北鎌倉 新春花暦
2010年 01月 04日
不思議なもので、つい二、三日前は冬の表情をしていた庭の草花が、年が明けて正月の声を聞いた途端、春の表情を見せてくれます。
こちらは東慶寺の木瓜の花。苔を抱いた老木の枝先には 見事な色合いの木瓜の花が寒風にも負けず凛として咲き誇っています。
年末からこの三が日まで、家事を母に任せて仕事三昧でしたので、どこにも連れて行ってあげられませんでした。今日は北鎌倉から八幡様まで、初春の花暦と題して散歩をしてみました。
三俣です。まだ少し早いので 花は満開とまではいきません。薄緑色のつぼみが舌を向いて咲いています。午後の北鎌倉は日が陰ると冷え込むので、十月桜や寒椿、山茶花や万両など、草花が寒々と風に揺れていました。
松が岡文庫の前の夏蜜柑と白菊です。水がめにダイナミックに生けられています。東慶寺5日までお休みなので、寺内には入れますが、売店も文庫ないも利用できません。念のため。
こちらは浄智寺にあるピラカンサス、振るようにしな垂れて咲いています。 そして花弁が蝋のように透けて美しい素心蝋梅。浄智寺のものは特にきれいで香りも華やかです。春を運んでくるのは やはり黄色い花ですね。
母が歩みを速めているのには訳があります。
この神様、鎌倉七福神のひとり「布袋様」に会うためです。 触ると元気になるのだとか・・・。 いろんなところをなでる母。全部元気にして欲しいのかしら。(笑)
私はこのへんかな・・・元気になりますように!
山門前の花壇にサクラソウが咲いていました。 他にも真っ白なひとえの匂い水仙やヒメツルソバの花も。 色のない季節だけに、どんな小さな花もその咲き姿がけな気に見えてきます。
臨時のバスが出ていたので 足をのばして八幡様までお参りに。この地に住んで18年になりますが、初詣は初めての経験。母のお供でなければたぶん来なかったでしょうね。(笑)
足元に気をつけながら、列に並んで一歩づつ前に進みます。すごい人出で、入場制限があります。76歳の母には一人であの階段を上るのは無理です。一緒でよかった・・・。しっかり手をつないで 一歩一歩階段を上る時、なんだかさみしい気持ちになったのはなぜでしょう。
気丈で何でも一人で成し遂げて、頼りになる母ですが、この中では足元が不安な一人の老人にすぎないのです。おまけに私はいつも母を『おばあちゃん』と呼んでいます。まだまだ元気でいてほしいのですから、年寄り扱いするのもへんかもしれません。 息子たちはともかく、私はこれから『母さん』と呼ぼう、そう思ったのでした。
帰りのバスを待っている間、かじかんだ手と冷え切った体を温めるために買った≪酒まんじゅう≫です。
ふんわり柔らかくて 餡子もきめ細かく、とってもとっても美味しかった!・・・ごちそうさま。
あの急な階段をがんばって登りきったのですから、きっと今年も元気でいられるでしょう、ね、母さん!
私も一緒に歩いた気分になりました。
>しっかり手をつないで 一歩一歩階段を上る時、なんだかさみしい気持ちになったのはなぜでしょう。
そうね、分ります。
いつか北鎌倉に行ってみたいと思っています。
前に行ったのはもう7,8年前かな?
11月の肌寒い日でした。
渋沢龍彦の家を探したいと言う娘、でも探せずに帰りました。
今日の北鎌倉を見せてくれてありがとう♪
空気が伝わりました。
mikiさんご家族にとって、今年は良い年でありますように!!
ご両親の健康もお祈りしています。
今年もmikiさんにとって、そして御家族にとって心身共に健康で素敵な年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
木々や草花が徐々に春めいてくる様を見ると、心もどこかウキウキとしてきますね。素敵な写真、ありがとうございます。
それにしても、こんなに立派な「布袋様」があるのですね。驚きました!
私もぜひ腰をなでさせてもらいにいかなくちゃ!!
体調がすぐれない時、お母さまがそばにいてくれるのが一番ですよね。しばらくのお母さまとの同居、羨ましいです。
次女が生まれる前に、「お手伝い?」に来てくれたハズ姑は、完全お客様を決め込んでいましたから。新生児と姑の世話で、産後えらい目に会いました。
あ、正月に愚痴は良くないです。今年はいよいよ日本に帰ります。本年もよろしくお願いいたします。
お母様もお元気でいらっしゃる、何より健康が一番ですね。
皆様のご健勝をお祈りいたします。
以前の手帳のお写真、落ち着きのある素材感、シックなカラーがとてもいいですね。
おまけに、寒い思いもしないで・・・いえいえ、mikiさんとお母様のほのぼのとして暖かさとご一緒に。
鎌倉はいいですね、これから春過ぎまでいろいろお花が咲いてきますものね。
どうか、あたらしい年がmikiさんにとって輝かしい年になりますように、
本年もよろしくお願いいたします。
でも、一緒に手をつないで歩けるのはお幸せですよ。
あたしの母は、手を取って歩いてあげるような年になる前に、
天に召されてしまったし…。
うちの母の分まで、mikiさんのお母さんがmikiさんが
長く一緒に過ごしてくださいますように…。
あたし、どこにも行ってません~涙
ゆうべだんなの実家から戻りました。
今年もよろしくお願いします。
鎌倉七福神めぐり、しようかなぁ、と思ってます(*^-^*)
おはようございます。そして、新年あけましておめでとうございます。素敵なメッセージをありがとうございました。こちらこそスッカリご無沙汰してしまって……お元気そうですね。北鎌倉かぁ……最近はスッカリご無沙汰。いい所ですもんね、時間を見付けて尋ねてみようかな……。
お母さま、白髪が美しいですね。お元気そうで何よりです。しかもお洒落だし。私事ですが、ウチの死んだ母、最期まで父親と険悪でしたが、あとで話しを聞いてみれば、二人で良く鎌倉を散策していたそうです……鎌倉ってそんな魅力がありますよね。今年はどんな年になるでしょうね。お互い、健康で実り多き一年になりますように!
ブノワ。
鎌倉はやはり暖かなんですね、いろいろなお花がもうこんなに開き始めているのですね。
家の蝋梅はまだまだ蕾です。
しばらく訪れていない鎌倉に行きた~い!
お母様とのお正月、みなさんがお互いを思いやり、素晴らしいお正月ですね。
素晴らしい一年でありますように。^^
初詣の八幡様、とても混んでおられたことでしょう。
それでも、お正月の八幡様は、特別な雰囲気がありますよね。
年々年老いていく親を見ていると、さびしい気持ちにふとなることが私もあります。
ちょっと前まで、もっと若々しかったのに・・なんて思ったりして
胸がきゅんとなってしまうこともあります。
今年一年も、どうか元気に過ごしてほしいと、年頭に両親の顔を見て思いました。
mikiさんのお父様お母様も、どうかお元気で。
皆さんにとって良い一年になりますように^^
コメントありがとうございます。 北鎌倉もいいところでしょう?
母は私の役に立ちたいと思ってやってきましたが、若い頃に比べて、すっかり弱くなりました。山の上に越したことを後悔するくらい、やはり年寄りには酷な場所に家があるのです。
気持ちは若いけれど そんな老いて行く母親の手をじいていたら胸が熱くなりました。
チャンスがあったらぜひいらしてください。 今年もよろしくお願いします。
母の後ろ姿ですか? 私とさほど変わらない背丈だったのですが、縮んだのでしょうか・・・すっかり背中が丸くなりました。 でも かわいいおばあちゃんです。
今年もよろしくお願いします。
昨年はいろいろおせわになりました。 今年もよろしくお願いします。
葉山の海も お正月、いいですよね。 舟にのられるときにはご一報ください。 馳せ参じます。
布袋様、立派なお腹ですよね。 みんな一生懸命触ってました。(笑)
お正月は八幡様にお参りの人が集中するので、お寺さんは案外すいています。椿や蝋梅、水仙の花が咲いていいて、お寺巡りもまたいいものです。 今年もさもないブログを綴ってまいります。よろしくお付き合いくださいね。
日本のお正月、やはり離れていると特に恋しくなりませんか?
義母さま、マイペースなお方なのですね。 若いものが年配に合わせるしかないですものね。 あ、うちは母が私に合わせてくれています。もうしわけないくらい 母は働きものです。
今年もよろしくお願いします。
おしゃれでスタイリッシュなヒラヒラさんに褒めていただけるなんて、光栄です。 ミセスのおまけですが、気に入ってます、この手帳。
若い頃、というかバブリーな頃、手帳もファイロファックスのシステム手帳なんぞ買って ブリブリ仕事していました。 ブランド志向ではありませんでしたが、こだわりはありました。
シンプルな生活をして ものを選ぶ目がもっと本質的になった時、選べれたものを買うよりも、自分で選ぶ目と楽しみが増えました。 年をとったのでしょうね。
ご家族との微笑ましいブログや ヒラヒラさんのこだわりのブログ、今年も楽しみにお邪魔させていただきますね。 よろしくお願いします。
穏やかなお正月ですね。 母との散歩、行きはよいよい帰りは怖い・・・でした。 さすがに坂道は年寄りにはキツイです。 平坦な場所に家を建てればよかった・・・と 後悔しました。 ^ ^;
せっかくだからと足をのばして八幡様までお参りに・・・帰りの坂道は母にはちょっと辛いものになりました。 我慢して言わない母でしたが、帰宅後 爆睡していました。 よほど疲れたのでしょうね。 気持ちは私よりも若いのですが、体力は75歳相応でした。 大事にします。
今年は歴史もの、きますね、きっと。 坂の上の雲はもちろん、なんといっても竜馬伝でしょう。 楽しみです。
すっかり治ったら 七福神巡りをして 運を呼び込んでください。
母のこと、ありがとうございます。 私よりも母よりも、田舎の家族が待っているようで、そろそろソワソワし始めています。 独占するわけにはいかないようです。
昨年以上に お世話になります、たぶん。 今年もよろしくお願いします。
母の背中、年々小さく見えてきます。 気のせいでしょうか・・・。
来るまではこれもしよう、あそこに連れて行こう・・・と、いろいろ計画を立てるのですが、いざ母が来ると どこにも出かけずに、一緒に家事をこなすくらいです。 一緒にお茶が飲めることだけで 満足している二人なんです。
ブノワ。さん、 また以前のようにお邪魔させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
こちらの蝋梅は もう盛りを過ぎてしまいました。 香りはまだありますから、蝋梅の傍をとおると 華やかな香りが漂ってきます。
今年もつくばからのお便り、楽しみに伺いますね。 よろしくお願いします。
失敗しました。 私たちだけならよかったのですが、この日の母には ちょっと酷なコースでした。 ゆっくり三が日を過ぎてから、車で送り迎えできる状態で行くべきでした。 あんなに混むとは 想像以上の人出でしたから。
家族が健康で一年を過ごし、両親も揃って新しい年を迎えられるということだけで、私は幸せだと痛感しました。 まして娘である私の手伝いに来てくれるなんて、母には頭があがりません。 ずっと元気でいてほしいです。