カテゴリ:花( 165 )

北東北の春を探しに…

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  今日の北鎌倉は、気温がぐんぐん上がり25度を超した。街を半袖の少女たちが闊歩し、つばの広い帽子のご婦人はレースのワンピースがよく似合う。ファッションはすでに夏。週末明日明後日は真夏日になるかも知れない。


 裏の土手のマユミの枝に、アケビの蔓が絡まっている。背伸びをしてぶら下がる淡いアズキ色の花をそおっと引っ張った。まるで宝石のようで摘んで耳飾りにしてみた。昔の人は植物からイメージした花簪や首飾りを身につけていたのだと思う。花だけではない。透き通った浅葱色の葉もお洒落で、髪飾りにしたくなる。


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  今を盛りのウツギの花。ミズキやガマズミも満開だ。高台から眺めると山はうっす、白く染まる部分と、山藤の紫でどこか雅な色になる。
 朝の散歩もいいけれど、夕暮れ近く、沈む夕日を背にして森を歩くのもまた発見があり愉しい。


 
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  見上げるとカラス山椒の木に若葉が…  こんな絵柄のカーテンもいい。毎朝窓を照らす朝日を感じて起きてはこのカーテンを開ける。いいなあ、こんなモチーフこそ欲しいデザインだ。


 
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  買い物帰り、少し遠回りをして道草。
  カラスノエンドウよりも小さなスズメノエンドウを見つけた。側には青いシラーも自生している。花摘みは自由。たとえ人が雑草と呼ぼうとも、自分にとっては宝物、持ち帰って草遊びをした。木工作家の富山孝一さんの敷板の上にささっと丸めて置いてみた。素朴な敷板がさもない壁飾りに息吹を与えてくれるようだ。空気が乾燥しているので、このままふんわりしたリースになる。大げさなことをしなくても、草花は楽しさやワクワクを教えてくれる。頭を空っぽにして草花と向き合う時間が、心の栄養となって満たしてくれる。


 
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 4月23日月曜日、ラジオの仕事が終わり次第、花巻にまいります。週末27.28日はレストラン無ら里にて暮らしのエッセンス倶楽部がございます。小さなバスケットをご用意していますので、花摘みをするように春の(すでに初夏のようですが)草花を盛りましょう。そのままお持ち帰りいただくよう、皆様の分をご用意しています。5月の母の日に、そのバスケットに初夏の草花を飾って差し上げるのも良いでしょう。
  25日には西和賀にカタクリを見にまいります。ミズバショウの群生地も近いとか…岩手の遅い春の草花のお話もさせていただく予定です。

  あなたにとって花を飾るとはどんなことですか?誰に送りますか?暮らしの中の草花について、この倶楽部から何かが生まれる予感がします。
  お席に余裕がございます。お一人でも多くのお仲間に出会えますように。
              Studio Plants  高瀬美紀

by miki3998 | 2018-04-20 21:00 | | Trackback | Comments(0)

ロシアンオリーブの花

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我が家の狭い庭からオリーブの木が無くなってしばらく経った。バケツ2杯分はあった収穫時には、リスが毎日同じ時間に来て齧っては、美味しかったとでも言っているように鳴いて挨拶していったものだ。2階のベランダまで届く大木は、ゾウムシにやられ、あえなくスカスカとなり枯れ朽ちた。

1本のオリーブの木は15年、家族と共に季節を過ごし、枝越しに見る丹沢の夕焼けも格別に美しかった。


 これは北鎌倉駅前の侘助の裏庭に咲くロシアンオリーブ。まるで蝋細工のような花が満開だ。すでに散った花が地面を飾り、それもまた美しい。実がなったという話はまだ聞いたことがない。庭に実のなる木があるのは、花を楽しむほかにワクワクした気分を味わえる。夜には地味だけれどライトアップされるから、週末にでも見に来てはどうだろう。お酒が飲めなくなって夜に立ち寄るのは仕事帰りだけ。もちろんコーヒーもありますよ、侘助は。


by miki3998 | 2018-04-19 10:30 | | Trackback | Comments(0)

「掛江祐造 陶展」生け込みの仕事

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  横浜日本大通りのギャラリー「Sumica 栖」さんで、生け込みの仕事をしています。今回は、『掛江祐造 陶展』です。常滑の窯から出来たばかりの焼き締めの作品が届き、それらに合わせて現場で(栖さんで)草花を生けてゆきます。



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  北鎌倉の野山で摘んだ季節の草花が掛江さんの器と出会い、その色や質感がぴったりおさまると、正直ホッとします。草花が主張しすぎても、また付録のように付け足した印象でもいけない。現場で悩みながらオーナーの栗栖さんと話し合ったり…(その過程も実は楽しいのですが)、時間をかけられるだけかけて4、5点の作品に生けます。草花は器と空間とが合ってこそ、より生き生きと見えてくるような気がします。


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 アシスタントのなっちゃんが撮ってくれた仕事中の一枚です。なっちゃんも下準備を手伝いながら生け方を学び、時には作家さんに質問をするなど熱心に勉強をしています。

 街並みも素敵な日本大通り、散歩がてら器の栖さんへ遊びにいらしてください。きっといい出会いがあるはずです。


    掛江祐造 陶展
        9/23(土)〜10/2(月)
         11:00〜19:00(最終日17:00まで)
        ※定休日27日 
      231-0023 横浜市中区山下町90-1-101
       ☎︎ 045-641-1586



by miki3998 | 2017-09-24 22:49 | | Trackback | Comments(8)

アーティーチョークの花


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三浦野菜を扱う鎌倉のサスケストアさんの計らいで、珍しい野菜の花を届けていただきました。
この日はアーティーチョーク、フェンネル、パクチー、エンダイブ、そして夏野菜としてすっかりポピュラーになったズッキーニの花たち。個性的な姿やこの季節ならではの色彩、独特な香りも楽しみながらのレッスンでした。

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野菜によっては花をつける季節は違いますが、夏こそ色鮮やかな花から元気をもらえる気がして、器選びも楽しみながらリビングに… アーティーチョークの紫にすっかり魅了されています。


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〈山口教室でもハーブの花が…オーナーのお姉さまの庭で育ったハーブの花たち〉

明日はその野菜農家さんをお尋ねします。ラジオの後、三浦まで少し足を伸ばして朝散歩。野菜の花の可能性を直にお会いしてお話を伺おうと思っています。


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〈アーティチョーク、パクチー、スモークツリー、牡丹の実〉



by miki3998 | 2017-07-02 18:43 | | Comments(2)

花巻花紀行

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花巻での教室を終えて、助手のなっちゃん夫婦と一緒に、花巻東和町にあるイーサゴナーサリーガーデンを訪れました。あいにくその日曜日は休園日でしたが、私たちの訪問を特別に承諾していただき、お父様を始め息子さんもお忙しい中、広い園内を丁寧に案内してくださいました。圧倒されるほどのクレマチスの数と品種、手入れも大変だろうなあとため息まじりに眺めたビオトープやロックガーデン、山野草が咲き乱れる自然庭園をゆっくり散策しました。


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ヤマシャクヤク

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のんびりお茶でもいただきたくなるお庭です。

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葉のヒダも見事なクマガイソウ


帰りに花巻温泉のバラ園に参りましたが、ピークは6月とのことでまだ蕾の状態でした。東北随一のバラ園は、宮沢賢治の南斜花壇があった場所で、賢治設計の日時計も残されています。広さ5000坪の山を登るように6000株の数々のバラが植えられており、満開の時期にまた訪れて見たいと思いました。


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園内に燃えるように赤い木がありました。バラより一足先に満開を迎えた花桃でした。散った花びらが艶やかな絨毯のようです。帰りの車からりんご畑の白い花も見えましたし、北東北の5月は、初夏を告げる木の花が見送ってくれているようでした。


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枝垂桂 (黄葉するとキャラメルのような甘い香りを放つ桂の木、400年も前に早池峰山麓で発見されたそうです)


by miki3998 | 2017-05-19 21:13 | | Comments(2)

花巻からスタートです。

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新緑と薫風と…
一年中で一番好きな季節、それは初夏。
風にサワサワと音を立てて揺れる竹林は、コバルトブルーの空をバックに若緑が一層眩しく映り、夏が近いことを教えてくれます。
木漏れ日の下の勿忘草、蕾をたくさんつけたキッチンドアの前に咲くノイバラ、日差しに透ける若紅葉やビワの木に絡まるアケビの蔓…どれも5月ならではの拙宅の周りの風景で、ツバの大きな麦わら帽子を被り、裏の土手や原っぱ経由で路地から路地へと歩く毎朝の散歩が楽しみな季節です。


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スタジオの近く鎌倉文学館入口に咲くナニワイバラです。一重のバラの中でもこのナニワイバラが好きで、花弁のカーブの優雅さと、日差しにハレーションを起こすほどの潔い白色は、バラの中では地味な存在ですが、こちらもまた初夏のバラ、バラの季節の到来を知らせてくれます。
ちなみに鎌倉文学館のバラ祭りは5月10日から6月4日まで。鎌倉ゆかりのバラを始め、約200種類のバラが楽しめます。


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5月は「テーブルを彩る初夏のバラ」を特集します。まずは花巻教室から、母の日に贈るバラのブーケとバラのサシェ作りをご一緒に。
5月12〜13日 午後2時〜5時
B&Bレストラン無ら里さんにて。
バラのご用意とサシェの布の準備のため、5月8日が締め切り(残席わずか)です。お早めにご予約をお願いします。

通常のクラスは5月21日.28日.30日です。ご入会希望の方は、コメント欄からどうぞ。詳細はお電話(
080-5432-5870)にて。連絡先とお名前を明記の上、チェックを入れて非表示でお願いします。

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by miki3998 | 2017-05-06 11:55 | | Trackback | Comments(0)

夏も近づく…

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ハレーションを起こすほど、白いツツジが眩しい。今日の日差しは初夏そのもの。夏も近づく八十八夜…新緑の茶畑に白い手ぬぐいであねさんかむりの摘み人がせっせと手を動かす姿を想う。


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一人暮らしのおばさまから夕飯のお誘いがかかり、昨日は夕方から散歩がてら山を下りた。澄んだ空気は風と共に草花の香りを運んでくる。スイカズラが足元に咲いていた。手折って土産にし、おばさまと香りを楽しんだ。グラスの水にしなやかな蔓のスイカズラ。初夏の小さなしつらい、キッチンの出窓が明るく見えた。


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香りを放つ野花や木の花は、視覚だけではなく嗅覚をも刺激し、深呼吸しながら歩くと気持ちまでリラックスできる。
ご近所の庭のオガタマノキもそのひとつで、アーモンドのような蕾が開くと、薄い黄色味がかったその花は、甘い香りを放つ。別名バナナの木と呼ばれる甘い香りの木の花だ。人々をいざなう5月の風、薫風とはこのことかもしれない。





by miki3998 | 2017-05-02 10:00 | | Comments(0)

萌黄色の桜 「御衣黄」

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弾けるように春が野山を駆け巡る頃、目に焼き付いて離れない桜を思い出します。その名は「御衣黄 ギョイコウ」、萌黄色のふっくらした桜です。
この桜に出会った頃、迷っていたことがあり、生き方について定まっていないというか、ブレる自分を感じていました。そこには誰かのためにという思いが先に立ち、自分は何をしたいかが霞んでいたように思います。
御衣黄は葉と見まごうような緑色の蕾が萌黄色の花となり、咲き終わる頃に黄色く褪せて赤い筋が入ります。ピンク色の桜に比べると華やかさや艶やかさには欠けるかもしれませんが、まるで生き物が成長するかのように姿を変える花に、私は強さと柔軟さ、潔さを感じました。人々に賞賛されるピンク色の桜と相対するどこか寂しげな萌黄色の御衣黄、忘れられない桜です。


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桜に見せられる理由はなんでしょう。
染井吉野に大島桜、山桜に八重桜、枝垂れ桜、啓翁桜もポピュラーになりましたし、河津桜や玉縄桜、オカメ桜と呼ばれるものもあります。日本国内には600品種もの桜があるそうですが、これほど人々に愛される木の花はありません。満開の時期には人々が花見にでかけ、名所となれば桜の木の周りが溢れるほど…人は桜に何を感じ何を思うのでしょう。風に舞う花びらが川や池に浮かび、やがて流れて花筏となります。可憐な蕾、咲いた姿の艶やかさ、散って消える儚さ… 幾重にも楽しめる木の花です。


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拙宅からすぐの台峰の森には、山桜や大島桜の大樹がありますが、おろち桜と呼ばれる樹齢およそ100年くらいでしょうか、山桜があります。根元から何本か太い幹が分かれていて、空まで届くような豪快な枝振りはまさにヤマタノオロチ、街中の艶やかな桜とは違った趣を見せます。向かい側の山並みが薄桃色からウグイス色に変わる頃、台峰のおろち桜は、見上げる私たちのためというより、青空に向かってどうだとばかりに花を咲かせるおろち桜に、私は強さと気高さを感じます。見頃はたぶんこの週末。今年の桜は長く楽しめそうです。







by miki3998 | 2017-04-05 11:11 | | Comments(2)

梅一輪 一輪ほどの暖かさ

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お隣のおばさまに、実家から届いた干し柿と漬け物をお持ちして、そのまま裏の畑を見に行きました。畑と言っても持ち主のお爺さんがお亡くなりになってからは、誰も近づかないものですから荒れに荒れて足の踏み場もありません。春先にはセリやノビルを採りに入るのですが、いまや笹竹が覆い、小道がどこだったかも分からなくなりました。木瓜の低木もあったはずなのですが…それももう伐採されたようです。

その畑から見下ろしたところに、梅の木だけ3本植えられた原っぱがあります。まだ蕾は硬いのですが、近くに寄ってみましたら幾つか花を咲かせておりました。

梅一輪 一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪


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その古木の太い幹には灰緑色のウメノキゴケがびっしりと… おばさまがおっしゃるには50年前に越してきた頃から立派な梅の木だったとのこと。いまや太い枝や幹は何重にも絡まり、天に向かって伸びるもの、地を這うように枝を垂らすものと、まるでその存在を誇示するかのように太く大きくなって、高さ3メートル、幅は7メートルくらいまでに成長しています。花後は実をたくさんつけて、わたくしたちにまでそのお福分けをいただけるという、とてもありがたい梅の古木です。


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さて拙宅はというと、年末に植徳さんのお世話になり、サンゴジュやオオデマリ、ハナミズキの剪定をしていただきました。伸び放題の下草も抜いてくださったので、いまはこのオキザリスだけが青々とした葉を伸ばしております。花もなく殺風景な冬の庭ですが、硬くて冷たい地面に少しでも緑があると、そこに暖かいものが流れているようで、なんだかホッといたします。


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朝の散歩は、女学校を抜けて買い物がてら北鎌倉の駅までのんびり歩きます。校内には何種類かの椿が咲いていますが、校門近くのヤブツバキの生垣は、満開になると赤い壁のようになり、青空とのコントラストが見事です。
こちらは八重の白椿、花弁が透け始めています。いつ落ちてもおかしくない状態ですが、冬空の下、寒風に向かって咲く姿には、白い花の清々しさや優雅さより、凛とした強さを感じます。
明日は日曜、仕事もお休みです。足元からシンシンと冷え込んできましたが、晴れたらまた朝の散歩に少し遠くまで足を伸ばしてみようと思います。




by miki3998 | 2017-01-14 21:34 | | Comments(0)

自然の造形美 「クマガイソウ」

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青森の友人から庭に咲く草花が送られてきました。丹精込めて育てた草花は、丁寧に包まれ箱の中で仮眠状態。水切りをして器に放つと、たちまち目を覚まして元気な姿を見せてくれました。

なかでもこのクマガイソウは、昨年実家で見た時は花が終わっており、葉だけの状態でしたが、その繊細な姿はプリーツプリーズのドレスのよう…折り目の美しさ、ライム色の透明感にすっかり魅了されたのでした。


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錫製のシンプルな器に送られてきた中の一輪をさして飾りました。
北向きの窓から午後の日差しが入り、まるでスポットライトを当てたかのように見えます。

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勝間田千恵子さんの海を想像させる陶器にも生けました。神秘的な色合いの器ですが、力強さも感じます。クマガイソウは葉も花も独特ですから、どんな器がいいか、どこに置くか、あれこれ思い巡らせるのも楽しいものです。藤色の麻のざっくりした布を敷いて…。


和子さん、本当にありがとうございました。草花好きのお隣のおばさまや、届いた時にレッスンを受けていた生徒さんたちにお福分けさせていただきました。みなさん、大変喜ばれておりましたよ。花好きのお仲間とは、育てた草花を差し上げたり頂いたりの繋がりがあります。これで和子さんとも繋がりましたね。わたくしからも何か珍しいもの、北鎌倉でも青森でも育ちそうなものをお探ししてお送りしようと思っています。もうしばらくお待ちください。


植物は時に生き物としての生々しさを感じることがあります。特に終わりを迎えた花は、艶やかさと生々しさを併せ持っているように思います。自然の造形美は、新しく生まれたものだけではなく、生き切って終わる姿にも感じるのです。
花はいつか枯れますが、枯れない花を飾ろうとは思いません。初めの花から終わりの花まで見届ける楽しみの方がわたくしは好きですから。


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by miki3998 | 2016-05-24 12:21 | | Comments(0)

風と海と丹沢が好き。山の家での毎日を綴っています。鎌倉FMのパーソナリティです。


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