里帰り 冬休み編  雪景色とお土産

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  今年の大寒は1月20日です。田舎は旧正月を迎えるこのころが一番寒い時期。そして雪も本格的に降ります。写真は花巻温泉の松雲閣の様子です。木造で風格があり、昭和天皇もお泊りになった由緒有る旅館です。 いまにも浴衣に綿入れ半纏を着た旅行客が出てきそうですね。 「 おお、寒~。」 なんて言いながらね。

 
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  こちらは大きなホテルです。花巻は宮沢賢治をはじめ、高村光太郎の疎開地だったり、新渡戸稲造の記念館があったり、近くに平泉中尊寺、盛岡の小岩井牧場、遠野の曲り家・・・ここを宿泊地に選ぶ修学旅行の団体さんも多いのです。もちろん怪しい温泉街もないので、教育的配慮がなされていて、それも人気の一つかもしれません。もちろん地元の人も温泉のお湯に入りに来ています。露天風呂から見える景色は、まるで日本画の墨絵のようです。是非一度おでってくなんせ。

 
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  お昼はわんこそばでも、どげだべぇ? 嘉司屋という蕎麦屋は私の同級生の店です。わんこそばの発祥の地、花巻でたべでってくなんせ。
  
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 土産は色々あるども、このホームスパンなんかいいよぉ。これも同級生の会社でつぐってるのっす。天繭さんだよぉ。なんと有名な海外ブランドもこの会社に注文してくるんだどぉ、すんげべぇ。たまげでしまった~。
  
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 土産の留めは、やっぱり 『 かもめの玉子 』 だべなあ。
  正月用に、こんたなのもあるのっす。紅白だぁ、なんたらめでたいべなあ。
  こどしもいいごど、いっぺあればいいなはん。そごのおどさん、ひとっつかっててけでくね。

  
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 かもめの玉子のお味は・・?という質問にお答えして~。

  ながはこんたな感じだよ~。白餡っす。そどがわだげだっけなはん、あがどすろだども、あじっこはおんなじでござんす。もさげねなはん、これは花巻というより、岩手銘菓だなあ。

  ゆうべがら調子悪のっす、ノロだがノルだがすらねども、トイレさ行ったり来たりっす。まんつ
 まいったなあ~。なんともゆるぐねぇ。もさげねども、すばらくやすむなはん。
# by miki3998 | 2007-01-19 02:29 | 旅行 | Comments(106)

里帰り 冬休み編  その3  年が明けて・・・。

  雪がたっぷり降っていたら、マウイと息子を連れてスキーに・・・と思っていましたが、生憎の雪不足。そこでマウイの希望もあって、近くのスケート場に行きました。初滑りは15年ぶり。もっと華麗に滑れるつもりでしたが、体が硬くて思うように進みません。こんなはずじゃなかったのになあ~。でもね、15分も滑ったら、荒川静香とまでは行かなくても、一応前にスーッと進みましたよ。と弁解しておきます。笑 写真は勘弁してください。アップしてみたのですが、あまりの無様な後姿に、われながら目を覆ってしまいました。このまま載せたら犯罪です。削除させていただきました。笑

  こちらマウイの滑りです。余裕の笑顔で、 「ダイちゃんママ~、もう疲れたの~?」だって。
 
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  ちなみに息子は5分でダウン。ラグビーでいためた足首に負担がかかるらしく、早々に降参。この日のカメラ担当でした。明日は息子だけ先に鎌倉へ帰るので、無理をしないでおきましょう。
  さてそうなったら、帰る前にもう一仕事です。犬のエルとしばしのお別れ、散歩にでてくれました。エルは息子が3歳の時に、弟が東京の知り合いから譲られてきた犬です。里帰りのたびに、息子はエルを可愛がって来ました。散歩ももちろん彼の担当なのです。
  
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  息子とエルです。お年玉で買ったお気に入りの黒いソフト帽を被って・・・。まるで宮沢賢治みたいでしょ、笑。
   さあ、外は寒かったでしょ、エル。ストーブの前で温まりなさいね。もうすぐ16歳になるエル。夜はおしめをして寝ます。
  
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 翌朝早く、息子は北鎌倉へ帰ります。父も母も私なんかよりも息子に出来るだけ長くいて欲しいのですが、もう孫は一人で行動する年になったんだと諦めて、黙って送り出してくれました。
  「 Kちゃん、まだこよ~。きいつけでけるんだぞ~。」駅弁でも買いなさいとお小遣いを息子のポケットに入れてやる父。おにぎりを握ってカバンに詰めてやる母。 仏壇に向かって一礼して出てゆく息子です。
  「 おじいちゃん、おばあちゃん、また来るからね。 」
 
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   新幹線の新花巻駅にある「 セロ弾きのゴーシュ 」のレリーフです。この前に立つと、セロの音楽が流れます。宮沢賢治が作った「星めぐりのうた」です。ちょっと物悲しい曲。
 
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   駅の自動販売機の上にこんなものが・・・花巻弁です。鹿踊り、しらねっか?こんたなのだよ~。
 
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   ダーダーダー、ダースコダースコ、ダーダーダー、ダースコ、ダースコ。
  
 
# by miki3998 | 2007-01-16 23:12 | Comments(42)

里帰り 冬休み編 その2  おばあちゃんとマウイ  

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  雪が降って、ひとしきり外で遊んだあとは、帽子も手袋もびしょびしょに濡れます。ストーブで乾かしながら、ちょっと一休み。そこでマウイはいつもの遊び道具を出して来ました。

 「 おばあちゃん おはじきしよう?  ね、 ダイちゃんママも一緒にやろう? 」

 ということで、おばあちゃん、私、マウイの3人でおはじき大会(何でも大会になってしまいます)
  おはじきをぶつけ、その間をまたおはじきが通るかどうかを競います。負けず嫌いのマウイ、必死です!

 
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 さて、今度はおばあちゃんの番です。上手い上手い、どんどんしとめていきます。マウイの目は真剣です。おばあちゃんは手加減しませんから、あっという間におはじきは半分になりました。私は当てるのですが、その間から通す時にカチッ、あ~あ、ヘタクソ!いつも遊んでいる二人にはかないません。

 結局勝敗は一位、おばあちゃん、二位 マウイ 、私、ビリッケツ。ヘタクソとか、ビリッケツとか、すみません、表現に品性がございませんわね、オホホ。 マウイにも叱られました。

  「 ダイちゃんママ、 クソって言っちゃダメなんだよ。ヘタクソもダメ、わかりましたか? 」
  
  「 ハイ、すいません。以後気をつけます。 」

 うちの母のことですから、日頃から厳しく育てているのでしょう。私がマウイに叱られてしまいました。笑
 
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  夕飯が終わり後片付けはマウイのお仕事です。洗ったお茶碗を布巾で拭いて片付けます。冬休みに限らず、いつもこんな感じで年寄り二人と孫一人でひっそりと過ごしているのでしょう。マウイの両親は帰りが10時くらいになりますから、その前にもう眠ってしまいます。毎日がこんな風にして過ぎてゆくのです。
 
  田舎の台所って感じでしょ。いろんな小道具や食材がいっぱいです。この台所から美味しいお漬物や、おせちが出来るのです。多少乱雑に見えますが、年老いたベテラン主婦の母にはどこに何が置いてあって、段取り易いような収納のシステムになっています。それにレンジもシンクもピカピカ。手入れはきちんとしてあります。見た目・・・?気にしません。笑  段取りよく食材が並べてあって、一度に3品のお料理を同時進行で作る人です。 料理の腕前? かないっこありません。だから、いいのいいの台所が隣の晩御飯風でも。 モデルハウスのキッチンじゃないんだから、だって。

 それにしても、この後姿・・・40年以上前の母と私のようです。
# by miki3998 | 2007-01-13 00:14 | 家族 | Comments(66)

里帰り 冬休み編  その1  息子とマウイ

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  短い冬休み、終わってしまいましたね。子供の頃は冬休みと言えば、1月18日頃まででした。いまもそうですから、姪っ子のマウイは私たちが帰ってからも、一人ぼっちで年寄り二人と、毎日ひっそりといつもの生活をしているでしょう。マウイ、短かったけれど今度もいっぱいいっぱい遊んでもらったね。

  さてと、順番が逆になりましたが、里帰り冬休み編をちょっとだけお付き合いください。

  いつものとおり、次男と私は駅弁を買い込み、(今回もお決まりの牛タン弁当と、私はカレイのえんがわ弁当、新顔です)新幹線で、いざ花巻へ。年末の28日でしたから満席状態で3時間、ついてすぐに目に入るのがこの看板なのです。
  『 歓迎 よぐおでったなっす 花巻へ 』  はい、かえってきたよぉ、はなまぎさ。笑

  
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 ついたその日はこんな風に穏やかでした。タクシーの運転手さんもこんな会話をしていました。
  「 ついせんだってまで、いらねくれふったがらっす、もはゆぎはたくさんだなあ、スキー場は困るべどのもなあ~、笑」 ですって。分かりますか?花巻弁。ところが、翌朝起きてみたら・・

   
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 あたり一面真っ白な雪景色。 わあ~、喜ぶのは犬だけではありません。やっぱり北国の冬は銀世界がいいなあ。年の暮れって感じがします。し~んと静かで、どこか厳かな気持ちになります。
  
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 仲良し二人の会話です。
  「 Kちゃん、雪見たの初めて? 」
  「 いや、違うよ。でも久しぶりだなあ。 」
  「 鎌倉って雪ないの? 」
  「 うん 。」
 いいですよね、この後姿。夏休み以来ですから、ほぼ半年振りです。待ちに待ったお兄ちゃんが遊びに来てくれて、マウイも大喜び。でもまだ初日(?)は恥ずかしそうに会話がポツリポツリでした。 普段は年寄りと過ごし、共働きの両親よりも、ジジババと過ごす時間が多い姪っ子です。せめてこちらにいる間は目いっぱい遊んであげるからね。
  
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 まずは雪合戦から。 ヒェー、助けて~。すぐに逃げ込む息子です。がんばれ、マウイ!8歳と18歳、年の差を感じないのはいいことなのかしら・・・?笑
# by miki3998 | 2007-01-11 02:50 | 旅行 | Comments(44)

二十歳を迎えるあなたへ

 夕方、買い物の帰りに車のラジオから聴こえてきた言葉、

  「 自分がいなくなる将来の社会へ何か貢献できる生き方、それが大人になるということ。自分さへよければ、今さへよければいいという生き方は子供のする事だ。」 島田雅彦

 成人の日スペシャルと題して、FM東京だっただろうか、著名人からの新成人に送る言葉が放送されていた。他にも色々な有名人、タレントの言葉が本人の口から放送された。

  「 電車で老人が立っていても平気で、我先に座る若者達、僕は子供の頃、自分で稼げるようになるまでは座ってはいけないと教わったものだ。若者よ、考えて欲しい!」 びびる 大木


 うちの子にも同じことを言って育てた。ヤンチャな長男だが、年寄りを大事にする。彼は去年成人、自分のお金で着物を借り、写真はスナップでいいとあっさりしたものだった。休日の今日も仕事だった。

  ニュースで流れる成人式の様子は、まともなものよりも目も当てられないような子供達の傍若無人ぶりばかりをクローズアップする。またか・・・と思いながらチャンネルを変えたくなる。

 そんな中であの財政破綻した夕張の成人式の様子が映った。確か今年の成人式の予算がそれまでの60万円から1万円に削られたとか・・・。若者達が自分達で企画運営し、足りない費用は全国からのカンパと募金だそうだ。運営した若者が「 こんなに善意のお金が集まるなんて、人の心の温かさを知りました。これからは自分達で夕張を立て直したい。」と感想を述べていた。降り積もった雪の中の成人式、すがすがしさを感じた。
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# by miki3998 | 2007-01-08 23:07 | 今日のつぶやき | Comments(38)

森とラジオと食卓と…草花の仕事とラジオパーソナリティ、やってます。


by miki3998