<   2010年 06月 ( 9 )   > この月の画像一覧

 かあさんの梅仕事

b0083902_17101669.jpg


  母が来ている。
  退院してから3カ月、やっと元気になったからと 一人で上京した。
  たぶん自分のためにではなく、私のため、そして孫たちのために来たかったのだろう。

  2~3日前、お隣のおばさまから大量な梅をいただく。はて、どうしたものだろう。
  おばさまは「お母様がいらしている間に 梅仕事をしてもらったら?」とおっしゃって、5キロ近い梅をもってきてくださった。

  さて今年は何を作ろうか・・・お酒は飲まないし、梅シロップでも作ろうか・・・。そこで始まった「かあさんの梅仕事」。

  梅シロップに梅ジャム、梅酢に梅味噌・・・。梅を煮たり、皮をむいたり種を取ったり、つぶして濾して・・・。ひと手間が愛情のしるしなんだなあ。どうやったって 母にかなうわけがない。味噌もジャムも キッチンに立ちっぱなしで ひたすら手を動かす母。 食いしん坊の母、好きなんだね、本当に料理が。

  教室のお昼は パンに梅ジャムをぬって食べた。 ほどよい酸味と甘み、香りが何よりも豊かで優しい。

  
b0083902_17205684.jpg



教室のお昼は パンにこの梅ジャムをぬって食べた。 程よい酸味と甘み、香りが豊かで優しい舌触りのジャムだ。こっくりとした甘さは ザラメを使ったからだろうか。どこにもない かあさんのジャム。 

  「 かあさんもいっしょにたべねっか? 」
  「 あいやぁ、おらは さっき いっぺごはんいだだいだがらっす。 きにしねんでけでや。 いがったら みなさんで たべでもらってけで。 ここでほんこば みせでもらうがらなはん。 」
  

  
b0083902_17404216.jpg


  そう言って 母はソファーで花の本を読んでいる。
  一緒にいられる時間、大切にしなければなあ。

  

  
b0083902_1736327.jpg



   「焼きおにぎりさ ぬってっす。 まんつ たべでみでぇ。 うめべ? 」
   「 うん、うん、 うんめぇなはん。 つぐりがだ おせでやぁ。 」
   「 みで おぼえるのっす。 おら おんばさんがら なんにも おそわらねども みでおべだもんだ。 やるきがねば 何やっても だめなのっす。 ははは~。 」

    けっきょくいつもこうなんだ。(笑)
by miki3998 | 2010-06-26 17:58 | 家族 | Trackback | Comments(48)

 勝利 の 朝焼け  

b0083902_9524393.jpg


  6月25日午前4時過ぎ、東側の窓が紅く染まりはじめた



 
b0083902_957982.jpg



 風は静かに笹をくすぐり  鳥はまだ眠っているのに


b0083902_9593341.jpg



  空と雲と光が ゆっくりと語り始める
  燃えるような時間が動き出す

  侍ブルーを讃える朝だ


  
by miki3998 | 2010-06-26 10:14 | Trackback | Comments(10)

読むラジオ  6月21日 「 夏至の空と青い花 」


b0083902_2345577.jpg


6月21日、夏至の北鎌倉。 夕暮れ時、思わずシャッターを切る。携帯からだとこれが限界。空がこんもり紫色に染まっている。夏至は一年中で一番 お昼間が長い日だ。でも翌日からすこしづつ短くなると思うと少しだけ寂しい思いになるのは私だけだろうか。

 
 
b0083902_23471175.jpg


  こちらは今日23日の夕映え。群青色の丹沢の真下に、薄墨をこぼしたような雲海が広がっている。夕映えの色だけではなく、雄大な丹沢の姿にもため息が出る。毎日見ているのにまったく飽きない。そしてこの時期、空の色を映したかのように 薄紫とも青ともいえる夏の花が咲いている。

  6月21日のおはよう鎌倉、おはとーくは「紫陽花」がテーマ。あまりにもベタなお題だけれど、鎌倉人なら季節ごとにその紫陽花がゆっくりと変化をしてゆく様を知っている。少女のような5月の紫陽花。まだ色もつかず、緑色の花芽(本当は額)は葉のようでもあり、初々しくもあり清々しい緑の香りを放つ。6月の紫陽花は盛りの花。梅雨時の瑞々しさを讃えた魅力的な30代といったところだろうか。水と光とを浴びた植物が一年中で一番生き生きとした季節の花となる。


  
b0083902_2384567.jpg


  
  ラジオの新しいコーナーの『雑草ノート』では「ドクダミ」を取り上げた。
  独特の香りから嫌われ者の雑草ドクダミは「毒止み」とも「毒痛み」から来たとも言われている。そういえば高校時代、ニキビがひどくて悩んでいた頃、母が作ってくれたドクダミ茶を煎じて飲んだことがある。利尿、便通、動脈硬化に効果があるらしい。東洋での嫌われ者は 実は西洋ではエキゾチックな花として人気があるらしい。
  夏の日差しを浴びて、庭の草花がへたっているとき、ドクダミだけは群をなして一層元気に見える。十文字の形をした真っ白い花、名前だけでも『十字架草』と名付けてあげたくなる。

   
b0083902_2335293.jpg

       (斑入りのドクダミ ネット図鑑から拝借)

  この日はお題の紫陽花にちなんで、この時期の青い花の話をした。東慶寺では青紫のイワタバコが咲き、菖蒲の花が見ごろを迎える。道端や庭の隅っこには 紫ツユクサヤヤマホロシも咲き誇り、ハーブにも青い花を咲かせるメドーセージやラベンダー、サルビアなどがある。6月の青い花は紫がかっており、どこか高貴で近寄りがたい雰囲気をもっているが、紫陽花だけはいたるところで咲いているせいか、身近な草花であり、育てるのも容易だ。蒸し暑く鬱陶しい天気が続く中、青い花は涼感を漂わせ しっとりと心まで癒してくれる。

  ≪6月21日の音源≫
   1. コノユビトマレ           スガシカオ
   2. イニミニマニモ           羊毛とおはな
   3. 逢いにゆこう            羊毛とおはな
   4. 夏への扉              木住野佳子
   5. 夏かげ               スガシカオ


  *** プレゼント ***
   県立神奈川近代文学館では 6月12日~8月1日まで 「開高 健の世界展開催中です。

   ブログをご覧の方2名様にチケット(2枚セットで)を差し上げます。先着順ですので、ご希望の方は コメント欄の四角い箱にチェック☑をいれて、送り先を記入してください。郵送させていただきます。

   
   
by miki3998 | 2010-06-23 23:37 | 鎌倉FM  『 おはよう鎌倉 』 | Trackback | Comments(20)

読むラジオ  6月14日 「 葉山美術館  話の話展 」 

b0083902_21243177.jpg
 

う~ん、写真がイマイチですが、我慢していただいて・・・。
  
  昨日はお天気が心配されましたが、なんとか夕方までもってくれましたね。
  はじめましてのツイッターオフ会、都内から続々と逗子駅集合で、葉山の県立神奈川美術館に行ってまいりました。いつもお世話になっている銀座のle sept ののり子さん、ぎんちゃん、leo君、ヒロしさん、ジュンキ君、そして私。 まさに男女6人夏物語の日曜日でございました!(笑)

  4月10日から開催されていたロシア・アニメーションの巨匠 「ノルシュテイン&ヤールブソワ 話の話展」も6月27日まで、残すところあと1週間です。まだのかたはお早めに。

  日曜日の美術館は人であふれ、付属のレストランも満員御礼。テーブルに着くまでの1時間を浜辺で過ごすことにしました。もしかしたら海の家で 焼きそばくらいにありつけるかも・・・という期待に胸をふくらませていったものの・・・

  
b0083902_21553589.jpg
  


  残念ながら まだ開店休業状態。鎌倉や逗子に比べて地味~~~~。 でも懐かしいなあ、こんな海の家、もう由比ガ浜ではお目にかかれませんから。ラーメン、焼きそば、かき氷・・・。おばさんんが客引きしている光景はもう皆無です、鎌倉は。(はっきり言って、寂しい)

  
b0083902_21583786.jpg


いいですよね、犬と飼い主の後ろ姿。 さあ、行こうか! なんてことを言ってたかどうかは別にして。 湘南の海の男、格好いいっす! いや、犬のほうがかっこうよかった。飼い主が海に投げる浮輪のようなものを 必死で口にくわえて泳ぐ雄姿は ライフセーバーとしても立派に務められそうな勢いのラブラドールでしたね。

   
b0083902_2224486.jpg


  よし、よし・・・なんて言われながら 明日はどうするかなあ、なんて二人(?)で考えているのでしょうか。 レトリバーの存在は もう犬ではなく、相棒ですよね、きっと。

  
b0083902_2252623.jpg


ということで、無事ランチにありつき、我々男女6人夏物語昼編はここで一端終わり、夕方訪れる予定の北鎌倉 「幻薫庵」での食事まで 拙宅で食前酒をいただくことに。お話はいったんここで終了。

  おっ、オランダ追加点? ワールドカップの試合状況を右の耳で聴きながらキーを叩いています。11時からの日本対カメルーンの試合までにブログを更新させなくては・・・。

  雨の月曜日、近畿・東海地方の梅雨入りが発表されましたが、関東もそろそろですよね。今週のおはとーくは「球技のメモリー」がテーマ。続々とツイッターが寄せられました。みなさんお若い頃の思い出を呟いてくださって、本当にありがとうございました。彼と野球観戦に行った話、楕円のボールを追いかけたあの頃、今は丸くて小さいボールなのに、思い通りに前に飛んでくれないゴルフの話、まったく球技には縁のないお話などなど・・・。サッカーだけが球技ではありませんが、やはり心はワールドカップ 今夜のカメルーン戦。 あ~、結果は神のみぞ知る!です。

  
  ≪今日の雑草ノートから  ホタルブクロ≫
   昨日幻薫庵での食事の帰り、ポツポツと雨が降ってきてしまいました。駅までの帰り道、小さな橋を渡ったところで 一つ二つと小さな灯りが飛び交っています。そう、蛍です。みんな声をあげて感動しながら 橋の下の水草や雑草が生い茂る橋の下を覗くと いるいる 源氏ボタルです。
   6月から7月の野原や土手には 薄いあずき色のホタルブクロが咲いています。丈は20~30センチくらい、キキョウ科の多年草で「蛍袋」の意があるんですね。子供たちが捕まえたホタルを入れて持ち帰ったことから云われたらしいのですが、本当か嘘かが問題ではなく、その光景を思い浮かべると なんだかほのぼのとしてくるではありませんか。雑草の名前には いろいろな意味が込められていますが、ホタルブクロもそんな由来からついた名前なんですね。

  今朝の音源
   1、 男女6人夏物語         ケツメイシ
   2、 陽のあたる坂道         ドゥ アズ インフィニティ
   3、 思いがかさなるその前に      平井 堅
   4、 STRETCHING / KATSKO TANAKA
   5、 帰る場所             Kiroro


さあ、始まります!  
  ニッポン、 チャチャチャ! 
  やってくれるよね、信じてます!
by miki3998 | 2010-06-14 23:01 | 鎌倉FM  『 おはよう鎌倉 』 | Trackback | Comments(6)

 「ルーシー・リー展」  六本木界隈、今昔物語?

b0083902_8392363.jpg


 国立新美術館の裏通り、(詳しい場所は内緒)
 

b0083902_8421694.jpg


 この階段を上って・・・・ミッドタウンにつながっている。

 
b0083902_8442459.jpg


六本木の片隅にも 紫陽花は咲いていた。 これは「おたふく」という額がプックリと膨らんだ、愛らしい紫陽花。 

 
 
b0083902_9444010.jpg


 ミッドタウンも国立新美術館も、競うようにしてそびえたつコンクリートの塊のようで、空が切り取られて行く様は まるで味のないガムをずっと噛んでいろと言われているような気がする。建物好きな私で、あちこち歩き回ったけど、最近の都会は街の色が同じに思えてならない。

 昔の六本木は 昼の顔にはあまり魅力がなかったけれど、夜は大人の街だった。渋谷でもなく新宿でもなく、六本木は独特の匂いがした。防衛庁そばのラーメン屋、アマンド裏の外人バーやロアビル、背伸びして入ったキャンティ・・・飯倉や西麻布あたりもおしゃれな大人ばかりで子供が入る隙間はなかった。今はもうあのつっぱっていた時代の危なっかしさはなく、優等生なビルがそびえ立つとりすました街となってしまった。

 


b0083902_9454233.jpg



ルーシー・リー展、やっと行けた。
  オルセーと一緒のチケットを買って2800円なり。 日本の入館料は高い。(眼帯をしていたのだから、半額にして欲しかった。笑)

  彼女に関しては 以前ブログにも書いたしラジオでも紹介した。作品への思いも今更という感もぬぐえないけれど、今回作品を目の前にしてため息が出たのは ボタンとまるで化石のような型の数々だった。


b0083902_9463121.jpg



こんなボタンがついた洋服、このボタンのためのドレスはどんなものだったろう・・・まるでよそ行きの洋服を新調する時のワクワク感を抱きながら、ボタンの一つ一つを愛おしく眺めてしまうだろうなあ。手元に置いておくだけでも まるで宝石箱のようなそんなショーケースの中のボタンたち。

  
b0083902_95054100.jpg



  これは親友ハンス・コパーとの共同制作による ピッチャーとグラス。機能的でシンプル、色合いも風合いも当時にはないような斬新さが魅力、大好きな作品の一つ。夏草を集めて生けてみたい力強さを感じるピッチャーだ。



  
b0083902_9592218.jpg


  明日は気の置けない友人達がやってくる。 こんな器があったらどんな料理を盛ろうか・・・なんてことを考えながら、あれこれレシピを掘り出してみた。暑くなりそうならゴ―ヤと豚肉のサラダ仕立て。さっぱりとカブのレモンマリネもいいなあ。器の色彩も考慮して、素材を選ぶ。エビと生麩、オクラも添えた煮物もいい。
  しまっておいた大鉢を出す。あのピッチャーとお揃いのような黒い鉢。よし、これにしよう。
  土曜の昼は 何故か食欲が旺盛になる。すでに料理を作って盛り付けている。明日まで残っているだろうか・・・。

  
  
b0083902_1054391.jpg

by miki3998 | 2010-06-12 10:30 | 美術・芸術 | Trackback | Comments(12)

読むラジオ  6月7日 『 サングラス事件の巻 』

 
b0083902_23273132.jpg


  6月第一週の『おはよう鎌倉』。今朝は私一人でやってます!なので、ネットでのアーカイブはないのです。すみません。
  実は数日前から右目にものもらいがでていて、ほぼ左目しか使えない状況。まるでお岩さんのように 顔の右半分が腫れています。車を運転するには片目というわけにもいかず、写真のサングラスをかけてごまかしながらスタジオにむかいました。気持をシャッキリさせるために 地元鎌倉ビールの「鎌倉サイダー」を。スッキリやや甘めの味です。 さあ、今日も頑張るぞ!と。


  おはトークのお題は『傘』。ツイッターでいただいた『相合い傘』の話や傘選びについて話題。折りたたみの傘は苦手の私ですが、雨の日は大きめの傘を持ち歩き、時には杖代わりにもなる・・・なんてジョークを飛ばしました。「杖って・・・姉さん・・・www」という突っ込みが入る場面も。 (実際 杖代わりに使うこともあるぞ!と)
  あなたは傘と言えば 何を思い浮かべますか?

  
b0083902_23374859.jpg


「 鎌倉ちょっといい話 」のコーナーでご紹介した 籐源治ラボでの「迷子のつぶやき展」
  今回はひだかきょうこ作品展のご案内です。木彫りの人形に、色合いが温かで表情も穏やかなこちら↑、ちょっとロシアのマトリューシカを思わせる感じですよね。 ひだかさんからのメッセージは
   
    注意して耳を傾けてみれば
    あちこちから小さな声が聞こえてくる。
    本棚の中や、ピアノの上や、ギターの中に
    小さな住人たちはひそんでいます。
    そんな彼らのつぶやきを聞きにいらしてください。

  6月13日までの開催です。 北鎌倉籐源治Labo tel 090-2655-1412

  
b0083902_8341129.jpg

          ( こちらは 赤ちゃんのガラガラ。 振ると優しい音がします。)

   
   さて、新しいコーナーは一年間暮らしの手帖社の『暮らしのヒント集』を使って、生活の工夫や毎日を潤いのある暮らしにするためのヒントをお伝えしてきましたが、今月からは『柳宗民 雑草ノート』を参考に、身近な雑草、季節の山野草のご紹介をすることにしました。北鎌倉で見かける植物、山野草や木の花もご紹介したいなあと・・・ブログとかぶるかもしれませんが、私の本職はなんだ?と もう一度基本に戻って仕事を見なおそうと思っています。

   その一回目は 『ニワセキショウ』でした。裏山につづく野原に群生しているニワセキショウは、薄いあずき色をしたアヤメ科の花です。丈は15~20センチ、小さいけれど しっとりと大人びた印象を抱くのは 私だけでしょうか? 野原や路地の脇にポツポツと他の野草にまぎれて咲いているかもしれません。立ったままでは見えませんよ。しゃがんで同じ目線で覗いてみてくださいね。

         
b0083902_9215051.jpg

               ニワセキショウ  (ウィキペディアよりお借りしてきました。)



   ≪6月7日の音源≫
    1. さよならホームラン      スガシカオ
    2. 象牙海岸           竹内まりや
    3. Loveland Island 山下 達郎
    4. ラッキーガールに花束を    山下達郎
    5. Let it be me 達郎 & まりや


  火曜日の三根君、石原君は親離れしました!(笑)もう私の出る幕はなくなりましたので、安心してラジオを聴いています。 二人とも快調に飛ばしています。引き続き、火曜日の「おはよう鎌倉」も応援してくださいね。

   
b0083902_8514122.jpg

                      (みんな違った顔 木のスプーンです)

   
  帰宅後 いつもどおりに朝食を済ませ、この日の放送をブログにのせようとパソコンを開きました。文字がなんだかボケるなあ・・・ものもらいのせいかな・・・???? えっ、なんと私はサングラスをかけたままだったのです。 ということは 朝食もサングラスをしたままだったの!?
  ティファニーで朝食をのヘップバーンのようなら格好いいのですが、納豆定食じゃね~。 誰もいないリビングでひとり「満点お笑い」の朝でした。

  
  
by miki3998 | 2010-06-07 23:38 | 鎌倉FM  『 おはよう鎌倉 』 | Trackback | Comments(20)

6月のバラ  『 暮らしの中のバラ 』

b0083902_16442161.jpg


  ピーカン晴れの日曜日、今日のお客様は小川ジャズゼミでご一緒したUさんとそのご友人です。同じ年頃の子どもを持つお母さん同士の話題は もっぱら今の自分と成長した子供たちのこと。趣味も似通っていて、子育て真っ盛りの時は こどもへの思いをすべて形にしてあらわしていた世代でした。 子供のためにパンを焼き、お菓子を手作りし、チクチクとミシンや手縫いの小物をつくり、刺繍も、パッチワークも・・・と、鎌倉スワニーに通ったお話まで飛び出し、おおいに盛り上がりました。いろいろやったけれど、お花だけはしてこなかったなあ・・・と。


  花を飾ることが習慣であり、育てる楽しみを味わい、そんな母親を見た子供が「お母さん、ハイ!」と、道で摘んできた花をお土産で持ってきてくれた頃、私たちママ族は 自分のことより家族や子供たちのために生きていたのかもしれません。それはけして無理や犠牲だとはこれっぽっちも感じたことが無く、自分の時間が欲しいなんてことさへ 考えても見なかった・・・そんな時間はいつだって取り返すことができるのです。今がその時なのかもしれません。


b0083902_16544868.jpg



  花を習う、教える、という関係ではなく、伝えたい・・・一緒に草花に触れることが楽しみであり、暮らしの中の草花を 家族も一緒に楽しんでもらえるような そんな教室でありたいと思っています。だから、よそ行きの花を飾るより、今の季節を切り取ったような花材を準備しています。


 写真はガラスのコンポートに盛るようにして浮かべた今の草花。6月のバラは 紫色のエクストリームが清々しさを呼びます。サンキライやドクダミ、紫陽花は6月のカラッとした休日に吹く爽やかな風のように感じていただければ嬉しい。 こちらは今日のお客様Uさんが生けられたものです。

 
b0083902_16554767.jpg


b0083902_165646.jpg



「 快気祝い 」 いい言葉ですね。
   昨日いらしてくださったAさん姉妹からのいただきものです。 昨年のクリスマスリースの会で、初めてお会いしました。その後もブログをご覧いただき、申し込んでくださったお二人は 山口県の出身の美人姉妹。今回のバラの一日教室も楽しみにしてくださって、早々にお申し込みのメールをいただきました。あれから半年以上経ちますが、元気になって再びお二人にお会いできたこと、本当にうれしく思います。 目黒の『ちもと』の「八雲もち」は、カシューナッツが入った黒砂糖求肥で、上品な甘さとナッツの香ばしさが絶品です。フワフワの食感もたまらない。 Aさん、ありがとうございました。お心遣いに感謝、です!  

  お花の写真、撮り忘れるくらい、楽しいお話で盛り上がりましたね。 みなさんそれぞれ思い思いのバラを楽しんでいただき、準備したかいがありました。 6月は始まったばかり。北鎌倉の紫陽花もそろそろ色づき始めました。 入梅はいつになるのでしょうね・・・。

  
 
by miki3998 | 2010-06-06 17:23 | | Trackback | Comments(16)

  緑したたる 森のバラ

b0083902_2064310.jpg


  6月に入りここ数日、空はコバルトブルー一色になり、風も暑さも程よく爽やかな一日を過ごしている。 日当たりのよい場所の紫陽花は 薄いピンク色や 明月院ブルーという明るい青に染まり始め、どこかで紫陽花日記なるものをつけるお方もいるほど、待ちに待った鎌倉日和がやってくる。鎌倉日和とは、晴天ではなくちょっとうす曇りか、しっとり雨模様のほうが似合っていると私は思っている。雨もまた楽し・・・そんな鎌倉日和まであともう少し。

  今朝も早くから空は晴れ渡り、ベッドサイドの窓からは 真っ白い月が空に居座っていて、明るくなるのが嫌なのかとさへ思えるような きれいな半月姿のままこっちを見ていた。大丈夫、今夜も一緒さ・・・宵っ張りの私と仲の良い月に そう呟いてみたりする。


 
b0083902_20184798.jpg



終わってゆく一日と、沈んでゆく夕陽とは 一緒なのだろうか。
  輝けるものは 明日もまた昇ってくるけれど、
  今日でもう会えなくなるもの、もう二度と手にできないもの、
  それはこの夕日のように また明日もというわけにはいかない。
  失うものがあり、手に入れるものがあり、出会える人とはまだ肩さへ 触れていないのかもしれない。
  そんな未知なる明日は 深い眠りの後に また必ずやってくる。


  
b0083902_20243042.jpg


   
   北欧のガラスの器に バラと木の花を盛ってみる。
   ヤマイチジク、バナナの木、ヤマホロシ、シャスターデージー、紫陽花、バラはグリーンローズ(ヴィルデフローラ)にスプレーウィット。勢いを止めずに バラと木の花、空き地のデージーが覆いかぶさるようにして咲く様子をそのままガラスに盛って見る。形良く生けようとするよりも、花の勢いをそのまま部屋に持ち込むならこんなふうになるのだろうか・・・草花の勢いの美しさをそのままに表現してみた。緑したたる森のバラ そんな名前が似合いそうだ。
                ( 個性的な組み合わせと自由花を楽しむレイコさんのお花)
by miki3998 | 2010-06-03 20:41 | Trackback | Comments(20)

 バラの一日教室から  「 嬉しいお便り。」

b0083902_22304665.jpg

H さんのバラ (  バラの傍には 斑入りのドクダミ )

   夏草が5月の風にそよぐ頃、バラも芳しい香りを放ってくれます。誰かが言うように、香りのないバラは笑顔のない美人のようだ、まさにその通りかもしれません。

   ブラックティとジュリアが緑の中で その魅力を表現できるのも、ブルーベリーやヤツデ、柿の葉や夾竹桃の枝とともに、そして真っ白な紫陽花に囲まれているからかもしれません。オレンジ色のテラコッタの花器やレンガ色の壁とも相性良く、その咲き姿はまだ中咲き。バラは散り際も見事な姿で私たちの目を楽しませてくれます。 生徒さんのこの作品も ご自宅で飾る頃には 花びらが反り返るほどに開いてくれることでしょう。


b0083902_2237737.jpg


b0083902_22373638.jpg



上の2枚のお写真は この日、初めていらした一日教室のFさんが ご自宅でレッスンを思い出しながら生けてくださったものです。 お礼のメールとともに送ってくださったお写真を使わせていただきました。こだわりを感じられるしつらいにぴったりの花あしらいに 教室で熱心にメモを取られていたお人柄が伝わってきます。
   この日は息子も一緒にレッスン後のランチをいただきました。他にも生徒さんやフリーペーパーを編集している石原君も加わり、食事の時間はいつもよりも賑やかになりました。話題は映画の話や就活の話、ipadの話もちょっと・・・かな。 新しい情報や興味深い話題が次々と。月に一度のレッスンですが、そんなひと時を共有できるのも生徒さん達のおかげです。ありがとうございました。

   一日教室は6月12日まで続きます。 お席に余裕がございますので お申し込みは6月8日までにお願いします。( 連絡先をコメント欄からおよせください。)

  
b0083902_22443546.jpg

             Fさんのバラ ( コバンソウや紫ツユクサとバラをピッチャーに )

  
      ※ お花の写真は いずれも生徒さんのものです。
       お花をお渡しして 私はほんの少し 手を加えるだけ。
       自由に思い思いのお花を生けていただいてます。

by miki3998 | 2010-06-02 22:56 | | Trackback | Comments(11)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


by miki3998
プロフィールを見る
画像一覧