月と星と丹沢と。。。
2012年 03月 26日
買い物から戻り車を降りたら、ちょうどエントランスの真上に月と星がこちらを見るかのように並んでいた。まだ明るい5時半頃だっただろうか。運転をしながら坂を上る途中、西側が紅く染まっているのが見えたので、今日もきっと夕景がきれいだ! そう思ってアクセルを目一杯踏み込んだ 急いで荷物を降ろし、テラスに出る。眼下に広がる街はすでに夕闇に飲み込まれ、家の明かりが灯り始め、紅に染まる丹沢の尾根と薄い群青から濃い藍色に広がる大空、漆黒の森とが、見事なコントラストを描いている。夜の帳に包まれた月と星達は、いっそう輝きを増してゆく。
今夜は木星と月、そして金星が縦にきれいに並んで 久しぶりのランデブー。
何枚も何枚もシャッターを切って、同じような夕景がカメラの中で眠りにつく。
誰もいないリビングはにわかに星の宴を楽しむ指定席となり、私はそれを独り占めできる。
ここで暮らすことの意味がまたひとつ増えた。
今宵はこの曲を聴きながら すでに空から降りて来た紅い月を愛でよう。
こんな空を眺めながら、お気に入りの音楽を聴きながら一人の時間をゆったり過ごせるというのは、贅沢な時間ですね。
こういう時間が翌日のパワーにもなるんでしょうね。
私がいまパソコンに向かっているのがこのポジション、顔を上げるとお月様が見えます。毎日めまぐるしく過ぎ去って行っても、瞼を閉じるとこの景色が見える。 それが私の元気のもとであり、かけがえのないもののひとつです。
いつもこうして時間が過ぎてゆくので仕事がはかどらない。。。ちょっと焦ってますけどね。(笑)
朝も昼も、仕事がない時はここからの景色を眺めて過ごしていますから、今夜に限ったことではないのですが、星と月が並んだ夜は見事でしたね。何か物語りが生まれそうな とても神秘的な夜でした。同じ空を見ていた人がいるのも嬉しいものですね。
息子もこの日、都内で同じ空を見ていたようです。でもやっぱりここからの眺めが最高、広い空を独り占めしている感じになれます。(笑)
隣りに誰もいなくても、同じ月と星を眺めている人がきっとどこかにいますものね。その人と繋がっていればいいなあ。神様だけがご存知の人。なんてね。(笑)
きっと願いが、祈りが届いたのでしょう。
離れていても この月と星達のように、並んでお互いが照らしあう時があると思っています。 いまお会いできなくても、きっといつかね。 それまで元気でいて下さい。
さもないことを呟きながら 大切なことを書き留めながら、 小さなしあわせに微笑みあえる暮らしこそ 私にとってかけがえのないものだと思っています。