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ブログの功罪

  
    
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  私は高校時代、バンカラな高校に通っていました。男子生徒は腰に手ぬぐいをぶら下げて、下駄履きで布カバンを肩から提げて通い、女子生徒はセーラー服でお下げ髪、3対1の割合で圧倒的に男子が多い公立の共学高でした。応援団は羽織袴、ボロボロの学生帽を深めにかぶり、「 おなごなど、しゃらくせい!」 なんて感じの硬派の集まり、太鼓一つで相手校を圧倒するような応援歌を、空に向かって吠えるように歌う・・・そんな高校でした。

  ブログをはじめて半年、ある日のブログにコメントを残してくださったのがその応援団だった先輩でした。もちろん顔も名前も知らない4歳上の先輩は、私が花巻出身であること、バンカラ高校に通っていたこと、宮沢賢治が好きなことなどから、故郷への郷愁を含めて興味をもって下さったのです。

  ある日、私のブログで「 陽のあたる坂道 」というタイトルの記事を読んでくださって、「 贈りたいものがあります・・・」 と宅配便で届けてくださったもの、それが写真右側のCDです。
  これは先輩の弟さん(この方も同じ高校の出身、私の後輩です)のオリジナル曲を集めたアルバムで、その中の一曲が「 陽のあたる坂道 」という題名の曲でした。タイトルつながりでプレゼントされたというわけです。ちなみに弟さんは歌うサラリーマン、アマチュアです。
  学生時代に通った早稲田通の喫茶店のオーナーを第二のお袋と呼ぶその曲は、ジーンと胸にきて思わず目頭が熱くなるのを覚えたくらいです。 詩もメロディも素敵で、胸にしみる曲は、アレンジャーもミュージシャンも有名歌手のレコーディングに携わる素晴らしメンバーばかり。もちろん歌っている彼もいい声しているんですよ。
  
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  そして今日また届いたのが、写真左側のCDです。ウェイン・ニュートンのコレクションシリーズ。 GOOD CHOICE!!! 先輩。 泣けてきます、メロメロ~。(笑)
 「 60年代のヴォーカルもの、安心して浸れますよ~。」 とのメッセージ入り。 ありがとう、ありがとう、先輩! あ、応援団だから 「 オス、オスッ!」でしたね。(笑)
  
  先輩は私がコメント欄を閉じていることをとても残念に思ってくださいました。
  私のブログはアップしている記事の内容もいいけれど、それ以上にコメントを入れてくださった方との温かい言葉のやり取りが楽しみだよおっしゃってくださいました。今それがなされていないこと、その理由が匿名を使った卑劣なコメントのせいだということを知って、私以上に残念に思ってくださったのです。 そして激励のために送ってくれたこのCD。

  先輩、花高の黒橋魂で、オス、オスッ! こんな後輩ですが、不撓不屈で頑張ります。これからもよろしくです!!!
  
   そして私のブログにいらして下さる皆様へ、感謝の気持ちを込めて
     『 DANKE SCHOEN ダンケ シェーン 』 ♪ 
by miki3998 | 2007-09-27 18:00 | 今日のつぶやき | Trackback | Comments(74)

眠れぬ夜は・・・

  昨日の十五夜、いいお月さまでしたね。
  ネイビーブルー(私が一番好きな色です)の夜空に黄金色のお月さまがじっと私を見つめてくれているようで、私はしばらく夜の散歩を楽しみました。 森の中をひたすら奥へ奥へ・・・ずっと一緒にお月さまが歩いてくれているみたい。 いえ、そうじゃない、私がお月さまを追いかけていたのかもしれません。

  眠れぬ夜は大好きな本を紐解いて。 子供の頃から好きで読んでいた賢治の童話をもう一度読み返してみました。 
 
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  『 貝の火 』と『 二十六夜 』 です。 この2冊は先月里帰りをした際に、賢治記念館で買い求めたもの。装丁も使われている紙の質も、昭和23年に印刷されたものの復刻版です。文字も旧かなづかいで、ちょっと子供には読みにくいと思いますが、挿絵がとっても素朴で賢治の世界に引き込まれるような感じなのです。

  『 貝の火 』  1. 猫の事務所
            2. クねずみ  
            3. ツェねずみ
            4. 夜だかの星
            5. 林の底
            6. どんぐりと山猫
            7. 貝の火

  『 二十六夜 』 1. 鹿踊りのはじまり
             2. さるのこしかけ
             3. 茨海小学校
             4. 二十六夜
             5. 月夜のけだもの
             
  賢治のお話はいろいろあり、ここにないお話も好きですし、この本で初めて読むお話もありました。帰りの新幹線の中で、黙々と読みましたが、子供のころに受けた印象と違う感想を持つこともまた新鮮ですね。 でも「夜だかの星」はやっぱりせつなくなるお話でした。

  
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  そしてこちらの2冊はイーハトーブ館で求めたものです。 個展を開かれていた間村俊一氏の装丁です。イーハトーブ館は賢治の資料館の役目をしているので、関連図書が多いようです。いかがですか? 独特の世界観でしょ。  あ、この2冊はまだ読んでいません。秋の夜長、ゆっくりゆっくり楽しみたいと思っています。
  

  
by miki3998 | 2007-09-26 11:46 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(4)

たまには海でも・・・ 今日の由比が浜

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   由比が浜から見た今日の海です。 ちょっと曇っています。

   遠くのヨット、波の上を気持ちよさそうに進んでいくのが見えます。
   鎌倉に住んでいるのに、そう言えば最近来てなかったなあ・・・。ふと車を停めて砂浜に降りて見たんです。 もちろん人影はまばら、それぞれ行く夏を惜しみ、すぐそこまで来ている秋を水の冷たさで確かめているように、家族連れが、カップルが、裸足で波と戯れている・・・そんな風景を一人眺めるのもいいものですね。 

  
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   ウィンドサーフィンの二人、こちらにだんだん近づいてきます。波が穏やかだから、漂う感じで流れて行きます。

  
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   寄せては返す波、砕けた波もちゃんと海に帰ってゆくのですね。 砂は波が去ってゆくのをまるで引きとめているかのように、追いかけてゆきます。 

  なんてね、秋の海を見ながらメランコリックになっているおばはん一人。 様にならないなあ~。(笑)
  たまにはこんなブログもいいでしょう? 秋なんだもの。

  
by miki3998 | 2007-09-24 18:30 | 鎌倉・北鎌倉 | Trackback | Comments(4)

『 シンクロニシティ 』  素敵な偶然

 最近家事をしながら聴いているアルバム、竹内まりあの『 デニム 』。
          (スガシカオも聴いてますが・・・笑)。
 
  どの曲も今の自分とオーバーラップして、言葉が素直に体の中に入ってくるのです。アレンジャーはもちろん山下達郎。いつものように、かれは表には出てこないけれど、彼の匂いがプンプン、詩もメロディもとても生き生きとアレンジされています。 でも彼、裏方に徹しているところがいいなあ。 プロモーションビデオも、ほかのメンバーはニコニコ顔で楽しそうなのに、彼だけ深く帽子をかぶったまま下を向いてギターを弾いています。 顔を上げないほうがいいって?ごもっとも。(笑)
  ユーミンと正隆様との関係も素敵だけど、この二人もきっといい関係なのでしょう。 
      
  全12曲の中からお気に入りなのが、『 シンクロニシティ 素敵な偶然 』
  シンクロって、「 意味のある偶然の一致 」ということですが、この曲は、「そうそう・・!」 「もしかして・・・?」 「ああ、こうゆうことかも・・・」 って、口づさみながら思わずうなづいてしまうような、そん場面を切り取った曲なのです。 
   偶然が重なるとそれは必然になる・・・。
   大切な人と思いが通じ合えるとしたら、それが『 素敵な偶然 』 シンクロニシティだと思うのです。
  
  若い頃の彼女は、 都会的でポップな感じ、どこか無機質な印象だったけれど、久しぶりに画面に映る彼女は、表情にも深みが出て、のびのびと歌っている、どこか余裕さへ感じてしまいました。プライベートも充実しているのでしょう。そして綺麗になっていた彼女にちょっと嫉妬。(笑)
   50代でこんなに輝けるなんて・・・。美しく年を重ねている女性って素敵ですね。 
   私、来月で彼女と同じ年になります。 ♪ でも そんなの関係ない ♪  (笑)

 
 シンクロニシティ 素敵な偶然     竹内まりあ アルバム『 デニム 』から

 ♪ ちがう場所で  同じ月を見上げる時も
   
   空を超えてリンクするの  熱い思いは

   Ah、  すべてが必然なんだと 教えてるの
   
   Ah,  あなたと引き合う気持ちは  シンクロニシティ  シンクロニシティ ♪  

 
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  お蔭さまで、母も回復いたしました。ご心配いただいた皆様、本当にありがとうございました。
  9月もあとわずか、そろそろ今年のリースの準備が始まります。 そして私の散歩もいつもどおり・・・。皆さんとシンクロしてるから、同じころ誰かもどこかで散歩かなあ・・・なんて考えながら歩いてます.

 Many many thanks to you, the best friend of mine.
by miki3998 | 2007-09-22 10:00 | 今日のつぶやき | Trackback(3) | Comments(16)

 里帰り 2007 晩夏  その4  森の門番

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  お約束のイーハトーブ館(こちらは資料館や展示スぺース、シアターなどがあります)をご紹介します。 高台の記念館から南斜花壇がある山を転がるようにして下り、松やクヌギの林を抜けると水と緑に縁取られたイーハトーブ館が見えてきます。 
  
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 ここはイーハトーブの心の旅をするための旅行案内所。『 猫の事務所 』 かな?(笑) 
 遠慮はいりません、さあさ、どうぞ中へお入りください。  
  
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  ね、懐かしいでしょ。昔使われていた机と椅子です。 大きなパネルのなかの賢治さんが生徒に語りかけてくるようですね。 稲を刈った後の田んぼでしょうか・・・実りの秋、稲刈りをする親のそばで、子供たちが無邪気に駆け回っている光景を想像してみたりして・・・。しばしあの頃の自分に戻って、ゆっくり展示作品を拝見いたしましょう。 (作品に関しての撮影は禁止です)
  
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  この日は装丁家・間村俊一氏の個展が開催されていました。 ご存知の方も多いと思いますが、繊細なタッチと独特の世界観で、魅力的な絵を描いていらっしゃる方です。不思議な空間とイラストの世界に魅了され、氏が装丁した本数冊を購入。
  
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近隣の美術館、博物館の催事のポスターです。花巻にはほかに市立博物館や新渡戸稲造記念館、高村光太郎が疎開していた時住んでいた山荘や萬鉄五郎美術館などがあります。 時間があればそちらにも足を延ばされることをお勧めします。 
   
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 さて、そろそろ帰りますか。 夜になるとこんなフクロウの外灯に明かりがともります。森の門番でしょうか? 今度来るときはちょっと暗くなってからでもいいかなあ。 
  
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 見上げると高い空に気持ち良さそうな夏雲がふわり。 南斜花壇の山道をまたゆっくりもどりましょう。 登りながら振り返った時の景色を見るのもまた格別です。賢治さん、 また来るなはん。
by miki3998 | 2007-09-14 09:07 | 花巻  宮沢賢治

里帰り 2007 晩夏  その3  ダリア

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  母の容体が安定したある日、付き添いの合間を縫ってここに行ってきました。
  緑豊かな山間にひっそりと建つ『 宮沢賢治記念館 』です。

 
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  賢治の世界に近づくための資料、約400点が展示されています。環境、信仰、芸術、農業などなど、イーハトーブの世界を感じ取ることができます。 残念ながら中は撮影禁止です。今回は記念館の周囲や彼の設計した南斜花壇などをご紹介しますね。

 
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 北上川にかかる朝日橋を越えて、私の実家はあの山の裾野、松林がどこまでも美しい小さな町にあります。 そして賢治が愛したイギリス海岸や羅須地人協会の建物、教鞭をとった花巻農学校、そうそう、私が通った花巻小学校もここからよく見えるんです。花巻は城下町で、お城の後にできた花城小学校(花巻小学校の前身)は賢治も通ったのですから、後輩にあたるんですね、私は。(笑)

 
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           童話 「 よだかの星 」の石碑
 
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           賢治が描いたフクロウが花壇への道へといざなってくれます。
 
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   山の上から花壇を見下ろしています。ゆっくりゆっくり参りましょうか。
 
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   おわかりになりましたか? 下って行く途中にはもうシュウメイギクの花が咲いていました。
  そして花壇の中央にはまあるい花壇の真ん中に白い軸があります。 これ、日時計なんですよ。色とりどりの草花を時計の数字に見立てて、この軸に当たった太陽の影が時間を刻んでくれるんです。 花壇の中の日時計は、花巻温泉のバラ園のなかにもあって、そちらも賢治の設計です。 草花を愛し、虫と戯れ、鳥や動物との会話を楽しんだ賢治の念願だった南斜花壇がここにあるのです。 見上げればどこまでも高い夏空と白い雲、鳥たちのさえずり以外には何も聞こえない広々とした空間。贅沢な休憩時間を過ごすことができました。

  私はここに何しに来たんでしょう。賢治のことを知れば知るほど、命の尊さとはかなさ、人の弱さや傲慢、自然の温かさや厳しさ、いろいろなことに気付かされます。生かされているということをもう一度心に刻んで忘れないように、ゆっくりゆっくり歩いてみました。
  
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      ( 花壇に咲いていた夏の花”ダリア ”  サーモンピンクがとってもきれいでした)

 次回はこの花壇の先にある 『イーハトーブ館 』をご案内します。 
 
 

 
 
 
by miki3998 | 2007-09-11 22:24 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(40)

里帰り 2007 晩夏  その2  ガウラ

 
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    里帰りした翌朝早く、母が倒れた。 唸るように私の名前を呼ぶ声で目が覚めた。
  「 ぐえぇわるのっす。もさげねども洗面器持ってきてけでぇ。」 そう言って、 かかりつけの医者の名前を私に告げると、そのまま意識も朦朧として倒れた。そして入院。

 不規則な時間の仕事についている弟夫婦、責任あるポストにも就き、思うように休みが取れる職場でもない。出勤前、弟は言葉少なに頼むと言って頭を下げた。父も申し訳なさそうにして私を見ながら、黙って入院の手続きをしている。バストイレ付の個室を頼んだようだ。
 「 べっこぐれ高くても 便所がついた部屋っこがいいべ。 ばあちゃんは神経質だがらな。電話もあるしよ。安心だべ。」 そう言う父の顔はどこか寂しそうだ。 いいのだ、私がいるのだから、なんでもやる。 帰って来てよかった、いや、私が帰ってきたから、母はホッとして倒れたのかもしれない。
 鎌倉へ電話をして、滞在が長くなることを告げる。「大丈夫、こっちは心配ない。好きなだけいていいよ。」と息子達。 こんな時こそ家族が協力して乗り切るしかない。

 母は以前脳梗塞を患ったことがある。血圧も普段から低めで、めまいと吐き気が持病のような人だ。幸い大事に至らず過労とストレスからの頭位性めまいと診断される。
 暑い日も自転車で農協まで走り、鎌倉まで美味しい野菜を届けたいとせっせと準備したであろう母。孫の喜ぶ顔が見たくて、工夫しながら美味しい食事の用意をする母。若夫婦の役に立ちたいと、家事子育てを引き受けている母。そんな母の姿を思い浮かべながら、深い皺が刻まれた寝顔をじっと眺めている。今年は特に、誰もが悲鳴をあげたくなるような猛暑が続いたのだから、体調を壊すのも無理はない。 眠れるだけ眠ればいい。愚痴が言いたければ聞いてあげる。 できるだけいてあげよう、今年の夏は特別なのだから。

その日の夜遅く、弟夫婦が揃って帰宅した。嫁さんの車を私が借りているので、弟は嫁さんを迎えに行って二人で帰ってくる。
  「 姉さん、これ明日オヤジに食べさせてくれ。」
そう言って弟が差しだしたのは、半額になったサンマの刺身。遅くまで開いているスーパーで買ってきたらしい。父の大好物だ。 若い者たちは(そう若くもないか)それなりに考えているのだ。思いやりがなければ二世帯同居など10年も続くわけがない。 なんだか弟が頼もしく見えた。
 さて、明日も早い。二人に今日の様子を報告してそれぞれ布団へ。 今夜はきっとすぐに眠れるはず。おやすみなさい。

 
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 根っからの怠け者の私に、母の代わりが務まるはずもないが、いつも母がするように、台所の片隅に庭の花を摘んできて飾った。 『ガウラ』、白蝶花ともいう。風が吹くと白い蝶が舞っているように見えることからついた名前である。ギリシャ語で華麗なという意味。母の大好きな夏の花だ。

  
 
by miki3998 | 2007-09-07 20:00 | 家族 | Trackback | Comments(78)

 里帰り 2007 晩夏  その1 アメリカ芙蓉とルドベキア

  9月も5日かあ、ずいぶんのんびり贅沢な夏休みを過ごしてしまったなあ。去年の今頃は菅平から帰ったばかりの二男と一緒の里帰りだったっけ・・・。 もう一年経ったんだ。早いなあ。

   この夏は一人で里帰り、それも両親には知らせずにいきなり帰ってしまった。
  「 あいやあ、なんたら知らせねんで、 おめばり帰ってきたのっか? 不良ママだやぁ 」
   母が驚きながら、それでも嬉しそうに迎えてくれる。父も奥からニコニコ現われ、
  「 こどもだぢは大丈夫が? おめいねば ご飯はなんじょしてらべぇ? 」
   父も嬉しそうにしながらも、残してきた息子たちに不便をかけるだろうと心配をしている。
  「 大丈夫だあ、もは こどもでねんだがら。 食べるものも用意してきたし、いざとなったらコンビニ弁当だってあるのっす。 母親なんてうるせだげだがら いなくて せいせいしてるべ。4~5日やっかいになるなはん。」 
   仏壇にお土産を供えて、線香をたき、手を合わせる。  ご先祖さん、いつもありがとうございます。帰ってきましたよ~。 とまずはご挨拶。 なんだか落ち着くなあ。

  久しぶりの実家の食卓には母の漬けたぬか漬けや茹でたトウモロコシ、枝豆が当たり前のように並んでいる。母の入れた熱い緑茶をすすりながら、縁側からの眺めを確認するように見回す。 帰ってきたんだという実感がじんわり湧いてくる。 それにしても実家で飲むお茶ってどうしてこんなに美味しいんだろう。 

  
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  そうこうしているうちに台風娘がご帰還。いつも元気な姪っ子のマウイ、冬休みに帰った時から半年も経つと、こんなに大きくなるんだなあ。 おてんば娘は体を動かすのが大好き、さっそく一輪車に乗って見せてくれる。 屈託のない笑顔がまぶしいなあ。 クラスの会長さんは遊びに来る友達もたくさん。じいちゃんばあちゃんしかいないこの家が、たちまち子供たちの笑い声で明るくなる。

  さてと、その辺をぐるり一回り、散歩にでも出るか・・・。 どこを見渡しても穏やかな景色が心を和ませてくれる。豊かに実った稲穂の間から飛び跳ねる一匹のイナゴ、「 久しぶり~、お帰りなさい。」 
  「 ただいま~。 しばらくお世話になりますよ。」 なんてね・・・言わない言わない。(笑)

  
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 実家から花巻温泉までつづく遊歩道。 昔、国鉄花巻駅から温泉客を乗せてチンチン電車が走っていた。その線路の跡である。 あの頃、小学校まで電車で通学していた私には懐かしい景色がどこまでも続いている。 変わらないなあ。 桜の木の下に咲くのはアメリカ芙蓉と野生のルドベキアの花。  あぁ~、なんとものどかな田園風景・・・でしょ? ね。 (笑)  
  
by miki3998 | 2007-09-05 21:30 | 家族 | Trackback | Comments(46)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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