6月30日 息子と水無月

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  6月30日、今月最後の仕事は自宅で。

  アイアンのリースラックに緑を集めて、乾き始めた紫陽花を自由に盛っていく。
  あらかじめリースを作ってのせるのもいいのだけれど、きちっとし過ぎるのは窮屈に感じるし、単に綺麗や可愛いに流れるのもつまらない。

 選んだ紫陽花はすでに花弁が硬くなり始めていて、そのままドライフラワーになりそうだ。時間が味方してくれると、思いがけない色彩や形を生み出すことがある。眺めながらその日を待とう。

 
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 北側の開口部分から光を拾うように写るのが1枚目の画像。2枚目はその逆側から撮ったもの。背景の色の写り方が全く違う。テーブルに置いた花や足元から立ち上がるように生けた枝ものとは違う軽いニュアンスのフライングリース(リースと呼べるかな?)。

  多肉植物やエアプランツ、モスだけ飾って空間に浮かべても愉しい。
 植物の愉しみ方はいろいろあっていい。
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レッスンの後のまかないはあっさりとしたもの。写真は撮らなかった(アシスタントが海外転勤となり、また一人になったので、写真まで手が回らない)。

 みんなが帰宅して、息子とゆっくりおやつタイム(私はもう食べたけれど)。
林屋茶園の葡萄煎茶がマイブーム。香り高く柔らかい味わいの煎茶だ。この日作った甘さ控えめの〈水無月〉にぴったり。毎年恒例の〈水無月〉をあてにして、街で見かけても買わずに楽しみにしているという生徒さんの話を聞いてちょっと嬉しくなった。繰り返し作り、やがて自分のものとなり、美しい習慣となるのかもしれない。

「団子以上、餅未満…かな。」
は息子談。
  後の半年も健やかに過ごせますように。私の6月30日。

by miki3998 | 2019-07-01 10:26 | | Comments(0)

森とラジオと食卓と…草花の仕事とラジオパーソナリティ、やってます。


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