<   2008年 10月 ( 14 )   > この月の画像一覧

アクセントカラー

 
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   以前 椅子のお話をしましたが、今日は壁の色のお話です。
   この2冊の本、私の愛読書、というか、暇さへあればよくパラパラめくって見ていた本です。
   上にのっている本は 家づくりに関して、この一冊で壁の色、我が家のアクセントカラーを決定づけた本でした。

   
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   メキシコの建築家 ルイス・バラガンの代表的な作品である数邸が紹介されています。
   彼は建物と静寂に関して 特別な思いを抱いていて、 静けさに充ち溢れた住まいと空間づくりを心がけた建築家でもありました。 正直言って、建物自体は独創的だと断言できませんが、その色彩のマジック、計算された採光、水と生活の調和・・・ハッとさせられる邸宅の数々が載せられています。

   我が家はとても小さく 庭もささやかですが、借景に恵まれ、緑が多い高台にありますから、普段車も少なく 聞こえるのは鳥のさえずりや風の音くらいです。外界の音だけではなく、昼間は私一人、訪問者でもなければ 一日中本当に静かに過ごせます。 
   間違ってもゴージャスな家とは言えませんし、作りも平凡です。でも色彩はこだわりました。 そして白い壁にはない温かさとモダンな雰囲気、それぞれの部屋の個性を色で表現できたと思っています。 まさに彼のおかげです。

   
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 で、だからどうなの? と言われてしまえばそれまでですが・・・笑。
 ちなみに 家の中はこんな感じです。  もちろん我が家とは月とすっぽん、 おてんとさんと番頭さんくらいに差があります。 ま、壁の色だけ真似をしたというお話でした、終わり!

  
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    ↑の写真は玄関からつづく黄色い廊下。 他の2枚は ダイニングルームにあるプール(家の中に水がある風景、凄いでしょ)の写真。 目を射るような赤い柱。 白い線は 壁に映ることを計算して入れられた日の光です。

   5月になると、ジャガランダの花が咲きます。 ローズピンクの花と壁の色が見分けがつかないくらいに溶け合っています。冬には枯れてしまいますが、黒い幹が壁に素敵なシルエットを残してくれて、もちろんそれも計算に入れた上の建築だったと確信できます。

   メキシコ、一度行ってみたいなあ・・・。
   
by miki3998 | 2008-10-28 16:21 | Trackback | Comments(26)

うじゃ、帰るがらっす。

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     「マウイ、ダイちゃんママ、そろそろ帰るがらねぇ。」

     「お願い、ダイちゃんママ、明日帰って。 ね、マウイが学校さ行ってがらでいいでしょ?」

     「う~ん、 わがった。 明日の朝 いぢばんでかえるがら。 やくそぐする。 」


  日曜日に帰る予定が一日延びて、マウイが学校に行く日の月曜日に帰ることになった。
  じゃあ、マウイとお別れの食事は・・・ということで、あのマルカンデパートの姉妹店『アルテ』でカレーを食べることになった。 寂しいわりには食欲があるなあ。 食べる食べる、寝る子は育ち、食べる子はもっと育つ。(笑) よしよし、それでいいの。 ワッシワッシと食べて、マウイには大きくなってもらいたい。 いっぱい食べて いっぱい遊んで いっぱい本を読んでほしい。 勉強なんてできなくてもいい。 おじいちゃん、おばあちゃんを大事にして お父さん、お母さんの働く姿をよく見てほしい。 みんなに愛されているということを忘れないでね。 ダイちゃんママは いつだって味方だからね。
  
  
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「 明日帰るのっか? あいやあ、うだば もってかえるの よういしねばねなはん。」
  そう言って 母は裏の田んぼのあぜ道へ 長靴姿で歩いて行った。
  「 もうべっこしたら ツルウメモドキもあがぐなるがらっす。 そしたらおぐってやるがらねぇ。」
   野葡萄、 ヤブランなどのほかに 野生のホップまである。ドライにしてリースに役立てたい草花。 母はどこに何が咲いているか、ちゃんと覚えていて、毎年秋になると、リースの素材を集めて送ってくるのだ。ホップなんて、私だったらきっと見逃してしまうだろう。 蛇も出てきそうな うっそうと生い茂った夏草の中から見つけてくるのだ。 母は凄い! そういえば昔、私が小学校の高学年だったろうか・・・ 母と北上川沿いに散歩に出て、野生のクレソンを採ってきたことがあった。母の眼は凄いなあと関心したものだ。食べられる植物を見つけるのが得意で、それを美味しく料理して食卓に並べる。 多分一生かなわないだろうなあ。


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 (  左が野葡萄とヤブラン。右が野生のホップ。 真ん中のマイクロトマトのような赤い実は名前がわかりません。 どなたかおわかりの方がいらしたら教えてください。)

  帰京前夜、父は口数が少なくなる。 「たった5日でも一緒にいられだごとに感謝だね、父さん。 まだくるがらっす。」 そう呟いて、痩せて薄くなった背中を流してやると、うんうんと頷いて 父はタオルで顔を洗った。

  台所で母が荷物を作っている。 花農家が育てた庭の草花を包んでくれていた。手際よく、そして私が担いで帰れるように うまいものだ。 日頃から宅配用の荷造りをし慣れた母の技といったところかな。 こんな具合↓  白い紐を肩から提げて背負えるようにしてある。流石!

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   都会の花やと違って、さして珍しい花があるわけではない。 ケイトウ、千日紅、菊、トルコキキョウ、金魚草・・・。 でもどれも作り手が一生懸命育てた草花であり、今が旬の花だ。色も形も無理がなく、ゆったりおおらかに咲いている花ばかり。 一本だって無駄にしたくはない。鎌倉に帰ったら早速水切りをしてあげよう。 母さん、ありがとうね。 

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     次に帰ってくるのはいつだろう。 
    年末は最後まで仕事で忙しい私。 正月飾りをお届けして、お客様にご挨拶。
    一年の締めを滞りなく終えることができたら、また帰ってくるからね。 
    それまでみんな元気で。 マウイ、よろしぐたのむよ。

     朝一番の新幹線で帰る私のために、母が作ってくれた我が家流「だし」(?)
     茗荷、茄子、きゅうり、オクラを千切りにしてギュッと絞ったものに
     だし醤油を加えただけ。 これがおいしい! 私の大好物だ。 
     いただきます! いくらでもご飯が進む。
     里帰りのはじめから終わりまで、母の手料理を存分に味わえた。
     
    「母さん、おいしがったよ。 ごちそうさま! 
      うじゃ、帰るがらっす。 お世話になりました。 父さん、まだくるがらなはん。」 
     やっぱりマウイは部屋から出てこなかったなあ。(笑)
by miki3998 | 2008-10-26 19:05 | 家族 | Trackback | Comments(26)

逝ってしまったMに・・・

  突然海の向こうから届いた知らせは 私をざわつかせた。 
  書きかけの原稿用紙に  青いインクの沁みがひとつ じんわりと広がってゆく。
  輝き続けていたはずの命が 燃え尽きるように 消えていた。
  
  
  時間が経つほどに 虚しさが体中を侵食してくる
  なぜ・・・ どうして・・・  
  空虚な詮索や 身勝手な嘆きはよそう
  それを選んだMを 
  もう彼はいないという事実を 受け入れるしかない
 
  
  眠れないまま 暗闇の中で 音のない世界を眺めている
  たたきつけるように降る雨は  いつまでもそこにはなく
  腐れかけた落ち葉を流し 地面を這い いずれ吸い込まれて 消えてゆく
 
  
  弔いの朝は 乳白色
  うなだれるだけの背中に ポツンと一滴の雨だれ
  見上げれば そこに Mがいる
  

  
  
by miki3998 | 2008-10-25 11:44 | 今日のつぶやき

賢治の日時計

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  花巻温泉には東北一の規模を誇るバラ園があります。 春の薔薇が旬と言えば旬ですが、四季咲きのバラや、冬を前にして選定が行き届きいたバラ園には、賢治が設計をして建てられた『日時計』があるんです。 ちょっと見ごろを前にして(何しろ訪れたのは9月14日でしたから)いますが、ご紹介しますね。 

 
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   このバラ園で生まれたオリジナルのバラもあります。ハーブも育てられていて、ホテルの食事にも活用されているようです。 都会の洗練されたバラとまではいかなくても、係のおばさんやおじさんが、この日もバラの手入れやビニールハウスの整備をされていて、
 「 どごがらきたのっす? あいやあ、鎌倉? まんつ とおいどごがら ごぐろうさんだねえ。」なんて声をかけられました。 訪れた観光客やホテルの泊り客のために、地味なお仕事ですが、皆さん一生懸命で、やっぱりいいなあ、故郷花巻は・・・なんて、ひとりで満足したりしてね。(笑)
   
  
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  これが賢治の日時計です。 季節に合わせた草花が、花壇のまわりを彩るように咲いています。とても素朴な日時計です。 賢治らしいな。
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     由緒正しきイングリッシュローズも売ってます。 もちろん花壇に咲いたバラの切り花も売ってくれるんですよ。 もっとたくさんの人に見てもらいたいなあ。 温泉にいらしたらぜひ!
  

   さてと、マウイもしびれを切らしているようなので、ちょっと遊んで帰りますか。
  体育会系のマウイ、私とそっくりなおてんば娘です。もうエネルギーが有り余ってますよね。(笑) 里帰りのたびに何か体を動かすことをやらされていますが、今回はこれです! ホテルの遊技場で・・・
  
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  ハハハ、バドミントンはなかったので、卓球をしました(浴衣姿じゃなくて残念!)。 さてマウイは花巻の愛ちゃんになれるか・・・!? ひたすら白球を追うこと1時間。 ヒィヒィ~。(汗)
  勝敗はどちらって? もちろん北鎌倉の愛ちゃんです!(爆) スポーツウーマンのキャリアが違いますもんね。
   
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卓球で汗をかいたら、すぐ隣にあるこちら『蓬莱の湯』で入浴できます。 ホテルの宿泊客でなくても入れる大浴場です。 家風呂と違って、おおきなお風呂って気持ちいいですね。 効能は? もちろんお肌にいい美人風呂でございます。 あ~あ、いたれりつくせり・・・。 あとは帰ってビールだね、マウイ! 極楽、極楽~。(笑)
   
by miki3998 | 2008-10-21 23:57 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(32)

花巻うまいものざんまい   嘉司屋編

 あら~、 誕生日の記事が続き、花巻うまいものざんまい 西の横綱がどこなのか、すっかりおあずけになっておりましたね。 もう秋も深まってしまいましたが、ひと月ほど時間を戻して、里帰りの話題をちょっとだけ披露させてください。 賢治が好きだったとっておきの場所もご紹介しますからね。

 皆さんにはマルカンデパートの あの割りばしで食べるソフトクリームの印象が強かったかもしれませんが、言うなればマルカン大食堂は安さとボリューム、そしてマックにも負けないほどの速さで出てくるメニューが売りの東の横綱でしたが、今日はこちらのお店を一押しさせていただきます。 それは東町にある蕎麦処『嘉司屋』(かじや)です。 わんこそばで有名なお店ですが、そばの味ももちろん岩手で一番と太鼓判を押させていただきまっす。(ポン! これ太鼓判の音)

 帰省中、ほとんど毎日通うほど、私は蕎麦好きであり、嘉司屋のコーヒーが大好き。イノダコーヒーを花巻でいただいているのは この私でございますよ。エへ、ごっつぉさん。
 うだば、これがらずら~っと たべだもの おしぇるがらなはん。 まんつ みでけでぇやぁ。

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  マウイはカレー南蛮、 私は鴨蕎麦(冷たい蕎麦です。) 二人ともぺろりと平らげました。
  デザートは自家製煮梅とイノダコーヒー。  完璧です! (笑)
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  この日は昼食の後、マウイとこちらに行ってきました。 賢治が好きだった場所なんですよ。もちろん私も子供のころ お世話になったところです。 
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    『 釜淵の滝』≪ クリックしてください。釜淵の滝の四季折々の様子が見られます≫です。 小さい頃、母は私と弟を連れて、よくここに遊びに連れてきてくれました。もちろん泳ぐんです。というよりも この滝の上からお尻で滑ってきて、滝壺にドボン! いやあ、愉快でした。喘息の弟と、おてんばな姉。どんなだったか想像つきますでしょ。(笑) 赤に白の水玉模様の水着だったなあ。胸にシャーリングがしてあって、腰から下はフレアースカートみたいな・・・そう、アレです!ね、わかるでしょ?昭和30年代生まれの方なら頷いてくれますよね。 
  この釜淵の滝は 賢治も幼少時代から泳ぎに来ていた場所で、お話にも出てきます。農学校の生徒を連れて野外授業に来たのが、こちらでしたから。 (童話『台川』)

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   滝の脇には遊歩道があって、山の上まで 
   登ってゆけます。 右の写真は、
   滝の上にかかるつり橋『紅葉橋」から写しました。
   せせらぎの音、日の光、鮮やかな山の緑が
   五感を刺激し、体いっぱいのマイナスイオンを
   浴びている感じがします。

   こんなに豊な自然がほぼそっくりそのまま
   賢治が生きていた時代と同じように
   残っているのですから、大切にしなくては。
   
   歩きながら私はタイムスリップして、
   幼い頃の思い出に浸っていました。
   前を歩いているのはマウイではなく、
   もしかしたら あの頃の私だったかも・・・ね。

 





 考えてみれば、里帰り中のお昼はほとんど、嘉司屋でそば三昧でしたね。
    蕎麦よし、タレよし、感じよし、そう、お店の雰囲気もいいんです。
    きみちゃん、びょうぎしねんで だんなさんどいっしょに ばんがってやぁ。 まだまづりにかえってくるがらっす。 つぎはいっしょに みごし かつぐっか?(笑)
   二日目は鴨せいろ、三日目は天ざる・・・。 京都出身のご主人ですから、鰊そばもおいしいんです。 そちらは次回、年の暮れに里帰りしたらと言うことで・・・。
   花巻うまいものざんまい 嘉司屋編でした。 西の横綱に決まり!

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by miki3998 | 2008-10-20 00:12 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(33)

日曜クラス、始めました。

   

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   メールが届いていないようなので、申し訳ありません、
     こちらから告知させていただきます。

   
      今月のレッスンは以下の通りです。

            10月 22日(水曜日)
                25日(土曜日)
                26日(日曜日) 
                27日(月曜日)
                29日(水曜日)
                30日(木曜日)  
                31日(金曜日) 追加になりました

       *** 9月から日曜クラス、始めました。 ***
            お問い合わせはこちら  
       flores-miki@sage.ocn.ne.jp  
        今月は 秋の野草とバラ です。 お待ちしております。



    


    これから秋の草花の植え替えをします。 
    たまにはしっとり、こんな曲を・・・。 昨夜のお月さまを思い出しながら。
                                        (眠くなりそうだなあ・・・笑)

                             Corinne Bailey Rae - Like A Star
                                
               

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           やっぱりこの曲には 月夜が似合います。

                     昨夜のお月さまです。
                     ずっと私を照らしてくれて・・・(笑)

                     どこまでも一緒なのがいいなあ。             
by miki3998 | 2008-10-17 11:15 | | Trackback | Comments(30)

Another Story

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                                 『 At that time 』
  
  スウェーデン大使館に飾られることになったタペストリーです。 縦が1.5m、横が2.6mと、畳一枚よりももっと大きいんです。 実はこれ、息子の幼稚園時代に知り合ったお母様の作品なんです。

   昨日まで銀座松屋で個展をされていた富岡佳代子さん、現在は大学で講師を務める傍ら、このような大作に取り組まれていらっしゃる、素晴らしい女性。二人の息子さんを育て、事業をされているご主人のパートナーでもある彼女。きゃしゃな体からは想像もできないような大きくて重厚な作品を作り上げます。 織物ですから、座ったまま長時間同じ姿勢での緻密な作業、お尻の皮も剥けるのよ・・・と、屈託のない笑顔でおっしゃる富岡さん。ダイナミックな中にも繊細さと温かさを感じられる作品はまさに彼女そのものです。 色を織る、色で遊ぶ、そんな感じの作品をご覧いただけないのが残念です。 次回はスウェーデン大使館で開催される予定とか。ぜひ次回も伺いますからね。彼女のホームページで、お仕事ぶりや作品を見ることができます。こちらをクリックしてくださいね
彼女のイメージでお作りしたブーケです。 作品の傍に飾られていました。 感激です。ありがとう、富岡さん!
    
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  深まる秋、長い夜を一人で過ごす私には退屈なことなど何もありません。 
  お気に入りのDVDを見たり、借りてきた本を読んだり・・・。今夜はこれかなあ。 
    
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  時間はたっぷりあるんです。 たまにはキッチンでお鍋の番をしながらの読書もいいもの。
  スツールに腰掛けて、今夜はこんなものを煮てますよ~。
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     すみません、写真大きすぎました!(笑)
     いつもこの時期になると、実家の母が送ってくれる無花果です。
     鮮やかな緑色、飾っておきたくなるような 愛らしい姿。大好き!
     小ぶりのこちらは、皮をむかずにそのまま熱湯で一度煮こぼします。
     それから赤ワインとブランデーと三温糖でコトコトじっくり煮こみです。
     シロップがとろ~り程よい甘さとこっくりとしたお味。 
     無花果のグラッセと言う感じですね。 おいしい!
     今年はお鍋で3回、3キロの無花果を煮ました。
     富岡さんにもお届けしました。最終日でしたから、お疲れもピーク。 
     とっても喜んでいただきました。

     疲れた夜のナイトキャップに。 熱い紅茶と一緒にティータイムに。
     これでしばらく、レッスンの後のデザートには困りません。
     生クリームやアイスクリームを添えて いただきま~す。


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      誰かを思いながらお料理をする時の満たされた気持。
      無花果にはそんな甘い思いが溶け込んでいます。
      できたシロップは赤ワインの豊潤な香りと
      ブランデーの奥深い味わいが、濃いルビー色になり、
      ロックでいただいてもおいしい。
      
      


       
      オフの日には 一日中エンドレスでこの曲を聴いています。
      どこがいいかって?  さあ、どこがいいんだろう・・・。 
      サックスのソロ、 痺れます。
      
         Mr.Children 『 Another Story 』        
    
  
by miki3998 | 2008-10-15 19:41 | 今日のつぶやき | Trackback | Comments(32)

母のコート


  
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   母が若い頃、(と言ってもたぶん50歳前後)着ていたウールのコート。
   一重仕立てでリバーシブル、黒と白のコントラストがモダンなデザインだ。
  当時父の給料で買うには高価なものだったと思う。きっと月賦で買ったに違いない。
  母は初めて父に買ってもらったと言って、とても嬉しそうに着ていたのを憶えている。
   
   父は母がきれいにして歩くのが好きで、買い物はいつも一緒に出かけていた。
   このコートは、確か定年前に初めて夫婦で北陸旅行に行く時にも着ていた。
   けして裕福な家庭ではなかったが、父も母もいいものを長く愛用するタイプの人間で、
   父はカシミヤの下着を上下で買っては、膝や肘が擦り切れるまで着る人だった。
   いまももちろんそうで、何年かに一度、びっくりするような高価な下着を買ってくる。
   買い物は、質のいい飽きがこないものを選ぶ親だった。

    大切にしまってあったこのコート、今年から私が着ることになった。きっと似合うから
   着て欲しいと送ってきたのだ。 誕生祝いのデパートの商品券と一緒に。
   丈はちょっと短めだけれど、パンツ党の私にはぴったり、色も柄も気に入っている。
   20年以上も前のコートなのに、型崩れもしていないし、どこもほつれていない。
   内側のボタンが一個無くなっているだけ。たぶん外側の黒で着るから問題ない。
   母からのお下がりでこのコートが一番のお気に入りになりそうだ。

   今日10月10日は母の誕生日。 午前中届く便で 母の好物、マロングラッセと老眼鏡を
   送った。 先月里帰りしたときに、眼鏡が合わなくなったと言っていたのを思い出して。
   宅配便の手配を済ませたとき、家の電話が鳴った。

   
 「 もしもし、 あのなはん、きょうさどいも おぐったがらっす。 いっしょに えだまめもいれだよ~。 てそえなしに すぐたべられるように ゆでだがらっす。 やすめるどぎは ちゃんと やすむんだよぉ。 かあさんみでに あだまわるぐならねよにっす。 あ そだ。 いちじくも かっておいだがら いっしょにいれだ。 うん、だいじょうぶ。 いれだ、いれだ。 ちゃんと かみっこさ かいで わすれねよに にもつさいれだがらなはん・・・・。」
  
  母がスーパーから 荷物を発送し、その場で電話をくれたのだった。
  お互いに荷物を送りあっている。やっぱり母娘、シンクロしたのだろうか・・・。
  
 昨日は出先でおいしい里芋と無花果を手に入れて、背負って(花巻弁でしょって、と言います)帰ってきたらしい。 火事場の馬鹿力ではないが、母はこんな時、重い荷物も平気で背負える力をもっている。昔からそうだった。 親戚から米をもらったと言って、20キロの米を担いで帰ってきた日もあった。今のように宅配便なんてなかったし、タクシーに乗る習慣もお金もなかった頃の話だ。 

 「 まんつっす、からだばりも だいじにして むりしねんでやあ。 あした にもつとどぐがら、
  Kちゃんのべんとうのおがずになるどおもって たたきごぼう いれだがらねぇ。」

  
 ここまで聞いて、私は受話器を持ちながら 声が震えてしまった。 いけない、もっと早く電話を切ればよかった。 最近私は長電話はしないように心がけていた。 会話の中のちょっとした間を察して、母は何かあったかと心配をするから、できるだけ元気な声で話し、じゃあねぇ、ってさりげなく受話器を置くようにしていたのに・・・。 昨日は 母の細やかな心遣いに それまで我慢していたものがぐっとこみあげてしまったのだ。 

 「 いいがらいいがら、 おめはんがげんきでいでけだら それでいいのっす。 わらってくらさねばだめだよぉ。 まだ なにが はなっこ みつけでおぐるがらなはん。 じゃなはん。」 
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  74回目の誕生日を迎えた母に、おめでとうを言おう。
  まだまだ勝気な母でいて欲しい。好奇心旺盛なかわいいおばあちゃんでいて欲しい。
  どんなに叱られても、どんなに弱気になっても、母さんは母さんだ。
  手紙の最後にも書いたけれど、
  私もDもKも、弟夫婦もマウイも、 もちろん父さんだって、
  母さんが大好きなんだから。 
  
  げんきでいでけでやあ。 なはん、かあさん!

  
   

          



  

  
by miki3998 | 2008-10-10 05:37 | 家族 | Trackback | Comments(58)

京都のパン屋さん

 とてもベタなタイトルですみません。
 でもこれから紹介するパン、とっても素朴で、懐かしいお味がするんです。
 飾られた言葉や 気負った写真はいらない、ただみんなでいただくと、
 その美味しさが倍になり、心まで温かくなるような、そんなパンなんです。

   
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 それはある日 「土曜日の朝届くように、パンとマヨネーズを送ります。」と、この方からメールが届きました。
 あら、どうしましょう。 いただく理由が思い当たりません。 先日お送りした葉書のお礼?いえ、まさか? それともバースデープレゼント? 違いますよね。(笑) 
  大きな段ボールいっぱいの焼き立てパン、いろんなパンが入っています。そして手作りのマヨネーズも。 1キロはあるでしょうか・・・作るの大変だっただろうなあ。  
  パンの香りが漂っています。 フワフワの食パンも。ピザパンも・・・息子たちも目を丸くして驚いてます。
  「 どうしたの、こんなにたくさん。」
 よろしいのでしょうか・・・こんなにたくさん。 早速家族でいただく土曜日のランチ。 幸せな週末でした。 
 
  京都右京区「手作りのパン・モノポール」、 それはご夫婦二人だけで商いをされている小さなパン屋さんです。 ご主人が早朝から焼き始め、地元のお客様のために長年価格を抑えて頑張っていらっしゃいます。 地元のミニコミ誌でも紹介される京都で人気のパン屋さんです。
  奥さまyukiwaaさんの綴られるブログ『もう一杯のコーヒー』には、そんなお店の日常を綴るだけではなく、二人の息子さんのお話、お店に来るお客様とのやり取り、よき時代昭和の思い出などが綴られています。
  そして送られていきたパンはどれも、ブログ同様どれも真面目で実直な、かめばかむほど味わいが広がるような、そんなパンでした。 やっぱり、期待通りでした。 香り高いクロワッサンも、 黒豆の入ったこのパンも、キナコがかかったあのパンも、甘さが自然でとっても美味しい。 
  「これなあに?」 と息子が聞きます。
  「サンドイッチ用に入ってきたマヨネーズよ。」
  手作りのマヨネーズ、いつから私は作ってないのでしょう。 ハムや野菜とパンとをつなぐ役目のマヨネーズ。 サラッとして軽くって、余計なものが入っていない優しいお味で、出来上がったサンドイッチのおいしいこと。 これがモノポールの味なんですね。 
  yukiwaaさん、 ご主人さま、 ごちそうさまでした。息子たちがあっという間に食べてしまって、箱は空っぽ。マヨネーズと食パンもご近所に配って、みんなでいただきました。 美味しいとみんなが笑顔になれますね。 ありがとうございました。 京都のみなさん、一度モノポールのパン、召し上がってみてくださいね~。

   
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by miki3998 | 2008-10-07 22:10 | お気に入り | Trackback | Comments(26)

はるばる沖縄から・・・

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   これな~んだ? 当たった方には私のリースをプレゼント・・・。
  って、答えを待ちきれないので、お教えします。 『月桃の実』です。(ご存じない方、←をクリックしてください、お花が見られます)
  この方が送ってくださいました。 まるで誕生日に合わせてくださったみたいに、宅配便のお兄さんが、いえ今回はお姉さんでしたが・・・(そんなことはどうでもいいですね)大切そうに抱えて持ってきてくれました。なにしろ7日までは誕生日週間ですから、すべて私へのプレゼントと勝手に命名させていただきます( ちなみに届いたのは10月3日金曜日の夜です )。(^ ^)/

  そして小包はこれだけではありませんでした。箱を開けたらびっくり!たくさんの月桃の実と一緒にいい香りのケーキが丁寧に梱包されていて、感激のご対面です。
  流石沖縄のお菓子教室・Le Petit Fourの先生、完璧です! 今までこんな綺麗なバターケーキみたことがありません。形といい、香りといい、切ってみると真ん中にくるみが入っていて、とてもしっとりしています。 思わず一切れパクリ!美味しい!!嬉しい!!!やられました。失礼、こんなありきたりの表現じゃいけませんね。私が沖縄に住んでいたら、きっと生徒さんになって同じケーキをみっちり教えていただきたいくらいです。 smile-cakeさん、ごちそうさまでした。

  そして月桃の実も感激です。私が知っているのは 種がこぼれそうになったベージュ色の実だけ・・・。こんな緑色をした、できたばかりの若い実は初めてです。 ↑の写真の向かって右から若い順です。 緑から赤に、そしてベージュ色に変化をして、リースの素材として飾られる頃にはテラコッタ色へと変わってゆくのです。
 思えば去年、彼女のブログにこっそりお邪魔して、月桃の実のことをお尋ねしたのがきっかけでした。 それを彼女はちゃんと覚えていてくださって、つい最近見つけて取っていてくださったのです。 お忙しい中、本当にありがとうございました。 
 素敵な素材でしょ? この何とも言えない形と色、大好きなんです。

  こんな素敵な出会いと心遣いの行き届いたブロガーさんに恵まれて、本当にしあわせです。今年のリースもワクワクしながら作ることができそうです。 もう準備は始まっていますが、まだまだこれからすこしづつ素材集めに歩きます。11月下旬には『森のリース』が出来上がりますので、ここでご紹介させていただきますね。 

   
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by miki3998 | 2008-10-06 22:52 | お気に入り | Trackback | Comments(14)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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