カテゴリ:花巻  宮沢賢治( 51 )

イーハトーブ館 『 高村光太郎展 』

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  深い緑の合間から青い山々がくっきり見えます。
 聞こえてくるのは鳥のさえずりと流れる水の音だけ・・・ 
  今日は『イーハトーブ館』をご紹介しましょう。
  賢治記念館から夏の草花が見事に咲いている南斜花壇をゆっくり下ってくると、
  イーハトーブ館にたどり着きます。 
     
 こちらは賢治の作品だけではなく、
 彼に関連した資料を閲覧したり、企画展が開催されたり、
 常時賢治の童話アニメを上映していて、
 誰でも無料で見学することができます。

 マウイはミニシアターで『注文のおおい料理店』を見学、私は開催中のこちらを見てきました。

  
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   「 高村光太郎展 」です。 もちろん詩人であり彫刻家の光太郎のことは皆さんご存じだとおもいます。
   でも彼が賢治の父政二郎さんを頼って疎開してきたこと、町はずれの小さな庵で、
   愛する智恵子を思いながら 独居生活を送ったことはあまり知られていないようです。
   ちなみに彼の庵は「高村山荘」として、いまでも保存されていますから、そちらもぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。裏山に上っては亡くなった智恵子を思い、その名を叫んだとされる「智恵子展望台」や湧水「智恵子妙泉」なども残されています。
  うちの母は中学生の頃、ツイードのジャケットを着て、リュックを背負い、晴れた日も長靴をはいてあるく光太郎を見かけたそうです。 大柄な光太郎は、花巻の人にはないオーラがあったのだとか・・・。

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  イーハトーブ館の周りには もうナナカマドの実が赤く色づいていたり、
  アケビの実がたわわになっていました。
  花壇の草花もそうですが、このあたりには 賢治の童話に出てくる植物が
   植えられていて、よく手入れされているのがわかります。

   

   去年こちらを訪れたのは夏の盛り、綺麗なダリアが陽射しをいっぱいに浴びて生き生きとさいていましたっけ。 もちろん今回もダリアはもちろん、シュウメイギクもサルビアも元気に咲いていました。
  日時計のあたりはこんな感じです。 

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   マウイの後ろに咲く花はピンク色のシュウメイギク。
 
    それにしても子供って、写真を撮るときに
    どうしてこのポーズをとるのでしょうね。 

   明日はいよいよ 花巻うまいもの編です!!!



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by miki3998 | 2008-09-25 00:13 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(24)

童話村 『 賢治の学校 』

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 宮沢賢治童話村の中の『 賢治の学校』です。 ここは面倒な説明や解説がなく、思い思いのイメージで楽しんでもらおうという、賢治らしいちょっと不思議な空間です。

  
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     記念館はどちらかというと大人向き、もちろん子供でも理解できると思いますが、この『賢治の学校』は体験的空間とでもいいましょうか、身近に賢治の世界を感じてもらえるように趣向をを凝らしてあります。 内部をご紹介しましたが、外はこんな感じです。 そのスケールの大きさがおわかりいただけるでしょうか?

  
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  雑木林と山野草、水辺の生物が自然に共存し、できるだけありのままに近い状態で残された子供広場になっています。 一日いても飽きないだろうなあ・・・。

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      カメラを向けるとおどけるマウイです。
      まともな顔で写ってくれません。
      ここは遠足で一度来たことがあるそうで、
      広場の前のこのオブジェは、お気に入りのひとつ。


      賢治が得意とした植物、動物、鉱物、天体・・・
      それぞれのカテゴリーごとに教室があります。
      ただ展示するだけではなく、参加しながら
      目と耳と鼻も指先も使って体験するのです。
      やはり行ってみなければわかりませんよね。
      大人でも十分楽しめますから、一度訪ねてみてくださいね。
      


 

 
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花巻では夕方5時になると『星めぐりの歌』が町じゅうに流れます。
   子供も大人も この歌を聞きながら家路を急ぎ、仕事の手を休めるのでしょう。
   この曲を聴くたびに、胸にこみあげてくるものがあります。    『 銀河鉄道の夜 』から
    
  
  

   
by miki3998 | 2008-09-20 02:04 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(49)

お待たせしました、当選者発表です!

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   里帰りのお話はちょっと休憩して、40万アクセス記念プレゼントの抽選結果をお知らせいたします。 今回は58名の方が応募してくださいました。ありがとうございます。ブログをご覧いただけるだけで十分ですのに、コメントを残してくださったかた、新しくお仲間に入ってくださった方、そしてブログを始めたころから応援してくださっている方・・・どの方ともお会いしてお礼を申し上げたいくらいです。そんな思いを形にしてお送りしますね。 みなさんに差し上げたいところですが、当方ただいま財政難の折、ささやかですが花巻ならではの品物をセレクトしてお送りしすることにいたしました。
  
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   応募してくださった方の名前をカードにして、この大きな壺に入れます。
   それを次男Kが引くという厳正かつシンプルな方法です。 (笑)  
   昨日友達と代々木公園で鬼ごっこをしてきた次男、 何考えてるんでしょうね。
   というわけで、抽選は今朝、お待たせして本当に申し訳ありませんでした。


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      セレクトした本です。 
     一番上の写真の2冊もそうです。
     できるだけ書店で売っていない本を選びました。
     喜んでいただけるかなあ~。
     小冊子は2冊セットでお送りします。
     どの本が送られるかは 届くまでのお楽しみです。




     
  

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      花巻のお漬物。 こちらもお付けしますね。
      どんぶり飯、3杯は軽くイケます。(笑)

      「うめよぉ~、まんつ食べでみでけでぇ。」

     あ、ごめんなさい。海外の方には本だけでお許しを!
     その分、私からの熱いラブレターを同封しますから・・・
     いらない? ごもっとも!(笑)



  





  さあ、では その当選者の方達です。 当たった方は速やかに鍵コメでお送り先をお知らせくださいね。 もう準備万端、いつでも送れますから。 その10名の方は次の方々です。おめでとうございました!
  1、ami-imanami さん、2、azumi298-i さん、3、lemgmnsc-bara さん、4、geko さん、5、koro49 さん、6、emi さん、7、amamori120 さん、8.cazorla さん、9、気ままさん、10、eaglei さん、     
   以上、 皆様、ありがとうございました。 残念ながら抽選に漏れた方々、本当に申し訳ございません。 ご希望の方には花巻の絵ハガキをお送りしますので、その方も鍵で送り先をお知らせください。濃厚なラブレターをお送りします、本当です! 

  2年半の間、アクセスをしてくださった皆様、 今回初めて遊びにいらしてくださった方、拙ブログを応援していただき、本当に、本当にありがとうございました。 またぼちぼちと綴ってゆきますので、よろしくお願いいたします。

  
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       岩手のお菓子です。 こちらも本と一緒にお送りしますね。 はて、何が届くかな?  \(^ 0^)

  

  
by miki3998 | 2008-09-18 15:02 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback(1) | Comments(64)

里帰り 2008 秋まつり編  2 『 祭りだ、祭りだ! 』

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   「 半年のご無沙汰でした、 姪のマウイです。 みなさんお元気でしたか?
    ダイちゃんママが来てくれたのは今年の3月でしたね。
    あのときはバドミントンやカラオケにいったり 楽しかったなあ~。
    今回はどこに連れて行ってくれるんだろう? 楽しみです。 
    今日から花巻祭りが始まるので、学校は午前授業なんです。
    では行ってきます!」     by マウイ

           *************

    大きくなったでしょ、弟の娘のマウイです。身長は145センチ、体重は…?(笑)
    ちなみに小学4年生、勉強よりもスポーツが好きな女の子です。
    ただいま反抗期真っ最中?なのだとか・・・(笑)

    
     里帰りした翌日は、『花巻祭り』( 9月12日~14日)の初日でもあるのでした。
    子供がまだ小さかった時に見たきりですから、かれこれ20年ぶりでしょうか?
    毎年雨にたたられるお祭りですが、晴れ女の私が来たせいでしょうか・・・(笑)
    お祭りが始まる午後になったら まあびっくり秋晴れのいいお天気になったのです。
     さてと、マウイが帰ってきたら お祭りに連れて行ってあげましょうか。


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     この子たちは出しの先頭になって街を練り歩いています。 
     兄妹の二人、祭りの格好も様になってます。
     この年頃が一番可愛いですよね。


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   こんな順番になっています。 太鼓をたたく稚児さんと三味線のお姉さん、笛を吹く若者たち。みんな夏休み中も一生懸命練習を重ねてこの日に備えるのです。 昔は稚児さんも三味線のお姉さんもたくさんいました。温泉から芸者さんもきて艶やかな姿を披露してくれたりして、それはもう賑やかで盛大なお祭りでした。 ちなみに各町内会から山車が出ますから今年は13台。 ひところは20台は下らなかったと思います。ちょっと寂しいですね。 少子化問題やや市の財政難もあって、いろいろ大変だとは聞きますが、伝統的なお祭りはぜひずっと次の世代へと受け継いでもらいたいと思います。 そのためにも みんなの心を一つにして盛り上げなくちゃね。

      
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  もちろんこれだけではありません。 お祭りと言ったら神輿でしょ! 神輿も30台(台って数えるんだっけ?)ぐらいでしょうか・・・。各年代ごとや、会社、市役所など、年も職業も多彩です。 なんと私の同級生たちも、まだ頑張って担いでいました。 その名も向鶴会、こんな祭り半纏を着ています。 ちなみにこの柄は 花巻城主「 北 松斉 」の紋章です。(花巻って城下町なんですよ~。)

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         53歳ですよ!  黙っていても腰が痛い、足がだるい、
        体が思うように動かない年代です。 頑張っているんですね、みんな。
        私は高校まで地元でしたが、大学から外に出ました。
        同級生の男子も同じように都会の大学に行って学び、 
        そのまま就職するもの、Uターンして地元に戻ってきたもの、
        さまざまです。 その彼らが一年に一度、祭りのときだけは
        なんとか都合をつけて集まってくるんですから、不思議です。

        よく見ると、小学校からの幼馴染も神輿を担いでいます。
        ああ~、みんなさすがに年を取りました。
        髪の毛も 顔の皺も だてじゃありません。
        でもいい顔してるなあ~。
       
        右下の首に手拭いを巻いた男性、 神輿「向鶴会」の世話役です。
        幼馴染のM君、この日、行きつけの蕎麦屋『 嘉司屋 』で再会、
        昔話に花が咲きました。
        彼は小学生の時、加山雄三が大好きでした。(6年生の時です)
        そしてこの私も・・・。(笑) クラスメートがタイガースやテンプターズに
        夢中になっている時、私たちは映画の若大将シリーズを観てきては、
        翌日学校でその話で盛りあがったものでした。
   彼が若大将で、私が澄子さん・・・失礼しました!(笑う) 来年は神輿、一緒に担ごうかなあ、などと身の程知らずなことを言ってます。 先頭で一緒に練り歩くならできるかも、ですよね。 ごもっとも!
        
   

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     初日にこれだけ盛り上がったのですから、明日はどんなことになるんでしょう?(笑)
    マウイもそろそろ眠くなってきたようです。そろそろ帰るとしましょうか。
      賢治の童話にちなんだ名所があります、今夜はそこを通って帰りましょう。
    高さ20メートル、横幅50メートルぐらいでしょうか・・・・。特殊塗料で夜だけ光って見える壁です。 『銀河鉄道の夜』からイメージした宇宙です。 その幻想的な美しさにしばらく車をとめて、眺めてしまいました。  では、今夜はこのへんで。        つづく  
      

  
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by miki3998 | 2008-09-17 20:23 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback

里帰り 2008  春休み編  その2 『 わんこ蕎麦  嘉司屋 』

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   ≪ わんこそばは その薬味もおいしい! イクラ、なめこ、イカの塩辛などが並んでます。≫
  

   里帰りした翌日、家族そろっての夕食は同級生のお店、『 嘉司屋 』さんで、久々の外食。桃の節句を前にした3月1日、季節に合わせたバラエティ豊かでおいしいお蕎麦の定食をいただきました。

  写真は店内でわんこそばをいただいている学生さんグループです。 写真を撮らせていただくことに快く了解を得ております。中には熊本からいらした女性もいらっしゃいました。花巻はわんこそば発祥の地、そしてこのお店こそが、元祖わんこそばの老舗(明治37年創業)なのです。 私も以前息子たちとわんこそばに挑戦したことがありましたが、確か50杯位だったと記憶しています。7~8杯でざるそば一枚程度ですから、約7人前平らげたということでしょうか・・・エへへ、凄いでしょ。 男性なら6~70杯は食べて欲しいですね。
  奥に写っている貫禄のある女性が私と幼稚園から一緒の女将、喜美ちゃんです。 人が良くて頑張り屋で、京都に修行に出て旦那さん( 京都、鰻の松乃の料理長だった方)までゲットしてきたしっかり者です。ちなみにお蕎麦を盛っているのが喜美ちゃんのお嬢さん、評判の看板娘です!

  
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 私がいただいたのはこの「 ひな祭り定食 」 です。おいしかった~~~。 できたてのお蕎麦やお出汁のしっかりした蕎麦つゆもさすが老舗のお味です。 姪っこのマウイは意外に大食漢、この店のお薦めのうな重をぺろりと平らげました。そういえば喜美ちゃんは京都の鰻屋さんで修業したのでした。うなぎはもちろん、鰊そばも美味しい理由がうなづけます。 そして食後のコーヒーがあのイノダコーヒーなのですから、何から何までこだわりのお店なのがよくわかりますね。 京都? いえいえ、花巻ですよ、ここは。(笑)
  
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 そして花巻と言えば宮沢賢治ですが、彼もまたこのお店の常連だったとか。 いろいろな方が訪れては美味しいお蕎麦に舌包みをうったことでしょうね。 喜美ちゃん、ごちそうさま! また来るね。
 
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            ≪  井堂氏もこの店の常連さんです。 ≫
 
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by miki3998 | 2008-03-18 20:39 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(18)

眠れぬ夜は・・・

  昨日の十五夜、いいお月さまでしたね。
  ネイビーブルー(私が一番好きな色です)の夜空に黄金色のお月さまがじっと私を見つめてくれているようで、私はしばらく夜の散歩を楽しみました。 森の中をひたすら奥へ奥へ・・・ずっと一緒にお月さまが歩いてくれているみたい。 いえ、そうじゃない、私がお月さまを追いかけていたのかもしれません。

  眠れぬ夜は大好きな本を紐解いて。 子供の頃から好きで読んでいた賢治の童話をもう一度読み返してみました。 
 
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  『 貝の火 』と『 二十六夜 』 です。 この2冊は先月里帰りをした際に、賢治記念館で買い求めたもの。装丁も使われている紙の質も、昭和23年に印刷されたものの復刻版です。文字も旧かなづかいで、ちょっと子供には読みにくいと思いますが、挿絵がとっても素朴で賢治の世界に引き込まれるような感じなのです。

  『 貝の火 』  1. 猫の事務所
            2. クねずみ  
            3. ツェねずみ
            4. 夜だかの星
            5. 林の底
            6. どんぐりと山猫
            7. 貝の火

  『 二十六夜 』 1. 鹿踊りのはじまり
             2. さるのこしかけ
             3. 茨海小学校
             4. 二十六夜
             5. 月夜のけだもの
             
  賢治のお話はいろいろあり、ここにないお話も好きですし、この本で初めて読むお話もありました。帰りの新幹線の中で、黙々と読みましたが、子供のころに受けた印象と違う感想を持つこともまた新鮮ですね。 でも「夜だかの星」はやっぱりせつなくなるお話でした。

  
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  そしてこちらの2冊はイーハトーブ館で求めたものです。 個展を開かれていた間村俊一氏の装丁です。イーハトーブ館は賢治の資料館の役目をしているので、関連図書が多いようです。いかがですか? 独特の世界観でしょ。  あ、この2冊はまだ読んでいません。秋の夜長、ゆっくりゆっくり楽しみたいと思っています。
  

  
by miki3998 | 2007-09-26 11:46 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(4)

 里帰り 2007 晩夏  その4  森の門番

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  お約束のイーハトーブ館(こちらは資料館や展示スぺース、シアターなどがあります)をご紹介します。 高台の記念館から南斜花壇がある山を転がるようにして下り、松やクヌギの林を抜けると水と緑に縁取られたイーハトーブ館が見えてきます。 
  
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 ここはイーハトーブの心の旅をするための旅行案内所。『 猫の事務所 』 かな?(笑) 
 遠慮はいりません、さあさ、どうぞ中へお入りください。  
  
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  ね、懐かしいでしょ。昔使われていた机と椅子です。 大きなパネルのなかの賢治さんが生徒に語りかけてくるようですね。 稲を刈った後の田んぼでしょうか・・・実りの秋、稲刈りをする親のそばで、子供たちが無邪気に駆け回っている光景を想像してみたりして・・・。しばしあの頃の自分に戻って、ゆっくり展示作品を拝見いたしましょう。 (作品に関しての撮影は禁止です)
  
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  この日は装丁家・間村俊一氏の個展が開催されていました。 ご存知の方も多いと思いますが、繊細なタッチと独特の世界観で、魅力的な絵を描いていらっしゃる方です。不思議な空間とイラストの世界に魅了され、氏が装丁した本数冊を購入。
  
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近隣の美術館、博物館の催事のポスターです。花巻にはほかに市立博物館や新渡戸稲造記念館、高村光太郎が疎開していた時住んでいた山荘や萬鉄五郎美術館などがあります。 時間があればそちらにも足を延ばされることをお勧めします。 
   
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 さて、そろそろ帰りますか。 夜になるとこんなフクロウの外灯に明かりがともります。森の門番でしょうか? 今度来るときはちょっと暗くなってからでもいいかなあ。 
  
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 見上げると高い空に気持ち良さそうな夏雲がふわり。 南斜花壇の山道をまたゆっくりもどりましょう。 登りながら振り返った時の景色を見るのもまた格別です。賢治さん、 また来るなはん。
by miki3998 | 2007-09-14 09:07 | 花巻  宮沢賢治

里帰り 2007 晩夏  その3  ダリア

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  母の容体が安定したある日、付き添いの合間を縫ってここに行ってきました。
  緑豊かな山間にひっそりと建つ『 宮沢賢治記念館 』です。

 
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  賢治の世界に近づくための資料、約400点が展示されています。環境、信仰、芸術、農業などなど、イーハトーブの世界を感じ取ることができます。 残念ながら中は撮影禁止です。今回は記念館の周囲や彼の設計した南斜花壇などをご紹介しますね。

 
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 北上川にかかる朝日橋を越えて、私の実家はあの山の裾野、松林がどこまでも美しい小さな町にあります。 そして賢治が愛したイギリス海岸や羅須地人協会の建物、教鞭をとった花巻農学校、そうそう、私が通った花巻小学校もここからよく見えるんです。花巻は城下町で、お城の後にできた花城小学校(花巻小学校の前身)は賢治も通ったのですから、後輩にあたるんですね、私は。(笑)

 
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           童話 「 よだかの星 」の石碑
 
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           賢治が描いたフクロウが花壇への道へといざなってくれます。
 
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   山の上から花壇を見下ろしています。ゆっくりゆっくり参りましょうか。
 
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   おわかりになりましたか? 下って行く途中にはもうシュウメイギクの花が咲いていました。
  そして花壇の中央にはまあるい花壇の真ん中に白い軸があります。 これ、日時計なんですよ。色とりどりの草花を時計の数字に見立てて、この軸に当たった太陽の影が時間を刻んでくれるんです。 花壇の中の日時計は、花巻温泉のバラ園のなかにもあって、そちらも賢治の設計です。 草花を愛し、虫と戯れ、鳥や動物との会話を楽しんだ賢治の念願だった南斜花壇がここにあるのです。 見上げればどこまでも高い夏空と白い雲、鳥たちのさえずり以外には何も聞こえない広々とした空間。贅沢な休憩時間を過ごすことができました。

  私はここに何しに来たんでしょう。賢治のことを知れば知るほど、命の尊さとはかなさ、人の弱さや傲慢、自然の温かさや厳しさ、いろいろなことに気付かされます。生かされているということをもう一度心に刻んで忘れないように、ゆっくりゆっくり歩いてみました。
  
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      ( 花壇に咲いていた夏の花”ダリア ”  サーモンピンクがとってもきれいでした)

 次回はこの花壇の先にある 『イーハトーブ館 』をご案内します。 
 
 

 
 
 
by miki3998 | 2007-09-11 22:24 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(40)

 休息

 
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     空が真っ赤に染まる時、
     はるか向こうのの山並も、
     静かな闇へと消えてゆく

     同じ時、同じ空を見つめる君へ
     一人じゃないって知ってるかい
     闇はけっして暗くはない
     それは明るい明日への
     一時の休息に過ぎないのだから。

 
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     眠りなさい、
     痛めた羽を休ませて
     深く静かに眠りなさい。
     
     
     
  
by miki3998 | 2007-06-19 21:31 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(92)

石っこ賢さん

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 これは長男が小学2年生の夏休みに、自由研究で作った石の標本(?)です。いろいろなものが毎年増えて、整理して処分するものはあっても、子供の作品や思い出の絵日記、工作の時間に作った粘度細工などなど・・・これも捨てられずに取って置いた宝物のひとつです。

  この石は息子が田舎の道や公園、河原などに行ったときに集めたものです。高学年で勉強する、花崗岩や玄武岩などというレベルのものではありません。写真では見えにくいと思いますが、「ピンクの石」 「人面石? 」 「小豆色の軽石」 「不思議な石」など、息子なりに名前をつけて並べてあります。
  そしてそのときの担任の先生が、この作品にこんなことを書いて下さってます。
  『 石っ子賢さんと呼ばれた賢治みたいですね。人面石をたくさん集めている人の話を聞きましたが、石と向き合うとおもしろいことがありそうです。素晴らしい研究でした。』

   今日9月21日は宮沢賢治が亡くなった日です。毎年この日に故郷花巻では『 賢治祭 』が開催されます。あの『 下ノ畑二居リマス 』とかかれた、賢治ゆかりの地で、童話の朗読や子供たちによる演劇、そして賢治の作詩した歌の合唱など・・・。いつまでも賢治と共に生きる地元の人たちの大切なお祭りです。

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      今月のレッスンの花    
         クレマチス 秋色紫陽花 リンドウ 女郎花 スマイラックス(生徒Sさんの作品)
by miki3998 | 2006-09-21 20:39 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(38)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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