『 星に願いを 』

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  昨日の雨も朝には上がり、七夕の今日、天の川への期待がふくらむ。
  年に一度だけの逢瀬を待っているのは、彦星と織り姫だけではないかもしれない。お天気も含めて、祈りの言葉を短冊に託すことにした。

  これは箸袋用の和紙。お正月やお客様がいらしたときに使う。折り方によって箸袋になったりぽち袋をつくったり。古くからある日本の色がテーマで、つるばみ色、はん色、うめネズミ色、ときいろ、若紫、藍色。。。色の名前を口にするだけでなんだかはんなりしてくる。びわ色もある。どれもしっとりしたいい色だ。


  子供が小さい頃は、裏山から笹を取ってきて一緒に七夕飾りをつくったものだった。こんなことをするのは何年ぶりだろう。竹を切りにいって、大きすぎて通路を通らず、お隣のおばさまに担ぐのを手伝ってもらった。午前中は汗だくの作業。テラスは普段から風が強いので、竹が大きすぎて何度も倒れた。少し短くしてなんとか設置終了。
   ツイッター仲間から願い事を募り、変わりに書かせてもらって短冊は20枚以上はできた。

   元来七夕は旧暦の7月15日の夜に戻ってくる祖先の霊に着せる衣服を機織りして棚に置いておく習慣があり、棚に機(はた)で織った衣服を備えることから『棚端』という言葉が生まれたという。つまりご先祖の供養のための盆飾りのひとつだったのだ。まずは震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、供養としての七夕飾りでもあることを知ろう。

  
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  みんながしあわせになってほしい。 みんなが健康でいてほしい。 みんなが穏やかな気持ちでくらせたらいい。今までは家族が、恋人が、仲間が「みんな」だった。しかし、今年の「みんな」は、被災された方々であり原発事故で家に戻れない人たちを意味する。誰もが自己よりも他者を思いやり案じ、そして祈っている。

 

  
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  短冊を書く時も、笹にくくるときも、リースにオーナメントを飾る時のようなときめきやワクワク感はなく、ひたすら祈りが天に届くように、それだけを考えていた。
  びわ色の短冊が、山桃色の短冊が風にひらひら音をたてながら 空に向かって泳いでいる。
  愛しすぎたがゆえに引き離された彦星と織り姫が、一年待って天の川をわたる夜、
  私の祈りも川を超えて天に届いてほしい。 

   今朝おはようの挨拶と一緒に届いたメッセージ  『星に願いを』  ビリージョエル  ありがとうございます、Mr.Fujii

  
    
by miki3998 | 2011-07-07 13:41 | 繋がろう日本

森とラジオと食卓と…草花の仕事とラジオパーソナリティ、やってます。


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