読むラジオ 8/15 『 街物語 』 ***横浜建物探訪***
2011年 08月 15日
さよならは終わりじゃない 思い出は消せないから
この道で二人して 小さな空を見上げていた
きらめきが色褪せても ぬくもりは残っている
アスファルトに君の影が焼き付いたまま潤んでいる
手を振って微笑んで 「幸せになってね」って
つぶやいて僕はまたもう一度歩き出そう
この街でいきてゆこう
And The Life Goes On
And The Life Goes On
『街物語』 山下達郎
8月15日、66回目の終戦記念日。ちょうどお昼頃、私たち親子は墓参りに行っておりました。1分間の黙祷は、まさに義父の墓の前で、長男夫婦は結婚の報告、次男は今の自分のことでも話しかけたのでしょうか。。。私はいそがしさにかまけての無沙汰を詫び、見守っていて下さいと語りかけました。昨年の今頃は親子3人だけでの墓参りが、今年はお墓のまわりの掃除も率先して手伝ってくれる嫁がいます。新しい家族が増えた喜びというのは、ジワジワ湧いてくるものなんですね。
今朝の「おはよう鎌倉」は、今夜から始まる北鎌倉の円覚寺の盆踊りの話題を中心に、盆踊りのルーツやエピソード、各地の盆歌などをご紹介しました。番組をお聴きになりたい方は、こちらをクリックしてください→「おはよう鎌倉 月曜日」 (ツイットキャスティングは30分出来れるので、3部構成になっています。)
やぐらを建てて、その周りに輪になって踊る盆踊り、反時計回りに踊るのには理由があるそうです。それは未来に向かって踊るのではなく、過去にさかのぼってご先祖さまの御霊を迎えて踊るからなのだとか。知りませんでした。子供の頃から運動会と盆踊りは、地域コミュニティの結束のためのイベントでしたが、どっちまわりに踊っていたかと聞かれたら、すぐに応えられないでしょうね。でもそう言えば時計と反対周りでした、確かに。
昔は旧暦の7月15日頃は満月の夜だったので(昨夜もきれいなお月様でした)月明かりの下、夜通し踊り、若い男女の出会いの場でもあった盆踊り。あの世とこの世の境界で、その輪の中には、ご先祖の御霊が帰ってきて、われわれと心を通わせながら踊っているのかもしれません。地方によっては仮面を付けたり、覆面をかぶったりして踊るのは、その亡者として踊っているのですから、幻想的な雰囲気さへ感じます。今夜の北鎌倉の月はどうかしら。私もその輪に入って盆踊りを楽しんで来ようと思います。 あ、浴衣出さなきゃ。。。、
神奈川新聞に『終戦の日』として、こんな内容の社説が載っておりました。一部ご紹介します。
8月15日は66回目の「終戦の日」である。『戦後』と『災後』。東日本大震災は私たちが長く寄りかかってきた成長神話に対する意識を根底から揺さぶった。今は新たな価値観に根ざした国のありようを模索する時代の踊り場にあるように思える。
二つの「その後」が浮かび上がらせた絆の大切さ。相争い、殺し合うことの愚かさをあらためて教えられた。そこから語り始め、やがてはいろんな国のひたたちに絆がもたらす実りについて知ってもらう。sろえが未曾有の厄災を体験し、支援を受けたものの感謝の形であり、役割ではないか。不戦の誓いを、より確かにすることにも通じる気がする。。。。。
<互いの絆を不戦の糧に>
今朝の音楽
1、 カンナ8号線 松任谷由実 (Yupcolorさんからのリクエスト)
2、 希望という名の光 山下達郎
3、 街物語 山下達郎
4、 ずっと一緒さ 山下達郎
5、 愛してるって言えなくたって 山下達郎
※ 達郎のニューアルバム『 Ray Of Hope 』からお送りしました。
放送中、「初めて聴いてます。」という嬉しいつぶやきが次々に届いて、思わず目頭が熱くありました。何しろ番組開始早々、ツイキャス画面にアップデートせよの文字で真っ青!えっ〜!?ミキサー操作しながら、iphoneでログインし直しで、冷や汗タラタラ。まさに汗水流してとはこうゆうこと?(笑)早朝のスタジオで、独りグダグダ。ダダ漏れの放送、他にないと思います、キッパリ! ちなみにツイキャスのアーカイブに、私の鼻水をすする音が入っているらしい。。。(笑)
*** 写真は横浜山下町の『ホテルニューグランド』に泊まった翌日、この方と日本大通り界隈を散歩したときのもの。達郎の『街物語』に引っ掛けてスナップを並べてみました。異国情緒ただよう横浜の雰囲気をちょっとだけでもお伝え出来たら嬉しいです。
路上にはめ込まれた横浜らしい絵柄のタイルや歴史博物館の床のモザイクタイル&螺旋階段
走っているバスもレトロな感じで素敵。
ランチは伝統的な北欧料理をいただける『スカンディア』