最近の昼飯 筍三昧
2009年 04月 30日

鎌倉の素敵なお宅のもてなし料理の後に 我が家のランチ風景をアップするのもなんですが、まずはここ数日間の我が家の食卓。 筍がのぼらない日はありません。 この日もメインは筍ご飯。 採れたての風味とあのシャキッとした食感は この季節ならではの味わい。 飽きると言われようが、勘弁してよと嘆かれようが、うちは毎日こんな感じです。 地球にやさしいお料理は体にも優しいのであります。(笑) 何よりもお財布に優しいのがいい!!!

何を食べたかよりも 誰と食べたかが大切・・・かな? 鴨のローストは 行きつけの焼鳥屋で売ってます。切っただけ。 キャベツと茄子の漬けもの。 色鮮やかな茄子は里の母の手作り。 あの色合いがきれいに出せるのは 主婦としての年季の違いですね。 豆腐の味噌田楽は いただきものの八丁味噌にゴマとみりんを足して絡めただけ。 お粗末!

お土産でいただいた神戸の梅干し・カシス風味。 何とも上品でフルーティな香り・・・きっとデザート感覚でいただくのでしょうね。 ありがとうございました、Oさん!

こちらは その次の日のランチメニュー。 筍とシラスのパスタ。 とびきり美味しいコンビーフ(ゆりこちゃん、ごちそうさま!)でジャーマンポテト。 黄色いのはカボチャのポタージュ、スイーツ風(?)。 アハハ、 これは カボチャの小豆煮をポタージュ仕立てにしたもの。 程よく甘いので かぼちゃのお汁粉のようでした。 白玉を入れて お汁粉にすればよかったなあ。 でも美味しかったですよ~。
私の場合、その日の冷蔵庫の食材で無理なく無駄なく無国籍?なメニューでササッと!が信条なので、単純かつシンプルなものが多いのですが、 これはもてなし料理とは言いませんね。(ちなみに誤解のないように付け加えますが、食事はタダです!) もってねぇ(もったいない)料理とでも名付けましょうか。 なんじょだべぇ mai-obachan?

「もってねぇ」と言えば、 ケメックスのコーヒーメーカーを壊してしまって、専用ペーパーフィルターが残っていましたが、こんなものを見つけました。 カリタからでた真っ赤なコーヒーメーカー。 スタイリッシュでしょ?穴がケメックスのように大きくて、独特の速さでコーヒーが濾されてゆきます。 スプーン付きで390円。紀伊国屋さんで売ってました! 普通のペーパーフィルターでは無理ですよ、穴が大きいのでね。 ちょうど大量に余っていたペーパーが役に立つうえに、以前の透明な奴よりもデザイン・機能性ともに合格点、おいしいコーヒーを入れられます。
筍料理の後に、 あなたも一杯いかがですか?
鎌倉らしい佇まいと もてなし
2009年 04月 29日

ここは鎌倉の駅から数分のあるお宅です。 手入れされた庭は まさにこれが日本庭園といった落ち着いた佇まいで、この家の主のこだわりが感じられます。 先日テレビで紹介された 桂離宮を思い出しました。

あいにくのお天気でしたが、そのおかげで 飛び石がしっとり春雨に濡れて 新緑の緑とのコントラストも見事。ため息が出るような佇まいのお宅なのです。 この庭は京都の庭師の方に相談して 長い年月をかけて完成されたのだとか。奥に見える石灯籠も庭とのバランスを考えて据えられているそうです。

庭を見回せるように廻り廊下には 懐かしいデザインの椅子とテーブルが置かれています。 鴨居も桟も窓ガラスも 文句なく綺麗に磨かれていて、住む人が丁寧に暮らしていることが容易に想像されます。 我が家も磨かなくては・・・反省。


実はこの夜は ある集まりの食事会に招かれたのですが、出されたお料理はどれもこの家の若奥様の手作りの品々。 こちらはこの庭で採れた筍の木の芽あえ。 上品な味と採れたての食材だからこその風味と食感です。 奇を衒ったメニューではなく、旬の食材をそのまま体に優しい調理法でしたてたものばかり。しばらく無言で箸を運びます。

蕪と生海苔のスープ。桜エビの紅い色が 食欲をそそります。 蕪は皮ごとこっくりと煮含まれていて、とろみの中に 蕪の香りが凝縮され 甘ささへも感じられる絶品のお料理でした。

お料理は他にも 地の野菜と甘鯛にアサリの出汁が効いた奉書包みや、香辛料の意外な味付けのチャパティ、蕗と筍のバジルソース、野蒜のトースト風などなど・・・。 シャンペンで始まり 美味しいワインもいただきながらの ゆったり楽しい食事会は延々と続いたのでした。最後にいただいたのは ほうじ茶のゼリーとチャイです。 口の中がサッパリとしたあと、本格的なチャイのあの香りとマイルドな味わい。 文句無しのデザートでした。
それにしても 招く側のきめ細やかな心遣いが お料理のいたるところに感じられるのは 本当に気持ちのいいものですね。 初対面なのに 同じテーブルで食した誰もが もう親しいお仲間のように感じられます。
日頃から私は 食を共にすることこそ 最高のコミュニケーションだと思っているのですが、この日はそれを改めて痛感した夜でした。 招くほうも招かれるほうも もてなしの極意とでもゆうのでしょうか、 実に心地よい空間で過ごした貴重な時間でした。
思いがけない楽しいオマケがありました。 それは・・・ 雨音が強くなったかなあと思ったら、なんと今年初めての蛙の合唱が始まったのです。 蛙って こんなに早い時期から鳴きましたっけ? 静寂な時間と鎌倉らしい佇まいのコラボレーション。 久しぶりに贅沢なひと時を味わうことができた一日でした。

憶えていますか?
2009年 04月 29日

桜が散り、 新緑が目に眩しい季節になった。 散歩先では 常盤万作が咲き、梅が実を大きくし始め、ヤマホロシが垣根を飾っている。雨上がりの丹沢は清々しいほどに蒼く輝き、昨日の疲れを忘れさせてくれる。

去年の4月から始まった 企業契約のバースデーブーケの仕事も この4月から2年目に入る。仕事先へのお届も今年はもっと工夫をして、贈り主からの思いをより温かい気持ちを込めて届けたいと思っている。
覚えているだろうか、この方から始まったバースデープレゼントのデリバリー。 昨年はお届け先の方の年齢やお好みを想像して、季節の草花のブーケを贈った。 今年は仕事が終わるまでの時間も 草花が元気でいてくれるよう、ブーケではなく 器に生けた旬の草花を贈ることに決めた。

「 ご無沙汰しています。 憶えていらっしゃいますか?」
「 いやあ、 お久しぶりです。 憶えてますよ。 」
「 今年もこの日が来ましたね。 お誕生日、おめでとうございます!」
「 ありがとうございます! 写真、こんな感じでいいですか?」
この笑顔を見るために、この喜びを伝えるために、 私はきっとこの仕事を選んだのだと思う。
繰り返される何気ない日常の出来事にこそ、ささやかでもキラキラする喜びがある。それを感じる瞬間を大切にしてゆきたい。

≪ 庭のオオデマリ、ハナミズキ、姫ウツギに矢車草を加えて。≫
マイケルピザの看板娘
2009年 04月 24日

鷺沼のマイケルピザ、もうご存知ですよね。 え?まだ行ってない???ぜひ、食べてみてください。
デリバリーピザの味に飽きてしまったあなた、マイケルピザを食べたら、もう他のピザは食べられませんよ。
で、彼女、生後4か月、マイケルピザの看板娘ジュリアちゃんです! ね、目に入れても痛くないとはこの子のこと、ママも美人だし、パパもハンサム。 おまけにおばあちゃまも素敵なんです。


思えば一昨年 手作りの結婚式で マイケルがお客様のために600枚ものクッキーを焼いたという努力家。そして美味しいピザを食べてもらいたいとオープンしたお店ができたと同時に妊娠。幾多の苦難を乗り越えてこんなに可愛いベビーが生まれたのですから、やはり神様はちゃんと見ておられるのですね。私も本当に嬉しいです。オーストラリアからいらしたマイケルのお母様、とってもお元気で、我が家のあの急坂もものともせずに ジュリアちゃんを乗せたベビーカーを押して登ってきました。年齢?レディに年のことを聞くのはタブーですよね。(こっそりお教えします。 70うん歳ですって、お若いでしょ?)
この日は和食でお迎えしました。 お花見にちなんで まずは桜茶で。 お稲荷さんや鮭寿司、ひじきのサラダやカボチャの小豆煮、長芋のお漬物などなど。 お箸も上手に使われて 美味しそうに召し上がってくださって、私もホッとしました。 お口に合えば嬉しいです!(どこかで聴いたセリフ。 笑)



お母様は5月10日まで滞在され、マイケルピザに毎日お手伝いにいらしてます。 お近くの方、明日のランチはマイケルピザでテイクアウトはいかがですか? マイケルとお母様の優しい笑顔に会えますよ!
あ、そうそう、ランチタイムは込み合いますから、お電話で予約を入れていただくとスムーズだと思います。 よろしくお願いしますね~。
ゴールデンウィークは マイケルピッザで!

一週間のご無沙汰でした・・・。
2009年 04月 22日
こんなセリフで始まる歌番組がありましたね。 子供の頃、ステージで歌う歌手が 飛んでくる紙テープを手にしながら 「 潮来のいたろう ちょっとみなれば 薄情そうな 渡り鳥・・・・♪♪」 なんて歌いながら 首を左右に振っていたのを覚えています。(笑)
それにしてもあっという間の一週間。ブログの更新もままならないうちに 先週、今週放送分のご報告も遅れておりました。
最近は特に 息子たちがパソコンを占領し、私のもとに戻ってくるのはいつも深夜。 早寝早起きの美紀ちゃんとしては、眠い目をこすりながらのブログ更新は 流石に体に堪えます。寝ることがどれほど幸せなことか、もしかしたら今の私にとって、睡眠こそ最高の喜びになっているのかもしれません。
あれれ、またまた余計なことを書いてしまいました。
本題です。
4月13日、20日分のラジオの裏側をお話しますね。
そろそろメカにも慣れて、ミキサーの美紀ちゃん、CDもうまくかけて進めようと思った矢先、なんと音飛びの目にあいました。 まあ、どなたかおっしゃる通り、言い訳がましいのも聞きにくいかもしれませんね。これからは 軽く「失礼しました!」 程度に流して そのままズラッとしていたほうがいいのかもしれません。つい私はあーだこーだと弁解をしているようです。(すみません、本人は ひたすら謝るしか能がないもので)
この日の≪暮らしのエッセンス≫のコーナーは「映画(音楽)」がテーマ、昔見た映画の話など、サントラ盤を探して、曲と映画のエピソードなどをお話ししました。ランキングは無理なくらいの映画好きですから、行き当たりばったりでいくつかをご紹介。以下 話した映画とそのテーマソングなどです。
4月13日 1. SHE 『 ノッティングヒルの恋人 』 から、 エルビス・コステロ
2、 Les Parapluies de Cherbour 『 シェルブールの雨傘 』 から 小野 リサ
3、 MOON RIVER 『 ティファニーで朝食を 』 から 小野 リサ
4、 スタンバイミー 『 スタンバイミー 』 から ベン・E ・キング
5、 プリティウーマン 『 プリティウーマン 』 から ロイ・オービンソン
6、 魔法の言葉 『 はちみつとクローバー 』 から スピッツ
とまあ 最近の邦画も含めて、思いつくままに映画と音楽のお話を自分流に。 みなさんは映画と言えば何を思い出されるでしょう?

( 散歩の途中見つけた 梅の実 もうこんな大きくなっています )
さて翌週4月20日、おはトークのテーマは「ゴールデンウィーク」でした。
今のところ私は特に予定もなく、お天気さえよければ 外車の愛車(笑)でサイクリングにでも出かけようと思っていますが、不景気風が吹くこのご時世では お金を使うようなレジャーはご法度。息子たちにも遊びに行くなら自分たちでバイトしたお金でどうぞ…なんて話をしています。 今年は平均5.5日の連休らしいのですが、中には16連休にもなる人がいるとか。会社側も好きなだけ休んでいいよ・・・といったところでしょうか。
この日の「 鎌倉ちょっといい話 ]は、今週末開催されるイベントの紹介。なかでも我が家の目と鼻の先にある『籐源治LABO』というギャラリーで行われる「 伊藤ふみえの かぶりもの展 」は 興味魅かれるものがありました。4月25日(土曜日)26日(日曜日)に開催されますから、ブロガーのみなさんもよかったらいらしてみてください。ちなみに彼女はFM横浜の「 フューチャースケープ 」のADをしていて、あの小山薫堂氏がパーソナリティをしている人気番組なんです。 小山薫堂氏といえば「おくりびと」の脚本家、あの「料理の鉄人」や「カノッサの屈辱」という番組を作った方でもありますよね。 彼もこの「かぶりもの展』にこないかなあ・・なんて、密かに期待している私です。(笑)
4月20日 1. LOVE ~ winter song ~ 福原 美穂
2. 縁の糸 竹内 まりや
3、 最後のタンゴ 竹内 まりや
4. 僕の見たビートルズはテレビの中 斎藤 和義
5. 進め 怠けもの 斎藤 和義
番組後半 ≪暮らしのエッセンス≫のコーナーはこれから咲く北鎌倉の草花の話を花巻弁でやっちゃいました! アハハ、もしかしたら「内容が全然わかりませんでした。」なんてゆうクレームが来ることを覚悟で、ずっとエンディングまで花巻弁で引っ張ります。たとえばこんな感じでね。
「 おはようござんす。 きょうははなまぎべんで しゃべらせでもらうがらね。 まんつ きぎにぐいがもしれねども べっこ がまんしてきいでけでやあ。 おめはんだぢ あやめは なにして あやめってゆうがわがるっか? あのなはん あやめは はなっこさ あみめもようがはいってるのっす。 うだば はなしょうぶど かきつばたのちがいは わがるっか? はなしょうぶは付け根が黄色だばはなしょうぶ。 白いば かきつばた だがらねえ。 わがるっか?・・・・。」
・・・って感じでした。リスナーの中にはもしかしたら 岩手出身者の方もいらっしゃるかもしれませんから、ちょっと懐かしい響きだったかもしれません。 反対に都会の方には なんとも耳触りな放送になったかも・・・。
この日の放送を聴いて下さっていた あのミキサー担当のNさんは 「 よかったよ~。 番組の流れもよかったし、花巻弁も・・・ 次回は始めから花巻弁でどうですか? なかなか役者ですね。面白かった」って。 久しぶりに褒めていただきました! (アハ、嬉しいな。)
そうか、番組の始めから花巻弁でね。 鎌倉の伊奈かっぺい?といったところでしょうか。(笑)
冗談ではなく、 そのうち宮沢賢治の詩の朗読を花巻弁で・・・なんていいかもしれません。
さて、なんじょになるがな? まんつきょうのどごろは どんど晴れ だな。

( 庭のオオデマリとハナミズキをテーブルに。 )
クレマチスを生ける
2009年 04月 15日

我が家の外車2号です! 外に置いてあるから 外車! なんちゃって・・・。(笑)
今大活躍のこの自転車、侘び助仲間の画家の先生からお借りしています。 本格的にエコ生活に突入中。 車に頼っていた今までの生活から、足をつかって風を感じながら山に野にと 草花を集めて歩きます。この日も ムベの花をいただきにご近所まで。 ジャスミンの蔓とレッドロビンもいただいて帰ってきました。

ムベの花です。 白くて中はほんのりあずき色をした小さな花が数個集まって咲いています。その実はアケビに似ていますが 花は全く別の形をしています。 蔓ごと今日のレッスンの花と合わせて飾ってみます。

クレマチスは二種類入っています。ベルテッセンの一種は小さなブルーの星型の花。うつむいた姿は まるでオダマキかカタクリにも似ていて、その青い色のグラデーションが涼やかだったので、ガラスの器で爽やかに。庭のラベンダーと組み合わせて、今摘んできたばかりの雰囲気が出ていますでしょうか。 生徒さんにクレマチスの苗をポットのままおもち帰りいただき、ご自宅で育てる楽しみも味わっていただくことに。

レッドロビン(アカメモチ)もこんな風に生けると 小さな粒上の花芽がアクセントになって素敵です。
新緑の季節を前に、庭の草花や勢いがある樹木を飾れるのも 今だからこそかもしれません。

春のブルーは透明感があって澄んだ色をしています。
庭に咲いたミヤコワスレやラベンダーも
どれも季節のの草花だからこそ、
ケンカせずに重なりあっています。
色で遊ぶ4月のアレンジです。
山の花 里の花
2009年 04月 15日

ソメイヨシノが終わると 八重桜がそれに代わって見ごろを迎えます。 夕暮れの空に浮かぶのは 女学校の石垣沿いに咲く 万回の八重桜。 まるでバラの花をぼんぼりにして飾ったようです。 ふんわりまんまるな花姿は、ソメイヨシノとはまた違った雰囲気の桜の艶やかさがあります。

この時間が好きです。 買い物かごをさげてあるく夕暮れ時、今夜のおかずのことを考えたり、明日のお天気を予想しながらそぞろ歩きをしていると ご近所の方と出会って会釈をする道端、お相手のおばさまも手に大きな紙袋を抱えていて、お互いの買い物についてお話したりするちょっとした時間。 また挨拶をして帰り路を急ぐ夕暮れ。
今年の桜ももう終わりね・・・・なんて言いながら テーブルにこんな花を飾ってみました。
利休梅とヘデラアイビーです。

そういえば 侘び助にもこんな花が飾ってありましたっけ。
浦島草(ウラシマソウ) 林下などに生える多年草です。 花の中から糸状に伸びた付属体の先が釣り糸に見える様子から名前がついたそうです。 ちょっとグロテスクな花ですね。

ラジオの裏側 漂う船
2009年 04月 12日

4月に入り、ラジオもテレビも新番組編成期とあって、各局こぞって春祭りと題した番組が放送されています。 ドラマもクイズも 当たればそのコピーのような似た内容のものが帯のように並ぶ日もあります。制作側は楽しているよなあ…なんて言葉もちらほら。
ウェブの発達で 広告業界は低迷、高い広告費を出すなら ネットにちょこっと、のほうが割のいい商売ができるかもしれない。 こんなご時世ですから クライアントも削れる経費はまず広告費からという発想も当たり前と言えば当たり前です。 では、よい番組はどのようにしてできるのでしょう。
先週に引き続き、4月6日の放送は 完全独立型 つまり私一人でパーソナリティ、ミキサー、構成作家、ディレクターの一人4役をこなしました。 今回はまず時間の配分に気をつけて、エンディングまで無事辿り着くよう気を配りながら スタートさせました。 ところがです!のっけからCDの音が飛び、その後まったく曲がかからなくなってしまったのです。 えぇ~~~? 仕方ありません、別の曲を別のプレーヤーで・・・冷や汗のかきっぱなし。 トホホ~。 気を取り直して マイコーナーはバッチシ行きますよ~と 自分に言い聞かせながらの放送でした。(笑)
この日のゲストは 鎌倉在住の青年実業家、メタ・バラッツ君でした。 暮らしのエッセンス 今回は「 食 」をテーマに、地産地消、スローフードやアーユルベーダを実践している彼の、最近特に力を入れている活動内容についてお聞きしました。
スローフードが叫ばれ、エコな生活がベターとの考え方が浸透しつつある昨今、食の安全は国民全体の願いであり 興味を引くところのニュースでもあります。 インド系香辛料では高いシェアを誇る株式会社・アナンの3代目でもあります。「カレーブック」という主力商品は みなさんスーパーやデパートで見かけたこともあると思いますが、本格的なカレーを作るための香辛料セットです。ちょうど4月8日に開催される「移動チャイ屋」のイベントを控えていらしたので、その話題もご紹介しました。彼がこだわる 旬の野菜、季節感のあるメニューへの思いは 私の仕事にも共通する部分が多く、お話も盛り上がって 20分という時間はあっという間でした。 やはり彼にもまた来ていただいて、シーズンごとのヘルシーな食材やお料理のお話をしていただくしかないですね。

日曜日の仕事場 レッスンの準備とラジオの原稿作りでこの有り様です。
正直なところ、5回目にしてもうスランプに陥っていることを感じました。
はたしてこのままでいいのだろうか・・回を重ねるほど 私の中で疑問が膨らみます。
私は何を伝えればいいのだろう。 何を伝えたいんだろう。
帰り路でずっとそればかりを考えていました。
地方局はもともと地元密着型の情報を伝えるのが役目だとは知っています。
それができているか、地元の人って何が知りたいんだろう、私がしたいことと、リスナーが求めていること、そして私・・・・今の私は・・・。
がむしゃらにこなしてきたこのひと月ですが、振り返るたびに首をかしげてしまうのです。 今の私は大海原を漂っている小さな帆かけ舟。 迷いながらさまよいながら・・・。 そしてもう日曜日。

いずれ もっと内容を練って、骨格をしっかりしたものにしないと ちょっとのブレでも聴いているリスナーには伝わるような気がします。 このままではいけない、 そう思っています。
4月6日 かけたCDは
1. 夢で逢えたら by DEEN & 原田 知世 《 本当は今井 美樹 PRIDE のはずでした)
2. 切手のない贈り物 BY DEEN
3. 戦争を知らない子供たち by DEEN
4. ドライブに連れて行って by 今井 美樹

花わさび
2009年 04月 11日

草花からも季節を教えられますが、食材からは一目瞭然、ああ~、こんな季節になったんだと なんだか嬉しくなる素材がいくつかあります。
花わさびです。飾ってもきれい、野菜の花っていいなあ・・・眺めてばかりではいけません。食べます!
花わさびは実家の父の大好物で、母は八百屋の店先に並ぶと2~3束買ってきては 花わさびのおひたしを作っておりました。 私も並んでいた4束全部お買い上げ。 まずはキッチンのカウンターで記念写真です!
「 今年もお前を食べられる季節になったんだなあ・・・。」 なんて呟きながら下ごしらえ。熱湯をくぐらせて、ちょっと塩もみし、密閉容器に入れて3~4時間冷蔵庫でお休みさせます。取り出すときには 蓋を開けたとたん、つ~ンと山葵の香りが鼻を刺します。 これがいいんですよね。
そのままオカカをかけてお浸しのようにして食べるか、冷奴の上にのせて薬味としても美味しいし、味噌汁に入れても、きゅうりの漬物とあえてピリ辛漬けのようにいただいてもイケます。

昨日の夕ご飯です。 ししゃも、花わさびのお浸し、鶏牛蒡ご飯、白菜と油揚げの味噌汁。
同じメニューですが、野球観戦に興じる息子には もうひとつおまけにこちらを。

息子が好きな 桜エビと葱の入った玉子焼き。 ビールをグビグビ、シシャモをムシャムシャ、玉子焼きをガッツリ食べながら、阪神を応援しています。
「 もう~、しっかりせい! 兄貴が打っても 他が駄目じゃなあ。」 と 巨人戦に負けてガッカリしてます。
それにしても金やん、凄い! 神がかってますね。 バッターボックスに入るたび 即ホームランですよ。
その後の新井、関本しっかりせい!メンチもいまいちやなあ~。 いつになったら メンチカツになるん?(笑)
円覚寺そぞろ歩き その2 居士林から黄梅院へ
2009年 04月 10日

どこまでも澄み切った青空、松嶺院横の選仏場横の景色です。そしてそのお隣には居士林があります。



この日も座禅をする若者のグループが・・・仏教系の大学生でしょうか? 女の子もいました。
土曜日には座禅会もあります。 息子に話したら、今度行ってみようかな・・・ですって。 ホントかな?


妙香池と書いて ミョウコウチと読みます。 円覚寺前の白鷺池と並び 北鎌倉の名池、趣がありますね。見上げた空に山の桜がふんわりピンク色に染まっているのが見えます。

ゆっくり佛日庵の前を通り、目指すは黄梅院です。



葉にふが入ったツルキキョウ、ヤマブキの花、 まっ白に見えるのは桃の花とその後ろにはコブシの花が重なるように咲いていました。 円覚寺一番奥に控えた黄梅院入口にはこんな言葉が・・・ 思わず頷いてしまいます。

まさに ここまでの道すがら目にした野の花たちのことでしょう。 誰に見られるでなくても 毎年同じ頃にひっそりと咲き、ひっそりと散ってゆくのです。 たった一輪の花の初めの姿から盛りの姿、そして終わりの姿を愛でること。 花を見にゆくということは けして盛りの頃だけを楽しむのではなく、散る姿も楽しみたいものです。

紅花万作

利休梅

終わりを迎えた 三俣です。
お寺さんの中でも 臨済宗大本山の円覚寺は 境内が広いこともあって、季節ごとに咲く花もいろいろです。 満開の桜も見事ですが、清明を過ぎたころの草花の息吹はむせ返るほどの英気がみなぎっていて、ウグイスの声とともに 季節を満喫できる場所がいっぱいです。

来た道をゆっくり戻りながら、見落としていた山野草を見つけてみるのも また楽しいと思います。
ここまで 長いことお付き合いくださいまして ありがとうございました。 m(_ _)m