真冬の明月院 その2 天女がいた!?
2008年 01月 31日
明月院、この日もポカポカいいお天気でしたから、水に映る青空も雲ひとつありません。写真は茶々橋のたもとに咲くアオキの実です。この後、緑から赤く色づいてゆくのですね。 緑色って 若い頃には見向きもしない色でしたが、最近好きになって(鎌倉に住むようになったからかしら)、セーターもコートも(靴もバッグも・・・こり過ぎです、笑) 緑のグラデーションで揃えています。 萌黄色、若草色、鶯色・・・鞍馬苔の玉虫がかった緑色も好きです。
一月らしい花あしらいですね。 生垣は山茶花で 竹にはさりげなく千両を飾っています。 山門にも同じように飾られ、水引がかかっていました。 山茶花は椿と違って花びらが散らかるので お寺さんもお掃除が大変ですね。 きれいになっているところを見ると、そのお寺の姿勢が分かります。 私も見られているんだろうなあ・・・玄関掃除しなくちゃ。(汗)
花想い地蔵のそばには 水仙と白梅が・・・。梅はもうすぐ咲きそうですね、蕾がこんなに膨らんでいます。 明月院やぐらの前ですよ。 そして本当はこちらがお目当てでした。
全部クリスマスローズです。 水仙が終わる頃、いっせいに咲き乱れるんでしょうね。 もうこの葉の下に蕾が佇んでいて、日差しがもう少し長く照らす頃合いを見て咲きはじめるのでしょう。 梅が先だと思いますが、2月から3月にかけて たくさんのクリスマスローズを見ることができると思います。(花芽の写真は省略します。なにしろ長いので・・・すみません)
草花はこれくらいにして、 私が明月院で好きな場所と好きなものをご紹介しましょう。
( デカッ!!!相変わらず すみません)
枯山水の庭の前の石畳(こう呼んでいいのかなあ)です。 このデザインが好き。石の色と形と白黒のコントラストを楽しむのでしょう。 私はもともと市松模様が大好きで、家のキッチンや洗面所には白と黒のタイルを使い市松に、携帯まで市松というデザインのものを使っていました。 この通路、何気ないけれど計算された美しさだと思うのです。庭も草花も自然そのものですが、この石畳だけはデザインという 人の知恵や知識が加わっています。偉そうなこと言ってますが、私好みというだけかもしれません。(笑) そして綺麗に掃かれた砂の模様と低めに剪定された山茶花の花もいい。シャープなラインと穏やかな面は、厳しさと優しさを併せ持っているようで、日本庭園の奥深さを教えてくれます。 これからもっといろいろ知りたいですね。
生垣の下の灯りもできるだけ人工的なものを隠す作りです。石をくりぬいて作られていて、こんなところにも明月院のこだわりが伺えます。
さあ、そろそろ帰路につきますね。 ゆっくり歩き回りましたから、この辺で腰かけたいのですが・・・。 竹林は院内右手になります。あの蠟梅(昨日の写真)のバックにそそり立っていた あの竹林です。 流石に日も陰ってきましたから・・・。
ほら、ここに腰かけると、 目の前は・・・
こんな感じです。 山茶花の花を愛でて、 竹筒をつたって滴り落ちる湧水が、松葉に落ちて清められてこぼれる。 その様をしばらく眺めるのです。 誰もいない、音もしない、ときどき鳥のさえずりと羽ばたく音が微かに聞こえるだけです。 見あげれば竹の間から木漏れ日が・・・。 でもまだあります。 (笑) まなざしをそのまま右手にずらしていくと・・・ ほら
天女が二人、 空から舞い降りているではありませんか・・・ 誰かに似ている?
雨漏り先生、 狛犬研究会に特別参加ということで、 この天女はいかがでしょう?
それにしてもどうゆう意味があるのでしょう? お対でいるところも狛犬と似ている(?) かぐや姫、いえいえ 羽衣を付けていますから 天女でしょう。 訳あって低空飛行ではありますが・・・(糸でつるすわけにいきませんものね、何しろ石ですから) 笑
さあ、 もう出口は目の前です。 長いことお付き合いくださって、どうもありがとうございました。 お疲れ様でしたね。 では最後に又お気に入りの石畳を・・・しつこい!? ごもっとも!!
***一気に書きあげたので 間違いがあるかも・・・すみません、この後パソコンは息子にバトンタッチです。 しばらく離れますので 訂正は明日。 よろしくです! ***
整然としたお寺さんは清々しいですね。
わが家も玄関周りを掃除せねば!(笑)
石をくり抜いた灯は、斬新ですね。素敵だと思いました。
天女も一気にふたり舞い降りてきて、神秘的なお庭になっていますね。
また色々な所を紹介してくださいね。遠くにいても、mikiさんに連れられて訪ね歩いている気分になれるし。
すみません、これは私自身へ自戒を込めて書いたのです。 お掃除苦手なんです、実は。 これホントです!
北鎌倉はどのお寺さんもきちっとしています。 何より この場所とこの時間にひとりでここにいられること、 最高の贅沢かもしれませんね。感謝です。
名月院の、清々しいお散歩ありがとうございました。
初めのお写真の、薄紫の明かりはお空の青が染まっているんでしょうか。大好きです。うっとり、見とれていました。
竹林に天女が舞い降りて・・・天女は、みきちゃんです。私の心の中の。
竹林で瞑想なんていいですね。憧れです。
市松模様と鶯色が、お好きなんですね。
うぐいす色みかけたら、勇気をだしてお声をかけますので振り向いてくださいね。
私も久しぶりに出かけたんですよ。 いつもその前は通りますが、人出がおおいときは遠慮していました。 都会の雑踏と違って、お寺さんが混んでいる状態、苦手なもので・・・。
一枚目の写真、 その通り、空の色なんです。 青紫がかっていて、真冬の夕暮れ時の色ですね。 緑色のアオキが一層美しく見えますね。
天女が私? めっそうもないです。 豊満な肉体(笑)だけは 当たってます! 鶯色のタートルネックのセーターと ネイビーブルーのセーター、冬の定番ですから、多分お会いする時はどちらかだと思います。
もしかして お近い方なのかしら? 振り向く日を楽しみにしていますね。
スペインの眺めのいい廃屋もなかなかですよね。 最近目も悪くなって、大きな勘違いをしてしまいましたが、潜在意識でしょうか・・・アハハ、まいったなあ。
天女の石像、誰かの寄贈品でしょうか、それとも歴史のあるもの?お尚さんのお好み??? 失礼しました! 今度お尚さんに伺ってみますね。 あの灯りも GJ! 徹底的に和にこだわるならあれぐらいして欲しいです・・・・違和感がなくさりげない存在。 私もそうありたいです。
玄間掃除、これからでっす! 息子の友達が今日から合宿状態。怒涛の週末が始まります。 買いだしも行かなくちゃ!
・・・・今は名月院の奥深さを感じつつ書いています。
隅々まで洗練された和の美を感じました。
どこもいいが、竹林がいい。山水もいい。石畳も。
出かけたら一日座っているでしょうね。
ここらでごめんなさい。
あの素晴らしい景色からエネルギーをいただき、想像力を高められていらっしゃるのですね。 明月院のこの佇まいからはどんなイメージをお持ちになるのでしょう? あの大きなキャンパスいっぱいの蓮の絵をみて、素敵だなあって感動しました。 作品が生まれるための第一歩なのですね。 展示会の作品の完成、楽しみにしております。
遠いところからいらしてくださっていたのですね。 いろいろお手数をおかけしました。 お電話でお話できてよかったです。 どうぞよろしくお願いします。 ありがとうございました。
カメラは携帯をつかっています。 なので、よく見るとハレーションを起こしていて 見にくいですよね。 ワンパターンでベタっとした写りです。
狛犬ならぬ 天女が二人・・・どなたか寄贈したのでしょうかね。 最近散歩をしていて、やたら石像に目がいくようになりました。石灯籠、お地蔵様、墓石・・・建物との共存や地域の特色・・・面白くなってます。
この携帯は500万画素あります。 カメラを買うよりも安いかもしれませんね。 いろいろ機能が付いているのですが、使いこなせていません。メカ音痴なのです。 でも簡単ですよ。 直接パソコンにつなげて取り込むためのメモリーも入っていますから、もうカメラ以上ですね。
冬は、空気がピンと張っている感じが、古都の景観にヒトハナ添えてくれているのでしょうか?
つぃ、なぜか、姿勢を正して、拝見してしまいました。
それに、私もお玄関のお掃除をしたくなりました。(笑)
和の風情堪能。そして最後のお写真の石畳の幾何学模様が
不思議と周りの木々と溶け込んでなんとも言えない雰囲気ですね。
訪れてみたいと思いました。
たまにはゆっくり歩いて癒されたいものです^^
竹林も好きなスポットですので、あのベンチに腰掛けて
熱いお茶をのみながら見上げてみたいなぁ~mikiさんご一緒してくださいますか~(笑))
やっぱり季節はこの時期がいいな~
名月院へのご招待、ありがとうございました。どこにも人影がないというのは、さすが地元の方ならではですね。素敵でした。
それにしても500万画素の携帯は素晴らしいですね~他の機能はいらないけど、画素数だけ欲しいです(笑)
mikiさんはデカッ!と仰るけど、私の大好きなこの竹林はデカイからこその迫力でしたよ。
石をくり抜いた灯篭、竹筒に生けられた千両・・・どれも人工的な物を隠すさりげない工夫が素敵です。
吉祥寺で紅白のボーダー柄の家を建てている方が問題になっていますが、町全体が統一した景観を大事にする事は大切であり、難しい問題だと思います。
私がかつて住んでいたバンクーバーは、とてもそういう事に意識が高いというか、うるさい町でした。自分の家のリノベーションであれ、木を一本切るにも市の許可が必要でした。そうでないと美しい町は維持できませんよね。今回はお忙しい中、ありがとうございました。楽しかったです。
この季節ならではの空気感だと思います。 ひんやり、そして澄み切っていて、大きく深呼吸したくなるような感じです。
最近感じたことですが、 その一瞬と同じ瞬間は二度とないから それを体全体で感じたいということです。 作られてものは形になって消えないけれど、自然は消えていきますし、同じものを作ることはできません。 だからこそそのはかなさと美しさが恋しくなるのだと思います。
昨日から息子の友達が泊まりに来るので、 私と彼とで大掃除をしました。ほとんど息子がやりましたが・・・玄関もね。 (笑) ほどほどに怠けていると、 子供は自分で気がついて、すすんで掃除をしてくれます。本来の姿ですね。 自分のことは自分でしましょう!ということですね。(笑)
お若いあなた(たぶん)でも この空間の良さを分かっていただけて嬉しいです。 特にこの石畳の摸様はトラディショナルでもあり、モダンにも見えますね。 ここだけきりっとした空気が漂っているようにも見えます。
お仕事を持っていらして、きっと私の何倍もお忙しいかと思いますが、たまにはこんな風情を感じられる場所で、日ごろのお疲れを癒してくださいね。
名古屋の次は北鎌倉・・・って言うのはいかが? (笑)
枯山水、京都の龍安寺のも素晴らしいですね。 先人の工夫と美への探究心、つくづく頭が下がります。 そして今からでも遅くないので、いろいろ勉強したいと思っています。 別に学校に行かなくて、もこうして身をもって感じることって大切ですものね。 お近いのですから、休日にでもぶらっといらしてくださいね。
どんどん頭が固くなって、メカ音痴の私は説明書を読んでもチンプンカンプンです。 以前つかっていた携帯はデザインがとても気に入っていたので買い替えるつもりはなかったのですが、壊してしまって、泣く泣くこれに変えました。 きれいかどうかわかりませんが 写真が撮れる携帯、たすかります。
景観重視で美しい街に保つことって難しいですね。ゆくゆくは守ることでその素晴らしさに気付くと思うのですが、日本はそうゆう意識が低いとおもいます。
バンクーバーに住んでいらっしゃるのですね。 今使っているパソコンの壁紙はバンクーバーのものです。 船の停泊する姿は芸術的にに見えるのです。 そろそろカレンダーも変えなくては・・・
雪の北鎌倉、そとはまるで墨絵の世界、もうベランダは20センチ近く雪が積もっています。
流石にこんな日は明月院には人が出ていないことでしょう。 誰にも見てもらえない静寂の中の明月院。 足跡ひとつない銀世界を独占できるのは今なのにね。(笑)
竹林の椅子、 私は遠い世界に思いを馳せてみます。自分のことは一人だと見えてこないけれど、大切な人を鏡にして見つめてみるのです。今日もしなやかでいられるかなあって。
あなたのきめ細かい心遣いにすっかり甘えてしまって、本当にごめんなさい。 最近謝ってばかりの私です。
いつかその日が来るまで 楽しみにお待ちしています。
それまでちょっとお休みにしましょうか・・・もちろん私は元気ですから。
この季節ですから、咲く花もどこか土の匂いがしてきそうな感じがします。 春になって暖かくなったら、その土もふっくらして、植物が元気におひさまに向かって咲き誇ることでしょうね。 土に近い植物ほど、たくましくて優しくて・・・そんな草花を生けたいと思います。
雪の明月院もきっと素敵なのでしょうね!
東京は大雪です!なんていうとmikiさんの故郷の岩手の方から「たいしたことない」と言われてしまいそうですが・・・
お寺は冬行くに限る、とmikiさんの日記を読んで思いました。
心がピン!と張り詰めて、日々の煩悩が煩悩でなくなる、そんな気がします。。。
この記事を拝読して、鎌倉散歩してみたくなりました~!
北鎌倉も大雪です。 日が暮れて真っ白だった世界が 今は薄紫色の北国に変わったみたいです。 明かりがともり、少し暖かく感じますが・・・。
普段ダラダラ過ごす私は お寺さんの澄み切った空気を吸いに散歩するのが好きです。 もちろん煩悩は人一倍あります。まだまだ迷いもあるし 自分自身を好きでいるためには いろいろなことを受け入れることが大切なのだということも知りました。 無になれるなんてできませんが、少なくてもこんな場所に独りでいるときは 素直な自分になれる気がします。