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小淵沢教室 その4 また会いましょうのブーケ

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  教室最後の朝が来ました。一足先に帰宅される生徒さんを駅まで見送り、その足で朝食のための野菜や果物を買うために、広い田んぼの真ん中で商いをされる直売所に向かいました。


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  この日も天気は良くて、山の稜線がくっきり見えます。早朝の田園風景はやさしくおだやかで、聞こえるのは水路を流れる水の音だけ。まさに夏の朝のBGMだなあと思いました。高く晴れ渡る青い空と目にしみるような黄緑色の稲穂、実りの秋がすぐそこまで来ているのだと実感しました。 

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  直販所に並べられたトウモロコシやトマト、オクラやミョウガ、見事に大きく育ったスイカや思わず口に入れたブルーベリー、どれもびっくりするほどお安いのです。朝食用だけではなく、自宅で待つ家族にも食べさせたい...小淵沢のお土産は旬の夏野菜になったのは言うまでもありません。
 そしてオマケまでいただきました。目の前の休田に咲くコスモス、好きなだけ持って行きなさい。。。ですって。どこまで幸運なのでしょう、私たち。(笑)


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 朝の散歩の時に摘んだ草花です。いただいたコスモス、山の山椒やハーブも加えてブーケを作りました。あっという間だった2泊3日の小淵沢教室。また会いましょうの思いを込めて、8月の山のブーケです。ご覧になってお分かりのように、春の淡い黄色とも違いますし、秋の寂しげな紫色とも違う、夏の日差しを浴びた草花たち。野の花のブーケは、ささっと束ねて深緑色のリボンをかけるだけ。きちっとした印象より少しラフな感じのシンプルなもののほうが似合います。
 
 帰り仕度を終えたそれぞれの荷物にリースとブーケが添えられました。またね。。。ぜひまたここで冬のリースを作りましょう。そうお約束して終わりました。夏の小淵沢の素晴らしさを満喫したばかりなのに、再会の11月、落ち葉を踏んで歩く晩秋の八ヶ岳が待ち遠しくなるのでした。
 

 
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by miki3998 | 2014-08-31 10:43 | 旅行 | Trackback | Comments(0)

小淵沢教室 その3 「いよいよリース作り」

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  朝からいいお天気、午前中車を走らせ、甲斐駒ケ岳の麓にある尾白川渓谷までドライブ。この日から参加される生徒さんがリゾナーレに到着するまで、涼を求めて水辺へと足を伸ばしました。お昼に待ち合わせて、八ヶ岳倶楽部で昼食をとり、涼しくなった頃このテラスに戻りいよいよリース製作です。

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 前日散歩で摘んでおいた草花や実、蔓など、黒文字や山椒の枝も使います。別荘のお隣さんからフェンネルやレモンバームもいただいて、香りもプラスされた夏のリース。ふんわりたっぷり、楽しみながら思い思いのリースが出来て行きます。


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  夏のリースは日持ちはしませんが、散歩の途中で摘んだ草花でおおらかに、たおやかにナチュラルなスタイルの壁飾りができます。出窓もドアも、時にはテーブルに季節の草花で作ったリースを飾る行為そのものがきっと心も体も癒してくれます。枯れてもがっかりしないで、また明日散歩の途中で花摘みをしましょう。愛おしい気持ちで草花に寄り添うと、道端の名も知らぬ草花も輝いて見えます。小淵沢教室、最終日は季節のブーケのレッスンです。(つづきます)


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by miki3998 | 2014-08-27 18:19 | 旅行 | Trackback | Comments(6)

 小淵沢教室その2 馬道の森で...

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 八ヶ岳を望みながら、馬道(ホーストレッキングで通る道です)を散策すると、あちらこちらに黒文字の木を見つけることができます。深緑の枝には葉の中心に実がついていました。11月になるとその葉も実もすっかり落ちて、緑色の枝や幹がしっかり太くなり黒へと変化します。その頃の枝を使ってリースを作るので、初めて見た生徒さんには、まず今の様子を知り、枝の切り口の匂いをかいでもらいます。深い森の匂いと言ったらいいのでしょうか、清々しくとても落ち着いたいい香りに感嘆の声があがります。素材自体の特色を知ったり、森に有ったときの姿を覚えておくことは、冬のリースを作る上で、とても大切なことで、すでにリース作りは始まっていると言ってもいいかもしれません。 


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 夕暮れ時、牧場の馬達も一日を終えて厩舎に帰ります。久しぶりの馬達、みんないい顔をしていました。そして私たちも山の家へ。森で集めた素材を整理し、水揚げをしっかりしておきます。山椒の実やイガ付きの栗、ヤマボウシの赤い実も見つけました。夏のリース、森のリース、明日のレッスンが楽しみです。


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   < ヤマボウシの実 食べられます。ボソボソしていますが干し柿のような甘さ。>


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   < 明日のために おやすみなさい >
by miki3998 | 2014-08-25 22:07 | 旅行 | Trackback | Comments(0)

 小淵沢教室その1  まずは山歩きから...

  
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  小淵沢での3日間、無事終了しました。今回は遠く西宮からご参加くださった方を含め、全員初めての小淵沢でした。お一人は日帰りの予定で参加されましたが、楽しくて名残惜しくなり、結局一緒にお泊りになりました。初対面にもかかわらず、打ち解けて話ができ、山歩きやリースの製作に没頭しました。終わってみれば、2泊3日は短かったかもしれません。11月の晩秋の野外教室もより多くの方に山歩きの楽しさと、素材を探すことから始まる冬のリース作りを味わっていただきたいと思っています。 

  1枚目の写真、以前もご紹介しましたが、ご主人が時折尋ねてくる孫達のために手作りで建てたツリーハウスです。中に入ると、甲斐駒ケ岳や南アルプスの山々が正面に見える素晴らしい子供部屋。腰を屈めながらですが、童心に返って楽しめる空間でした。ご挨拶しようと思ったのですが、お留守のよう...ご高齢になられたので体調を崩されていなければいいのですが。



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 この風景に出会うとおおらかな気分になれます。つまらない悩み、ちっぽけな自分を忘れ、緑鮮やかな自然の匂いとどこまでも透明な空気、勇壮な山々に体ごと受け止められている気がしてくるのです。
 このエリアは町が買い、景色を隔てるような建物が建たないことになっているのだとか、景観は人々の努力無しには守れないのです。栗や胡桃の大きな木が自然を守る門番に見えてきました。
 鬼ぐるみがたわわに実をつけていました。岩手では、いえ北東北ではと言ってもいいかもしれません。農家の庭先や沿道の雑木林に胡桃の木が普通にあって、餅やゆべし、惣菜などに使われる胡桃は、砂糖醤油との相性もよく、焼きたての餅につけて食べたり、白菜のお浸しにかけて食べたり、家庭料理には欠かせない食材です。 
 こどもの頃、夕方になると母の手伝いで胡桃の殻から実をほじくる作業をさせられました。台所の土間で金槌を使い、尖ったほうをめがけてカチンカチンと金槌をふるいます。半分に割れたそこには、耳かきほどの実があって、千まい通しでこそげ取るのです。たくさん割ってもお茶碗ひとつ分あるかないか。。。それをすり鉢でつぶし、砂糖と醤油を加えます。だんだん乳化して白っぽくなった頃、美味しい胡桃醤油ができあがり、味見と称してこっそり舐めたものでした。いまはすり鉢のない家庭もあるそうですし、胡桃もすでに殻から取り出したものが売っています。こんなお手伝いをする小学生もきっといないんでしょうね。美味しいものは手間も暇もかかるの、そんな母の教えが懐かしいです。


 
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by miki3998 | 2014-08-24 09:51 | 旅行 | Trackback | Comments(0)

 「大坊珈琲店の思い出」 ゲストは関戸勇さんです。

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 月曜の朝は、4時起床。まず濃いめのコーヒーを入れて新聞に目を通します。5時には家をでますから、新聞屋さんにお願いをして、出勤前に読めるよう早めに届けてもらっています。それは暑い夏でも寒い冬でも同じ。できるだけ挽きたての香り高いコーヒーを熱いうちに。
 ところが最近、いままで飲んだことのない味わい深い一杯をいただいたのです。


 
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 大坊珈琲店をご存知でしょうか?
 南青山で38年間、独自のスタイルでコーヒーを作り続けた大坊勝次さん、出身は岩手は盛岡の方です。残念ながら昨年12月、ビルの取り壊しにより閉店を余儀なくされましたが、こちらはその際に刊行された私家本「大坊珈琲店」を改訂したもの。北鎌倉在住の写真家関戸勇さんが撮った店内の様子や大坊さんのお仕事ぶり、店内に飾られた草花や街の表情などの素敵な写真が盛り込まれています。そして巻末には訪れたお客様からの寄稿文が...みなさんがご存知のあの方も、この方も大坊さんが入れるコーヒーやいつもの席での語らいなど、興味深いエピソードも載っているのです。ここで私がご紹介するより、ぜひこの本を手にしてお読みいただきたい。美味しいコーヒーの香りが漂ってくる、そんな本です。

 今朝のラジオのゲストは、その関戸勇さんにお越しいただき、大坊珈琲の思い出を語っていただきます。7時半頃からの特集コーナーです。


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 街の話題では、オープンしてひと月の代官山『Why juice?』のオーガニックジュースの情報をご紹介します。ビーツと人参のデトックスジュースの秘密は??? そちらもどうぞお楽しみに。
 82.8鎌倉FM『おはよう鎌倉』は7時スタートです。
 さあ、出勤! 行ってきます。


 




 
by miki3998 | 2014-08-18 04:46 | 鎌倉FM  『 おはよう鎌倉 』 | Trackback | Comments(0)

 あとひと月で...花巻教室のご案内 

   
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 9月の花巻教室まであとひと月となりました。お蔭さまでブログやフェイスブックを通じてお申し込みをいただき、とてもありがたいと思っています。まだお席に余裕がございます。よろしければお気軽にお出かけください。
 偶然ですが、期間中は花巻祭りと重なるようです。400年以上の歴史と伝統を守る花巻最大のイベント。受講生の中にもお祭りに参加される方がいらっしゃるかもしれませんね。美しい風流山車や140基もの神輿が街を練り歩き、鹿踊りや神楽権現舞、花巻ばやしなどが披露され、街は見物客で賑わいます。今日はお盆の入り。家族と義父の墓参りをしながら、ふっと実家の両親のことを思い浮かべ、ヒグラシの鳴く森を背にちょっぴり郷愁にかられました。

 さて、レッスンですが、会場のB&Bレストラン『無ら里』さんもきっとお客様で賑わうだろうと想像がつきます。12、13日両日共に開始時間は14時。終了は16時半を予定しています。アフタヌーンティーをいただきながら、初秋の草花と器についてご紹介します。ご参加される皆様には、花器もご用意いたしますので、準備の都合上お申し込みは1週間前の9月5日(金曜日)を締め切りとさせていただきます。(なお9月9日以降のキャンセルはキャンセルフィーが発生しますのでご了承ください。)


  
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  レッスンは生ける技術をお教えするよりも、まずは身近な草花と季節感をテーマに、足元に咲く野草や愛らしい野菜の花、野山で見かける木の実の今をお伝えしながら、暮らしの中の花と器についてお話させていただきます。花鋏だけご用意ください。なお、2回目の11月には「冬の迎え方」として、晩秋の森をイメージしたリースのレッスンになります。生けるだけではなく、季節の草花に寄り添う暮らし、生活の中の草花など、いろいろな形で提案してゆくつもりです。お一人でも多くの方にお目にかかれますように、どうぞよろしくお願いします。
 


  
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by miki3998 | 2014-08-13 12:42 | 花巻  宮沢賢治 | Comments(6)

 真夏の京都で...

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 真夏の京都へ。
 いつもなら京都への旅は、この時期をさけておりましたが、訳あって月曜日のラジオが終わってすぐお昼間の新幹線に飛び乗りました。目的があるようでない...私の旅はいつも気ままで気紛れなもの。5月に参りました際も、さして名所旧跡を歩くでもなく、早々に仕事を片付け、大好きな寺町通りをそぞろ歩き。街並や建物を眺めて歩き、面白そうな店を見つけてはお邪魔して店主と言葉を交わしたり、また時には地元の人のオススメのエリアを散策したり。。。今回もご多分に漏れず、ぶらぶらと宿泊先のホテルの周りをあてもなく歩きまわりました。サルスベリの花が満開で、暑さもピークだと知らせてくれているようでした。

 
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 京都の魅力は古いものと新しいものが共存しているところかもしれませんね。この建物は、1階のカフェやレストラン、保育所や老人デイサービスなどの複合施設で、2階以上が御池中学校です。御池南小学校との小中一貫教育を実施し、地域の学びの核となっています。「街づくりより人づくり』という理念のもと、地元民の協力により明治に創設された伝統校で、保育所や老人施設との併設は、異世代の交流の場にもなるでしょう。鎌倉はまだ学校のリノベーションはありませんが、少子化問題と高騰する土地代問題を抱える都会では、場所によってはこんな建物もありかもしれません。


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 カメラを向けるのは、街並の一部分。柊家さんの門前に番頭さんが立っておられたので、屋根の上の野木瓜(ムベ)について尋ねると、丁寧に教えてくださったり、初めて入った喫茶店では、オススメを聞きながら創業当時のエピソードを伺ったり...街歩きは、地元の人々との会話を楽しむのが旅の醍醐味につながります。特に私はタクシーの運転手さんと話すのが好きで、目的地が近くてすぐ降りなくてはならなかったりすると残念でたまりません。幸いぶっきらぼうで会話の進まないドライバーに遭遇したことはないのです。


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 暑いので冷たい物をいただこうと入った堺町のお店で、頼んだものが出てくるまでしばらくはこの本のページを読み進めます。クラシックが流れる空間と落ち着いたしつらい。ステレオの上に置かれた数冊の本から選んだものですが、心に残る素晴らしい内容でしたので再び手にしたくなり、探して買い求めました。こんなふうな本との出会いもいいものです。


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 二日目の空はどんより重たい雲で覆われていて、真夏の京都にしては過ごしやすい一日でした。それでもお昼近くには雲がちぎれ始め、青空が見えてきました。北白川での用事が早めに終わったので、バルティスに会いにこちらへ。途中電話で仕事の打ち合わせをしながらでしたが、気持ちはグランシャレのアトリエに訪れたつもり。(笑)54歳のバルティスが出会った頃の節子さん(当時20歳)を描いたデッサンの前でしばし佇み、静かで心地よい時間を味わいました。


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 来週から小淵沢での野外教室が始まります。日帰りをご希望の方や、遠く関西からいらっしゃる方、レギュラーの生徒さんもご一緒に夏の八ヶ岳の周辺で山野草や森の様子を観察し、秋への準備を始めます。一年の終わりに作る冬のリースのためにも、いまこの時の草花の様子を知ることは大切で、より植物への興味を深めていただけるようなスケジュールをたててお待ちしています。
 出発は19日。お申し込み締め切りは15日です。旅は自分をニュートラルにしてこそ新しい自分に出会えるような気がします。




 
by miki3998 | 2014-08-12 22:28 | 旅行 | Comments(6)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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