花巻  宮沢賢治 | Comments(0)

花を生かす、器を生かす

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 早咲きの桜、啓翁桜も暖かいリビングに飾っている間に、すっかり終わりを迎えてしまいました。
明日から岩手に向かいます。北東北の花便りは、ちょうどゴールデンウィークのあたりが満開で、梅も桜も桃も、リンゴの花も5月の声を聞いた途端に一斉に見頃を迎えるのです。
花巻の無ら里さんでのサロンは、毎回県内のいたるところからお出かけいただいておりますが、回を重ねること8回目になりました。忙しい中時間を作って参加される方々は、お仕事を持っている方が多く、休日を取って楽しみにしてくださっていることを考えると、本当にありがたいと心から感謝しております。

 今回は春まだ遠い3月ではございますが、庭の隅に顔を出した球根花や春を告げる木の花、丹精込めて育てられた蘭などを集めて器と布と草花の関係についても触れながら思い思いの花生けを楽しんでいただきたいと思っています。写真はサロンでお渡しする花入です。お気に召していただけると嬉しいのですが。
 最近はひと枝、一花だけをシンプルに飾り、インテリアの一部としての花生けも好まれています。生けるテクニックや決まりより、草花に親しんで自分流に楽しむことは喜ばしいことだと思います。
 四季のある国で、草花を育てているとわかることがあります。春には春の、夏には夏の、そして秋から冬を越した草花を観察すると、枝のしなり具合、葉の色や質感、花弁の色合いや厚さ、、、気がつくことでもっと草花に親しみが湧き、楽しめるというお話をさせていただだいています。それはきっと暮らしの中で花を飾るヒントであり、しつらいの仕方の工夫につながるのではないかと思っています。この器は丈の短い春先の草花や枝ものがとても落ち着いた感じで生きる器です。ご活用いただけたら幸いです。お一人様、一つ(白か黒をお選びください)お持ち帰りいただきます。



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 北鎌倉は今、風も強く大粒の雨が窓を叩いています。
「明日の新幹線で帰るからねえ。」と電話で母に申しましたら、
「まだ鎌倉さいだってっか。あんや、明るいうちに着くように、気つけで帰ってきてや。」と元気な声が返ってきました。
今日は体の調子も良いのでしょう。体調が悪いと、蚊の鳴くような声で返事もおぼろげな感じの母ですが、帰るよとの連絡には声のトーンも上がり気味です。こちらでの仕事の段取りを済ませて、来週の準備でバタバタしていたのですが、2ヶ月ぶりの里帰りは、たとえ4〜5日だとしても楽しみにしてくれているのでしょう。もっと早く帰れたらよかったのにとも思うのです。せめている間は、母の仕事をなんでも手伝ってやりたいと、旅の支度をしながらあれこれ思いめぐらせています。明日天気になあれと願いながら。
by miki3998 | 2016-03-09 19:04 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(1)

 花巻教室、1年経ちました。 

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 花巻教室「無ら里サロン」もお蔭さまでこの9月で丸一年を迎えることができました。これもひとえにオーナーの滝さんをはじめ無ら里のスタッフのみなさま、遠くからでも車を走らせていらしてくださる会員の皆様のお蔭です。ありがとうございました。
 お客様の半数は、このブログをご覧になっているという方々で、なかには四国からいらしてくださった方も。。。ほぼリピーターです。本当にありがたい、感謝しています。さもない日常の断片を言葉になぞらえては、不定期に更新している怠け者のブログですが、読んでくださっているパソコンの向こう側の方とお会いできるチャンスをいただきました。花巻での仕事は故郷になにかしら関わりながら、季節の草花や暮らしのエッセンスをご紹介するということだけではなく、人との出会いの場になったわけです。


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          (家の周りの草花 クサギ)


 9月の無ら里サロンでは、食と器、草花と器のお話を中心に、現代作家の花器や、地方に息づく焼き物のご紹介をしたいと思っています。一枚目の写真は、8月の草花教室でのお昼の様子です。メニューはグリーンカレーに生春巻き、カボチャのグリルと鶏肉と夏野菜の煮物。アジアンなランチョンマットも器も統一感を持たせながら、食材が生きるような器を選びました。レッスンの後、生徒と一緒にワイワイ作る料理(みなさん、生春巻きを作るのは初めてだそうです)は、気取らぬカジュアルなものであり、テーブル周りも飾らない普段着の昼ご飯です。器選びで大事にしているのは、料理と器の関係、全体のバランス、そして季節感。。。メニューも家に帰ってすぐに作れるものばかり。家庭料理は繰り返されるものです。気張らず気軽に、作るのも食べるのも気持ちのいいものがいいなあと思っています。



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 9月から横浜の日本大通りにあるギャラリー『栖 すみか』さんで、草花の仕事をさせていただくことになりました。ホームページもありますから、ちょっと覗いてみてください。器に合った山野草をお持ちして、作りすぎずに器が主役となるような仕事です。写真のご案内は、現在開催中の青野明子さんの安南手の蓋物。白地に青の柔らかな文様は、爽やかさと異国の匂いを感じさせます。青野明子陶展は9月8日までです。
 次回は南蛮焼き締めの加地学さんの個展が12日から始ります。花巻教室の前日、私は搬入されたばかりの器のために草花を用意して、その足で新幹線に乗ります。タイムリーと言うか偶然ですが、無ら里サロンの9月のテーマについて、きっとお役にたてるお話と器のご紹介ができるのではと思います。
「暮らしが仕事で、仕事が暮らし」、「暮らしのエッセンスサロン」のご予約はB&Bレストラン無ら里0198-24-2026 まで。よろしくお願いします。


 
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    (ギャラリー栖のある日本大通りは歴史とデザインの街)
by miki3998 | 2015-09-05 01:54 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(0)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


by miki3998
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