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 息がとまりそうな。。。

 
  
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   史朗さんのお父様、濱中月村氏の自邸も見せていただきました。
   広い敷地内には栗の木、夏みかん、ジンジャーやホトトギス、。。。
   秋の里山の草花が。植えたのではなくそこにある,という感じ。
   外観や細部にわたってお見せしたいところですが、ほんの一部だけ特別に。
   言葉はじゃまかもしれません。


  
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   大げさではなく、息が止まりそうでした。。。

  
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                 <ジンジャーの花と柿の枝> 



   床の間や茶室、水屋、廊下、回廊、玄関、外観。。。すべてお見せしたいのですが、
   ここではやはり台所をご紹介したくて。
   石積みの棚に一枚の板を渡し、自作の器を無造作に並べる。ダイナミックな饗宴も繊細な料理も、主役はあくまで住まう人々。自然に囲まれたこの地にとけ込むような家としつらい。ジンジャーと柿の枝も生けるというより活かされていて、暮らしの一部になっています。どこにもない、だれも真似のできない生き方がそこにあって、住まいそのものが主である月村さんその人のように思えました。(ご無礼をお許し下さい)家作りの基本はそこにあるはずなのに、既成の概念や物に流され埋もれてしまった住まいへの思い。バラバラではなく、家が自分であるはずなのですが。。。反省しきり。
   
 
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  たくさんの作品が世に出て人の目にふれ、魅了されて自分のものになる過程は人それぞれだと思いますが,ひとつの香炉がきっかけでその作家のアトリエや住まい、暮らしぶりを見せていただく機会をいただけたのは本当に幸せなことだと思っています。ますますその魅力に引き込まれていく予感がします。ぜひまた機会を作り訪れたい萩の『大屋窯』です。



  
by miki3998 | 2012-09-28 21:28 | 旅行 | Trackback | Comments(4)

 萩へ この方に会いに。。。

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 ここは萩にある陶芸家の自宅兼アトリエ。古い作業小屋を時間をかけてご自身で改造されたそうで、至る所にこだわりが感じられます。コンクリートを打ち直した黒光りする床、墨汁をふきかけた土壁、使い込まれた黒い皮のソファ、天井の太いすすけた梁。。。全体的に暗い印象ですが、小さい窓から差し込む光が逆に明るさを尊いものに感じさせ、その向こうの景色がいっそう輝いて見えるのです。最小限の色使いと自然素材だけで構成された仕事場は、好きなものだけを集めた居心地のいい空間になっていました。


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 この椅子も燭台も自転車(他に2台天井から下げられています)も、、、「いじるのが好きなんです。」そう照れながらおっしゃるのがこの方,濱中史朗さん(お父様は濱中月村さん。2007年から大屋窯代表)。実は私が愛用しているあのリュースの香炉をデザインした方なのです。


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 一度お目にかかりたいと思っていましたが、まさかこんなに早く実現するとは、山口への旅の目的はこちらがメインと言っても過言ではありません。照れながら言葉少なにお話をされる濱中さんの眼力、作品に魅了されたのは言うまでもありません。出来得ることなら、毎日でも通いたくなる萩のアトリエ。自然の中で育まれるものの強さをあらためて感じました。 


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  いつかこの花瓶に草花を生ける日が来たらと願っていましたが、その日はそう遠くないことを実感しました。いただいた大切な機会を、夢で終わらせること無く、実現するための準備がはじまります。


 
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  こちらは訪れた日の前日に発売になった『 BRUTUS 居住空間学』という雑誌です。西田編集長が理想の暮らしにこだわって集めて住まいの特集に、濱中さんのこのアトリエも掲載されています。ご興味のある方はご覧になってみてください。(22〜25ページです)よろしくお願いします。
  時系列で山口の旅をご紹介しようと思いましたが、すでにリユースの香炉をお持ちの方のためにも、いち早くお知らせしたくて。。。この後も山口・萩の旅のブログは続きます。






 
by miki3998 | 2012-09-25 21:13 | 旅行 | Trackback | Comments(6)

 おいでませ、山口へ 

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 山口宇部空港から車で40〜50分、出迎えてくださった方(この方の説明は後ほど)のおススメのスポット、曹洞宗寺院『瑠璃光寺』へ。日本の三大名塔のひとつである国宝の五重塔は、辺りの景色にとけ込み、しっとりとした佇まいだった。お彼岸も近いのに陽射しは強く暑さは真夏並み。なのに清々しささへ感じるのは、室町時代に建立され、現代的なもの、人工的なものが一切無いからかもしれない。過ぎて来た時間に正直な色彩と質感がなんとも美しい。背景の山並みの高さ、見下ろす街並、空を遮るものがないということは、美しい景観のための最大で最小の条件なのだと思った。


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 次にお連れいただいたのはフランシスコザビエルゆかりの教会『山口ザビエル記念聖堂』。
 芝生では付属の幼稚園の園児達が運動会の練習だろうか、歓声をあげながら楽しそうに、いや、懸命に懸命に走りまわっていた。案内をしてくれた方の話によると、1991年に火事があり、それまでの木造の瀟洒な建物が焼け落ちてしまったそうだ。お隣の中高一貫校に通われていたその方は、それがいたく残念だったと悔しそうに語ってくれた。 秋空にすくっとたつ2本の塔は、高い建物がすくない山口市内のどこからでも見えるそうで、街のランドマークとなっているらしい。定時に鳴らされるカリヨンの音色は市民の心を癒す音、聖堂とともに愛されているにちがいない。


 
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 次にお願いして連れていっていただいたのがこちら。「山口情報芸術センター」通称ビッグウェーブやまぐち。走行中、山並みを彷彿させる建物に興味がわき、中を見学させていただいた。磯崎新の設計、劇場と図書館、カフェが併設されている。やっぱり,そうか。。。。ここも背景の山並みの高さを意識している。角張っていてそっけなく、機能性だけの無機質な建物ではなく、新しいけど優しい、街の真ん中で山並みを感じるなめらかなウェーブ。そのまま愛称になる建物はきっと市民にも愛されているはず。中をのぞいてみたけれど、図書館ももちろんいっぱいだったし、魅力ある内容の催しもきっと充実しているだろう。


 
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 今回の旅は観光ではなく、ここ山口に住まうお二人の重鎮(どう表現したらいいか困っている)にお会いするのが目的。実は全くの初対面。フェイスブックがきっかけでブログも読んで下さり、私のことをいろいろと観察(?)してくださっている方達だ。電話でしかお話をしたことがないのに、来てしまったのはなぜか。。。旅の話題とともに少しづつご紹介します。
by miki3998 | 2012-09-23 12:48 | 旅行 | Trackback | Comments(0)

 雲海を行く 

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  久しぶりの空の旅。見知らぬ土地を訪れる期待感で早起きも苦にならない。
  「来週お邪魔します。」急な申し出に快く承諾を得たものの、前日ギリギリまで仕事。テーブルの上には月曜日のラジオの資料が山積み。帰宅した翌日も仕事が待っている。大丈夫か,自分。なんとかなるさ、このチャンスを逃すと今年中はきっと無理だ。いま行かないと。。。
  たいした準備もせずにカバンひとつで早朝の横須賀線に飛び乗り、羽田へと向かった。


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  (出かける旨をお隣のおば様に告げて。。。庭の紫陽花の陰に彼岸花の蕾が。。。)

 
  時間を楽しむなら船がいい。会話を楽しむなら汽車がいい。ならば空の旅は。。。
  わずか1時間ちょっとだけれど、眼下に広がる雲海とインクブルーの海に浮かぶ小さな船の数を数えている間に目的地に到着。ジオラマのような景色を楽しむなら、この長さがちょうどいいのかもしれない。座席のポケットに入っていた機内誌の特集は『山口』、旅の目的地だ。 
by miki3998 | 2012-09-23 11:23 | 旅行 | Trackback | Comments(0)

 敬うよりも。。。(加筆しました)

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 本当は鎌倉囲碁倶楽部の大会を通じて、感じたこと,子供達の表情、お年寄りの愛情深いご指導ぶりなどをご紹介するつもりで綴ったのですが、私のミスタッチで文章が一瞬で消えてしまいました。
 でもよく考えたら 言葉よりも表情をみていただければ伝わるのではないかと、そのまま数枚の写真だけをアップいたします。
 

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 鎌倉はこの日、鎌倉八幡宮例大祭、流鏑馬が行なわれた日でもありました。
 『敬老の日』 こんな過ごし方もあるんですね。
 タイトルの『敬うことよりも」は、けして否定しているわけではないのです。

 この日、実家岩手から新もののリンゴが届きました。
 母に買ってあげた携帯電話、やっと使い慣れてきたようです。ただし。。。母との会話。
  「 りんご届いたよ。ありがと。」
  「 届いだのっか? いがったいがった。だば、携帯きってけで。」
 いまだ、携帯の切り方はマスターしていない模様です。(笑)


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by miki3998 | 2012-09-17 00:14 | 鎌倉・北鎌倉 | Trackback | Comments(4)

 10月からまた。。。

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  「ピーヒョロー、ピーヒョロロー。。。」
  雲ひとつない青空にトンビが気持ちよさそうに飛んでいます。その姿を目で追った先に円覚寺のこんもりとした山並みがあります。優しい芽吹き色の春から、沸き立つような緑の夏へ、そして茜色の夕焼けからその色をもらったかのように染まる秋の山々。そろそろ「ドングリの季節」の到来。私の四季の手帖にはそんなメモが書き込まれるています。涼しくなって山歩きがまた楽しくなりました。今朝は昨夜の地震のせいで浅い眠りのまま早起き、散歩に行ってきました。。路傍の草花は、朝露をうけてしっとりと輝き、アズキ色のホトトギスが優雅に咲いていました。ゆく夏の寂しさに酔いしれていた昨日とはさよならして、訪れる実りの秋に期待をこめて、あれこれ計画をたてます。ワクワクするのは食いしん坊な私が、この季節に生まれたからかもしれません。

  4月からスタートした玉川高島屋での『暮らしのエッセンスサロン」も、今月の18日が最終回です。半年でワンクール、10月からまた新しいカリキュラムが開始されます。よろしかったらお近くの高島屋さんで10月からのパンフレットをご覧になってください。

  『暮らしのエッセンスサロン』はどんな内容でどんなことをするのかしら?
  そんな疑問もあるかもしれません。約2時間、暮らしの中の大切なことを歳時記に合わせてご紹介するサロンです。毎回テーマごとに私の拙い手料理をお持ちして、皆さんとご一緒に食しながら歓談する時間もございます。土筆ご飯だったり実家花巻の名物「きりせんしょ」(くるみのゆべし)だったり。。。庭の草花もお持ちして いまどんな花が旬なのかをお話ししながら,癒されたり力をもらったり。『香り』がテーマの回では、仕事仲間のアロマテラピスト荒石由紀恵さんの講義も含め、女性の体とアロマの関係をご紹介したりいたしました。お集りいただいた会員の方もサロンに期待を寄せて下さり、熱心に耳を傾け、メモをとる方もいらっしゃいます。先月の『夏のリース』では、北鎌倉での課外授業。フレッシュな緑をたっぷり使って、思い思いの夏のリースをお作りいただくと言う特別レッスン。会員のみなさまもすでにお友達になり、ゆったりした雰囲気で会食も楽しんでいただけました。

  ここに10月からの内容を簡単にご紹介いたします。申し込み、お問い合わせは玉川高島屋コミュニティサロンまで、お気軽にどうぞ。よろしくお願いします。
    (※ご質問は鍵をかけてコメント欄からどうぞ。お待ちしています)


  秋・冬のコース
   10月16日  〜台所仕事を愉しむ〜  常備菜、コンポート、グラッセ。。。
                       自分ブランドの料理を作ろう
                                             
   11月20日  〜山歩きのススメ〜   『森のリース』
                       一年中飾れる木の実や枝のリース作り
                       <北鎌倉でのレッスンになります>

   12月18日  〜一年を振り返って〜  思い出をカードやカレンダーに
                       「スペシャルなX'masを迎える」
                       
   1月15日   〜女正月(小正月)〜  私の歳時記 年間計画・時間簿のススメ
                       (手作り福神漬けやかきもちのご紹介) 

   2月19日  〜布使いで模様替え〜   春を待つ楽しみは布選びから

   3月19日  〜贈る言葉〜       「日本人の贈り物文化」
                       


   サロンは毎月第3火曜日 午前10時半から12時半までです。11月は拙宅でのレッスンになりますので、11時スタート、ランチをご一緒して13時半終了となります。

   申し込み・お問い合わせ先 コミュニティクラブたまがわ事務局 
         03−3708−6125
   ホームページはこちら http://www.cctamagawa.co.jp/ です。


 
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by miki3998 | 2012-09-14 10:16 | STUDIO PLANTS | Trackback | Comments(4)

 葉山まで 

                   
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  昨日は真っ青な空にこの旗がたなびく様子を美しいと思って眺めた。今日であの日から一年半たった。同じ海を穏やかな気持ちで眺められる平和な一日。思いがけない訪問者があった。
  一緒にいたのはブログで知り合った友達。花巻生まれで弟と同級生というその人から、上の娘さんを連れて「いま大船にいます。」という電話が入った。
 「美紀さんの花巻弁、きぎだくてきたのっす。」以前も下の娘さんと一緒に、一度北鎌倉に会いに来てくれたその人は、ラジオにも初回当時から毎週応援メッセージを送ってくる人だった。


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  白露を過ぎたのに暑さは厳しく、とても鎌倉を案内して歩くような天気ではなかったので、ドライブがてら食事に誘った。修学旅行で一度来ているから観光名所はいらないと、その娘さんも喜んでくれた。空はどこまでも高く、水平線の向こうから一本日の光が水面を黄金色に染めていて、とても穏やかな表情の相模湾。空と海がそのまま解け合うような鮮やかな青色だった。



 
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  遅めのランチをゆっくり話しながらとり、青春18切符で静岡まで帰るというその時間まで、どこに寄るでもなくただ車で海岸線を走った。食事中は口数も少なく、おばさんが二人、震災後の田舎について話こんでいるのをつまらないと思っていたかもしれないが、18歳になるというその娘さんは、好きな歌手の話やラジオ番組の話をする時、確かに輝く眼(まなこ)をしていた。窓をフルオープンにして走る車には、浜風が通り過ぎてゆき、気持ちのいい夕暮れを迎えていた。娘さんも車窓からの景色を楽しんでいるようで,時々歓声に近いため息が聞こえた。


 
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  打ち解けはじめた頃、娘さんからリクエストがあり、車の中で山下達郎を聴きながら江ノ島に向かった。もうすぐ日が落ちる。後ろの座席からカメラのシャッターを切る音が何度も聞こえて来た。一緒に北鎌倉まで来てくれたこの娘さんは、帰りの電車で母親とどんな話をするのだろう。ふっとそんなことを考えながら、二人を鎌倉駅まで送った。母親と娘、思いは違ってもきっと通じるものがあるはず。私は息子しか育てなかったから その難しさも楽しさも分からないけれど、いまマメに電話をしてくる母のことを思うと、ひとりぐらい娘を持てばよかったかなあと。。。そうだ、私には嫁がいる。
 「明日また葡萄が届くから取りにいらっしゃい。」
  嫁は今妊娠7ヶ月。クリスマスの頃 私もおばあちゃんになる。
by miki3998 | 2012-09-11 14:54 | 葉山・逗子 | Trackback | Comments(4)

 『葡萄の思い出』 

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  花巻の諏訪というところに「観光ぶどう園」がある。街の南側に位置する高台で、眺望もいい。
デラウェアやキャンベルなど、お盆過ぎ(花巻は8月盆)から9月末頃まで出荷され、ぶどう狩りも楽しめる。
 果物好きな父なので、実家の食卓にはいつも季節の果物がカゴいっぱいに盛られていて、いまならきっと葡萄がそれだと思う。
 葡萄の思い出はなぜか花巻祭りと重なる。綿菓子や金魚すくいの露店の並びに、農家のおんばさんが、姉さんんかぶりに割烹着姿で地べたに座り、リヤカーに積んだままの葡萄を売っている光景が目に浮かぶからだろうか。それとも父が,気前よく箱ごと葡萄を買ってくれたからだろうか。祭りの間、親戚の家を尋ねても、決まって食後に出される水菓子は葡萄だった。
 甘くてツルンとした一粒をほうばると、リンゴや梨とは違う繊細だけれど豊かな甘さが口いっぱいに広がる。葡萄は特別な果物に思えた。

 昨日実家からその葡萄が届いた。今日からうちのテーブルにも葡萄が。。。
 7日から始まった花巻祭り、今日が最終日だ。お天気がもつといいなあ。


 
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     <写真は花巻温泉の釜淵の滝 子供の頃 夏はここで滝滑りをして遊んだ場所>
by miki3998 | 2012-09-09 13:41 | 花巻  宮沢賢治

 風鈴の似合う家

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 鎌倉の友人宅。おばあさまの代から別荘として使っていたのだとか。いつもは隣りの母屋に通されるのだけれど、昨日初めてこちらに招かれた。彼女とはもう20年来の付き合いになる。久しぶりにゆっくり話したいから外食はやめて家で食べようということになり、手土産に弁当と果物を買って行った。彼女も忙しい身、面倒はかけたくなかったのに、約束の時間にお邪魔したら、お手製のぬか漬け、お吸い物まで用意されていた。マメな彼女らしい。ふた間続きの和室で、床の間には季節の草花が生けてあり、年代物の調度品、お琴や茶釜がさりげなく置かれている。ひろびろとして落ち着いた日本間でどこか懐かしい匂いがした。広い縁側には南部鉄器の風鈴が鴨居に掛けられていて,時折吹いてくる浜風をうけて涼やかな音色を聞かせる。こんなもてなしが心地いい。


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 彼女はブログを読んでいて、長男の結婚も新しい仕事のことも喜んでくれた。最近ブログが滞っていたので,体調を壊しているんじゃないかと。。。ブログは会えない友と繋がり、今の自分を伝える役目も果たしている。拙い文章の中に込められた思いが友の元に届いていたのが嬉しかった。心配かけないようにしなきゃ。ゆっくり食事をしながらお互いの近況を報告し合い,おおいに笑った。育ちのいい彼女は屈託のない笑顔がよく似合う。
 先日のブログ、『海と風と白い舟』の話題になった。彼女のパートナーもあのレースに出ていたと言うのだ。その前の沖縄東海レースにも。。。マリーナで仕事をされているのは知っていた。家のことは彼女に任せて、一年中海の上にいると言っても過言ではないくらい彼は、数々のレースに関わっているそうだ。その艇の名前を聞いてさらに驚かされた。あの艇のクルーなら、きっと頼もしい助っ人に違いない。いつしか話はヨット仲間の話題に。思いがけない急展開は、ブログに書いていいと彼女からお許しが出た。世の中は狭い、ほんとうに。

 北鎌倉にもどったのは6時ちょっと前。日が落ちるのがはやくなった。エントランスデッキに置かれたキャンドルの灯りが辺りを青い夜に変えていた。



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                      < カフェ・ミンカ >

 
by miki3998 | 2012-09-08 10:29 | 鎌倉・北鎌倉

海と風と白い舟

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  9月になって変わったもの。。。それは海辺の風景です。
  浜辺はつい先日までオシャレなお店が軒を連ね、若い人たちで華やいでいましたが、海の家も先週いっぱいで終わり、後片付けが始まっています。あっという間に元の静かな浜辺にもどるのです。ちょっと寂しい気もしますが、早朝の由比ケ浜にはサーフィンやパドボを楽しむ人たちがいますから、まったく人影がないわけではありません。残暑が秋の訪れを遅らせている間に、ちょっとだけ夏の終わりの余韻に浸りたい、そんな気持ちになって写真だけでも残しておこうと思います。


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  これはFB友達が三重県の鳥羽から江ノ島までの『パールレース』に参加した時、ゴールで出迎えるために待っていたときの写真です。なかなか風の状態がつかめず、また今どの辺りにいるのかわからず、ひとりマリーナをウロウロしていた時、もしかしてこれかなあとシャッターを切りました。(違ってましたけど。。。笑)


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 こちらは防波堤から撮った一枚。iphoneだとこれが限界。ヨットが写っているだけのショボイ写真ですが、白波が立っていましたから、風も出てきてそろそろゴールに向かって進んでいるはず。。。そんなことを考えて待っていました。 海の向こうに見えるのは三浦半島、奥のほうまでヨットがたくさん写っていますね。この日は他にもレースがあったとみえて、ディンギーもたくさん海の上に浮かんでいました。


 
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 大会本部の方に,お目当てのヨットの情報をお聞きしたら、「まだまだでしょう。予想がつかないけれど5時過ぎかも。。。」とのことでしたから、近くのヨットクラブの写真でも撮ろうとぶらついてみました。この一枚はお気に入り。ロングボードがきれいに並べられていて、真夏のショットとしては雰囲気がでていていいなあと。。。自己満足。そんなことをしていたから、その友達とすれ違ってしまったのです。(実はこの間にゴールしていたのでした。。。トホホ)


 
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  結局諦めて帰ろうとしたら、駐車場のチケットを無くしてしまい、これまたひと騒動。どこまでもついていない日でした。「そんな日もあるさ。。。」と呟きながら帰宅。あとでその友達も麦わら帽子をかぶった私を必死で探し、防波堤からマリーナ付近を歩き回ったと聞かされて、逆に申し訳ないことをしたと反省しました。待つと決めたらとことん待つべきだったという失敗談。潮風を浴びてちょっとしょっぱい(?)思い出になりました。

  ラジオのスタジオが由比ケ浜から長谷に近いビルの3Fに引っ越してから、海沿いを車で走るということがなくなりましたが、たまにふっと海を見たくなることがあります。そんな時は遠回りして江ノ島辺りまで車を走らせます。サンルーフも窓も全開にして、風をうけながらのドライブ。これからは気持ちのいいドライブの季節ですから、たまにではなく、度々になるかもしれません。
by miki3998 | 2012-09-05 07:47 | ヨット・シーカヤック

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


by miki3998
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