カテゴリ:家族( 93 )

 帰るのっか? 

  
   
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    母 「 明日かえるがらねぇ。 ママのごど たすけでやってやぁ。 たのむよ。」

     母は息子達にそう言って、手際良く自分の荷物をまとめ、宅配便の手配をした。
     息子が北鎌倉駅まで車で送る。 運転している後ろ姿を じっと見守る母。

    息子 「 おばあちゃん、またね。」 満面の笑顔で手を振る息子。母も手を振る。

     私だけ母のボストンバッグを持ち、寄り添うように電車に乗った。
     東京駅までの一時間余り、無言の母と文庫本を読む私。
     会話がないほうが悲しくならないような気がして・・・。
     私は本に目をやるけれど、まったく頭に入らない。 
     無機質な景色にしか見えない東京駅。人ごみに埋もれそうな母。


    母 「 ここでいいがらっす。 おめはんも しごどあるんだがら かえって は。 」
     

     せっかちな母は 余裕を持って家を出て、発車時刻の30分前には東京駅に着く。
     10分前まで改札口そばの待合室で過ごし、その後一人でホームに上がるのだ。
     もしこれが父なら、心配で車両の中まで付き添って行くのだが、
     まだ足腰もしっかりして旅慣れた母だから、私は改札口の手前で帰されるのだ。
     元気でいてほしい。 心からそう思った。


    私 「 わがったがらっす。 かえるがらね。 ありがと、かあさん。 またね。」

    母 「 まだくるがらっす。  いっこど やぐに ただねんで もさげねがったよ。 
     なにがあったら いっつでも よんでやぁ。 えんりょするごどねがら。わがったっか?」
     
    私 「 わがってる。 わがってるがら・・・じゃあね。」 

     そう言うのが精いっぱい。 (20日間、ありがとうね、かあさん。) 
     この笑顔に救われた。
     
     
by miki3998 | 2010-01-13 23:26 | 家族 | Trackback | Comments(47)

 実は・・・

  
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     勝手口のドアにかけられた干し柿、テキパキと動き回るこの人のお土産です。
    12月24日、父から私たちへと届けられた贈りもの・・・実家の母でした。

     今年はいろいろあって、里の両親には心配のかけどうし、普段は口下手で武骨な弟も私の体調を案じて、いっそ母にしばらく手伝ってもらったほうがいいという結論になったのだとか・・・。私の知らないところで家族会議が行われ、母は無期限で私たちと同居することになったのです。無期限???ハハハ、ストじゃないんだから、ねぇ。 でも正直言って とてもありがたかった。 今の私たちには 頼りがいのある何よりの贈りものです。 


    というわけで、母はいまおせち料理の準備中。 生まれて初めて花巻とは違う場所でお正月を迎えるのです。 本当なら好きな鎌倉でも見物し、家事を忘れてのんびりしてもらいたいのに、結局、田舎にいるときとなんら変わりなく動き回り、庭の手入れ、玄関の掃除、洗濯物のアイロンがけ・・・そしてこの坂を上り下りしながら買い物までしてくれています。 性分なのでしょう、じっとしていない母。「 いいのいいの、おめはんのやぐにたづなら なんでもするがら 用っこ いいつけでけけでやぁ。」 そう言いながら仕事をみつけては一日中働きどおしです。 (もさげねよぉ、かあさん。 なにしさきたがわがらねなはん。) 

    花巻は大丈夫だろうか・・・。弟夫婦は共稼ぎなので、日中は父と孫のマウイの二人だけの生活です。     電話を入れるとマウイが 「 おじいちゃんが作ったご飯食べだがら だいじょぶだよ。 パパもはやぐかえってくるし、ママはあしたおやすみだって。ダイちゃんママ、いいがら、きにしねんでぇね。」と元気に応えてくれました。そして受話器の向こうでは 父が「なぁにも しんぺするごどなどねぇがらよぉ。 からだばりも だいじにせよ。」 そう言ってるのが聞こえました。 グッとくるのをこらえて 早めに電話を切る私。 とうさん、いつか挽回するからね。待ってでや。
   

     
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    母が黒豆を煮ている傍で、私は家族ひとりひとりの箸入れを折っています。 
    干支の寅の紋様が入ったお懐紙で作りました。 幼いころから厳しい母で、めったに褒められたことがないのですが、珍しく母がこの箸入れの出来栄えを褒めてくれました。 
    年の瀬の夜、どこか安心しながら母の背中を見ている私がいます。

 

        今年一年お世話になったみなさまへ
         来年も穏やかに健やかに過ごせますように・・・。
           どうぞよいお年をお迎えください。 

    
   


   
by miki3998 | 2009-12-30 21:52 | 家族 | Trackback | Comments(62)

来た来た!

 
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   いつもの定期便に加えて、今日の宅急便は5個口でした。クロネコ兄さん、ありがとうね。いつもお世話になってます。よかったらこれ・・・と渡すリポビタン、お疲れ様,ありがとうのご挨拶です。

   
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  野菜や卵、肉、魚、こんにゃくや漬物までも・・・最近は忙しい私を気遣って、母は今すぐ食べられるものを送ってくれます。この日は届いた天然のなめこを使って 早速佃煮を作りました。 美味しくできたんですよ、これ。ご飯やお蕎麦に合うんです。

   待っていたのはこれだけではなく、鎌倉から戻ってすぐに準備してくれたこちら・・・。

   
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庭の南天の実、白南天の実も入っていました。ヒオウギの黒い実や紅葉したニシキギも。
  米袋にはムラサキシキブやツルウメモドキがたくさん・・・。きっと指先や手の甲に擦り傷を作りながら 山を分け入っては集めてくれたのでしょう。 もし私に娘がいて、同じことを求められた時、はたして母のようにできるのだろうか・・・。

    
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長芋が入っていた段ボール箱の隅っこに、窮屈そうに入っていたカイガラソウ。そのままドライフラワーになる花です。リースに使えるかと思って入れてくれたのでしょう。素朴な色のこの花は、田舎の家ならたいていは庭先に咲いている花です。葉を少し整理してから飾ればよかったな。 
   「 いいんだがら まんつ かれねうぢに かざってけで。 」  なんていう母の声が聞こえてきそうです。

   
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   そして、そして・・・。
   さっき届いたラフランス。 これは父が手配してくれたのでしょう。 いつも贔屓にしている農園から定期的に送られてくる果物です。 そろそろリンゴの季節ですが、その農園ではプルーン、ラフランス、そしてリンゴの順に出荷してくれるよう父が契約しているのです。 食べるには少し早いけど、ご近所にお配りして その残りをいただきます。そうそう コンポート用にも何個か・・・ね。 

   「 とどいだがぁ。  いがった いがった。 うめものいっぺたべで びょういんさ かがらねようになぁ。医者さかがったどおもえば やすもんだぁ。 ハハハ~。」 と父。 電話の声はいつも元気ですが、足腰はすっかり年相応です。 83歳、 まだまだ元気で お願いします!


   

      
by miki3998 | 2009-11-17 19:20 | 家族 | Trackback | Comments(19)

 気分転換 

 
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   仕事がたまっています。 ひたすら机に向かったり、途中で山に入って木の実を探したり、はたまた銀行に行ったり郵便局で書類を発送したり・・・え~と、まだほかにもやることがいっぱい。頭の中を整理しながら 今日なすべきことを プライオリティの高い順から片付けていきます。 一日が48時間あったらなあ・・・なんてね。 いえ、それは無理でも 主婦がもう2~3人ほしい!


  
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  そうなると私の場合、仕事の合間に気分転換に家事をこなす感じになっています。
  なかでも料理は絶好のストレス解消であり、欠食児童を抱えた親鳥としては、ヒナ鳥(もうヒナではないな)のためにガッツリ系の食事を用意していないと 「オフクロ、メシ~は?」ときてしまう。 はいはい、わかってますよ!

 一枚目は シシャモを揚げて まずはそのまま食べて、その後南蛮漬けに。 緑色の瓶は即席ドレッシング製造器。 ゴマ油とお酢、お砂糖少々を入れてシャカシャカ振るだけ。 大雑把な料理です。
   ここで 机に戻って一仕事。 3~4時間たつと、またキッチンに戻ります。

  二枚目は大学芋を揚げてるところ。 スティック状にして ちょっとオサレ~に。 おやつにもなるし、ご飯のおかずにも。 さっきまでお客様がいて(といっても御近所さんですが)、お茶うけにこの大学芋をお出ししました。 番茶にも合いまっす、ハイ。 やはり この形が好評。

  この日は二男の友人トクちゃんが泊まりに来る予定になり、もう一品。 カレイの煮つけを別の鍋で。
  大根サラダと白菜のキムチもささっと作って、それなりにかっこがついてました。(笑) 
  
  
  
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  料理に飽きると また机に向かって仕事します。 それなりに仕事が気分転換になり、家事がそれに変わったり・・・。 それも飽きたら お散歩お散歩。 木の実拾いや山の様子を観察に。
  こんな毎日が年の暮れまで続きます。 どれも私の大切な仕事。 好きだから続いてます。
  

  
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御馳走さまの後は? もちろん息子たちに片付けてもらってますよ。 ついでにお風呂も洗っておいてね。一宿一飯の恩義、しっかり言い聞かせていますから、息子にも友達にもね。  ホント、人遣い荒いオフクロです! (笑)

  
by miki3998 | 2009-11-13 22:01 | 家族 | Trackback | Comments(14)

母の背中

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   今年も次男の学園祭に行ってきました。
   『ピアノカフェ』、 ピアノ愛好会の仲間と一緒に お客様のリクエストにピアノで応えるカフェです。





 
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連弾で 『 パイレーツオブカリビアン 』を・・・
 
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        みんなで歌ったり・・・  

 
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        Мちゃんは YUKIちゃんの曲が得意、 


   来年はもう4年生になる息子。学園祭は今年が最後になるでしょう。 無二の親友であるトクちゃんがこの会の部長です。彼とは高校時代からずっと一緒。楽しい時も苦しい時も 何でも話し合い、分かち合い、支えあった仲・・・ まるで恋人みたい?  ごめんごめん、恋人はМちゃんよね!(笑)

   
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  そしてそして・・・今日の最大のゲスト、 花巻のおばあちゃんです! 

    「 ケイちゃん、おばあちゃんす こんたにうれしごどねぇよぉ。 いがったなあ、かまくらさきて。 がぐえんさいさもこれだし、Мちゃんどもあえだし。 うだっこも じょうずだった~。 かえったら おじいちゃんさ きがせるがらっす。 いいむすめさんだっけよぉってなはん。」

    
   
   母も今年76歳、さすがに年をとりました。なんだか身長がちぢんだようで、こんなに小さい人だったかしら、とちょっと寂しい気持ちにもなりました。 でも相変わらず気力・体力は私以上です。 今回は一週間の滞在でしたが、家事を手伝うために来ているようなもの。 いつもそうなっちゃうのです。ごめんね、かあさん。
  私の庭は 母のおかげでもっているようなもの。 いる間にオリーブの木の剪定も、球根類の手入れも、玄関周りや床磨きだって母が率先して仕事しました。 花巻でも毎日休むことなく体を動かし家事を切り盛りしていますから、少しばかり背中が丸くなっても気にしない。 素顔のままで暮らす母には 顔のしわさへ勲章のようなもの、気になりません。 
   


  
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   母が帰りました。 いつもの我が家にもどり、私は今 もやしの根をとっています。
   母がそうするように 私も同じことをしています。 そのほうが食べやすく美味しいから・・・。
   食べる人の身になって 少しでも美味しくなる工夫をする、たとえ時間がかかっても。
   だから一日中何かしら仕事をしている母。 背中も丸くなるわけです。 母から見たら 私がいかに怠け者か。 「なんたら おめはん こったに怠け者だったってか?」と叱られました。

   学園祭は予定外でしたが、せっかくだからもう一泊と息子たちにせがまれて延泊した母。
   北鎌倉までは長男に車で送られ、そこから横須賀線で東京駅までは私が送ってゆくのです。父の時もそうですが、電車の中では何も話すことがありません。母はずっと窓の外を眺め、私は本を読んでいるつもりでしたが、文字が頭に入ってきません。 長いような短いような50分です。 


  東京駅、新幹線の改札口で荷物を渡します。 母は娘の私に深くおじぎをして、お礼の言葉をいいます。

 「 ながながど もさげねがったなはん。 おせわになりあんした。 ありがどございましたぁ。 まんつっす、 おめさんも しっかりがんばるんだよぉ。 からだばりも きいつけで。 なにがあったらいっつでも しらせでやぁ。 うじゃ  まだねぇ。」 

  改札の向こう側とこちら側、なんだかいつもよりも遠く感じました。 そして 母の丸くなった背中が小さく見えて・・・。 

   すみません、 今日は これでおしまいです。 
  
by miki3998 | 2009-11-07 10:44 | 家族 | Trackback | Comments(34)

 金曜日の出来事

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       今月は『秋の草花とバラ」というテーマでお稽古をしています。
       庭にあった秋のバラと、家の周りの草花、シュウメイギクとレモングラス、
       房のような赤い実は ピラカンサです。ヘデラアイビーなどと組み合わせました。 
       どこか絵画的な雰囲気に・・・。 つぼみのバラよりも 終わりのバラに魅力を感じます。
                          ( ブラックティ、ジュリア、スターリンも入っています )








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         見慣れないキッチンでしょ?  
         上の↑バラを生けてくれたR子さんのお宅で 
         パーティ料理のお手伝いをさせていただきました。
         この日はハワイからお客様が10人。20代から80代までと年代層もいろいろです。
         金曜日の午後。第三京浜を出てからが怪しい・・・渋滞情報も気になります。
         早めに家をでて いざ環七の旅へGO!
         運転助手として長男がお伴をかってでてくれたのがよかった。
         予定時刻よりも早く到着、ゆったり準備に入れました。
           (私一人なら 無事到着できたかどうかも不安でしたね。 ^ ^; )


        お鍋の中は キノコやゴボウを始め里芋や大根などがたっぷり入った豚汁です。
        いろいろ迷いましたが、パーティ料理というよりも、
        日本の秋を味わっていただくようなメニューにしました。全部で10品です。
        料理が美味しく映えるような素敵な器がいっぱい揃ったR子さん宅、
        写真を撮り忘れたのが本当に残念です。

  

  
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      この日R子さんはお仕事でした。 ゲストがいらっしゃる時間のちょっと前に帰宅されたのですが、その疲れも全く見せずにお客様をもてなす様子、笑顔が本当に素敵なR子さんです。ご主人もお母様達も本当に素敵な方ばかり。温かいご家族の横顔が垣間見れたひと時です。  この場に御一緒できたことをとても嬉しく思います。こんなお付き合いも 私がこの仕事をしていて良かったと思う瞬間かもしれません。

    料理と一緒にお持ちしたブーケはスターリンと木イチゴの枝でお作りしたもの(こちらも写真を撮り忘れました!)。 紅葉し始めた木イチゴは その大きな葉が緑から黄色、そしてえんじ色と変わり始めていましたから、まさに秋のブーケと言う感じでした。 薄い紫色の華奢なスターリンがなぜか力強いバラに見えてくるから不思議。 花は枝物と組み合わせると 違った表情を見せてくれるような気がします。 

  

  
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   ブログでの出会いから草花教室のお仲間になってくださって、その出会いからまた違った出会いをいただいたこの夜。 もう9時を回っていたかもしれません。車の窓から入る風の冷たさも心地よく感じました。 帰りは ナビゲーター役を務めてくれた長男が運転を代わってくれました。 前の晩から準備で徹夜をした私を気遣い、疲れて事故でも起こされたら大変だと思ったのでしょうね。 息子がいてくれて本当に良かったと思いました。  

     (ちなみに前の晩徹夜の息子は パーティの間中 車で仮眠。 まあ、どっちもどっちですよね。)

    

                
by miki3998 | 2009-10-25 00:12 | 家族 | Trackback | Comments(20)

私の中にあるもの  

    
    
    くいしん坊で  料理好き
    美味しいの一言で また作ろうと頑張れる
    
    朝一番に起きてきて
    夜は最後に布団に入り、

    草花のことに詳しくて
    咲いてる場所も知っていて
    もらった種を育てては
    増えた苗を 分けてあげる

    いつも自分を後回しにして
    ご飯は最後に食べるよね



    かあさん、 
    さいきん こどもだぢに いわれるのっす。
    「 おふくろ おばあちゃんに似てきたよ。」って
    おらも きづいでらったあ
    むすこを しかるそのこどばも しゃべりがだも 
    ハッとするほど にでらっけぇ  やんかぐなるなはん 
    やっぱりかあさんのこどもだもの しかだねべね
    いぢばんにでらどごはなはん  がまんづよいどごだべがぁ。
    まだまだおいつがねけど がんばるがらっす  みででけでやぁ
    かあさんも ひとりで がんばらねんで  みんなさ てづだってもらってやぁ
    まんつ からだばりも きつけでけでね。  漬物 まってるがら たのむよぉ。

    10月10日は 母の75回目の誕生日です。

     この夏に私たち夫婦の生き方が変わった時、いつもの宅配便の中に、そっと手紙が添えられていました。「 父さんと母さんが生きている限り、 あなたたちを応援しています。 困った時は 遠慮しないで言いなさい。」とだけ・・・。 責める言葉や批難する言葉はどこにもなく、私の体の心配だけを綴った、 娘を気遣う母らしい しっかりとした文章と文字で書かれていました。 電話も時々あるのですが、父も母も弟も、誰一人離婚のことを口にする者がいないのです。  ただ 大丈夫だから頑張れ!とだけ。 
    後悔はしていませんが、実家の両親に心配をかけていることだけが気がかり、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。 

     

    今息子たちが出かけ、私は独りパソコンに向かっています。
    日々の出来事を自分自身のために綴っていますが、
    今日のこの日は 母の誕生日のために 言葉を残しておきたい、特に今年は そう思いました。

    「 おばあちゃんのプレゼントを買って そのまま送るね。 行ってきます。」 
    どうやら二人でプレゼントを探しに出かけたようです。 長男は 母に叱られてばかりでしたが、幼いころから 一人で実家に預けられたりしておりましたから、田舎が自宅のようでもあります。口数が少なく 母への感謝の思いを表現することなど 大の苦手。 二男は おばあちゃん、おばあちゃんと甘えられる子で、母の好みもよく知っています。 その二人、さて、どんなプレゼントを選ぶのでしょうか・・・。

    東京オリンピックの開会式の日だった10月10日は、秋晴れのいいお天気に恵まれることが多い。
    何があってもくよくよせずに いえ、くよくよしている暇がなかっただけかもしれません。 ただひたすら家族のために生きてきた母の誕生日は、いつもこんなふうに 気持ちのいいお天気なのです。

    「 あはは、だれのたんじょびだどおもってらえ? かあさんのたんじょうびだよ。 ひごろのおごないがいいがらっす。 てんきも みがだしてけるんだもねぇ。 なは、とうさん?」

    電話をすれば きっとそんな台詞がでてきそうな母。 
    気がつけば 私の中にあるものは 母から教わったことばかり。もしかしたら 母自身かもしれない。
 
    「 かあさん、 誕生日、おめでとう。 げんきだっか? 」 


                      
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                             ( 里からの宅配便  どちらも叔母が作った野菜と果物・パションフルーツです。)
by miki3998 | 2009-10-10 13:21 | 家族 | Trackback | Comments(24)

おふくろは世帯主! 

  
  
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                       ≪  タイミングよく届きました。 感謝です。≫

久しぶりにDVDで『風のガーデン』最終話「ナツユキカズラ」を観ました。 オープニング、風がテラスのカーテンを揺らしながら部屋に入り、そしてまた花の庭へと出て行ってしまうあのシーン、柔らかい日差しと頬に優しい風の流れ、芳しい香りまでもがこちらにまで伝わってくるようでした。
  物語の中で 主人公白鳥貞実が亡くなった日が、2008年10月1日でした。 毎回花の名がサブタイトルになっていましたが、私の記憶に鮮明に残っているのは あのキャンピングカーの跡に咲き乱れる 一面のエゾエンゴサクの青い花たちでした。花言葉は「 妖精たちの秘密の舞踏会」、まさに踊っているような花姿、感動的なラストシーンでした。 偶然ですが、10月1日は特別な日と重なるのです。

  今日10月1日は私の誕生日、54歳になりました。 54回 誰かに祝ってもらってます。ありがたい・・・本当にそう思います。 だって、私はこうして生きているのですから。
  ブログを始めてから迎えた誕生日はこれで3回目。毎年この日のブログに、無事誕生日を迎えられたことへの感謝を言葉にして残してきました。 健康のありがたさ、いつも力強く応援してくれる両親や兄弟の声、そしてブログで出会えて方たちからの温かい言葉を交わせることが、私の大切な宝物となっています。

  日記代わりのブログですから、二人の息子への思いだったり、会えない友人へのメッセージだったり、そして時には今日のつぶやきとして、とりとめのない話を載せてみたり・・・。 そんな拙いブログを応援していただき、本当にありがとうございます。 

   幸い私は健康であり、まだ両親ともに健在です。 こんな私ですから 息子たちはどうしようもない母親としていろいろ面倒を見てくれています。 先ほども3人で寿司屋に行ったのですが、一緒にお酒を飲める関係でいられることを心から幸せだと思っています。  帰りにはケーキを買ってくれて、帰宅後改めて誕生日を祝ってくれました。(昨年は 気まずい思いをした思い出がありますが・・・笑) 仕事で家事がおろそかになると、おのずと自分たちの部屋を掃除したり、洗濯機を回してくれたり・・・。先日も京都から帰りましたら、長男がカレーうどんを作ってくれていました。口数の少ない息子ですが、思いは十分伝わっています。きっと私ではなく 父親に似たのでしょうね。 

   
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                            ≪ たくさんの薔薇をありがとう。 54本ありました。≫

  リース展の際に遠路はるばるいらしてくださったブロガーさんから、こんな感想をお聞きしました。
  「 美紀さんのブログへは 御主人がでてこないですよね・・・。影が薄いというか・・・。」
  その方は 遠慮がちにそうおっしゃったのです。 たぶんこのブログを以前からずっとお読みになっている方も、同じことを感じているのではないでしょうか、たぶん。 
  私は笑って、
  「 確かに! そうなんですよ。 別居というか、単身赴任というか・・・。家にいないんです。どっちが本宅かわからなくなってます。」
  と、正直にお答えしました。  そのとおりだったからです。
  でも 今はこう答えるでしょう。
  「 Divorce (ディボース)したんです。 はい、離婚・・・です。」と。

  つまり晴れて(?)独身となりました。世帯主は高瀬 美紀です。後悔はしてません。結婚生活も充実していましたし、結婚そのものも否定しません。息子たちと相談の上決めました。二人とも「前に進むにはそのほうがいい。」と言ってくれました。 3人で、これからもがっしりスクラム組んで生きて行きます。 
  9月の一人旅は 区切りの旅でした。 気ままに過ごした分、10月からはしっかり仕事します。これまでと何ら変わりない気持ちでいますし、事実 離婚したからと言って さほど生活が変わったわけでもありませんが、自分を大切にして、遠くを眺めるおおらかさが必要だと思っています。 
  もしかしたら こんなことをブログに書くべきではないとお叱りを受けるかもしれませんが、ありのままを綴ってきたからこそ、こんなことも書き添えておいたほうがいいと思いました。 私の中のほんの一部ですが、大きな部分でもあるのですから・・・。 プロフィールも書きなおします。

   
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    私にとって誕生日とは 昨日までの自分にありがとう。 今日からの私によろしくの日・・・。 



   ≪ 写真はバースディプレゼントとして届いたお品物です。 誕生日を覚えていてくださって、本当にありがとうございました。 これからも よろしくお願いします。 ≫
    

                          
by miki3998 | 2009-10-01 22:33 | 家族 | Trackback | Comments(128)

勤労学生のお弁当

 二男はまだ夏休み中。先日アルバイト先ユニクロ大船店がリニューアルオープンしました。
 新店舗はガラッと大人の雰囲気になったのでしょうか、制服らしきものが決まっていて、毎日アイロンのかかった白いシャツに黒のパンツ、黒の皮靴で出勤です。もともと息子の通うショップは神奈川でも一番の売り上げで、平日でも来店客が多く、夜遅くまでバイトの日々が続いていたのですが、ここにきてオープンセールのためでしょうか、午後1時から11時まで みっちり働いてきます。そのままユニクロの社員になってもいいくらい、正社員と変わらぬ仕事内容で、見ていても我が息子と思えないくらい、一生懸命仕事をしています。(こっそり覗いたことがありますが、始終手を休めることなく、商品を整理しながら声をだしていました。)

 日曜日は朝から通しのバイト、7時半には出勤。お弁当を持って行きました。いつもは塩おにぎりにおかずをちょっとなのですが、今日は長丁場と言うことで、ガッツリ目のお弁当をリクエストされました。

 
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お米1合半は入ってます。(笑) 大きさを見ればわかりますね。深さも結構ある入れ物。普通のお弁当箱だと足りないのです。鶏そぼろにイカのショウガ煮、ポテトサラダ。食紅の色も毒々しいのですが、紅ショウガ大好き男なので、たっぷりのっけちゃいました。 お弁当ブログのブロガーさんが見たら笑ってしまうような弁当でしょう。ポテトボーイにはジャガイモ料理が欠かせませんが、サラダはサンドイッチにも使えるのでたっぷり一鍋分作ってあります。今夜も12時過ぎの帰宅。ヘトヘトになって帰ってきても、しっかりご飯は食べます。今夜はトンカツ。これまた息子たちの大好物。きのこの味噌汁でも作って、帰りを待つことにします。

  
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  お昼間にポストにこんなものが届いていました。すぐそばの藤源治ラボ・「手紙カフェ」のオーナー、Ayaちゃんからでした。 メモ書きの文字、Ayaちゃんらしい気遣いが感じられる文章です。 庭で育てているゴ―ヤが3本入った紙袋。この急な坂を自転車を押しながら登ってきてくれたのかなあ。きっと仕事に行く前に届けてくれたのでしょう。 5時起きで息子の弁当やアイロンがけをしたせいで、二度寝していた私。訪ねてくれたことに気がつかずに爆睡していたんですね。

  
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  この夏のおかしな天候のせいでしょうか、確かにいつもよりも小ぶりのゴ―ヤですが、プックリ膨らんでいて 美味しそう。  丹精込めて育てた新鮮な食材のおすそわけは 何よりも嬉しいお届け便です。 やっぱり今夜もゴ―ヤチャンプルにしよう。 我が家のゴ―ヤ料理料理家に任せればいいだけですから。 (笑)
  Ayaちゃん、ごちそうさま~。 手紙カフェ、がんばってね!
by miki3998 | 2009-09-13 18:02 | 家族

息子の書斎  書斎の息子

 
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   書斎の床に積んでいた本を整理し始めた息子。 書棚の上には 小学生の時入っていたラグビースクールの写真が飾られている。 床を磨き、彼なりのこだわりで書斎がきれいに整えられた。

 
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この小さな椅子は 私の部屋のライティングビューローのための椅子。 お気に入りらしく、この書斎に置いてあった。 私はもう座っていないから、まいいか。

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  キッチュな雰囲気のトランジスタラジオ。 机上の本も息子が今読んでいるもの。ふーん、なるほど。
  マグカップは里の母が息子に贈ったもの。 しまっておいたと思ったら また使っている。

 
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  雑多な本が並んでるなあ。 馬が好きな、いや 競馬馬が好きなといったほうがいいかなあ、彼らしい。(笑) 中野シネマは私の本じゃないか。いつの間に・・・。

  
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本を読むより、窓の外を眺めているほうが長くなりそうな書斎だねえ。
by miki3998 | 2009-09-08 16:13 | 家族 | Trackback | Comments(18)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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