風の忘れもの

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  昨日の夕景、テラスからの眺めです。お昼間の暴風雨が嘘のような静かな夕暮れを迎えました。それはまるで春の嵐、台風並みの雨と風でした。ここ数日冬に逆戻りしたかのような寒さでしたから、満開の桜はかろうじて枝につながっていましたが、その名残りの桜も潔く宙を舞い、あたり一面を華やかな花びらの絨毯に変えました。

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サヨナラ サクラ…

毎年のことですが、私の花見はいつもの散歩。特に宴を持つでもなく、生活の中に『花見』はあります。三月に入り寒さが緩む頃、徐々に山の色が変わって行く様子を見ながらその日を待ちます。女学校のソメイヨシノも、台峰のおろち桜も、お隣の庭のヤマザクラやお迎えの枝垂れ桜。。。みんな少しずつ違っていて、咲く時期も微妙にズレています。散歩の時にそんな違いや開花の進み具合を見て歩くのも散歩の楽しみのひとつです。
 先日も息子と帰りが一緒になり、坂道を登りながらこんな会話をしました。「桜並木を通りながら帰れるなんて幸せだね。」「花びらが散ってる道を歩くなんて、やっぱいいよなあ。」
あっという間に散ってしまうからでしょうか、桜の魅力を語るには一晩では終わらない。柔らかくて、強くて、艶やかで、儚い…言葉にすると簡単過ぎてなんだか悔しくなります。

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気がつけばガラス窓に花びらが数枚。風の忘れものでしょうか。
立ち去り難い思いが、張り付いたような今年最後のサクラ。
新緑の季節へとバトンタッチです。
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by miki3998 | 2013-04-04 13:34 | Trackback | Comments(0)

森とラジオと食卓と…草花の仕事とラジオパーソナリティ、やってます。


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