漬物三昧
2016年 08月 01日
今月最後のレッスンは、涼を呼ぶ花あしらいをテーマにお稽古をしました。器をガラスに絞って揃え、水と器と草花の割合、光を浴びた時の緑の透明感など、庭の若紅葉がまるで器の模様のような使い方をご紹介しました。
レッスンの後のまかないは、夏の常備菜として漬物作りのご提案です。毎年この時期に作り置きする我が家の漬物を数種類、ご飯が進むものばかり。夏痩せどころか、太ってしまって困ります。一枚目の写真は、白ゴーヤの浅漬けと緑ゴーヤのレモン漬け、いずれも生のゴーヤを使ったさっぱり系のお漬物です。
最近東北は山形のダシが有名になりましたが、実家の母も野菜を細かく刻んだ「夏の福神漬け」のようなものを作ります。それを思い出しながらご近所の奥さんから頂いたダシを参考に作ったのがこちらです。
ナス、キュウリ、ミョウガ、枝豆、トウモロコシ、オクラ、シソなどを醤油とみりん、砂糖で作ったタレにつけますから、まさに夏の福神漬け。食欲のない夏の朝、食卓にこれがのっているだけで、ご飯がすすみます。他にも素麺のタレとして、冷奴の薬味代わりにもなります。時間のある時に、夏の常備菜として作り置きしておくと便利です。
こちらは蓮芋とおジャコのさっと煮。翡翠色の蓮芋が涼感を呼びます。
月に一度のレッスンは、草花と暮らしと食を繋げることを目的としています。
レッスンの後は、旬の食材を使った賄い料理を一緒に作りながら、食器の選び方、調理や盛り付けなども工夫をします。豪華なおもてなし料理ではありませんが、普段の暮らしにこそ、気づいていただけることがあると考えます。
※8月1日から2週間ほど夏休みをいただきます。
レッスンのお申し込みは20日(土曜)の銀座教室のみとなります。
ご興味のある方は、コメント欄からどうぞ。