カテゴリ:家族( 91 )

干し柿とニシキギ

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  きたきた、実家からの宅急便。大きな段ボール4個。いつものお兄さんじゃなかったなあ。もう荷物が多くなって宅配便屋さんも大忙し。毎日のようにいろいろ届くので、何屋さんですか?と逆にこちらが問われるくらいに 新入りのお兄さんと仲良くなった。たぶん明日も荷物が届くからよろしくね、そんな会話も楽しむ時期なんだね。

  開いた箱にはそうっと新聞紙に包まれた箱があって、他に袋入りの柿と一緒に つぶれないような仕掛けがしてあった。袋の柿は焼酎で渋柿をさわしたもの。そしてこの箱は同じ渋柿を軒先に吊るして作った干し柿。ぷっくりとしていてふわっと柔らかい。干しては乾かし 固くならないように手でもむ。それを何度も繰り返す。しわの寄った手と節高な指の母が くるくると柿をもみながら甘くなれと思いを込める母。その干し柿をつぶれないように箱に並べる母。ひとつ口に入れながらそんな母を想像する。柔らかい舌触りは母のおかげ、こっくりとした甘さはお日様のおかげだ。

 
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 小さな庭で育てた南天の実。紅白で毎年たくさんの実をつけてくれる。
 私のリースには欠かせない素材。大きさもマットな感じのその色も 他の緑としっくりくるのが南天の実。白い南天の実は なかなか手に入らない。

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  そしてニシキギの枝。葉も見事に紅葉し、小さめのリースに使えるちょうどいい大きさだ。いつ見てもこの枝の不思議な形に感心する。そうだね、カミソリの刃のようだと言えばわかるだろうか。小枝のはじまで互い違いに形を変える。

  ニシキギの実も可愛いものだ。いつもなら早めに剪定して ところどころに小さくて可愛い鈴のような実(マユミの実に似てるかなあ)もついてくるのだけれど、体調が完璧でない母に あれこれ頼むことはできなかった。いいのだ、いまあるものでつくればいいのだから。これで十分。ありがとね、母さん。 
 そろそろ3時だ。暑い番茶を入れて 干し柿をもうひとついただくよ。


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( お昼は湯葉のまぜご飯。 こちらは焼酎でさわした柿。ジューシーだ)



 
by miki3998 | 2010-11-23 14:33 | 家族 | Trackback(1)

最後の学園祭

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  11月1日、ラジオの放送が終わったその足で、向かった先はまずは銀座(この日は超過密スケジュール)、大好きなアップルストアに直行だ。悩みに悩んで新しい世界に飛び込んだリンゴの世界。先月iphone4に買い替え、遅ればせながらリンゴ族の仲間入り、そろそろ慣れてきた、、、つもり。そこで思い切ってパソコンも出たばかりのカワイイあいつを相棒にすることにした。もちろん私専用。サクサク調子がいいぞ!画面もきれい、じゃまくさいマウスもないし、いたってシンンプルなスタイルも気に入った。どうやらこのまますっかりリンゴ大好き人間になりそうだ。

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  軽くて薄いあいつを肩から下げて、次は市ヶ谷へ。息子の大学の学園祭、来春卒業の息子、これが最後のステージになる。昨年は母と一緒に応援に来て、とっても楽しかったのを覚えている。ピアノサークルのメンバーと一緒にユニットを組んでいて、ひまさへあれば歌とギターの練習。スタジオのレンタル代を捻出するためにアルバイトをしているようなものかもしれない。その甲斐あって、ステージは上出来、盛り上がりぶりには正直鳥肌が立った。(親バカですから) ボーカルのミカちゃんがいい味出している。歌って踊ってシャウトして、、、。これが青春だ! いや、青くないな、もうセミプロ並み、オリジナルの曲はミカちゃんそのもの、かわいい! ちなみにユニット名は ぼくのいえ ださいなあ、、、と一瞬思ったが、息子なりに意図があるんだろうな。 ぼくのいえはどんなふうにつくりあげてくのやら。彼の学園生活はこのわずか20分のステージに集約されているのかもしれないな。終わった後のあの爽快な笑顔、悔いなんてあるはずないよね。 なによりもお前は 仲間という宝物を持っているのだから。

 
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by miki3998 | 2010-11-04 12:16 | 家族 | Trackback | Comments(12)

 生きてりゃいい  生きてりゃ・・・。

 
  
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    「 こんばんは。 元気でいだっか? 誕生日 おめでとう。 」

   いましがた母からの電話があった。
  10月1日、55回目の誕生日、いつもと変わらぬ夕飯を済ませた頃合いを見てかけてきたのだろう。今朝はピンチヒッターでいつもの番組を担当していて、朝から出ていたので、何かあったのかと心配したようだ。

    「 なんにもしてけれねくて ごめんや。まんつ 無事でいがったなはん。米まだあるっか? そろそろおぐるっか?」
   あれこれ気遣う母。つい先日里帰りをしてきたばかりなのに、故郷がやけに遠く感じた。
    
     「 とおさんさ かわるなはん。 ちょっとまってでや。」
   足の悪い父が 居間の奥から歩いてくる様子を想像する。

     「 どうだぁ、 そっちもさむぐなったべぇ。 かぜひいでねが? 」
     「 うん、おがげさんで みんなげんきだよ。 とうさんは?」
     「 おれがぁ? あぁ、 あしたしぬがもしれねなぁ。 ははは、いぎでりゃいいんだ、いぎでりゃ。 おめも くよくよしねんで ちゃんとたべで げんきでいろよ。 こめは たらねぐならねよに、おおめにいっぺたぐんだぞ・・・。」

  いったいいくつの娘だとおもっているんだろう。 風邪引くな、飯は多めに炊け。くよくよするな・・・。 いきてりゃいいんだ、いきてりゃ・・・。 グッときた。

     「 とうさん いいごどいうなはん。 うだ、いぎでりゃいいのっす、いぎでりゃ。」

   私も自分に言い聞かせながら、父に言葉をかけた。涙もろくなった父は、笑うふりをして電話の向こうで泣きじゃくっているようだった。すぐに息子たちに電話を代わり、私も心を落ち着けた。孫たちの元気な声は、老いて行く父の元気のもとになるに違いないから。

     
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83歳になる父は 規則正しい生活をし、暴飲暴食など皆無、心身ともに無理をせず、愚痴ることもなく、しずかに日々を暮らしている。

     「とうさんはまるで 宮沢賢治みでだねぇ。ははは。玄米じゃね、白米4合だどもっす。」 つまらぬ冗談を言って、父をはげますつもりだった。

     「うだうだ。 のぞむものなんか ねもな。 じゅうぶんだ、いまが いぢばんだ。」

   母は口に出して あれこれ気遣う人だが、父は寡黙でただ見守る人。その父が懸命に娘を励まそうと 父なりの不器用な表現で語りかけてくる。肩の力を抜いて、なるようにしかならないのだから、いらぬ心配はやめて、ゆったり今を生きろと言われているようで、胸が熱くなったり 心が軽くなったり・・・。 

    息子たちが夕飯の後、食べた食器をかたづけ、ごちそうさまと大きな声で私をねぎらってくれた。外食よりも家食を好む息子たち。特別な御馳走ではなくても、いつもどおりみんなで食卓を囲める幸せを噛みしめた。


    
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   *** メール、ツイッター、お手紙で誕生日を祝ってくださった皆様へ ***

     お目にかかったこともなく、何一つお返しもできないわたくしですが、
    いただいたメッセージに 温かさとやさしさと さりげさが感じられるものばかり・・・
    一つ一つの言葉を今一度読み返しているところです。嬉しかった、本当に、ありがとうございました。この場をお借りして 心からの感謝とお礼の言葉とさせていただきます。
     ほんとうに 本当にありがとうございました。
by miki3998 | 2010-10-01 20:07 | 家族 | Trackback | Comments(72)

里帰り その2  「父の柱時計」

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  実家のリビングには柱時計がかけてある。今の時計で確か3代目だったと思う。ずっとゼンマイ式の時計を愛用していて、今何時かなと思って頭をあげて時計を見るのが日課になっていた。夜になると毎日そのネジを父が踏み台に上ってギコギコとネジをまわす。右と左に二つその穴が合って、鍵のようなものを差し込んでゼンマイを回すあのタイプだ。 
  いつからかそれが電池式に代わっていた。足の悪い父が、年をとって踏み台に上がるのも危ないし、最近では指も思うように動かないらしい。電池式ならしばらくほっておいても定時になると時間の数だけボーンボーンと鳴って、時間を告げてくれる時計だ。
  その時計が針が動いてはいるのに、時刻を告げるあの音が鳴らなくなってしまったのだ。私が帰って来たというので、車で自由にでかけられるから、一緒に時計屋に修理をしてもらいに行こうということに。息子も連れて一緒にドライブがてら花巻の街へ。(ちなみに田舎では出かけることを≪まぢさ いぐべ!≫ と言う)

  阿部時計店、懐かしい。いまは亡くなってしまったけれど、私の幼稚園時代からの同級生の家だ。ジュン君という垢ぬけた感じのおぼっちゃまだった。隣はタイル屋で、そこの娘も同級生、こちらも手足の長いすらっとした美人姉妹で、みんな一緒に登下校したものだった。今は兄貴が継いでいるらしい。
  「 もさげねども この時計 いっこど音がしねぐなったのっす。 みでけねべが? 」
  父はそう言って、修理師らしいおじさんに柱時計を渡した。ギョッとした。この人も見覚えがある。すっかり白髪の老人になってしまったけれど、時計を買いに来た頃は営業畑一筋、腰が低くていねいで、時計のことなら何でも知っているって感じだったなあ。教師になって初めての給料でオメガの腕時計を買ったのもこの店。確か月賦で・・・。

  ほどなくしてその人は店の奥から直した時計を持って出てきた。頭の上に修理をするときのあの顕微鏡のようなメガネをずらし、腕には黒い肘カバー、職人スタイルだ。若い頃よりひとまわり体が小さくなったような気がしたが、笑顔は変わらない。あの人だ。

   「 これでだいじょぶだ。音っこなるよ。 電池代だげいだだぐなは。 それにしても Tさんはとしとらねなぁ。 」
   「 あいや、 ほだったっか? もさげねぇなあ。 ありがど ありがど。」
    
  父は嬉しいと 同じ言葉を何度も繰り返す癖がある。 ありがど ありがど・・・。

  時間にしたらわずか3分、電池代220円なりで時計は直った。こんなことでもなければ私もこの店には足を運ばなかったろう。電池も時計も、暮らしの買い物は大手の量販店に行きがちで、壊れれば新しいものを買う時代。壊れたとしても、まずは直して使おうとする父や母。子供の年齢と同じくらいの時間と生活を共にした家財道具が我が家に多いのが改めて分かる。 父は嬉しそうに時計を抱えて車に乗った。


     
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 祭りが近づき、街のあちこちに神輿や山車が準備されている。帰りに寄った照井団子屋の隣にも町内会の神輿が出番を待っていた。 この店の団子はうまい。餡子に醤油、お茶餅に経木団子。きりせんしょもうまいが、一番好きなのが経木団子。 黒蜜と胡桃が入っていて、別名無調法団子。 一口で食べないと黒蜜が飛び出し周りを汚しかねない。

    「 はれでいがったなっす。 まづりのあいだばりも ふらねでければいいどもねぇ。」
    「 うだうだぁ。 なしてだがぁ、おまづりのどぎ かならず あめふるっけをねぇ。」
 
   団子をつつみながら心配そうに空を見上げるおばちゃん。私も同じ空を見上げて同じことを祈った。 祭りはこの日から始まり、小中学生は午前授業。みんな山車を引く稚児さんや神輿の担ぎ手として活躍する。  そろそろマウイも帰ってくる頃、急いで帰らねば。
   
by miki3998 | 2010-09-21 15:56 | 家族

   里帰り その1   「 深夜バスの旅 」

 
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     ( 息子と往きの横須賀線で。親子とはいえ、同じポーズ!? 笑っちゃいます。)

  今年は息子と青春18切符で里帰りを予定していたのに、ドジしちゃいました。
  9月10日まで有効なので、購入も旅の前日にでもJRの窓口で変えるものと勘違いしていた私。買えるのは9月1日まで、6日のラジオが終わって息子に言われるまでまったく気が付きませんでした。まったく、もう~~~なお袋です。そこで単に新幹線の旅は当たり前というわけで、急きょネットで検索。なんとか別な方法でこの夏は里帰りしようと「深夜バス」にトライしてみました。
  6日ラジオが終わってその夜出発、花巻につくのは翌朝の8時半です。次のラジオの仕事に支障がないように鎌倉に戻るには一日だってもったいない。できるだけ両親の傍にいてあげたい、そして料金は新幹線の3分の1、息子も乗り気で早速予約。出発は東京駅23時15分、新丸ビル前です。


  
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(  夜の丸の内。ビルの灯りが宝石のようです。夜の姿もデザインされています。)

  以前先輩が深夜バスで帰郷した際、どこか寂しく侘びしさを感じたと言っていましたが、なんのなんの、バスはほぼ満員でカップルや若者、サラリーマン風の30代の男性が多く、親子で乗り込んでいるのはうちだけ。なんだかワクワクしてきました。目的地は同じ東北。福島や仙台、終点盛岡まで夜の東北道を突っ走ります。


  
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   息子はバスの旅には慣れているので、始めはツイッターで実況中継をしながらはしゃいでましたが、仙台あたりでダウン。この頃は外も白み始め、窓から見えるのは緑多き古川あたりでしょうか。私も乗車して1時間くらいはカーテンの外を眺めていましたが、気がつけば爆睡。トイレタイム以外は夢の中でした。新幹線なら3時間、深夜バスは9時間、料金は3分の一でも かかる時間は3倍です。さて、安いと見るか高いと感じるか・・・。ちなみにリクライニングシートとはいえ、歩きまわれないので同じ姿勢がしばらく続きますから、年配の方にはちょっと辛いかもしれませんね。私? 若いつもりですってば!(笑)

  
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水沢(いまの奥州市)あたりから見覚えのある景色が目に入り始め、7時過ぎにはスッキリ目覚めた私は、北上に入るともうわが庭のようなもの。(笑)黄金色の稲が並ぶ田んぼやおおらかに流れる北上川、早朝の商店街に開店前の床屋や学生時代に立ち寄った本屋などが目に入ってきます。
 「ただいま。」とつぶやきながら、バスの旅ならではの故郷の街がより身近に感じられる朝でした。

  
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  停留場は実家から15分ほどの在来線花巻駅の裏口。息子と二人歩いて到着。リビングから父がこちらを見ている様子がわかり、息子と私は大きく手を振ります。おじぎをする父。分かっていないなあ、たぶん、誰かご近所の人だと思い挨拶をしているつもりのようです。いつもなら新幹線で帰り、駅からタクシーで乗り付けるのですから、まさか深夜バスで帰ってくるとは思わなかったのでしょう。まして、駅から歩いてくるとは・・・。父も母も驚いていました。

「 Kちゃんさ似だひとだなあっておもってらったな。つかれだべぇ。なんたらなあ、帰りは切符買ってやるがら 新幹線でかえるんだっちゃ。」

  父は喜びながらも今にも泣きそうな顔でそう言いました。母もあきれ顔です。50をとうに過ぎた娘が、リュックを背負って、孫と二人駅から歩いてきたなんて・・・それも朝から。

   「 おめはんも わげぐねんだがらっす。 まだぐあいわるぐなったら なんじょするのっす。」 
  母は相当怒ってます。 来た早々説教されました。まだ病み上がりだと思っていますし、確かに若くない・・・。どこまでも心配ばかりかける親不孝な娘だあ・・・です。

  どうやら年寄りには深夜バスは 昔の物悲しい上京風景を思わせるのでしょう。不評でした!
  なんの準備もしていなかったとブツブツ言いながらも、手添えなしで普段どおりの朝食をさっと用意してくれました。母の作った好物の漬物を食べながら温かいみそ汁とおいしいご飯にありつけたのですから、私も息子も大満足の旅だったのですがね。(笑)
by miki3998 | 2010-09-18 11:39 | 家族 | Trackback | Comments(19)

デートスポット  

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  水曜日、急に誘われて横浜で映画『インセプション』を観てきた。久しぶりの映画、去年の『サイドウェイズ』以来であり、男性と一緒に観る映画は何年振りだろう。(ワクワク)帰る頃はすっかり日も暮れて、あたりはいい雰囲気のデートスポットと化していた。まるでクリスマスイブのようなイルミネーション・・・

  
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こんな感じ。 せっかくだから食事でも・・・と、ブラブラ歩きながら横浜駅方面へ。年下の彼は色気より食い気、トンカツが食べたい!などと あまりロマンティックではないお店をリクエスト。ま、いっか、夜はこれからだ・・・。

  
  
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  ふと誰かに見られているような気がして振り返ると、ビルとビルの狭間から丸い月が。今夜は月までが味方してくれている。


  付き合ってくれた彼は映画が好きで、このシアターにはよく来るらしい。カフェで人気のゴディバのアイスなど見向きもせず、まっすぐコンビニに入り ミネラルウォーターだけ買って涼しい顔で予約席に。最近は観た映画はと質問すると、「トイストーリー3」だそうな。 ちょっと幼いか・・・まあ、いい。「あの映画は感動する。いい映画だったよ。」確かに! 私もバズライトイヤーのファンである。 (今回も吹き替えは所ジョージかなあ。)

  あ、二人で見たのは「 インセプション 」のほうね。始めから終わりまで、お互い一言も口をきかず、じっとスクリーンに集中。 時々腰が痛くなって、私は寝がえりを打つように体を回転させてはシートに体を沈めた。 そう、私はずっと沈めっぱなしだった。 ある意味疲れる映画かもしれない。(笑)
  まだ見ていない方のためにも ネタはバラさない。 というより、なんて言って説明すればいいんだろう・・・わからないから、バラせないのだ。 主役はディカプリオ(ちなみに 私は他の二人の相棒のほうがいいな、ひとりはドン・ジョンソンみたいな色男)と渡辺 謙。女子大生役のエレン・ペイジは前作「JUNOジュノ」で一躍スターダムにのったのだけれど、今回はどうなんだろう。ちょっと物足りない感じがした。映画の解説はしない。予告やCMで 街がひっくり返る映像を度々みているだろうしね。

  
  で、トンカツ屋に到着。 脂肪が嫌いという彼はヒレカツ定食、私はいろいろな揚げ物がミックスされた向日葵定食。私の海老フライをじっと見つめる彼に「 食べる? 」、もちろん大きくうなずく彼。(笑)「 それにしてもあの最後、どうゆうことなんだろう? 」「 うん、あそこの意味がわからないよね。」「 激しく同感!」 などと、会話もすすむし、ご飯もすすむすすむ。結局おかわり3膳なり。( こいつ、よく食べるなあ・・・)


  「 ありがとう、ごちそうさま!」
  「 今日は私のおごりだから、帰りは買い物に付き合ってくれる?」
  「 いいよ。おやすいご用です。」

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  これ? チョロキュQじゃないよ。でもこうしてお行儀よく並んでいると 可愛い、おもちゃみたいだね。ここは日本中で一番充実したショールーム、たぶん。受付のおねえさんも とっても美人。そちらも日本一?! 息子は子供の頃車が大好きで、ポケットの中にはいつもチョロQが入っていて、車の名前ならなんでも言い当てた。あの頃が一番かわいかったなあ・・・などと、しばしうっとり思い出に浸る。 
  

  「おふくろ、何ブツブツ言ってるの? はやくしてよ。行くよ!
  「 はい、はい。」(返事はひとつでいいんです。)

   
  年下の彼、経済観念はあるほうかもなあ。無駄なものは買わない、見栄も張らない。たぶん彼女と映画を観に行っても たいした贅沢もせずに トンカツ屋か回転寿司あたりでワシワシ食べて、ムードのないデートなんだろうなあ。いや、彼女といるときは別だって? それはそれでいい。お袋とデートスポットに行ったとしても さっさと先を歩いている。当たり前だ。ブツブツ・・・ そんなことを呟きながら 結局お決まりのスーパーで食料品を買って、ポーター代わりの息子に持たせるのだった。 うん、猫よりまし、助かるよ。


 いけない、読むラジオ、たまりにたまっている。 もう明日は月曜日。 Ustreamもほぼ定着して、電波が届かない人にも、パソコンで聴けるようになった。アーカイブも大丈夫なので、明日の読むラジオ、待っててください。 さ、仕事仕事。
by miki3998 | 2010-08-01 18:00 | 家族 | Trackback | Comments(21)

  母と鎌倉文学館へ  「特別展 高浜虚子 俳句の日々」

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侘び助でチケットをいただき、開催期間が終わりに近かったので、慌てて母と文学館へ。特別展「 高浜虚子 俳句の日々 」を見てまいりました。

  木漏れ日と緑の匂いに癒されながら ゆっくり母の歩調に合わせて歩きます。若い頃は 私よりもさっさと歩く人で、いつもせかされていたような記憶が・・・。 やはり年老いてゆく親を見るのは ちょっと寂しくなるものですね。

 
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  花巻で母は 友人たちと勉強会に参加し、源氏物語や宮沢賢治について学んでいました。俳句や短歌も
下手の横好きといいながら ノートにしたためたり・・・そういえば私が嫁ぐ時も 母の思いを俳句にしたためたノートを嫁入り道具の中にそっと添えてくれた人でした。高浜虚子も正岡子規も、私以上にいろいろ知っているので、文学館では それらの資料の前で じっとたたずみながら読み込んでおりました。

  
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 4月から開催されていたこの特別展は7月4日まででしたから、始めの頃にいらした方は 文学館の前庭にあるバラ園の見事なバラたちをご覧になったかもしれませんね。もう終わりかなと思いましたが、まだまだ四季咲きのバラが数多く咲いておりました。 なかでも私が好きな一重のバラ「ホワイトウイング」は その花弁の形や厚さ、シベの色など 気品と優雅さの中にも 凛とした強さを感じるバラです。暑い日でしたが、日差しを受けて咲くその姿は とても見事で思わずシャッターを押しました。

  
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そういえば 正面からの写真は 久しく撮っていなかったので 一枚記念写真を。その後文学館そばの鯛焼き屋「 なみへい 」にて お土産の鯛焼きを買い、暑さに負けてこんなものを。 なんと炭のアイスクリームです。はしゃぎながら食べる母。昔なら お行儀が悪いと私が叱られるところですが、時代は変わりました。(笑) お歯黒見たいに真っ黒になる不思議なアイスクリームでした。もちろん、マイゥ~~。 しかし、暑い!

  
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      暑いのに 鯛焼き!?(笑) 
by miki3998 | 2010-07-04 21:40 | 家族 | Trackback(1) | Comments(21)

 かあさんの梅仕事

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  母が来ている。
  退院してから3カ月、やっと元気になったからと 一人で上京した。
  たぶん自分のためにではなく、私のため、そして孫たちのために来たかったのだろう。

  2~3日前、お隣のおばさまから大量な梅をいただく。はて、どうしたものだろう。
  おばさまは「お母様がいらしている間に 梅仕事をしてもらったら?」とおっしゃって、5キロ近い梅をもってきてくださった。

  さて今年は何を作ろうか・・・お酒は飲まないし、梅シロップでも作ろうか・・・。そこで始まった「かあさんの梅仕事」。

  梅シロップに梅ジャム、梅酢に梅味噌・・・。梅を煮たり、皮をむいたり種を取ったり、つぶして濾して・・・。ひと手間が愛情のしるしなんだなあ。どうやったって 母にかなうわけがない。味噌もジャムも キッチンに立ちっぱなしで ひたすら手を動かす母。 食いしん坊の母、好きなんだね、本当に料理が。

  教室のお昼は パンに梅ジャムをぬって食べた。 ほどよい酸味と甘み、香りが何よりも豊かで優しい。

  
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教室のお昼は パンにこの梅ジャムをぬって食べた。 程よい酸味と甘み、香りが豊かで優しい舌触りのジャムだ。こっくりとした甘さは ザラメを使ったからだろうか。どこにもない かあさんのジャム。 

  「 かあさんもいっしょにたべねっか? 」
  「 あいやぁ、おらは さっき いっぺごはんいだだいだがらっす。 きにしねんでけでや。 いがったら みなさんで たべでもらってけで。 ここでほんこば みせでもらうがらなはん。 」
  

  
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  そう言って 母はソファーで花の本を読んでいる。
  一緒にいられる時間、大切にしなければなあ。

  

  
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   「焼きおにぎりさ ぬってっす。 まんつ たべでみでぇ。 うめべ? 」
   「 うん、うん、 うんめぇなはん。 つぐりがだ おせでやぁ。 」
   「 みで おぼえるのっす。 おら おんばさんがら なんにも おそわらねども みでおべだもんだ。 やるきがねば 何やっても だめなのっす。 ははは~。 」

    けっきょくいつもこうなんだ。(笑)
by miki3998 | 2010-06-26 17:58 | 家族 | Trackback | Comments(48)

 帰るのっか? 

  
   
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    母 「 明日かえるがらねぇ。 ママのごど たすけでやってやぁ。 たのむよ。」

     母は息子達にそう言って、手際良く自分の荷物をまとめ、宅配便の手配をした。
     息子が北鎌倉駅まで車で送る。 運転している後ろ姿を じっと見守る母。

    息子 「 おばあちゃん、またね。」 満面の笑顔で手を振る息子。母も手を振る。

     私だけ母のボストンバッグを持ち、寄り添うように電車に乗った。
     東京駅までの一時間余り、無言の母と文庫本を読む私。
     会話がないほうが悲しくならないような気がして・・・。
     私は本に目をやるけれど、まったく頭に入らない。 
     無機質な景色にしか見えない東京駅。人ごみに埋もれそうな母。


    母 「 ここでいいがらっす。 おめはんも しごどあるんだがら かえって は。 」
     

     せっかちな母は 余裕を持って家を出て、発車時刻の30分前には東京駅に着く。
     10分前まで改札口そばの待合室で過ごし、その後一人でホームに上がるのだ。
     もしこれが父なら、心配で車両の中まで付き添って行くのだが、
     まだ足腰もしっかりして旅慣れた母だから、私は改札口の手前で帰されるのだ。
     元気でいてほしい。 心からそう思った。


    私 「 わがったがらっす。 かえるがらね。 ありがと、かあさん。 またね。」

    母 「 まだくるがらっす。  いっこど やぐに ただねんで もさげねがったよ。 
     なにがあったら いっつでも よんでやぁ。 えんりょするごどねがら。わがったっか?」
     
    私 「 わがってる。 わがってるがら・・・じゃあね。」 

     そう言うのが精いっぱい。 (20日間、ありがとうね、かあさん。) 
     この笑顔に救われた。
     
     
by miki3998 | 2010-01-13 23:26 | 家族 | Trackback | Comments(47)

 実は・・・

  
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     勝手口のドアにかけられた干し柿、テキパキと動き回るこの人のお土産です。
    12月24日、父から私たちへと届けられた贈りもの・・・実家の母でした。

     今年はいろいろあって、里の両親には心配のかけどうし、普段は口下手で武骨な弟も私の体調を案じて、いっそ母にしばらく手伝ってもらったほうがいいという結論になったのだとか・・・。私の知らないところで家族会議が行われ、母は無期限で私たちと同居することになったのです。無期限???ハハハ、ストじゃないんだから、ねぇ。 でも正直言って とてもありがたかった。 今の私たちには 頼りがいのある何よりの贈りものです。 


    というわけで、母はいまおせち料理の準備中。 生まれて初めて花巻とは違う場所でお正月を迎えるのです。 本当なら好きな鎌倉でも見物し、家事を忘れてのんびりしてもらいたいのに、結局、田舎にいるときとなんら変わりなく動き回り、庭の手入れ、玄関の掃除、洗濯物のアイロンがけ・・・そしてこの坂を上り下りしながら買い物までしてくれています。 性分なのでしょう、じっとしていない母。「 いいのいいの、おめはんのやぐにたづなら なんでもするがら 用っこ いいつけでけけでやぁ。」 そう言いながら仕事をみつけては一日中働きどおしです。 (もさげねよぉ、かあさん。 なにしさきたがわがらねなはん。) 

    花巻は大丈夫だろうか・・・。弟夫婦は共稼ぎなので、日中は父と孫のマウイの二人だけの生活です。     電話を入れるとマウイが 「 おじいちゃんが作ったご飯食べだがら だいじょぶだよ。 パパもはやぐかえってくるし、ママはあしたおやすみだって。ダイちゃんママ、いいがら、きにしねんでぇね。」と元気に応えてくれました。そして受話器の向こうでは 父が「なぁにも しんぺするごどなどねぇがらよぉ。 からだばりも だいじにせよ。」 そう言ってるのが聞こえました。 グッとくるのをこらえて 早めに電話を切る私。 とうさん、いつか挽回するからね。待ってでや。
   

     
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    母が黒豆を煮ている傍で、私は家族ひとりひとりの箸入れを折っています。 
    干支の寅の紋様が入ったお懐紙で作りました。 幼いころから厳しい母で、めったに褒められたことがないのですが、珍しく母がこの箸入れの出来栄えを褒めてくれました。 
    年の瀬の夜、どこか安心しながら母の背中を見ている私がいます。

 

        今年一年お世話になったみなさまへ
         来年も穏やかに健やかに過ごせますように・・・。
           どうぞよいお年をお迎えください。 

    
   


   
by miki3998 | 2009-12-30 21:52 | 家族 | Trackback | Comments(62)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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