カテゴリ:花( 158 )

薫風にゆれる草花たち 

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 バラの季節になりました。でもその前に、庭の小さな草花をご紹介します。初夏を思わせる日差しの中で、可憐な姿の白い花、ミヤコワスレです。植えた時は薄いピンク色だったのに、どうしたのでしょう、今年はどれも白い花ばかり。土に肥料が足りなかったのでしょうか、不思議です。

  
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 白いタツナミソウです。ぐんぐん伸びて波しぶきを思わせる姿に、その名前の由来がわかりますね。近くの森に続く道沿いにも自生する薄紫色のタツナミソウを見つけることができます。春の山野草の代表選手、勢いがあります。 


 
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 匂い椿です。ほんのり薄紅を差したような淡い色の椿は、大きさが5センチほどの一重の椿です。ほんのり品のある香りを放つこちらはこれが最後の一花、昨年暮れ頃からいろいろな種類の椿が次々と咲いて、見るものを楽しませてくれましたが、そろそろバラの季節へとバトンタッチです。 

  
  
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 エビネランも咲いています。こちらも毎年この時期に花芽をつけ、ほっておいてもしっかり見事な花を咲かせます。
 どの花にも言えることですが、まだ春の柔らかい日差しですから、どこか淡くて温かい色をしています。


  
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 お隣の庭に咲くシキミの花。おばさまがご仏壇に供えたいからと高い場所に咲く枝を切って欲しいと言われ、何本か切って差し上げた時に落ちたのでしょう。いい香りがして花弁も華奢で美しい花ですが、枝も花にも毒があります。くれぐれもご注意を。 

 毎日庭や畑、森に行くのが楽しみで、鳥の声を聞きながらの散歩はつい長くなります。ゴールデンウィークは完全オフ、久しぶりの長い休暇なので、天気がよければ読みたい本とお茶を持って、森まで出かけようと思っています。そろそろ谷間のヤマフジが咲く頃ですから。 みなさまもよい休日をお過ごし下さい。


   
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<ナガミヒナゲシとキュウリグサ>

by miki3998 | 2014-05-02 02:05 | | Trackback | Comments(4)

  秋の香り

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 それは突然やって来る。
 ドアを開けて外に出た瞬間、甘い香りが飛び込んでくる。
 辺りを見まわしその花の姿を探す。
 小さくて可憐で金平糖のようなそれは、甘い香りの塊となって木にしがみついている。
 秋は香りとともにやって来る。
 
by miki3998 | 2013-10-09 21:16 | | Trackback | Comments(8)

 初秋の白  家の周りの草花から

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 あの暑い夏が遠い過去だったように、庭や畑を見渡せば、自然は暦どおり秋の訪れを知らせてくれます。まずは香り高くその姿も優雅なジンジャーから。
 風にのって庭中に甘くエキゾチックな香りを放つジンジャーは、お隣のおばさまら根ごといただいたもの。南側の狭い通路のような場所でもひと際華やかにその存在感を表します。切ってリビングに飾りましたら、まるでベールを纏うようにジンジャーの香りが体に巻き付いてくるのです。花の命は短いのですが、充分楽しめます。


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 センニンソウです。まるでこぼれるように白い花が連なりながら流れて咲きます。蔓は秋の野草に絡まり、隠れ、そしてそれを超えて2メートルくらいに伸びていました。楚々として可憐な花ですが、強さも感じる秋の野花です。 


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 タマスダレです。肥やしが足りなかったのか、それとも今年の猛暑のせいでしょうか、一輪しか咲いていませんが、その名の通り群れて並ぶ様は簾のよう。夏の終わりの雨が降った後に次々に咲く親しみのある野花です。こちらはおばさまのお宅のプランターでひっそり咲いていました。(おばさまも気づいていなかったんですよ。笑) 


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 おしまいはシロシキブ。初めは緑色をしていますが、徐々に白くなります。背丈ほどに伸びたシロシキブはお花が好きなお仲間、もうひとりのおばさま(お隣のそのまた隣りのおばさま)の玄関先に植えられていて、ムラサキシキブと並んでいます。「いつでも切ってお使いになってね。」そうおっしゃって庭や家の前の小道にある草花を分けてくださいます。私は本当に恵まれているとお二人のおばさまに感謝しています。 
by miki3998 | 2013-09-11 17:06 | | Trackback | Comments(6)

 銀座教室 「初夏のブーケ」

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  6月最初のレッスンは銀座教室から。(時間は前後しましたが、6月1日のレッスンの様子です)
  土曜の夕方、仕事帰りやお買い物をすませた生徒さんが6時に並木通りを目指して集まって下さいます。6月はジューンブライド、白いブーケをイメージされるかもしれませんが、家の周りの草花はすでに夏仕様。初夏の爽やかなイメージで草花を集め、バラもデリケートでフェミニンなラインのジュリアやブラックティをメインに、エスカー、ダーリン、マリアンヌなどをお持ちしました。いつものことですが、独りで荷物を運ぶには籠が一番。背負って抱えていざ銀座へ。(北鎌倉の大原女のような出で立ちです。)



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  この日の生徒さんはみなお仕事先から直行、お疲れの様子もなく、お持ちした草花を大変喜んで下さって、丁寧にブーケを作り始めました。北鎌倉の教室では5月のテーマがバラでしたが、銀座教室は偶数月だけのレッスンなので、6月になりましたが、旬のバラをお持ちして、家の周りの草花と組み合わせての初夏のブーケ作りをしていただきました。ラッピングまでの1時間、悩んだり迷ったり、、、それぞれ思い思いの花束を作ります。形にこだわるのではなく、草花が活き活きと、左手を花瓶だと思って束ねてゆきます。握っている時間が長いと草花が弱っていきますから、手早く束ねるのがこつです。


 
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  この日のブーケは、ブラウンの麻でベールをかけるように包みました。フリルのような花びらの薔薇ジュリアとの相性もいいでしょ。持ち帰る時の嬉しさは格別です。しばらく持ったまま歩きたくなる。いくつになっても花を抱えて歩くのって素敵です。 


  
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  レッスン終了後は、のり子さんのお手製料理の数々。もうお腹がペコペコ、うっかり写す前に食べてしまったお料理もあります。お許しを。 次回の銀座教室はいよいよ『夏のリース』です。ご予約はお早めに。  


  
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by miki3998 | 2013-06-11 10:54 | | Trackback | Comments(8)

 格調高い白い花 「山法師」

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  この時期に咲く木の花の中でも 圧倒的に好きなのが『山法師』です。
  肉厚な白い部分は実は花びらではなく総苞片といい、花は中心の薄緑の丸い部分。坊さんの頭とそれを包む白い頭巾に見立てたとされる「山法師」という名前のせいでしょうか、近縁のハナミズキとは似ていてもまったく別の雰囲気を感じます。


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  その理由は、深緑の葉のせいではないでしょうか。
  白い山法師は終わりの花、波立つような模様のしっかりとした葉がその白を際立たせ、格調高い花へと導いてくれるのだと思います。黄緑でもなく薄く透けるような葉でもない。まるで包み込むような葉に守られているからこそ、白が映えるのです。 


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  ハナミズキもそうですが、山法師は天に向かって咲きます。青空から羽根を広げた蝶が舞い降り
て来たような。。。高い木になるとこうした様子が見えにくいのですが、OFFICE TOYODAの山法師は斜面に咲く大きな木。二階のテラスからは、そんな幻想的な山法師の咲く姿を見下ろすことができます。春爛漫の4月、日本人にとって花見と言えば桜ですが、風薫る5月、初夏の日差しを受けた真白き山法師の花見もまた格別です。


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by miki3998 | 2013-05-15 19:42 | | Trackback | Comments(8)

 5月のバラ 『黒真珠』 


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  庭の一番バラです。狭い庭ですから、バラは数株しか育てていませんが、このバラは家を構えた時記念に植えたもので、かれこれ10年になります。名前に魅かれて買い求めました。最初の年は3輪、その後少しずつ花芽を増やして咲くようになりました。四季咲きで秋のほうがより黒が冴えているような気がします。正直言って花の数は問題ではなく、深い黒色をしている蕾や、ふっくら咲き始めた時のベルベットのような花弁、反り返った終わりの花姿、すべてがドラマチックで、名前に負けない魅力をもったバラだと思います。欠点と言えば、香りがほとんどないことでしょうか。


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 庭に出ると、つぎからつぎへと仕事が見つかり、日が暮れるまで土いじりをしたくなります。そういえば昔息子たちが選んでくれた庭仕事の本があったなあと思い探してみました。幼いながらにも母親が興味をもっていることを気に留めてくれていたのでしょう。母の日のプレゼントにと、神田の古本屋さんで見つけて来た本です。もう10年以上前のもの。ヨレヨレの表紙でしたが、中はしっかりしていて、内容もやさしい実用書、読んでいるとワクワクしてきて、また庭に出てみたくなる本なのです。


 
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       <ローズゼラニウムと横山美枝子著 「ウィークエンドのバラ」>


 来週はレザンジュサロンがあります。5月のテーマは『バラ』、拙宅での教室はもちろん、銀座教室や一日教室も含めると、バラの準備はいつもの倍は必要です。庭のバラがタイミングよく咲いてくれることに期待しながら、もうひとつ準備しているのがこの「ローズゼラニウム」です。ご存知の通り、ゼラニウムの一種ですが、こちらは甘い香りを放ち、ケーキやクッキーにも使われます。名前がローズですから、レッスンではテーマにちなんでこちらもご紹介するつもりです。挿し芽で増えるので生徒さんに差し上げられるよう、只今苗作り中です。育てる楽しみをを知れば、花の見方、飾り方も変わります、きっと。 



 
by miki3998 | 2013-05-05 05:00 | | Trackback | Comments(0)

 落ち椿 

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  まどろむ朝に落ち椿
  
 凍てつく季節にひと枝見つけると、その凛とした姿に胸がしめつけられそうになります。
 花の少ない冬、堅い蕾は咲くその日をじっと待っている姿がけなげで、深緑の照葉がそれを守っているかのようにも見えてくるのです。初めの花、盛りの花にも魅かれますが、その終わる姿のいさぎよさも椿の魅力のひとつだと思います。
  
 椿は日本原産で野生種は「藪椿」と「雪椿」ですが、園芸種は数千種もあり、いまでは世界中で愛される花になりました。「椿」の文字が示すように、2月から3月には次々と開花してまさに春の代表と言える美麗な花です。

  この皿は1998年、Villeroy&Boch の250周年を記念して作られたものらしいのですが、椿の絵柄に一目惚れして連れて帰りました。季節を選ぶ皿ですが、しばらくは楽しめそうです。


 
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by miki3998 | 2013-02-17 11:33 | | Trackback | Comments(10)

 もう9月。。。小淵沢教室 その4 ラストです。

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  最終日の朝です。山の家に泊まると、朝早く目が覚めるのはなぜでしょう。寝ているのがもったいないから、ですよね。朝日が昇る気配を感じて体が自然に起き上がる感じ、不思議です。北鎌倉も山の上での生活で、夏は早朝4時くらいからセミの声が聞こえます。なのに寝られるものならいくらでもベッドの中にいたくなる。なのに小淵沢では早くから起きたくてウズウズする、そんな朝なんです。


   
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  朝食前に付近を散策。水引きの勢いが違います。黄色い金水引きやギボウシやヨメナ、葛の花やワレモコウも咲いています。紫色のヤブランも秋らしい色です。散歩から帰る頃には,抱えるほどの草花になり、そのまま初秋のブーケに。山ではこんな過ごし方がやっぱり好きです。これは北鎌倉と同じかな。


  
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  朝食のパンとコーヒー、そして昨日リゾナーレで買い求めたリンゴ、もちろん丸かじり,私はですけど。(笑)今年初もののサン津軽。酸味があって実が少し硬めなので、かじるとカシュッと音がします。子供の頃、実家の父は果物好きなので、リンゴを箱で買う人でした。学校から帰ってお腹がすいている私は、その箱一杯のリンゴ(たぶん国光だったと思います)をガブリ。今のような甘くて蜜がいっぱい入ったリンゴではありませんでしたが、美味しいと思って口一杯にほうばったものです。 
 

  
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  さあ、時間です。9時から乗馬がまっています。知り合いのいる牧場で1時間、あの馬の道をホースライディング。普段は足元の草花や見上げる樹木を自分の身の丈でしか知りませんでしたが、馬に乗るとそれがぐっと高い位置から見ることが出来ます。場所によっては伸びた枝が顔の前に迫ってきます。利口な馬は手綱さばきさえしっかりしていれば ゆっくり安全に私達を運んでくれます。私も馬に話しかけながら「よしよし,偉いぞ、その調子。」なんて言いながら森を抜け 林をくぐってすすみます。ぜいたくな1時間ですが、手が届かないわけではありません。おススメです。


  
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  小淵沢はこれから晩秋まで楽しめます。都内からだと2時間。電車も同じくらいでしょうか。リゾナーレは夏休みの家族連れで賑わっていましたが、9月に入れば空いてきます。昨年の11月に音連れた時はほぼ貸し切り状態でクリスマスのイルミネーションで飾られたホテルを満喫できました。この教室はこれからも定期的に行ないます。それは特別な草花を探すのではなく、いまそこにある季節を切り取るようなレッスンであればいいと思っています。生徒さんと散策しながら見つけた野バラの実はまだ緑色でしたが、次に訪れる頃には赤く色づいているでしょう。もう9月ですが、きっとあっという間に11月になり クリスマスリースの準備に入ります。今回参加できなかった方も、ぜひ冬のリースをご一緒に作りましょう。お待ちしています。 


  
  
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by miki3998 | 2012-09-04 00:11 | | Trackback | Comments(2)

 もう9月 小淵沢教室 その3

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  もうひとつ、あのパン屋さんの魅力。お店の脇にこんな小川が流れているのです。
  幼い頃、と言ってもたぶん小学生の低学年くらいだったと思います。母の実家のそばにもこんなせせらぎがあって、ちょっとした洗い物を手伝いました。漬け物用の白菜や泥のついたゴボウに里芋を、まるでもうひとつの台所のような役目をしていた,そんな思い出があります。それはうちだけではなくて、その小川がのそばの家はみんなそうで、夕方になると母親や娘が裏木戸からでてきて小川で洗い物。。。相当昔の話ですが。。。(笑) そうそう、もうひとつ懐かしかったのは、この小川の真上にクルミの木があったこと。岩手や秋田に行くとめずらしくはないのですが、家の庭や雑木林にクルミの木があります。まるで葡萄のように丸くて大きな実が房のように垂れ下がるクルミの木です。その実が落ちる頃にまた来ようと思いました。

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 さて,リースも完成し夜の食事です。主婦が5人もいるのですから手際のいいこと。あっという間に準備完了。地物の野菜や果物を大げさに飾ることなく、食べやすく美味しく,何よりのごちそうは一緒に楽しくいただくこと、山の家の宴はシンプルなほうが格別に旨いのです。(笑)


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 初秋の夜空には、星の瞬きと雲間を泳ぐ月がこちらを照らしてくれます。灯りは薄くぼんやりでいい。膝を突き合わせるという言葉があるように、丸いテーブルを囲んでの食事はより親しみやすくそして和やかになります。明日は馬に乗る予定。今日は早めに休みましょうか。。。なんてつきない話をおしみながら二晩目の夜を過ごしました。 


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 <続きます。次がラスト>





 



 

 
by miki3998 | 2012-09-03 21:39 | | Trackback | Comments(0)

 もう9月 小淵沢教室 その2

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  スモークツリーです。別荘からすぐのところに朝早くから開いているパン屋さんがあります。ソコで売られているパンはどれも美味しくて、それを知っているお客様がオープンと同時に買いにくる、そんな山のパン屋さんの庭先にシンボルツリーのように。小淵沢ではよく見かけます。フワフワとして色づくとうっすらとしたえんじ色になりやがて白くなります。まさに煙の木ですね。


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  さあ、生徒さんの夏のリースができました。思い思いの緑のリースをごらんください。


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   山の家は空気も澄んでからっとしていますが暑さは関東並み。清々しい朝のうちに素材探しがてら散歩に出ます。だからできれば一泊はしていただきたい。もちろん日帰りでもかまいません。11時集合で山歩きをし、お昼を食べてからのレッスン。夕方地元の市場にでかけて新鮮な野菜を買って簡単な夕食。夜はリゾナーレのブックカフェで読書。。。。そんなゆるりとしたスケジュールです。
 旅は知らない自分に会いに行く、そんなイメージでいらしていただければ。レッスンの目的は200パーセント達成です。


  
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 今日中に自宅にもどれればいいというKさんも一緒に夕食の買い出しにでかけ、この日は山の家で素麺と冷しゃぶパーティー。さて、もう少しおつき合い下さいね。
  <続きます>


  
by miki3998 | 2012-09-03 17:52 | | Trackback | Comments(0)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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