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 真夏の京都で...

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 真夏の京都へ。
 いつもなら京都への旅は、この時期をさけておりましたが、訳あって月曜日のラジオが終わってすぐお昼間の新幹線に飛び乗りました。目的があるようでない...私の旅はいつも気ままで気紛れなもの。5月に参りました際も、さして名所旧跡を歩くでもなく、早々に仕事を片付け、大好きな寺町通りをそぞろ歩き。街並や建物を眺めて歩き、面白そうな店を見つけてはお邪魔して店主と言葉を交わしたり、また時には地元の人のオススメのエリアを散策したり。。。今回もご多分に漏れず、ぶらぶらと宿泊先のホテルの周りをあてもなく歩きまわりました。サルスベリの花が満開で、暑さもピークだと知らせてくれているようでした。

 
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 京都の魅力は古いものと新しいものが共存しているところかもしれませんね。この建物は、1階のカフェやレストラン、保育所や老人デイサービスなどの複合施設で、2階以上が御池中学校です。御池南小学校との小中一貫教育を実施し、地域の学びの核となっています。「街づくりより人づくり』という理念のもと、地元民の協力により明治に創設された伝統校で、保育所や老人施設との併設は、異世代の交流の場にもなるでしょう。鎌倉はまだ学校のリノベーションはありませんが、少子化問題と高騰する土地代問題を抱える都会では、場所によってはこんな建物もありかもしれません。


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 カメラを向けるのは、街並の一部分。柊家さんの門前に番頭さんが立っておられたので、屋根の上の野木瓜(ムベ)について尋ねると、丁寧に教えてくださったり、初めて入った喫茶店では、オススメを聞きながら創業当時のエピソードを伺ったり...街歩きは、地元の人々との会話を楽しむのが旅の醍醐味につながります。特に私はタクシーの運転手さんと話すのが好きで、目的地が近くてすぐ降りなくてはならなかったりすると残念でたまりません。幸いぶっきらぼうで会話の進まないドライバーに遭遇したことはないのです。


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 暑いので冷たい物をいただこうと入った堺町のお店で、頼んだものが出てくるまでしばらくはこの本のページを読み進めます。クラシックが流れる空間と落ち着いたしつらい。ステレオの上に置かれた数冊の本から選んだものですが、心に残る素晴らしい内容でしたので再び手にしたくなり、探して買い求めました。こんなふうな本との出会いもいいものです。


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 二日目の空はどんより重たい雲で覆われていて、真夏の京都にしては過ごしやすい一日でした。それでもお昼近くには雲がちぎれ始め、青空が見えてきました。北白川での用事が早めに終わったので、バルティスに会いにこちらへ。途中電話で仕事の打ち合わせをしながらでしたが、気持ちはグランシャレのアトリエに訪れたつもり。(笑)54歳のバルティスが出会った頃の節子さん(当時20歳)を描いたデッサンの前でしばし佇み、静かで心地よい時間を味わいました。


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 来週から小淵沢での野外教室が始まります。日帰りをご希望の方や、遠く関西からいらっしゃる方、レギュラーの生徒さんもご一緒に夏の八ヶ岳の周辺で山野草や森の様子を観察し、秋への準備を始めます。一年の終わりに作る冬のリースのためにも、いまこの時の草花の様子を知ることは大切で、より植物への興味を深めていただけるようなスケジュールをたててお待ちしています。
 出発は19日。お申し込み締め切りは15日です。旅は自分をニュートラルにしてこそ新しい自分に出会えるような気がします。




 
by miki3998 | 2014-08-12 22:28 | 旅行 | Comments(6)

 息がとまりそうな。。。

 
  
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   史朗さんのお父様、濱中月村氏の自邸も見せていただきました。
   広い敷地内には栗の木、夏みかん、ジンジャーやホトトギス、。。。
   秋の里山の草花が。植えたのではなくそこにある,という感じ。
   外観や細部にわたってお見せしたいところですが、ほんの一部だけ特別に。
   言葉はじゃまかもしれません。


  
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   大げさではなく、息が止まりそうでした。。。

  
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                 <ジンジャーの花と柿の枝> 



   床の間や茶室、水屋、廊下、回廊、玄関、外観。。。すべてお見せしたいのですが、
   ここではやはり台所をご紹介したくて。
   石積みの棚に一枚の板を渡し、自作の器を無造作に並べる。ダイナミックな饗宴も繊細な料理も、主役はあくまで住まう人々。自然に囲まれたこの地にとけ込むような家としつらい。ジンジャーと柿の枝も生けるというより活かされていて、暮らしの一部になっています。どこにもない、だれも真似のできない生き方がそこにあって、住まいそのものが主である月村さんその人のように思えました。(ご無礼をお許し下さい)家作りの基本はそこにあるはずなのに、既成の概念や物に流され埋もれてしまった住まいへの思い。バラバラではなく、家が自分であるはずなのですが。。。反省しきり。
   
 
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  たくさんの作品が世に出て人の目にふれ、魅了されて自分のものになる過程は人それぞれだと思いますが,ひとつの香炉がきっかけでその作家のアトリエや住まい、暮らしぶりを見せていただく機会をいただけたのは本当に幸せなことだと思っています。ますますその魅力に引き込まれていく予感がします。ぜひまた機会を作り訪れたい萩の『大屋窯』です。



  
by miki3998 | 2012-09-28 21:28 | 旅行 | Trackback | Comments(4)

 萩へ この方に会いに。。。

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 ここは萩にある陶芸家の自宅兼アトリエ。古い作業小屋を時間をかけてご自身で改造されたそうで、至る所にこだわりが感じられます。コンクリートを打ち直した黒光りする床、墨汁をふきかけた土壁、使い込まれた黒い皮のソファ、天井の太いすすけた梁。。。全体的に暗い印象ですが、小さい窓から差し込む光が逆に明るさを尊いものに感じさせ、その向こうの景色がいっそう輝いて見えるのです。最小限の色使いと自然素材だけで構成された仕事場は、好きなものだけを集めた居心地のいい空間になっていました。


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 この椅子も燭台も自転車(他に2台天井から下げられています)も、、、「いじるのが好きなんです。」そう照れながらおっしゃるのがこの方,濱中史朗さん(お父様は濱中月村さん。2007年から大屋窯代表)。実は私が愛用しているあのリュースの香炉をデザインした方なのです。


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 一度お目にかかりたいと思っていましたが、まさかこんなに早く実現するとは、山口への旅の目的はこちらがメインと言っても過言ではありません。照れながら言葉少なにお話をされる濱中さんの眼力、作品に魅了されたのは言うまでもありません。出来得ることなら、毎日でも通いたくなる萩のアトリエ。自然の中で育まれるものの強さをあらためて感じました。 


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  いつかこの花瓶に草花を生ける日が来たらと願っていましたが、その日はそう遠くないことを実感しました。いただいた大切な機会を、夢で終わらせること無く、実現するための準備がはじまります。


 
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  こちらは訪れた日の前日に発売になった『 BRUTUS 居住空間学』という雑誌です。西田編集長が理想の暮らしにこだわって集めて住まいの特集に、濱中さんのこのアトリエも掲載されています。ご興味のある方はご覧になってみてください。(22〜25ページです)よろしくお願いします。
  時系列で山口の旅をご紹介しようと思いましたが、すでにリユースの香炉をお持ちの方のためにも、いち早くお知らせしたくて。。。この後も山口・萩の旅のブログは続きます。






 
by miki3998 | 2012-09-25 21:13 | 旅行 | Trackback | Comments(6)

 おいでませ、山口へ 

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 山口宇部空港から車で40〜50分、出迎えてくださった方(この方の説明は後ほど)のおススメのスポット、曹洞宗寺院『瑠璃光寺』へ。日本の三大名塔のひとつである国宝の五重塔は、辺りの景色にとけ込み、しっとりとした佇まいだった。お彼岸も近いのに陽射しは強く暑さは真夏並み。なのに清々しささへ感じるのは、室町時代に建立され、現代的なもの、人工的なものが一切無いからかもしれない。過ぎて来た時間に正直な色彩と質感がなんとも美しい。背景の山並みの高さ、見下ろす街並、空を遮るものがないということは、美しい景観のための最大で最小の条件なのだと思った。


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 次にお連れいただいたのはフランシスコザビエルゆかりの教会『山口ザビエル記念聖堂』。
 芝生では付属の幼稚園の園児達が運動会の練習だろうか、歓声をあげながら楽しそうに、いや、懸命に懸命に走りまわっていた。案内をしてくれた方の話によると、1991年に火事があり、それまでの木造の瀟洒な建物が焼け落ちてしまったそうだ。お隣の中高一貫校に通われていたその方は、それがいたく残念だったと悔しそうに語ってくれた。 秋空にすくっとたつ2本の塔は、高い建物がすくない山口市内のどこからでも見えるそうで、街のランドマークとなっているらしい。定時に鳴らされるカリヨンの音色は市民の心を癒す音、聖堂とともに愛されているにちがいない。


 
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 次にお願いして連れていっていただいたのがこちら。「山口情報芸術センター」通称ビッグウェーブやまぐち。走行中、山並みを彷彿させる建物に興味がわき、中を見学させていただいた。磯崎新の設計、劇場と図書館、カフェが併設されている。やっぱり,そうか。。。。ここも背景の山並みの高さを意識している。角張っていてそっけなく、機能性だけの無機質な建物ではなく、新しいけど優しい、街の真ん中で山並みを感じるなめらかなウェーブ。そのまま愛称になる建物はきっと市民にも愛されているはず。中をのぞいてみたけれど、図書館ももちろんいっぱいだったし、魅力ある内容の催しもきっと充実しているだろう。


 
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 今回の旅は観光ではなく、ここ山口に住まうお二人の重鎮(どう表現したらいいか困っている)にお会いするのが目的。実は全くの初対面。フェイスブックがきっかけでブログも読んで下さり、私のことをいろいろと観察(?)してくださっている方達だ。電話でしかお話をしたことがないのに、来てしまったのはなぜか。。。旅の話題とともに少しづつご紹介します。
by miki3998 | 2012-09-23 12:48 | 旅行 | Trackback | Comments(0)

 雲海を行く 

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  久しぶりの空の旅。見知らぬ土地を訪れる期待感で早起きも苦にならない。
  「来週お邪魔します。」急な申し出に快く承諾を得たものの、前日ギリギリまで仕事。テーブルの上には月曜日のラジオの資料が山積み。帰宅した翌日も仕事が待っている。大丈夫か,自分。なんとかなるさ、このチャンスを逃すと今年中はきっと無理だ。いま行かないと。。。
  たいした準備もせずにカバンひとつで早朝の横須賀線に飛び乗り、羽田へと向かった。


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  (出かける旨をお隣のおば様に告げて。。。庭の紫陽花の陰に彼岸花の蕾が。。。)

 
  時間を楽しむなら船がいい。会話を楽しむなら汽車がいい。ならば空の旅は。。。
  わずか1時間ちょっとだけれど、眼下に広がる雲海とインクブルーの海に浮かぶ小さな船の数を数えている間に目的地に到着。ジオラマのような景色を楽しむなら、この長さがちょうどいいのかもしれない。座席のポケットに入っていた機内誌の特集は『山口』、旅の目的地だ。 
by miki3998 | 2012-09-23 11:23 | 旅行 | Trackback | Comments(0)

 加筆しました。 『 小淵沢の一日 』


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   山の朝は体が日差しを感じるのだろうか、すんなり目覚めて気持ちがいい。 熱いスープと紅茶を飲んで散歩に出る。紅葉はピーク。見上げた青空に橙色のクヌギや木肌も美しい白樺がそびえたっている。 今日は一日山歩きだ。このために来たのだから。。。
   森のリース、冬のリース、そして風のリース。。。 


  
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   別荘のご近所さん、おじいさんが時々尋ねてくる孫たちのために作ったツリーハウス。世間話をしながら仲良くなり、ハウスの中も見せていただいた。 高い位置からの甲斐駒ケ岳、なかなかの眺めだ。庭木の話も興味深かった。大好きなクロモジを植えていた。。。趣味がいい。こうゆうところも軽井沢の別荘族との違いだろうか。地元の人と仲良くなることは大切なことだと思う。


 
  
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  この日はカゴを背負ってリースの素材探し。 木漏れ日の射す雑木林まで歩いた。
  野バラやカラマツ、クロモジやアブラチャン、クヌギもニシキギも見つけた。ヤシャブシにツルウメモドキは独りではどうしようもない高い場所にあったので、高枝ばさみを取りに引き返す。カゴを背負う姿もどうにいったものだ。決めた、来年はここにきてリース教室をしよう。



  
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  山の夕暮れは早い。八ヶ岳を背に甲斐駒ケ岳をのぞむ。午後の日が差す情景は墨絵のようで、南アルプスの山並みが靄に煙る。夕映えはこの後。。。ゆっくりゆっくり 一日が流れるように山並みのまわりを漂っているようだった。

  
   
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    <おまけ>  
        本邦初公開、私の後ろ姿。 いいでしょ、これ。(クスッ)

 

    
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  別荘の主夫婦と一緒にこんな感じで山歩きをしていた。
  写真を撮ってくれたのは奥様であり、うちの生徒さん。来年はこの別荘で夏のリースや冬のリースの教室を開く。いつでも利用していいとお許しをいただいた。
  それならば素材を集めながら、思い思いのリースを作るという教室はどうだろう。
  ベッドはたくさんあるから2泊3日ぐらいのゆったりした合宿がいいね。。。
  よっし、決まりだ!


  それにしても背負い籠、いいじゃない? 景色ともマッチしていて オシャレだ。。。
  誰? 似合いすぎて怖いと笑っているのは。。。 
  正直、笑いすぎて写真がブレてしまい、まともなものは一枚もなかった。残念! (笑)



    
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         (ユリの木の大木が目印の山の家。 ストーブがいいな)

   
by miki3998 | 2011-11-26 17:11 | 旅行 | Trackback | Comments(3)

小淵沢リゾナーレ 『 夜のブックカフェ 』

    
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  小淵沢の夜は 毎日ブックカフェに通った。
   日中は日差しも暖かくコート要らずで過ごせたのに、日が暮れるとさすがに冷え込んでくる。
   満天の星空のもと、イルミネーションで彩られたリゾナーレの奥へと進む。まるで異国に迷い込んだよう。。。ようこそ、幻想の世界へ。


 
  
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   寒さでかじかんだ手を温めるように ブックカフェでコーヒーを頼んだ。
   ちょっと甘いものも欲しくなる。傍らにはちょっと開いてみたい雑誌を持って来てみた。
   Pen 12/1号『 あの場所で聴きたい音楽 』 なかなか面白い記事。結局そのままお持ち帰り。眠りにつくまでの相手をしてもらう。


    
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    翌日も夜はこの場所にいた。
    そして二日目に持ち帰ったのはこちら。 写真ではなくオールイラストで、やさしいタッチの植物画や野鳥たちが載っている。即役にたちそうだ。



      
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    部屋の天窓からは冬の星座と真白き月が顔をのぞかせていた。明日の早朝の自分をあれこれ想像してみる。久しぶりに心も体も解放されたからだろうか、眠りにつくまでそう時間はかからなかったと思う。普段の倍の長さと深さの質のいい眠りだった。



    
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by miki3998 | 2011-11-24 21:50 | 旅行 | Comments(5)

小淵沢リゾナーレ

 
  
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    マリオ・ベリーニのb小淵沢リゾナーレ。さすが星野リゾート。アーケード(ピーマン通りというらしい)のショップも充実している。とりわけ気に入ったのが、こちら。フランスのリネン&インテリア雑貨のお店。旅先で買い求めるには少々財布の中身が心細くなりそうなお値段。でも新調するならここのカーテンがいい。(密かにに決心) ひとまずホテルのビュッフェでランチ。腹ごしらえのつもりが腹ごなしが必要なくらいたくさん食べた。何しろ朝から何も口にしていなかったし、空腹以上に旅への期待でお腹がいっぱいだったからね。。。家を出るときはだけど。(笑)


   
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 シーズンオフと平日も重なり、人影はまばら。独り占めするにはもったいないくらい。音もなく静寂な時間がゆっくり流れている。ウィンドーショッッピングだけのつもりだったのに、つい買ってしまったのはがフォンデュセット。ランチのデザートでチョコレートフォンデュを食べたせい? うちのテーマカラーのひとつ、ミントグリーンのフォンデュ鍋があったのでつい。。。買い物はこれくらいにして荷物を整理しよう。 リゾナーレの夜はこれから。


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   言葉はいらない。この贅沢な空間にいられることだけで満足だ。今このときの自分自身を楽しめばいい。星降る夜を全身で満喫するのだ。心はすでに十分過ぎるくらいに満たされていて、クスッと笑顔がこぼれた。さあ 明日は何をしようか。 

  
by miki3998 | 2011-11-23 13:18 | 旅行 | Trackback | Comments(7)

  ロングドライブ 

 

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 先日山梨の小淵沢まで車を飛ばした。北鎌倉から第三京浜、中央高速と約3時間。ノンストップで目的地に向かった。 
 久しぶりのロングドライブ。平日で渋滞もなく、流れる景色に目をやりながら、2泊3日のオフをどう過ごそうか。。。ワクワクしながらアクセルを深く踏みこむ。普段の倍の速さで走っているのに、ハンドルを握る自分はやけにリラックスしていた。
 コバルトブルーの空がボンネットに映る。雲ひとつない高くて広い空。
 気がつけば晩秋の柔らかい日差しを受けて、薄紫色の八ヶ岳が見えてきた。 
  小淵沢リゾナーレに着いたのは午後1時を過ぎていた。


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by miki3998 | 2011-11-22 21:38 | 旅行 | Trackback | Comments(4)

ぶらり京都の旅  最終話 『 お土産あれこれ 』

  
  
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  9月18日(金曜日)、 この日も朝からカンカン照り。 麻のシャツはまだまだ活躍しそうな残暑の週末。
  何度か訪れた京都も、そのたびに違った顔を見せてくれて、やはり鎌倉に比べて 歴史も伝統も比較できないほどの奥行きのある街です。 できれば次回は 街中ではなく 大原あたりのひなびた旅籠風の宿か、水尾の辺りでゆず湯につかり、鶏の水炊きなどいただきながら、のんびり過ごしたい・・・・なんて、わがままな独り言をボソボソ。 朝がゆの中で泳ぐしば漬けを眺めながら そんなことを思い浮かべたりしました。

今日のスケジュールは、午前中は『楽美術館』へ。その後錦で明日のレッスンのランチ用の食材の買い出し及び お世話になった方へのお土産を買う予定。3時の新幹線で帰り、6時にはジェーンバーキンの東京公演に直行です(その記事はすでにアップ済み)。 コンサートに向かうのですから、それなりの恰好で・・・ということで、ちと派手でしょうか? クロップトパンツは足さばきのいいデザインで、歩きやすさでは一番のエナメルのローファーに合わせます。   
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  美術館のオープン時間ぴったりに入館。 まだ誰もいません。 器も庭も、飾られている草花にも心遣いが感じられるしつらい。 正面の長めの竹筒は 長い年月を経て自然の風合いを表した渋いグレイッシュな花入れで、一輪のムクゲと吾亦紅があしらわれておりました。 窓越しのザクロ、見えますか? たわわに下がるその実は まだ堅そうですが、首を垂れているようで、隣の蓮同様、どこか生き物のように動いて見えます。もちろん錯覚ですが。 

  
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館内のショップで求めた楽焼きのカードです。 どちらも潔さと 力強い印象の茶碗です。シンプルだからこそ その内に秘めたものを見極める力、能力が欲しいものです。

  
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  再び錦市場にもどり、食材を買い求めました。 明日は今日の香りただようおばんざい料理でもしましょうか。 小茄子にユリネ、人参の葉や万願寺とうがらし、小芋に鰻茶漬け・・・奮発して松茸も! 3日間、不便をかけた息子たちへ、君たちと違って、ママは美味しいモノ三昧でした。ごめんね、ごめんね~。 帰ったら挽回します!

   そして錦での買い物のしめは、「有次」さんである方への贈りものを探しました。 こちらです。
真鍮のパフェスプーン、マドラーにもなりますね。 手作りなので、首のところが若干違いがあって、やや細めは奥様に、太いほうは御主人にと想定して、名前を彫っていただきました。 喜んでいただけたでしょうか?実は御主人の名前がわからず、急きょお店からメールで奥様にそれとなくお聞きしました。その間、辛抱強く待ってくださり、いろいろとアドバイスをしてくださった有次の西山さん。 いつもありがとうございます。以前別のお品物にも名前を入れたのですが、その品物も手作りで一点もの。西山さんのおかげで、とてもいい買い物ができました。 ありがとうございました。

   さ、先を急ぎましょう。
   「やおやの二階」で松茸ごはんをいただきながら、明日は絶対松茸ごはんだ!と決意。(単純です!!!) 荷物が重くなってもヘッチャラ。 こんなとき火事場の馬鹿力が働きます。(笑)
   最後の最後に もう一軒リノベーション建築物を訪ね、そこでこんなものを調達しました。そのビルはCOCON KARASUMA 。

  
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ビルの一階に唐草模様の柄が入ったビルには、唐紙で有名な「唐長」さんや、お香の「LISN」さんが入っています。 香りは「きく」といいますね。ショップの名前はそこから来ているのかな。 秋バージョンのカラフルなスティックはそれぞれ違った匂いを放ちます。ちなみに今朝は「無題の絵画」というテーマの群青色の匂いをきいています。
  「唐長」さんは 三条にあるサロンと違って、手頃な値段の唐紙グッズが並んでいて、どれも魅力的なお品物ばかり。 母へのお土産はこちらにしました。 穏やかな色あい、母好みです。

  
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  こうしてみると、日本の色彩の豊かさと柄の絶妙なバランス、モダンなデザインはウィリアムモリス以上かもしれません。 萌黄色や藤色、鶯色に薄墨色、あ~あ、ボキャブラリーが乏しい私、もう一度色の勉強をしなけらば。 そしてできるなら白洲正子も愛した襖紙を 我が家に持ち帰って 全面的に模様替えをしたいくらいでした。 

  先日の白洲次郎の物語をテレビで見て、最後に正子が言った言葉を思い出します。
  戦争が終わり、占領下での6年を経て、日本は独立国家として変貌を遂げてゆくのですが、そんな中で正子が言うセリフです。(だいたいこんな感じの内容だったと思います)
  「 日本は経済発展を目指し、すべてが変わろうとしている。 でも・・・だからこそ私は変わらないものを探そう。 そして変わらないものを愛そう。」と。

   ≪ 長い間 京都の旅、お付き合いくださった皆様、 ありがとうございました。 これにて 一件落着! ≫

  
by miki3998 | 2009-10-01 01:35 | 旅行 | Trackback | Comments(14)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


by miki3998