母の干し柿
2008年 11月 30日
「おはよう、丹沢!」
今日も気持ちのいい朝を迎えられました。
仕事もひと段落して、久しぶりにゆっくりとベッドでうだうだできる休日。
コーヒーを飲みながら、大好きな丹沢と過ごす日曜日。
何もなくても 私には丹沢がある・・・そんな気分で遠くの山並みを愛おしく眺めます。
昨日、母からの定期便が届きました。 例によってすぐ食べられる食材や野菜、肉、魚を冷蔵庫に入れて整理しました。仙台の笹かまぼこ、小布施の栗落雁、朝食にはもってこいのオニオンスープやパンプキンスープのレトルト。まだまだあります。
私が待ちに待っていたのがこれ、 母の手作りの干し柿です。
実家のお隣の渋柿を毎年いただいて、それを一つ一つ丁寧に皮をむき、縄に縛り、家の軒先につるしておきます。ときどき手に取ってそれを揉みます。皮も中身もふっくらとして柔らかく、甘みもまして美味しくなります。 掌で揉む、このひと手間がおいしい干し柿の秘訣なのでしょう。 贈られてきた段ボールから出して、すぐにひとつもぎ取って食べました。柿がこんなに甘かったかしらというくらい、本当においしい干し柿になっていました。 仕事で疲れたとき、この甘さが何とも言えないおやつになるのです。 たくさんの渋柿を ひとつひとつ掌で揉んでいる母の姿を思い浮かべます。 私にはできない、たぶん、きっと。
カボチャや玉ねぎの箱と一緒に入っていたこの包み。 母からの贈り物でした。
「 去年おめはんがらもらったスリッパ。 大事にはいでらがらなはん。 あのスリッパとはくらべものにならねども かあさんがらのきもぢ、まんつがまんしてはいでけで。 これがらさむぐなるがら あったかぐして しごどがんばってや。 おめもとしなんだがらっす。 むりしねんでや。 かまくらさいぎでがったども、こどしはリースみさいげねぇのっす。もさげねなはん、てづだってやりでがったのに。 いったどおもって そのぶんでまだいろいろおぐるがらっす。 たのしみにしてでやぁ。」
そうだ、去年私は母にバブーシュを送ったのでした。サーモンピンクの皮のバブーシュは甲の部分に刺繍が入ったもので、母は気に入ってはいてくれています。一度洗ったらしく、里帰りしたときに、一回り小さくなっているバブーシュを見て、思わず笑ってしまいました。汚れたら洗い、ほつれたらつくろって大事に使う母のやることです。でも皮のスリッパを洗うとは・・・笑。
リース展があるのを毎年楽しみにしている母です。 今年は残念ながら手伝いにこれないとのこと。 せめてパーティー用に作ったカードを送ってあげて、ちょっとだけ喜ばせてあげようと思います。
あっという間の日曜日。気がつけば日も陰りだして、夕方になっていました。
プレゼント用のリースを作りながら、母を思ってまた手を動かし始めます。実家の庭のツルウメモドキと黒文字で作ったシンプルなリース。 一足先に母の元へ届けられるのは今週末でしょうか・・・。 シーンと静まりかえったリビングには、キースのジャズピアノが響くだけ。 そろそろ息子達が帰ってきます。
コメントを下さった皆様へ、
必ずお返事をいたしますので、もう少しお待ちくださいませ。 近日中にお一人お一人にきちんとお返しいたしますので。 よろしくお願いします。
私も先週可愛い息子に干し柿5つ送りました。
こっちの柿は美味しいのです。
私も「おいしくなあれ~」と気持ちをこめて一つ一つ乾いてきた柿をもみました。
私のもたべていただきたいなあ~。
お母さん、お優しい!
素敵な物をプレゼントしてくださったのですね。
我が家もリビングは一部吹き抜けです。
私はいつもソファに寝転がり吹き抜けの天井をぼんやり見ていつのが好きです。
夕方から雪です、あられです。
とうとう来ました、白い季節。
風邪など召しませんよう!
丹沢の山々、私も折に触れて見ながら育ちましたので、それに大山と富士山をあわせた景色は、“見ると安心するもの”となっています。
結婚して東京23区の西の端に住まいましたら、案外平坦な場所ばかりで、山を見ることが出来ず、ちょっと寂しく思っていました。週に一、二度横浜の実家へ立ち寄る時に、私鉄の高架から山が見えてくると、ものすご~く嬉しく感じます。
最近、自宅近くの駅が橋上駅舎となり、なんと、冬の朝は富士山が見えるのです!
ちょうど今の時期は、今日は見えない、今日は見えた・・・と一喜一憂しています。
長々と失礼しました♪
素敵なリースですね。壁の色も美しくて外国のおうちみたい!
4枚目の写真にちらりと見える「暮らしの手帖」
この号、私も持っていて、これを見て、今年は本気でシュトーレンを作ろうと意気込んでたんですが、無理でした....。来年は職場復帰して時間がなさそうだし、今年が最後のチャンスだったかもしれないのにー。
それにお母様の定期便。手作り干し柿なんて懐かしい!
昔ウチに柿の木があり、作るのを手伝った覚えがあります。
今は、栗のお菓子を包んだ干し柿が好き。
毎年この時期楽しみにしているお取り寄せですが、
やはり祖母の作った干し柿が懐かしいです。
家でも改めてリースを作ってみました。
土台を作らず、グリーンをくるくる巻いて針金で縛って。
けっこうサマになった!と喜んでたら、段々ダレてきまして‥
〝季節はずれの台風〟型リースが壁に張り付いてます^^;
まだまだ充分いけてます!(自画自賛(笑))
干し柿、美味しそ~~。。揉むとはしりませんでした。
人の手が加わると一層美味しさが増すんですね。
白いスリッパもふっくら温かそうでとっても素敵!
一回り小さくなった。。かわいいエピソードにふふふ♪
『いったどおもって そのぶんでまだいろいろおぐるがらっす。』
私もそんな思いやりを忘れずに歳を重ねていけたらな、と思います。
思わず干し柿の美味しさを思い出し、とっても食べたくなりました。(こちらではそう簡単には手に入りません)
お母様の手間ひまと愛情が籠っているから、余計美味しく感じそうですね。
そしてとても素敵な空間ですね。明るい壁にリースが栄えてます。リース作りのお教室、私も日本に居れば体験してみたかったです。カナダではドアに飾っているお宅が多いです。
幼い頃に病で母を失った私、自分がしてもらったような想像をして楽しく読ませて頂きました。
こちらでお母様の話題を読んでいると、Mikiさんのお母様の温かさから いつもながら沖縄の母の事を想います。
頻繁に電話でおしゃべりはしているものの、やっぱりそばにいてあげられたらなって思います。
お返事遅くなりました。すみません。
干し柿もお作りになるのね。流石です。 私は送ってもらったものを食べるだけ。 せっこぎ(わかりますか?)だがらっす、おしょすよ~。 まんつ いづまでも かあさんさあまえでばがりで いっこど進歩しねなはん。
白い冬、 いい響き、素敵な言葉ですね。
でもそこに住む人には 生活がかかっていますものね。
風邪ひきさんにならないように、momoさんも、 ね!
お返事遅くなりました。 申し訳ありません。
このたびはいろいろとありがとうございました。
無事終わりました。 お会いしてお届けするお話、明日お電話いたしますね。 よろしくお願いします。
そうですか、やはり富士山や丹沢がお好きなんですね。
早朝は朝やけが丹沢の山並みを照らし、まるでその風景はミッソーニのセーターのようです。(笑) 山の神信仰ではありませんが、私にとって丹沢は神様以上かも・・・。 たとえお天気が悪くて見えなくても、心の中一杯に丹沢がいます。 アハハ、彼氏みたいな存在です。
干し柿をブランデーに漬ける・・・なるほど、やってみます!
無花果のグラッセを作るときに使ったブランデーの残りがあったはず・・・。 実はフレッシュな柿も売るほどあるのです。 どうしようかなあ。 何かいいレシピがあったら教えてくださいね。 って、食べることばっかり、 痩せるはずありませんよね。(笑)
さすが、いいことをおっしゃる。 そうですよね。時間をかけて作られた干し柿、滋味と滋養いっぱいの昔の人のおやつでしたものね。口の中いっぱいの優しい甘さは、作る人の愛情が感じられる味です。
暮らしの手帳、よく見つけてくださいました。 画面の端っこにうつってましたものね。 そうそう、シュトーレン、今年初めて作りました。 息子たちが幼かったころは ブッシュドノエルを作ったものでした。 年々思いが軽くなって、子供たちへの愛情の表現も変わってきたような気がします。 ばおばぶさんおブログから、いつも刺激をいただいてます。ストーブも・・・羨ましい!
季節はずれの台風リース、いいな、いいな。 ぜひ拝見したいです。
私のリースも 実はそんなさりげない形が好きです。散歩に行って見つけた蔓や枝をその場でくるくるっとね・・・。 動きがあって、ところどころにアクセントをつけて、リズミカルなリースもいいですよね。
クリスマスの後も ずっと愛着が湧いて飾ったままのリース、素敵です。
先日はお妹さまといらしてくださって、ほんとうにありがとうございました。 お若いお二人の楽しいお話、あっという間の時間が過ぎて、おいしいお茶の時間を過ごせました。 やはりご紹介くださったあの方に感謝ですね。こうして繋がっている方たちとの出会いを大切にしたいと思っています。 お近いのですから、お妹様にもよろしくお伝えください。 どうぞお気軽にまたいらしてくださいますように。 よろしくお願いします。
体調がまだ不安定なのでしょうか。 長旅になりますから、我が家にお出かけの際には どうか万全の注意を!
B級グルメの会隊長として、次回逢える日までに またおいしいお店を探検しておきますから! それまで元気でいてくださいね。
終わりました、怒涛の5日間。
ときどきこの干し柿をつまみ食いしています。ほんのり、でもしっかり甘い自然の甘さ。 あらためて昔の人の知恵に脱帽です。
母はリース展に来たかったのですが、体力、気力ともに、年末の忙しくなるだろう自分たちの生活を想像して、今回は泣く泣くあきらめたようです。新幹線代のぶん、何が送られてくるのでしょう? アハハ、親不孝な娘は そっちのほうも楽しみに待っています。
先日はありがとうございました。手作りのケーキ、お客様にお出ししました。 やはりホームメードケーキを召し上がっていただけるほうが、何倍も喜ばれます。ありがとうございました。
モタモタしていると、あっという間にクリスマス、そしてカウントダウンへと流されそうです。 一年中で一番忙しい時期。 もう一人主婦が欲しいです!(笑)
カナダにお住まいなのでしょうか・・・。 はるばるありがとうございます。
毎年この時期になると送ってくるのですが、実は父の実家からも干し柿が届きます。 そちらは一個一個袋に入って、もう少しお洒落にラッピングされているのです。父の姪が農家を継いで、大きな渋柿の木から採れる柿を、丹精込めて干し柿にしてくれます。親戚づきあいが希薄な主人の家族と違って、田舎は結束も固く、孫子の代まで物を送り合ったり、連絡を取り合ったり・・・。 こうした背景があるから 干し柿もおいしい甘さが増すのかもしれませんね。
拙いブログですが、どうぞよろしくお願いします。
私は幸い、両親が揃って元気でおります。この年でそんな条件で、いまだに親のすねをかじり、世話になりっぱなしの娘などいませんよね。おはずかしいです。
母も私も食いしん坊で、おまけに美味しいものはみんなで食べるのが好きなんです。 すぐ誰かに分けたり 送ったりすることを考えてしまうんですね。 干し柿もそうですし、毎月の宅配便もそう・・・ありがたいと思っています。
こんな拙いブログで、毎日のさもない生活を綴っています。よろしければまた覗いて見てください。よろしくお願いします。
お母さま、沖縄にいらっしゃるのですね。 それはちょっと遠いなあ。 岩手と鎌倉も近くはありませんが、そちらほどではありませんものね。パスポートもいらないし・・・。
母と娘って はなれて見て分かることがたくさんありますね。それはこの干し柿に表れているような気がします。 時間をかけて甘さもおいしさも増してゆく。いつまでも元気でいて欲しいです。 Ziggyさんのお母様も・・・ね。 コメント、ありがとうございました。
先日はありがとうございました。 お姉さまも遠いところいらしていただき、心から感謝しています。 いただいたあの山椒、柑橘系の香りも気に入ってます。早速使わせていただきますね。
鍵さんの生活ぶり、理想ですね。 ぜひ来年こそお邪魔します。よろしくお願いします!