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大晦日に思う 『森のイスキア』

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  遅く起きた大晦日の朝、冬の空には色がなかった。知人の留守中、犬の世話を頼まれる。元気な足並みの若い犬だが、けして吠えたりしないし、まなざしはどこまでも優しくおとなしい。谷戸の間の散歩道をゆっくりと歩く。見慣れた景色も 大晦日だと思うと 特別な風景に見えてくる。
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  息子たちは外出。今夜は一人でおせちの準備になるだろうなあ。
  犬に話しかけながら どんどん森の奥へとはいってゆく。落ち葉がカサカサと乾いた音をさせているだけ、鳥のさえずりも聞こえない。静かな年の暮れだ。
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背中をおおうやわらかい日差し。厳しい冬だからこそ感じる温かさだ。風はなく空は抜けるような青さ。下を向きながら歩いていたら気がつかないだろうな。どんなに高価な絵の具でも どんなに高価な布地でも 今日の空の美しさは表現できないだろうな。

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  佐藤初女さんが主宰する『森のイスキア』(青森県の岩木山のそばにある)という番組を観る。心の病や体の悩みを持った人を受け入れ、傷みを分かち合う場『森のイスキア』。命の大切さを心を込めた料理からやさしく説く初女さん。温かいお人柄からのさりげない言葉が印象的だ。
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  枯れて落葉し、裸になってしまった森の木も、確実に新しい芽をつけていて、寒々とした晩秋の表情とは明らかに違っている。常緑樹も春を待つ準備をし、微妙にその色を変え始めている。どれもみな一生懸命生きている。自然も人間も 新しく生まれ変わるチャンスを持っているのだ。
  新しい年、それぞれの年。 活かされ活かす年にしたい。

      一年365日、最後の日が暮れようとしています。
      私の拙いブログを訪れてくださったみなさまへ
      心からの感謝をこめて、ありがとうの言葉をおくります。
      来年もまた健康に感謝をし、偶然の出会いを宝とし、
      ささやかな喜びを大切にしたいと思います。
      どうぞ よいお年をお迎えください。
                      2010、  12.31  
  
      


 
by miki3998 | 2010-12-31 16:32 | 今日のつぶやき | Trackback | Comments(16)

『暮しの手帖』と『庭の時間』

 
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  今日で今年の仕事も終わり。最後のレッスン終了後、実家から届いた福神漬けと、イクラを散らした温かいたぬき蕎麦を食べた。母の福神漬けはまだできたてで若い味がする。それでも旧正月あたりには程よく味も落ち着き、手添え無しのお昼ご飯に格好のおかずとなる大好きな漬け物だ。食後日差しも温かく、透けるような青空に誘われ、生徒さんを送りがてら散歩に出かけた。
 
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  写真の実、何の実かおわかりだろうか。
  夏のあの日、蛍狩りに出かけた橋のたもとに植えられた大きな槙の木にたくさんなっていて、散歩の途中でふと目にとまった。 槙の実である。木の上の方には お日様をいっぱいに浴びた赤い実がたくさんなっていたが、手が届かない。ちょっと背伸びをしたところに数粒かわいいおだんごのような実が、枝と葉の間にくっつくように生っていた。何年も住んでいて、何度もこの木の前を通っているのに、見つけたのは初めてのこと、もちろん口にしたのも初めて。
  緑色の実と赤い実は繋がっていて、緑の実をつまみ赤い実だけを食べる。ほんのり甘く緑の実の香りが残る。食感はあのクニャクニャしたグミのよう。
  冬の日差しは短い。槙の実の甘さも口の中であっというまに消えた。

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  本屋に行く暇もなく、家で仕事をしているか、でかければいくつもの用事を済ませてそそくさと帰る毎日。ぼんやり歩いたり、本屋であてもなく面白そうな本をさがすという時間を持つこともなく過ごしていた。
  昨日は鎌倉のたらば書房に1時間はいただろうか。。。(本はいつもここで買うことにしている)探していた本は見つからなかったけれど、年の暮れにゆっくり読みたい本を2冊購入。『 暮しの手帖 49号 』と『 庭の時間 』(辰巳芳子著)だ。前者は「お正月の手帳」と「はじめてのがん」というタイトルが目に留まり、昨夜から読み始めている。見開きすぐの写真、松浦さんが生けたのだろうか、ダリアの花とテッセンの種のアレンジがいいなあと思った。羊毛フェルとのルームシューズの作り方も載っている。気が向いたら休暇中に作ってみたい。


  
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  もう一冊の『庭の時間』、たしかこれは辰巳さんが雑誌『ミセス』のなかで毎月寄せていたエッセイをまとめたものだと記憶している。鎌倉に住まう大先輩として、食と住まいと そこで共に生きる自然のものすべてにそそぐ辰巳さんの深い愛情を感じながら毎月楽しみに読ませていただいた。特に三月の『雛の日に』という章は、今でもよく憶えていて、大好きなミモザにまつわるお話が綴られている。もう一度、いやこの本を開けばいつもそこに あの見事に咲いたミモザに会えるのだ。そう思ってこの本を買った。

  20年近く北鎌倉に住んでいても、たかだか20年である。草花のことも食に関しても、表面的なことしかわかっていないし、いまだに図鑑とにらめっこの毎日だけれど、知識としてよりも知恵としてのお話をこの本から学ぼうと思う。
  今年は新しい年を息子たちと3人、この家で迎えることになりそうだ。時間はたっぷりある。本を読める時間が持てることが何よりも嬉しくありがたいと思う。
by miki3998 | 2010-12-28 18:28 | 鎌倉・北鎌倉 | Trackback | Comments(8)

読むラジオ 12月27日 『 365日 』

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  12月も最終週、今朝の放送が今年最後の『おはよう鎌倉』になった。おかげさまで今年も一日も休まず、放送に穴をあけることなく終了した。素人のおばはんがマイクの前で話、音源をかけ、天気予報を調べ、交通情報を流す。時にゲストにインタビューをし、話題のスポットにでかけ、興味深いエリアの紹介をする。雨の日もあれば風の日も、まだ星が瞬く中、夜明けよりも早く車を走らせる。

  そんな私に相棒ができ、北鎌倉と鎌倉をうろつくだけではなく、逗子から葉山へと行動エリアは拡大した。それだけではない、シーカヤックという未知なる世界に足を踏み入れ、怖いモノ知らずのおばはんはこの夏海へとこぎだした。ワクワクする時間をいったいどれだけ経験したのだろう。

  
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  先週の白洲兼正氏もそうだが、たくさんの出会いもあった。半世紀以上も生きて来て、もしこの仕事をしていなければ、到底出会うこともないような世界の方々と、気軽に会話をかわすこともなかっただろう。私自身がまだまだ成長のさなかにある、そんな手応えを実感している。

  上の2枚のカードは今朝、スタジオの番組専用のポストに入っていた。このかたからのクリスマスカードだった。多忙でブログ散歩もままならず、ご無沙汰続きの私を忘れずにいてくれるだけでありがたいのに、素敵なオリジナルのカードを送って下さったのだ。以前にも紹介したが、Rさんのブログは毎日更新される。身の回りのお気に入りグッズをイラストで紹介する日記。さすがプロ、無駄のない文章と写真よりもリアルなスケッチ。好みも似ていて、いつもそうそうとうなずきながら楽しくブログを拝見している。お近いならぜひゲストにお招きしたい人物のひとりで、来年はRさんの山の家を訪れてみたい、そう思った。

  rio-villaさん、ありがとうございます。
  今年もたくさんお世話になりました。最後の最後まで楽しませていただき、感謝です。
  拙いブログですが、来年もよろしくお願いしますね。
  
 

  今朝の音源はミスチルの新しいアルバム『SENSE 』から2曲をチョイス(こちらをクリックすると放送が聴けます)広がりを感じるメロディラインの『擬態』と、イントロから切なくなるような『365日』。ぜひ!

  1、 ロックンロールスーパーマン       サザンオールスターズ
  2、 名のない鳥                   元 ちとせ
  3、 ブリザード                   松任谷 由美 
  4、 擬態                      Mr.Children
  5、 365日                    Mr.Children

  次週は1月3日、新しい年のトップバッターとしてマイクの前に向かいます。よろしくです! 

  
by miki3998 | 2010-12-28 00:08 | 鎌倉FM  『 おはよう鎌倉 』 | Trackback | Comments(6)

SMYTHSON のカードと手帳

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  メリークリスマス!
  織田哲郎のライブをテレビで観ています。 いつ聴いても古くない。新鮮で都会的な大人の渋い男のメロディが心地よい、まさにクリスマスにふさわしい選曲が続いています。

  今年ほどクリスマスも年末の慌ただしさもよそ事のように感じた年はありません。それだけ仕事に没頭しているということでしょうか。 ちょっと淋しい? いえいえ、リースの準備は9月くらいから始まっていましたから、私の中ではみなさんよりも早めに じっくりじわじわとクリスマスを感じながら暮らしていたようなきがします。

  写真はロンドンのホテルのシーズンディスプレイ。11月の中旬、生徒のお一人がイギリスに旅したときに撮って来てくれたものです。
 「先生、何かイギリスから買って来て欲しいものはありませんか?」とのお申し出に甘えて、いち早く自分へのご褒美でありクリスマスプレゼントとして12月にふさわしい贈り物はと考えました。

 
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  SMYTHSONのカードです。柄はオリーブの実、素敵でしょ?お願いして探して来たもらいました。
  ボックスはテーマカラーであるスモーキーブルー。フラップ裏側は金色のハトロン紙が二重に貼ってあり 紙質も申し分無し。ベージュの落ち着いたカラーの封筒とカードは 特別な日に特別な人に贈りたくなるそんなカードセットです。

 
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  こちらは藤色の皮カバーの手帳。開くとグレーの横罫が入ったコンパクトなもの。傷がつかないようにフランネルの布袋に入って来ました。ちょっと透け感のある紙質で 程よくかさばらない厚さが嬉しい。仕事のこと、ファッションのこと、打ち合わせのメモ。。。書き込むのが楽しくなりそうですよね。 ピンク色っぽく写っていますが ほんのり大人の紫、あ、やっぱり藤色と表現した方が会っているような気がします。

 
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  他にもいろいろ私の好みをよく知っていて、小躍りしたくなるようなお土産の数々。もうクリスマスプレゼントは十分、家族に申し訳ないくらい 素敵な贈り物を先取りしました。リエちゃん、ありがとう。
  私は暮らしを彩る雑貨やステーショナリーが大好き。しまっておくものよりも毎日の生活にかかせない、おしゃれで機能的な小物にお金をかけたいタイプです。(と言っても高価なものは躊躇してしまいますが)来年はいいことありそうな予感。いいですよね、もう来年のことを口にしても。

  
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  新しい年、どんな出来事がまっているのでしょう。
  カードも手帳も ひと文字ひと文字に意味があり 思いを込めます。
  贈ったその人に それが伝わるような  
  そんな生き方を選ばなくては。。。 
  いましっかりと 自分に言い聞かせています。


 
  
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 『 いつまでも 変わらぬ愛を 君に届けてあげたい 
   どんなに季節がすぎても 終わらない デイドゥリーム 』
   by 織田哲郎 『いつまでも変わらぬ愛を』 

  あらためて メリークリスマス! 
  素敵な聖夜をお迎えください。
 
by miki3998 | 2010-12-25 22:47 | お気に入り | Trackback | Comments(12)

読むラジオ12月20日 ビッグゲスト登場『白洲家の流儀』 

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  クリスマスイブの夜、みなさまどのようにおすごしですか?
  私? はい、息子(長男)という彼氏といっしょ。地味〜にホッケと茄子の揚げ浸しで夕飯をすませました。次男坊は相変わらず勤労青年。よく働き、家事を手伝い、まるで長女のように私を支えてくれています。今夜ももちろん帰りは終電。温かい豚汁を作って待っているところ、マイケルのThis is it!を見ながらね。(のんきな母だ〜)
  って、我が家の近況はどうでもいいですよね。
  

  写真の紳士織女のご紹介です。はい、あの白洲次郎、正子夫妻の次男、白洲兼正氏と南米はボリビアで医療活動をしている野村恭子さんです。12月20日は相棒の城後さんつながり、つまりシーカヤック仲間というころでお集まりいただきました。画面には写っていませんが、もうお一人12月6日にゲストで出ていただいた姫野雄二さんもご一緒にいらしていただきました。


  
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  早朝からの生出演でしたのに、みなさんとてもリラックスしてお話もスムース。白洲さんは22歳まで鶴川にある武相荘ですごされたそうですが、幼い頃のクリスマスの迎え方やエピソードを話して下さいました。まさに『白洲家の流儀』の一こまをご紹介いただいた感じで 白洲次郎ファンでなくても 朝から貴重なお話で楽しんでいただけたと思います。番組後半はカヤックのお話。もちろん白洲さんも現役のカヤッカーです。驚きました?ちなみにご年齢は。。。秘密です。(笑)詳しくはこちらのustreamをクリックして下さいね。
  それにしてもこんな私があの白洲家のご家族のおひとりにインタビューできるとは夢にも思いませんでした。この仕事をしているからこそですよね。城後さんに多謝! 


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    レッスンが終わってもリース作りは続きます。





    



     


    

   
   リースは横から見てもリースなんですよ。(笑)









    


   

   

  そして発送準備オッケー。 無事届きますように!









   


   

  
   今日からお正月のしつらえ。お花も松、柳、ヒカゲノカズラなど伝統的な素材を用意しました。
   
  ちょっとしんどくなったら休憩します。
  里の母が送ってくれた和菓子 豆ギントウと胡麻巻き
  これがなっす まんつ うめぇのっす。 ふふふ。


   
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   玄関ドアのまえ、我が家の門松です。
  毎年同じ職人さんが来てくれます。
  トクサ、ありがとうね。 今日の生徒さん、とっても喜んでいましたよ。
  今年もお世話になりました。 来年もよろしくね。
  さあ、明日は大掃除。 もうひと頑張りです。
  

  
  12月20日の音源
   1、別離            サザンオールスターズ
   2、オリノコ フロウ      エンヤ
   3、Wonderful Christmas ポール マッカートニー
   4、Happy X'mas ジョン レノン
by miki3998 | 2010-12-24 21:59 | 鎌倉FM  『 おはよう鎌倉 』 | Trackback | Comments(20)

リセット

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 (ヒカゲノカズラとネコヤナギのリース。実はシロナンテンとナンキンハゼ)


 どうしたんだろう、ブログがうまく作動しない。
 エラー続きでちょっと疲れた。こんな時は逆らわずに休憩。
 写真も言葉も 伝えたいことがたくさんあるのに 全部消えた。
 
 ちょっと折れそうな自分。リフレッシュ休暇が欲しい。
 

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 双子座流星群、降るように流れる星を見たくて 寒い夜 星空を見上げた。
 じっと ずっと 。。。きっと。



 あっ。。。  
 願い事を唱える間もなく 空の高い所からひとつ 星が落ちた。
 それは線香花火の最後にまあるい火薬玉が 地面に向かって落ちてゆく様に似ていた。
 長く すーっと その火薬玉が落ちた。
 ラッキー、なんて運がいいんだろう。
 あきらめずに待っていてよかった。
 忘れられない冬の流れ星。

  
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  (ツルウメモドキのリース。愛おしくなるようなオレンジ色の小さな実)



 茄子紺の夜、音のない世界。
 冷たい空気は 朝の清々しさよりも心地よく 
 瞬く星座はプラネタリウムよりも鮮明に見えて、今にも手が届きそうだった。
 こんな夜もいいなあ。
 
 リセットは完了。疲労感は消えた。 明日もまた元気。 
 
 
 
by miki3998 | 2010-12-17 22:28 | 今日のつぶやき

リセット

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  師走の一番忙しい時期に、二日間のオフを強行。リフレッシュ休暇を取った。
  双子座流星群、確か13日から16日がピーク。運が良ければ流れ星の大群(?)を拝めることになる。どこで見るかだ、、、。

  
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  星はどこでだって見られる。もちろん空が近い高台の自宅だって、見上げれば降るように星は瞬いている。日常から少し離れた ここではないどこかで、そう思って完全オフ日は家を出た。
  
  
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   思えばいつも携帯はオン、パソコンも開かれた状態で、いつでもどこでもだれとでも繋がっていられる。つぶやけばこだまのように誰かが共鳴し、問いかけられ、そして賛同したり、ひとりぼっちになるということは、物理的によほど遠くにでも行かない限り、着信音と点滅を続けるシグナルのようについてまわる。それを完璧に切って出かけた。

   
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  風は強く空は灰色、重たく雲がたれ込めている。
  でも心は軽く振り返ることなく前を向いて歩く。
  人生もこうなんだろうなあ。
  立ち止まって今の自分を確かめるように、足下を見つめる。大丈夫、行こう。
  迷って迷って行かずに後悔するよりも 自分を信じて実行する。遠くを見つめる必要もある。
  来年はどんな年になるのだろう。自分次第さ。。。そんなささやきが聞こえたような気がした。


  
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          (ヒカゲノカズラの群生  ネットからお借りした)

  帰宅していつもどおりの暮らしが待っていて、そこに「お帰り。」と言う家族がいる。
  どこに行っても帰るところがあるから ぶらっと気ままな旅ができるのだろう。
  夕方の食事の用意をしている自分、これが私、あれも私。
  リセット完了。リフレッシュ休暇は終わった。
  待っているあの人のところにリースを送ろう。
by miki3998 | 2010-12-16 09:38 | 今日のつぶやき

パラメタがただしくない?

記事を投稿できません。
パラメタが正しくないということばがててきます。どなたかご存知でしたら教えてください。これは携帯からです。困ったなあ。
by miki3998 | 2010-12-15 23:09 | 今日のつぶやき | Trackback | Comments(21)

ヒカゲノカズラをご存知でしょうか?

 
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   ヒカゲノカズラをご存知でしょうか?
   日本の山に生息するシダ科の植物。地面をはうように群生し 一年中青々としています。その性質から、お正月の床の間飾りに使われる縁起のいい植物です。それはまるで子供の頃に遊んだモールのような。。。それ自体が針金のように自在に形を作れる素材なので、私はリースにも使っています。
   
   

 
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   このリースは土台は柳。そこに庭のオリーブを絡めてからヒカゲノカズラとブルーアイスを組み込んだものです。いわば緑だけで作ったリース。シルバーグレイのブルーアイスは柑橘系の香りがして 触るとしばらく指にみかんの匂いが残ります。コニファーの中でも一番気に入っています。
  針金だけでうんわりと、あまりタイトに縛って形を整えすぎてもつまらない形にまとまってしまいます。壁にかけていると水分が蒸発して それでなくてもやせてくるのです。リースは長い間壁に飾られます。ふっくらしているくらいがいい。空間に時間を編み込んでいく感じがすきです。

  
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  リースを作っていると、どうしても表面だけにあれこれ木の実や枯れ葉を貼るという作業になりがちです。風が吹いて地面に落ちた時って、実も葉もお行儀よく並んでいるわけではありません。重なったり斜めになったり後ろ向きになったり。。。、シンプルでも単純ではないのです。
  壁の横から見ても 厚みがあって絡み合って 複雑なリースほど奥行き感が生まます。神秘的な森をイメージ(あくまで自己満足ですが)しています。

  

  
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   このリースに使われたヒカゲノカズラはツイッターでお友達になった長野のYさんから送っていただきました。「森のことをもっと知っていただけたら嬉しいんです。」そんなメッセージをいただきました。Yさん、ありがとうございました。

     
by miki3998 | 2010-12-13 01:35 | | Trackback(1) | Comments(23)

思い思いのリース  12月11日銀座教室にて 

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   (ご夫婦でご参加くださった生徒さんの作品。とっても気に入ってますとのこと)

  銀座並木通りにあるBar Le sept. 今年も12月の土曜日に一日リース教室を開かせていただいた。もう何度か草花教室にいらしてくださっているカップルを含め、14名の方が集まり、思い思いのリースを作った。フレーム、土台となるのはトサミズキ。すでにひよこ色のつぼみを付けている枝を選んだ。

  枝は力を込めて曲げようとすると折れる。力を入れるのではなく、枝が曲がる方向をさがし、静かに寄せる、たわめる、そして整える。。。それが難しい。ちょっとの油断で折れてしまう。みなさん苦労されながらも、ご自分のリースをどう作るか悩み迷い、たくさんの素材の中からご自分で選んで 懸命に格闘された。まさに格闘、その言葉がぴったりだったと思う。

 
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   (ブログ仲間Nさんのリース。 森と風を感じるリズミカルで女性らしいこまやかな作品)

   何が難しいかというと、イメージがわかない、森のリースと言ってもそもそも森って?という状態だったかもしれない。教える私に問題があるのだ。マニュアルのない教室ってありなの?ごもっとも。
  一言で言えば 複雑に!だろうか。
  フレームは数本の枝をひとつづつ丸くして組み合わせる。2〜3本をはじめから絡めて作ることもできるが そちらは慣れていないとまとまりにくい。一本づつ丁寧に組んでいくほうが出来上がりもふんわりして 奥行き感のあるリースになる。土台さえできればあとはもう半分は仕上がったも同然。

  
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(おいしいカクテルを作ってくれるシュウちゃんのリース。毎回アーティスティック!)
  リースは真円じゃなくてもいいと思っている。枝の流れにそった無理のない形。それは四角に近かったり三角になったり、勢いを感じる縦長の楕円だったり。動きがある、またはリズムを感じるリースもおもむきがあっていいと思う。答えは一つではないし、リースはその人のお濃いが込められていれば 形よりも物語を感じるかどうかではないだろうか。

   ヒカゲノカズラや青文字、月桃にシャリンバイ、素材の由来や色、形の紹介をしながら 生徒さん一人一人が素材を探し、活かし、付け方を工夫して完成させた。思い思いのリース。できあがりに同じものはない。

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    制作後はお店ののりこさんとシュウちゃんがつくったお料理に舌鼓をうち、楽しく歓談。黙々とリースを作りノドも乾き、お腹も最高潮に空いていたので、用意されたごちそうとおいしいお酒にみんな歓声をあげた。もちろん私も大感激。あらためてお二人に感謝だ。忙しい中、パンを焼いたりローストビーフを作ったり、ほんとうにありがとう。お疲れさま。




   




  

 












  早朝から準備をし、30本以上の枝の束を担ぎ、12月の銀座を目指して歩く自分。疲れを感じないのは、いらした生徒さんがとなり通し仲良くなり、お仲間として最後まで和気あいあいの雰囲気でレッスンができることだと思う。終了してすぐに 次回の予約をいただけると 今日一日、頑張ってよかったとほっとする。好きなことを仕事にできる幸せをあらためて感じた一日だった。


  
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by miki3998 | 2010-12-12 22:50 | | Trackback(1) | Comments(20)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


by miki3998
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