<   2018年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

北東北の春を探しに…

b0083902_21001301.jpg


  今日の北鎌倉は、気温がぐんぐん上がり25度を超した。街を半袖の少女たちが闊歩し、つばの広い帽子のご婦人はレースのワンピースがよく似合う。ファッションはすでに夏。週末明日明後日は真夏日になるかも知れない。


 裏の土手のマユミの枝に、アケビの蔓が絡まっている。背伸びをしてぶら下がる淡いアズキ色の花をそおっと引っ張った。まるで宝石のようで摘んで耳飾りにしてみた。昔の人は植物からイメージした花簪や首飾りを身につけていたのだと思う。花だけではない。透き通った浅葱色の葉もお洒落で、髪飾りにしたくなる。


b0083902_21082256.jpg


  今を盛りのウツギの花。ミズキやガマズミも満開だ。高台から眺めると山はうっす、白く染まる部分と、山藤の紫でどこか雅な色になる。
 朝の散歩もいいけれど、夕暮れ近く、沈む夕日を背にして森を歩くのもまた発見があり愉しい。


 
b0083902_21115297.jpg


  見上げるとカラス山椒の木に若葉が…  こんな絵柄のカーテンもいい。毎朝窓を照らす朝日を感じて起きてはこのカーテンを開ける。いいなあ、こんなモチーフこそ欲しいデザインだ。


 
b0083902_21161506.jpg


  買い物帰り、少し遠回りをして道草。
  カラスノエンドウよりも小さなスズメノエンドウを見つけた。側には青いシラーも自生している。花摘みは自由。たとえ人が雑草と呼ぼうとも、自分にとっては宝物、持ち帰って草遊びをした。木工作家の富山孝一さんの敷板の上にささっと丸めて置いてみた。素朴な敷板がさもない壁飾りに息吹を与えてくれるようだ。空気が乾燥しているので、このままふんわりしたリースになる。大げさなことをしなくても、草花は楽しさやワクワクを教えてくれる。頭を空っぽにして草花と向き合う時間が、心の栄養となって満たしてくれる。


 
b0083902_21255021.jpg


 4月23日月曜日、ラジオの仕事が終わり次第、花巻にまいります。週末27.28日はレストラン無ら里にて暮らしのエッセンス倶楽部がございます。小さなバスケットをご用意していますので、花摘みをするように春の(すでに初夏のようですが)草花を盛りましょう。そのままお持ち帰りいただくよう、皆様の分をご用意しています。5月の母の日に、そのバスケットに初夏の草花を飾って差し上げるのも良いでしょう。
  25日には西和賀にカタクリを見にまいります。ミズバショウの群生地も近いとか…岩手の遅い春の草花のお話もさせていただく予定です。

  あなたにとって花を飾るとはどんなことですか?誰に送りますか?暮らしの中の草花について、この倶楽部から何かが生まれる予感がします。
  お席に余裕がございます。お一人でも多くのお仲間に出会えますように。
              Studio Plants  高瀬美紀

by miki3998 | 2018-04-20 21:00 | | Trackback | Comments(0)

ロシアンオリーブの花

b0083902_10304947.jpg




我が家の狭い庭からオリーブの木が無くなってしばらく経った。バケツ2杯分はあった収穫時には、リスが毎日同じ時間に来て齧っては、美味しかったとでも言っているように鳴いて挨拶していったものだ。2階のベランダまで届く大木は、ゾウムシにやられ、あえなくスカスカとなり枯れ朽ちた。

1本のオリーブの木は15年、家族と共に季節を過ごし、枝越しに見る丹沢の夕焼けも格別に美しかった。


 これは北鎌倉駅前の侘助の裏庭に咲くロシアンオリーブ。まるで蝋細工のような花が満開だ。すでに散った花が地面を飾り、それもまた美しい。実がなったという話はまだ聞いたことがない。庭に実のなる木があるのは、花を楽しむほかにワクワクした気分を味わえる。夜には地味だけれどライトアップされるから、週末にでも見に来てはどうだろう。お酒が飲めなくなって夜に立ち寄るのは仕事帰りだけ。もちろんコーヒーもありますよ、侘助は。


by miki3998 | 2018-04-19 10:30 | | Trackback | Comments(1)

花巻教室「春の野の花をバスケットに…花摘みを愉しむ」

b0083902_20322459.jpg


  今年は桜の開花も早かった分、散るのもあっという間。ゴールデンウィークを前に、春から初夏の花までが咲き乱れる鎌倉です。北鎌倉も生垣にモッコウバラが咲き、文学館の入り口のお宅ではナニワイバラが満開を迎えています。
  草花から迎える季節を教わる毎日ですが、次々と咲く様子について行くのがやっと… 散歩のたびに気づかされることも沢山あります。

b0083902_20322855.jpg


  こちらは初めて見つけた野草で「セリバヒエンソウ」、キンポウゲ科の花だそうです。久しぶりにいつもと違う住宅地を散歩していて目に留まった薄紫の花です。楚々としていてなんとも愛らしい花ですね。

b0083902_20323294.jpg


 リビングの窓からは、オオデマリとハナミズキが咲く様子が見えますが、オオデマリはすでに緑から白へと色あせてきました。
 庭の草花を集めてギャラリーやカフェの生け込みに使います。最近、生け込みの仕事が楽しくて、花摘みの時間が1日の始まりになっています。


b0083902_20424752.jpg

 お知らせが最後になりましたが、来週末は岩手花巻での教室を控え準備中。
 杉の木を薄くスライスして編み込んだバスケットを使って春の野の花を盛るように生けます。そのままバスケットごと持ち帰っていただけるよう、できれば花摘みも皆様とご一緒に…。聞くところによると、花巻も桜が咲き始めたとか…北東北の遅い春が今始まったのですね。

 実はその教室の2日前には、生徒さんのお一人が暮らす西和賀にお邪魔して、カタクリの群生地に案内していただく予定です。咲く姿、育つ場所を訪れて、より深く草花を知りたいとの試みを理解してくださり、花巻のお仲間を募って訪れようと思っています。後日その様子をブログでもご紹介できると思います。よろしかったらまたお付き合いください。

  〈花巻教室のご案内〉
     日時  4/27〜28  14:00〜
     会場  B&Bレストラン 無ら里
     会費  5500円  (お飲み物とスイーツセット付き)
      持ち物   花ばさみ
      ご予約  無ら里  0198-24-2026

by miki3998 | 2018-04-18 20:30 | 花巻  宮沢賢治 | Trackback | Comments(2)

山藤と母子草

b0083902_18062454.jpg


3時を過ぎたら、曇った空はみるみるうちに青空を変わり、見上げると薄紫色の藤の花が空を泳いでいた。鎌倉に住んでいると、庭先や棚仕立ての藤の花を見かけるので珍しくはないけれど、山の藤は初夏の訪れを感じさせる。散り始めると薄紫の豆の花が彼方此方に散らばっていて厄介かもしれない。




b0083902_18074196.jpg

  この道を通るとよく見かけるご主人は、自分の土地でもないのに掃き掃除をしている。この斜面を持っていた御宅のご主人が若くして亡くなり、気の毒だからと代わりにこの辺りを掃除しているのだそうだ。母と子だけになり、やがてその母親も年老いて息子が面倒をみている。それだけでも気の毒だから私がね…と、にこやかな表情で掃除を続ける。こんな人がいるから、この道は美しく保たれているのだ。


b0083902_18082807.jpg



 新緑も徐々に広がり、山は柔らかい色合いで4月の空に溶け込む。5月になれば空の青さも緑の深さも増すだろう。

  母子草を見つけた。夫を亡くした母と子だけのあの家の石垣に、まるで母と子供がしっかり手を繋いで立っているような咲き姿だった。



b0083902_18071641.jpg


by miki3998 | 2018-04-18 18:05 | 家族 | Trackback | Comments(0)

晴耕雨読 「香雪蘭」

b0083902_11014524.gif


晴耕雨読


ベランダの下、縁の下のような場所に一輪のフリージアを見つけた。小さな球根が溢れたのだろうか…日差しを求めて這うように咲いていた。


 曲がった花首、薄くくすんだ葉っぱ…終わりが近い花の横には、次に咲く蕾が出番を待っている。案外屈強な花なのかもしれない。

 古いカルバドスの空き瓶に挿した。辺りに雅な香りが漂う。フリージアは香りもいい。別名「香雪蘭」、納得の名前だ。


 雨と風が絡み合い竹林を大きく揺らす…今日はおとなしく、この花のそばで活字を追うことにした。まずはコーヒーを淹れよう。


#晴耕雨読 

#真紅のフリージア



by miki3998 | 2018-04-18 11:01 | 今日のつぶやき | Trackback | Comments(2)

森とラジオと食卓と…草花の仕事とラジオパーソナリティ、やってます。


by miki3998
プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る